2007/06/03 - 2007/06/04
255位(同エリア3281件中)
pedaruさん
- pedaruさんTOP
- 旅行記420冊
- クチコミ9件
- Q&A回答0件
- 604,546アクセス
- フォロワー152人
若葉に光が眩しい日光を訪れました。
卯月朔日、御山に詣拝す。往昔(そのかみ)、此御山を「二荒山」(ふたらさん)と書しを、空海大師開基の時、「日光」と改給う。 奥の細道
開基は勝道上人の誤伝です。
「二荒山」とは観音の浄土「補陀落山」(ふたらせん)の音を当てた名前だそうです。「二荒」つまり(にこう)→「日光」(にっこう)となったそうです。
「あらたうと青葉若葉の日の光」
瑞瑞しい新緑に輝く陽光を詠じて、東照宮への鑚仰をこめていると言われています。
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
駐車場の前にある中善寺のつつじが今を盛りと咲いてます。
-
新鮮な緑、青葉、若葉に陽の光が目に眩しいくらいです。
-
車で半月山の展望台に行く途中、日本猿を見かけました♪
-
展望台に着きました。
眼下には中禅寺湖、右には半島、八丁出島が見えます。 -
中禅寺湖の真正面に男体山がそびえ立ちます。
真冬には埼玉や群馬からも真白い男体山が見えます。
帰省のとき電車の窓から穏やかな関東平野のその先に、赤城山その先に男体山が見えて来ると、ああ、間もなく実家へ帰れる、優しい母や、いつも仕事の心配をしてくれている父が待っている、こう思うだけで胸が熱くなったものです。 -
この中禅寺湖は2万年前に男体山の噴火によってできた堰き止め湖だそうです。
-
展望台から目を転じると晴れ渡った空の向こうに幾重にも重なる山が迫ってきます。
たった2時間車を走らすだけで、これ程の景色を見ることが出来る幸せを噛み締めます。 -
薄紫にけぶる遠くの山、日の当たった新緑眩しい近くの山、明るい山肌にぽっかり浮かんだ雲の影が映ります。
-
なんという新鮮な緑なんだ、汚れきった私の心を浄化してくれるようだ。
年々歳々、自然の営みはこれを繰り返し、誰に見せたいということもなく、自ら
輝いて役目を終えます。 -
「おーい、雲よ、そこからは何が見えるんだい?」
-
葉裏の美しさ、アカシアの木だったかな?
-
突然ですが、華厳の滝にやって来ました。
-
落差97メートルの華厳の滝。
子供の頃、よく聞かされた話が有りました。第一高等学校の学生、藤村操が「人生不可解」なる遺書を残し、この華厳の滝に飛び込んだというのです。この後自殺者が後を追うように影響を与えましたが、今ではあまり聞かなくなりました。 -
巨大な建物です。日光山輪王寺です。
-
日光山輪王寺大護摩堂
-
これから何十年ぶりかで東照宮を見学します。
あの入り口の大きな鳥居が見えますね。あれは黒田長政が寄進したもので九州から海路で運びましたが、陸上では人力でここまで運んだということです。 -
さて、この五重塔も大名の寄進です。小浜藩主 酒井忠勝が奉納しました。
-
-
左の奥に金ピカの建物がありますが、これは御水舎といって水盤が重要文化財になっていますが、佐賀藩主 鍋島勝茂による奉納です。
-
金箔で装飾された建物です。宗教施設と言うよりは、権威を誇示するための建物に見えますね。
-
「神厩舎」生きている馬が中にいます。関ヶ原の戦いの時、徳川家康が乗っていた馬が神馬(しんめ)として奉納されたそうです。随分長生きの馬ですね。
今ある馬は代々徳川家から奉納された何代目かだそうです。そうですね、馬がそんなに長生きするわけがない・・・象じゃあるまいし・・・象だって無理だよ〜 -
この「神厩舎」には沢山の猿の彫刻が飾られていますね。
そう、昔から、猿は馬を病気から守ると言い伝えられているらしいです。 -
沢山の人に混じって外国人も見えますね。
-
ご覧いただけますでしょうか?石段の横に灯籠がありますが、左の灯籠は鉄で出来ております。当時最も高価で貴重な鉄の灯籠ということでこれを奉納したのは仙台藩主伊達政宗です。
南蛮鉄灯籠を奉納して己の力を誇示したかったのでしょうね。 -
よく見ると実に滑稽な表情をしています。漫画を見るようです。
-
華やかな装飾ですね。太閤秀吉好みでしょうか?
-
この石段を登ると陽明門が有ります。
-
どーんと現れました。陽明門です、別名日暮の門と言うそうです。
見とれて一日が過ぎてしまうほどの美術工芸品なのです。 -
柱を白くして華やかさを演出しています。白い唐獅子、上には中国の貴人が並んでいます。
-
見てるだけでもクラクラしてきます。
これが野外の厳しい自然にさらされているのが不思議なくらいです。空調の効いたガラスの部屋に置いておきたいところですね。
手入れが大変でしょうね。 -
これもたいへんな装飾です。
-
-
-
これは本殿でしょうか?
-
「神輿舎」なかにお神輿が置かれています。
-
「唐門」という表示がありました。
-
-
「眠り猫」 最初から期待しないでね。左甚五郎の作だと言われています。
有名な割には小さい、平凡、動きがない(寝ているから)正直言って感動しません。 -
大名奉納の沢山の石灯籠が並んでいます。
-
巨木を見上げる人たち
-
石灯籠の屋根にはげんきにシダが繁茂しています。
-
金谷ホテルとはバランスが取れない佇まい・・
-
JR日光駅 素敵な雰囲気の建物です。
東武日光駅と比べて、閑散としていますが・・・・ -
Omake
emerald
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (14)
-
- ろこままさん 2015/01/15 01:36:24
- 青葉若葉の日の光〜
- pedaruさん、こんばんは。
わずか2時間でこれ程の景色が見られる幸せ。。。いいですねぇ。。。
奥日光の豊かな自然、東照宮を初めとする寺社仏閣。。。
数年前に訪ねた時に、魅了されました〜
若かりし日の帰省のお話も素敵です〜
ろこままも、そんな母でありたいと願うのでしたぁ。。。
そんなことを思いながら、奥日光の魅力にまた触れたいなぁ〜と思う次第です。
素敵な気分に浸らせていただきました〜 (*^。^*)
ありがとうございました。
。。ろこまま。。
- pedaruさん からの返信 2015/01/15 06:47:07
- RE: 青葉若葉の日の光〜
ろこままさん お早うございます。
母は百才で亡くなりました。誰の母も同じ思いですね。思い出すと、胸の奥がいたくなったり、温かくなったり、不思議な存在です。
> 素敵な気分に浸らせていただきました〜 (*^。^*)
こう言っていただけると、4トラをやって良かったと思います。
pedaru
-
- わんぱく大将さん 2015/01/10 22:38:01
- 左甚五郎
- pedaruさん
私も学生時代、電車に乗って帰省してました。右奥に姫路城が見えてくれる、ああ帰ってきたな、と懐かしい、そしてやっと着いたかというため息が出たものでした。
学生時代京都に送りだしてくれた父ももう、おりません。先に逝ってしまいました。
左甚五郎が出たところで、やはり兵庫県繋がりですか? 左甚五郎は兵庫県明石生まれていわれ、書写山円教(本当はこの字ではないのですが)でも彼の作品を見ました。 この猫、 流石に左甚五郎、こちらから見ると顔が左にありますから。 確か北海道のクマは、左利きの人の彫ったものは高かったような。。。。?
大将
- pedaruさん からの返信 2015/01/11 07:22:17
- RE: 左甚五郎
わんぱく大将さん お早うございます。
姫路城が見えてきたら、我が家に着く・・・素敵ですね、高級ですね〜
館林では駅前というか駅裏に巨大な日清製粉のタンクがあり、これを見ると、ああ、帰ってきたと実感しました。今は取り壊されましたが、このタンク付きの建物が無くなると、その陰になっていた文化財のような戦前のレトロな木造建築が現れました。美智子皇后のお父さんの会社でした。
左甚五郎は架空の人物かと思っていましたが、兵庫県の人なのですね。あののっぺりとした猫が名人の作とは、・・・pedaruの審美眼が未熟なことの証明になってしまいます。
pedaru
- わんぱく大将さん からの返信 2015/01/11 07:36:57
- RE: RE: 左甚五郎
- >
> わんぱく大将さん お早うございます。
>
> 姫路城が見えてきたら、我が家に着く・・・素敵ですね、高級ですね〜
>
> 館林では駅前というか駅裏に巨大な日清製粉のタンクがあり、これを見ると、ああ、帰ってきたと実感しました。今は取り壊されましたが、このタンク付きの建物が無くなると、その陰になっていた文化財のような戦前のレトロな木造建築が現れました。美智子皇后のお父さんの会社でした。
>
> 左甚五郎は架空の人物かと思っていましたが、兵庫県の人なのですね。あののっぺりとした猫が名人の作とは、・・・pedaruの審美眼が未熟なことの証明になってしまいます。
>
>
> pedaru
pedaruさん
あっ、言い忘れてました。 姫路城、ここがうちの家です。いや、なんの犬小屋ですよ、ははは。 ちなみにうちの犬はでかい。 大将
- pedaruさん からの返信 2015/01/12 03:56:07
- RE: RE: RE: 左甚五郎
> pedaruさん
>
> あっ、言い忘れてました。 姫路城、ここがうちの家です。いや、なんの犬小屋ですよ、ははは。 ちなみにうちの犬はでかい。 大将
大将さん 冗談にも聞こえませんよ。姫路で次に大きなお屋敷が大将さんの実家でしょうね。
pedaru
-
- rinnmamaさん 2015/01/09 14:46:08
- 賢くなります^^
- pedaruさん
あらたふと青葉若葉の日の光・・・の句碑があるんですね
知りませんでした・・
芭蕉の徳川政権への過度の賞賛がしばしば非難された句・・・
へ〜と、
またひとつ利口にならせていただきました^^
俳句・短歌など教養もありませんが、次から目にとめたくなりました。
rinnmama
- pedaruさん からの返信 2015/01/10 06:02:20
- RE: 賢くなります^^
rinnmamaさん お早うございます。
あらたふと青葉若葉の日の光 の句碑があるとは私も知りませんでした。
> 芭蕉の徳川政権への過度の賞賛がしばしば非難された句・・・
奥の細道は超有名なので、解釈本もたくさん出ていますし、研究者もたくさんいますので細かいところまでいろいろ言われているようですね。
私は単純なので、 ああ、尊く思えるほどの美しい日の光だなぁ、青葉若葉に映えて・・・芭蕉とはいえ、古典的に、日の光と日光を掛けたのだろうくらいに解釈していました。
芭蕉の句にイデオロギー云々を持ち込むのは、いかがなものか・・・と思いました。
旅愛好家にとって、奥の細道は原点とでも言いたいバイブルに思えてきますが、如何ですか? 今年も、いい旅をしましょう♪
pedaru
-
- 前日光さん 2015/01/06 15:35:43
- 東照宮について。。。
- pedaruさん、( ^o^)ノ。
こちらは今日は雨が降っていて、とても寒いです。
さて、東照宮ですが、ここの権禰宜高藤晴敏氏の「東照宮再発見」という地元の新聞にも連載された著書を参考に、昔私がまとめた「東照宮 実はただ派手なだけじゃない」という旅行記がありますので、ちょっとそれを眺めてみてください。
東照宮に対する見方が変わると思うのですが。
特に「三猿」と「眠り猫」については、面白い考え方がありますよ。
↓
https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/10164971/
https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/10165573/
この他にも続きがありますが、だいたいこの2つをご覧いただければ、私の言いたいことを分かってもらえると思います。
では〜
前日光
- pedaruさん からの返信 2015/01/07 06:53:52
- RE: 東照宮について。。。
前日光さん お早うございます。
あー ただいまー 今帰ってきました。どこから? それは前日光さんの旅行記散策に行ってました。この時間になってしまいました。
東照宮の旅行記を探しているつもりが、さかのぼってみると、興味深いタイトルが目白押し、鹿沼の廣厳寺までじっくり見ることになり、寄り道をしてしまいました。
「派手なだけではない」東照宮の魅力が簡潔、かつ明瞭に説明されよく分かりました。眠り猫や猿の彫刻に意味を持たせた話は面白いと思いました。ちょっと無理なところもないではないですが・・・・
ブルーノ・タウトが東照宮をこんな風にけなしたとは知りませんでした。当の日本人が忘れていた日本美の評価を高めた功績は大きいと思いますが、侘び寂びに取り憑かれ、西洋の美意識とは真逆のものに惹かれ過ぎたため、このような浅はかな発言になったものと思われます。
派手さから言ったらベルサイユ宮殿などその極致でしょう、これをけなせませんね。
東照宮に限ったことではありませんが、その価値は、建築技術の高さもさることながら、彫刻、彩色、板金、錺の技術の優秀さですね。
これらが野外に置かれたところが不思議です。東照宮よフォーエバーとねがうところです。有難うございました。
pedaru
-
- ガブリエラさん 2015/01/06 13:58:40
- 立派ですね〜♪
- pedaruさん☆
こんにちは♪
日光東照宮、一度お参りしたいと、すーっと思っておりますが、まだかなっていません(*^_^*)
本当に、立派ですね!!!
お写真で、何度か「見ざる 聞かざる 言わざる(でしたっけ?)」のお猿さんを見たことはあったのですが、お猿さんが馬を守ってくれてるなんて、知りませんでしたヽ(^o^)丿
そういうお話を聞くのが、大好きです♪
華厳の滝、堂々としてて、美しい滝ですね!
こんな美しい場所で、身を投げるなんて、ダメですよね!!!
okameのエメラルド、綺麗ですね♪
ガブ(^_^)v
- pedaruさん からの返信 2015/01/07 07:07:16
- RE: 立派ですね〜♪
ガブリエラさん お早うございます。
奈良には日本を代表する寺社が掃いて捨てるほどありますが、日光は未踏の地でしたか?東照宮の御朱印も早く揃えたい所ですね♪
御朱印は今年限りで廃止されるそうですよ、あまり希望者が多いので・・・・というのは嘘です。ガブリエラさんをちょっと脅しただけです。ごめんなさい♪
華厳の滝に飛び込んだ学生、pedaruなど一生かかっても書けないような名文の遺書を残していますが、死んでしまえば、旅行も出来ないし、オフ会にも出られませんね。 身を投げるなんて、ダメヨ、ダメヨ、ダメダメ・・・・
失礼しました。 ではまた〜
pedaru
-
- norisaさん 2015/01/05 17:22:26
- 語源ーー
- pedaruさん
こんばんわ。
俳句のタイトル、お珍しいのでは。
今年のスタイルになりますかしらーー。
さて、日光の語源、そういうことでしたか!
かなり回りくどく転じたのですね(笑)
勉強になります。
陽明門の華美さ、派手さはガイジンさんも驚くでしょうね。
大体中国や台湾は派手ですが、日本では珍しいほうかもしれません。
日光は2011年以来3年半ご無沙汰しています。
今年は再訪したいものです。
norisa
- pedaruさん からの返信 2015/01/05 18:09:14
- RE: 語源ーー
norisaさん いつものように早速のご訪問有難うございました。
日光の語源は日本鹿子という各地の地誌を集めた本を元にしているそうです。
「奥の細道」岩波文庫の中から引用しました。私としては、日の光眩しい所と
いう語源を期待したのですが、ダジャレが語源とはねぇ・・・
東照宮のあの派手さは日本では特異なものですね。いいんだか、悪いんだか・・・・・
pedaru
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
pedaruさんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
14
44