2014/11/09 - 2014/11/09
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ペコリーノさん
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1989年11月9日の「ベルリンの壁の崩壊」の映像をテレビで見たとき、私は小学校4年の時に読んだ、上原きみ子さんの漫画「天使のセレナーデ」のことを思い出しました。
これは壁で東西に分かれた架空の国の話なのですが、物語の最期には壁が崩壊するのです。壊れた壁の向こうに兄弟や親せきが顔を合わせるのです。小学生の私も涙ながらに読んだものですが、これが現実のことになるなんて、しばらくは考えてみることもしませんでした。
思いは叶うんだ。
市民のデモ等がきっかけになって、結果的には国の形が変わるほどの変化が起きると言うことが、私の生きている時代に起きるなんて。
しかしあれからもう25年、そろそろ「歴史の一部」になってきています。
壁の崩壊の経緯は、ドイツ大使館のHPがとっても分かりやすく説明されていました。
http://m.japan.diplo.de/Vertretung/japan/ja/05-politik/25jahre-Mauerfall-2014/2014-25jahre-mauerfall.html
フランス、パリの新聞社襲撃テロが起きて、犯人がまだ確保されないうちに、「テロには屈しない」と、バスチーユ広場に集まったパリ市民を見て、これが日本だったらどうなんだろう?と、考えてしまいました。
だからどうだ、と言うわけでは無いのですが、「壁の崩壊から25年」の日に集まった人達のことを早く伝えたくて、先にこの日の様子だけを旅行記にしてアップします。
2014年11月9日のベルリン。
日本からやって来た一人のオバサンが見た記録です。
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11月9日(日)
朝から曇り空です。ホテルから一本北側の道路をノルトバンホフに向かって歩きます。 -
私の泊まっているホテルから徒歩5分でノルトバンホフに到着します。
今日はそこから壁沿いを歩いて、マウアーパークまで行こうか、なんて考えていました。 -
遠くに白い風船の列が見えてきました。
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風船はこの緑地帯の中を通っています。
パーク アム ノルトバンホフです。 -
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風船をたくさん持っている人がいます。割れた時のスペアでしょうか。
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この風船を立てているスタンドには、番号がふってあって、それが、メッセージを付ける時の目安になるようです。
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ところどころにこういう青いボックスが置いてあって、情報コーナーの様になっています。
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この日のイベントについてのポスターです。
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一つ一つの風船に一人一つメッセージを書いて、後で飛ばすのです。
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北朝鮮の事が書いてあって、ちょっと気になったので写真に撮りました。
そうですね、ここも「分断された」国ですね。 -
壁の記念展示資料館があるのですが、今はここに入れません。何故?
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報道カメラでしょうか。
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今回はドイツ鉄道のストライキのこともあって、こういう取材クルーは何度も見ました。
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壁沿いのガルテン通りが通行止めになっています。
あれ?なんででしょうか。
それこそ今、私達は壁を通過できない状態です。 -
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そして、警備にあたる警察官。
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解らないながらも何かあるに違いない、と、一番前で待つことにしました。
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道路の反対側には報道カメラマン達が集まっています。
絶対に何かある。 -
隣に立っていた男性がスマホで見ている映像は、現在行われている「壁の崩壊から25年のミサ」です。
これに合わせるように、11時になると、教会の鐘が一斉に鳴り始めました。
そして、しばらくすると、大勢の人達が歩いてやって来るのが見えました。 -
最初にやってきたのは3-4人の男性。
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途中で握手したりしています。
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次の一団は牧師の姿をした人たち。
先ほど、隣の人のスマホでみた、ミサを行っていた人たちのようです。 -
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私はブラスバンドでもやって来るのかと期待していたのに。
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するといきなり、シャッター音が高く響きます。
メルケル首相がやって来ました!
反応の遅い私のデジカメでもしっかり写真に撮れました!やった! -
この写真にもメルケル首相が写っています。右から2番目です。
メルケル首相の一団は立ち止まらずに、スッと歩いていってしまったので、この2枚の写真が撮れた私はすごい!と、自画自賛。 -
あっという間に通り過ぎて行ってしまいました。
どうやら、メルケル首相の一行は「壁の歴史資料館」へ入って行ったようです。 -
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今度はノルトバンホフ(北駅)に行き、そこにある写真や資料を見ることにします。
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壁ができてから、この駅は使用出来なくなりました。丁度境界線にある駅だからです。そこで、駅を封鎖しています。
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ノルトバンホフ近くの「壁の野外展示」のスペースにある巨大スクリーンでは今日のこのイベントの様子や、壁の歴史の映像等が流れています。
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けれどまだしばらく通行止めは続くようなので、壁の内側(旧東ベルリン)を歩いて、マウアーパークの方まで行くことにしました。
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日曜日、このカフェはにぎわっています。こんな寒い日は、暖かいカフェでお茶を飲みながら過ごすのが良いですよね。
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ベルナウアー通りにやってきました。
2年前にも見た、「兵士が壁を飛び越える瞬間」の写真があるところです。 -
壁の後がこの道路にも残されています。
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再び、壁沿いの道に出てきました。
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通りの向こうにあるカフェの名前は「オスト(東)ヴェスト(西)カフェ」。ちょっと行ってみたかったけれど、道路を渡るのが面倒。
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壁のあったところには、壁の資料展示があります。
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この通りも壁の緩衝地帯だったのでしょうかね。
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結構たくさんの人たちが、この道を歩きながら資料を読んだり、見たりしています。
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1961年には有刺鉄線だけだったのに、
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1962年にはすっかり壁ができてしまいました。
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マウアーパークの入り口までやって来ました。
こちらにも大きなスクリーンがあって、映像が流されています。
周りにはそれを真剣に見る人たち。 -
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11月9日の夜になりました。
まずはポツダム広場へ行ってみることにしました。
本当はブランデンブルク門へ行きたかったのですが、ぼーっとしていて、乗り換え駅を一つ乗り過ごしてしまいました。
その時は、「いいや、ポツダム広場からブランデンブルク門まで歩いて行こう。」と気軽に考えていました。
そして、ポツダム広場駅到着。まず、ものすごい混雑で地下鉄駅から地上に出るまでが大変でした。ドイツの人たちは男女ともとても背が高いので伸長160cmの私なんかもう子供の様です。
地下鉄のラッシュも、日本ではそんなに圧迫感を感じないのに、前が見えないので、本当に大変!ぎゅうぎゅうなのに、あまり緊迫した雰囲気はなく、この混雑をみんな楽しんでいるようで、怖さは無かったですけど。 -
車道にまで人があふれていて、もう、大変な混雑。
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このあたりはまだましな方。
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とりあえず、ブランデンブルグ門に向かって歩くことにしました。
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みんな好き勝手に歩いているし、歩いていないで、そこに立っているだけの人もいるし、もう大変です。
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あ、遠くにブランデンブルク門が見えてきました。
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誰?この混雑のなか、アンぺルマンなんか持っている人!
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ブランデンブルク門に近づいたけれど、そこから先は通行止め。ブランデンブルク門へは行けないことがわかりました。どうしようか・・・。
立ち止まっているのも大変だし、ここから先に行けないとわからない人たちがまたどんどん押し寄せてくるので、どこかに避難したい・・・。
壁沿いの道を外れれば、人は少なくなります。そこからまた、ポツダム広場の地下鉄駅まで迂回しながら、戻ることにしました。
そして、地下鉄に乗ってナトゥーアクンデムゼウム駅まで戻ることにしました。
しかし、その地下鉄も大混雑!誰かが、「日本の様に、満員電車を後ろから押し込む人が必要だよね。」と話していました。日本てそんなイメージなんですね。
ところが、こちらの地下鉄はドアのボタンを押さないとドアが開かないのです。後ろ向きにぎゅうぎゅうで乗り込むと、電車を降りたいときに、誰もボタンを押せない!私の降りる駅でも、奥で「誰か、次の駅でドアのボタンを押してください」と言っている声が聞こえました。
私が2-3人の人の体の間から手を伸ばして、ボタンを押しました。
ふぅぅ、やっと降りられる・・・・。 -
ナトゥーアクンデムゼウム駅から降りて、そこからノルトバンホフまで歩いていきました。壁のライトアップがされている道以外は本当にガラガラなのです。しかし、ノルトバンホフに来てみてびっくり!ここもすごい人!道路がポツダム広場の様に広くない分、余計に人が混雑しているように見えます。
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ブルーの光は警察の車両です。もう人が多すぎて、バスや自動車が動けなくなっている状態です。
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信号があるけれど、もう、車道も人であふれかえっています。
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今回のイベントのパンフレットです。
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この旅行記へのコメント (2)
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- frau.himmelさん 2015/01/26 13:59:02
- 当日の緊迫したレポートありがとうございました
- ペコリーノさん、凄い!
ホントに!歴史的なベルリンの壁崩壊25周年の日に立ち会ったのですね。
ペコリーノさんの緊迫したレポートで、今まで考えていた以上に大変なことだったんだなと思いました。
と同時になんて羨ましいー。
それにメルケル首相の姿を捉えることが出来たなんて・・。
滅多にある偶然ではありません。
やはりベルリンが大好きなペコリーノさんを神様は見ていてくださったのですね。
それにしても私がウィーンでウロウロしている間に旅行記が増えている・・!
あとの旅行記も見せていただきます。
himmel
- ペコリーノさん からの返信 2015/01/26 22:02:36
- RE: 当日の緊迫したレポートありがとうございました
- frau.himmelさん、こんにちは。
「壁の崩壊から25年」のベルリン、実際に体験してとてもいい経験でした。で、きっと私の様にこの時期にベルリンへいった人がこの4トラでいらっしゃるんじゃ無いかと思って探してはいるのですが、あまりいらっしゃらないようです。
まあ、これはドイツの人達の記念日ですから、日本人が大挙して行くものでもないですけどね。私は一種の「野次馬」ですから。
> それにメルケル首相の姿を捉えることが出来たなんて・・。
> 滅多にある偶然ではありません。
実は、連邦議会議事堂でも、首相は見ました。入口から会議場が見えるんですよね。でも、警備の人がちょっと怖そうだったので写真は撮れませんでしたけど。でも、ドイツは議会を外から見られるように、しっかり国民が監視出来るようにしているんですよね。
わたしは写真はたくさんありますが、内容が薄いので、旅行記がはやく出来ちゃうんですよ。それに、今となっては段々記憶が薄れてきますし。
himmelさんのようにきちんとしたコメントを付けたいんですけど。ですから、いつも、himmelさんの旅行記は楽しみです。
ベルリン、楽しみにしています。
ペコリーノ
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