コスタリカ、サラピキで宿泊したSelva Verde Lodgeは広大な敷地のジャングルに建つワイルドホテル！

2014/12/22 - 2014/12/27

サラピキは未だそれ程は観光化が進んでいない様で地味な感じの処でしたが、宿泊したホテルが予想に反して素晴らしかったので、まずはホテル内をご紹介。熱帯ジャングルの中に点在するロッジを高床式の回廊でつないでいるユニークな施設です。
敷地は広大で全てがジャングルの中に点在していますし、川を挟んだ対岸は完全なる手つかずの熱帯林で、そのために敷地内や居室の周囲にも多くの野生動物が跋扈しています。
通常サファリ（あるいはサファリパーク）はアフリカの乾燥した草原に設定されている自然公園のことですが、此処は熱帯雨林に設置されたサファリの中にあるロッジだと考えられます。
宿泊無しでも外部からの敷地内ツアーに参加出来ると聞きました。

エリア バラ・デル・コロラド野生保護区周辺(コスタリカ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0

• 同行者: 家族旅行
• 航空会社: アエロメヒコ航空
• 旅行の手配内容: その他

運転手に「Selva Verde Lodgeに着いたよ」と云われて外を見たが、何だか地味な入口のホテル？宿？だなあ、と云うのが第一印象。
言っては悪いが何処かの鉄工所の入り口と云われてもそんなものかと・・・。

中に入ってロビーを見たら「結構しょぼい感じ」のロビー。
チェックインを済ませて敷地の一番奥の方にあると云う部屋に向かい始めて、初めて此処がジャングルの中に控えめに作られた宿だと気が付きました！

遠い！広い！
連絡通廊の周りは庭園と云うよりはジャングル！

えーっ！まだ続くの？こんなに敷地が広いとは！
普通のアフリカンサファリは広大なサバンナの片隅に小さくロッジを設営するのですが、此処の場合には熱帯雨林の広い範囲にロッジの居室を分散しそれを回廊で繋ぐという荒技（宿泊客に長距離の歩行を強いるという意味で）にでています（笑）

ガラガラ・・・とスーツケースを引く音だけが響くのでした。
此れでは毎回レストランでの食事の前後に往復しっかり運動させられることになりそうです（笑）

角を曲がっても未だ先に延びる延びる！どうも一番奥の方のロッジに行くようです。
遠近法の体験に来たわけではないんですが・・・。

途中、左右には木造のロッジの建物が所々に接続されていましたが我々の部屋らしい建物は全く視野にも入って来ません。

・・・と、この先で廊下はジャングルの中に吸い込まれるような空中回廊に・・・。大丈夫か？夜中に獣は襲ってこないのか？

まだ先に延びる・・・おーい！本当に大丈夫か？後ろにも建物見えなくなったぞー

回廊は折れてもさらに続く。
どうも我々の部屋は一番隔離された敷地の奥にあるようです。

あの向こう側で右に折れているようです。何だか向うから川の流れる音もします！！

まだかー？
敷地の外れの川岸が見えたぞー

おっ！木の茂みの向こうのあの建物かな？

川が見えるぞ！この川の向う岸は全く手つかずのジャングルでガイド無しでの立ち入りは危険だとの事。ジャガーが生息しているので気を付けないと・・。

ヤレヤレ、ここらがどうも一番奥の客室群のある場所らしい。一番奥という事は川の向こう側は完全な人外魔境か？

実はこの広大な敷地の中には珍しいカエル達やホエザルの家族、アナグマなどの動物の他、ワニやイグアナ、トゥーカン等の珍しい野鳥等も住んでおり本当にワイルドなのです。滞在しながら自然や動物観察を満喫できる仕組みのようです。
我々人間はジャングルの中の一部を使わせてもらっている感じ。

着きました！遠かったー！
でも森に囲まれた客室は何だかいい感じです。

客室はかなり広です。

１棟の建物が４つの客室に分割され、周りをバルコンと云うか回廊が囲んでいる。カーテンを開けると植物の緑が目に飛び込んでくる。

バスルーム手前の天窓？からユルイ光が差し込んでいました。

川に沿って散策路があるようです。後で行ってみましょう。

せせらぎの音が心地よい。
川の向こう岸には熱帯原生林が奥深く続いており、ガイドなしでの探索は危険なので不可との事。ジャガーなどの猛獣も居るとの事。
その後突然頭上からとんでもなく凶暴な吠え声がしてビビったが、ホエザルの家族が樹上に居るらしい。サルなら大丈夫！かな？

先ほどの長い廊下をずーっと戻って途中を折れるとプールがある辺りに来る。

そしてこれがレストラン棟。
部屋からはかなり遠いので毎食前後に自動的に運動ををすることになる。

レストラン２階のベランダでは外の景色や餌台にやって来る動物、野鳥を見ながら朝食を食べる事が出来ます。此れが此処のロッジの売りのひとつです。

どんな野鳥や動物が来るかは、また別の旅行記でご紹介します。

夕食時のレストラン棟。
森の奥からは鳥や獣の声が時々聞こえます。
ワイルドです！