2014/08/19 - 2014/08/25
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Minty Pinkさん
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美術館巡り2館めはMoMA(ニューヨーク近代美術館)。
こちらも写真撮影OKです。お好きな方はごゆっくりご覧いただければ幸いです。
表紙の写真はルネ・マグリットの「光の帝国Ⅱ」。3月に新国立のマグリット展に来ます。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 航空会社
- JAL
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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METの前の 5th Ave を南下するバスに乗り、E.53rd St. で下車し、UNIQLOの角を西へ。
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5時50分到着。
2009年以来、2度目のMoMAです。あのときは、連れたちのリクエストに応えて、ダリの「記憶の固執」を見に来たのでした。 -
閉館まで2時間ほど。4,5階の常設展をじっくり見ます。まずは5階へ。
Gallery 1。セザンヌ、ゴッホ、ルソーが見えます。 -
Paul Cezanne (French, 1839-1906)
The Bather, c. 1885
「水浴する人」後のキュビズムに大きな影響を与え、近代絵画の父と呼ばれるセザンヌ。人物を表した肖像というより、直線や四角い色面の集合体としてとらえられている。(「地球の歩き方」より) -
左足はしっかりと地面をとらえる。
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人物の向かって右側のあたりを拡大。背景は砂漠のように荒涼としている。
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ここから3点、ゴッホです。
Vincent van Gogh (Dutch, 1853-1890)
The Starry Night, Saint Remy, June 1889
「星月夜」と呼ばれる作品。
サン=レミの精神病院であてがわれた寝室の窓から見た明け方の東の空の風景を描いたものと言われている。 -
プラネタリウムでの当時の星空の再現で、月の位置やひときわ明るい金星の位置が実際の空に一致していたこともわかっている。ただ、月は三日月ではなく半月と満月の間だったし、虚空に浮かぶ渦巻き状の形態の正体もわからない。
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山の手前の村、尖塔のあるオランダ風の教会も実際にはない。糸杉も実際に見えたかどうかも疑わしい。…この絵は、ある明け方の東の空の記憶をもとに描かれた虚構の世界らしい。(国府寺司「もっと知りたいゴッホ 生涯と作品」)
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Portrait of Joseph Roulin, Arles, early 1889
アルルでのお友達、郵便配達のルーランさん。
奥様の肖像画の背景も同じのがありますが、これはルーランさんちの壁紙?
バーンズコレクションにも、似ているルーランさんの肖像画があるけど、壁紙の描き方がちょっと違う。 -
お顔のアップです。
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壁紙のアップ。うーん、どうしてもカエルの卵に見える…。
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The Olive Trees,Saint Rémy, June-July 1889
ゴッホは本作を「星月夜」と対の作品と見ていたとのこと。ゴーギャンの影響でめずらしく聖書を主題とした絵を描こうとしていた。キリストが処刑の前日に赴いて祈ったと伝えられるオリーブ山麓の園「ゲッセマネ」を主題とした絵画を制作しようとしたようだが、二度にわたって描き削ったという。…自然のモチーフを使って「ゲッセマネのキリスト」の苦悩を表現しようとしたらしい。(国府寺司「もっと知りたいゴッホ 作品と生涯」) -
オリーブの木々。
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大きな…光る雲…?
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あら、これゴーギャン?
Paul Gauguin (French, 1848-1903)
Still Life with Three Puppies, 1888 -
スーラを2点。
Georges-Pierre Seurat (French, 1859-1891)
Evening, Honfleur, 1886
1886年の夏にオンフルールに滞在したスーラ。 -
右下のあたり拡大。点描…というよりなんだかボツボツ。
例によって、額縁?も点描。 -
Port-en-Bessin, Entrance to the Harbor, 1888
オンフルールに比べて明るく透明な感じ。 -
手前のアップ。草と砂?
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セザンヌと言えばりんごのある静物画でしょうか。どこの美術館に行っても見る気がするけど、全部で何枚あるのかな?
Paul Cezanne (French, 1839-1906)
Still Life with Apples, 1895-98 -
これはまた盛大な塗り残し。わざと…なんだろうな…。
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ルソーを2点。
Henri Rousseau (French, 1844-1910)
The Sleeping Gypsy, 1897
「眠るジプシー女」
ジプシー・ライオン・砂漠…まあ、この組み合わせ自体があり得ないんだけど…。 -
美しい満月が見下ろしている。
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ライオンも月も砂漠も、この女の人の夢なのかも。
これ、日本で見たな。すごく混んでて、人の頭の間からどうにかのぞき見た感じだった。調べて見たら1993年、上野の森美術館でのニューヨーク近代美術館展だったらしい。ゴッホの「星月夜」も来ていたらしいけど、記憶がない。 -
もう一点はこちら。
The Dream, 1910
ルソーお得意のジャングル。(パリの植物園を見て描いたんだけど。) -
ルソーはやっぱりジャングルの絵が好きかな。きれいで楽しい。
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ここからお隣の Gallery 2 に入ります。ピカソ部屋、という感じ。
Pablo Picasso (Spanish, 1881-1973)
Woman with Pears, Horta de San Joan, summer 1909
「女と梨」 -
モデルは、フェルナンド・オリビエさん。「ばら色の時代」はこの人と出会ってから。
この作品はキュビズムの時代ですね…。できあがった作品を見て、モデルとしてはどう思うんだろう、とシロウト考えをもってしまう。 -
なぜ、あえて梨なのか。
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次もピカソ。
Bather, winter 1908-09 -
これも女性がモデルですよね。
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Card Player,Paris, winter 1913-14
「カード・プレイヤー」と言えばセザンヌ。「水浴する人」もセザンヌの代表的なモチーフ。ピカソはセザンヌを尊敬していたからね。 -
カード…かな。
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えーと、顔?
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Les Demoiselles d'Avignon, Paris, June-July 1907
これぞキュビズムの原点。 -
「アビニヨンの橋の上で踊る」方ではなくて、名前は同じアビニヨンでもバルセロナの売春街。
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アフリカ美術の影響が見られる。
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この方もアフリカ風か。
モデルさんは、いたわけよね。どんな人だったのかしらん。 -
こちらは Gallery 3
Marc Chagall (French, born Belarus. 1887-1985)
I and the Village, 1911
「村と私」。シャガールの代表作でしょうか? -
Gallery 6 です。
Henri Matisse (French, 1869?1954)
Dance (I), Paris, Boulevard des Invalides, early 1909
MoMAのハイライトの一つですが、「なんでこれが…?」と思ってしまう私。 -
けっこうコワイ顔をしている。
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Gallery 6 にはマティスがたくさん。
右は The Red Studio, Issy-les-Moulineaux, fall 1911
左は Composition, Issy-les-Moulineaux, 1915 -
Gallery 7 にはキリコがたくさん。
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Giorgio de Chirico (Italian, born Greece. 1888?1978)
Gare Montparnasse (The Melancholy of Departure), Paris, early 1914
「モンパルナス駅(出発の憂鬱)」
モンパルナスって、モンサンミッシェルに行く時にTGVに乗った駅だな。 -
バナナの房…ですか?
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汽車と、人影が二つ。出発前のお別れをしているのかな。
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旗を見ると風がすごく強いはずなんだけど…。
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汽車の煙はまったくたなびいていない。
ああ、この不安な感じ。 -
隣にあったのがこれ。小さい絵。
The Song of Love, Paris, June-July 1914 -
ここにも汽車が。
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The Serenity of the Scholar, Paris, April-May 1914
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ぽわん、と工場の煙? それとも唐突に雲の固まり?
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The Evil Genius of a King, Paris 1914-15
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Great Metaphysical Interior, Ferrara, April-August 1917
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これは画中画。どこかのリゾートホテル?
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Gallery 7 にはこんなのも。
Constantin Brancusi (French, born Romania. 1876?1957)
Bird in Space,1928
「空間の鳥」って白のイメージだったんだけど、ゴールド版もあるのか。 -
Gallery 12 です。
Rene Magritte (Belgian, 1898-1967)
The Empire of Light ?, 1950
前回来たときに初めて見てとても印象的だった絵。青空の下に夜の町。
「光の帝国」はいくつかバージョンがあります。 -
静かな夜の町を街灯がひんやりと照らしている。
ベルギー王立美術館にあるのは前景に池?があって、街灯の明かりが映りこんでいるもの。それも見てみたいと思っていますが、果たして機会はあるのか。 -
Gallery 12 には、こんなのも。
Joan Miro (Spanish, 1893-1983)
Portrait of a Man in a Late Nineteenth-Century Frame, 1950
タイトルからして額縁のポイントが高いのかと。 -
ううん…。まじめな顔をしているのに、額にそんなぐるぐるがあっては…。
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今回も無事、ご対面!
Salvador Dali (Spanish, 1904-1989)
The Persistence of Memory, 1931
初めて見たときはその小ささにびっくり。勝手に大きい絵だと思っていたので。 -
このピンクの物体と、ぐにゃぐにゃの時計が印象的。とりあえず、中学校で美術の資料をぺらぺらとめくったときに「なんじゃ、こりゃ?!」となるのではないでしょうか。
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大げさかもしれないけど「世の中にはこんな表現をする人がいるのね」と、中学生ながら少し世界が広がる感じ。
あ、蟻がいますね。これもダリ印。
左上の灰色のは… -
この木の根元。
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荒涼とした風景。
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Gallery 10 にはモンドリアンがたくさん。
左端のは
Piet Mondrian (Dutch, 1872-1944)
Composition in White, Black, and Red, Paris 1936 -
Gallery 9 はモネの部屋。
Claude Monet (French, 1840-1926)
Water Lilies, 1914-26
最晩年まで加筆してたってことか。パネル3枚で12?。 -
向かい側にはこちら。
Water Lilies, 1914-26
同時期に描いていた作品なんですね。
こんな大きなサイズの睡蓮が2枚もあるのはすごいんだけど、オランジュリーを見てからだとね…。あの楕円形の部屋にいると、本当に睡蓮の池のある庭にいる気持ちになります。モネが望んだ展示方法にかなり近いというけれど、実に見せ方を心得ていたということですね。 -
ピンクの睡蓮。
MoMAのコレクションはモネやセザンヌから始まっている。「具象画から抽象画に移るステップをつくったのがモネではないかと思っているから」とMoMAのキュレーターさんはおっしゃったそうです。(岡澤浩太郎「巨匠の失敗作」) -
赤い睡蓮。
睡蓮と知っているから睡蓮に見えるけれど、かなり抽象的な表現。 -
こちらもジヴェルニーの庭に咲いていたんでしょうね。
Agapanthus, 1914-26 -
アガパンサス。調べてみたら、ブルーがとてもきれいな花。これは少し赤みがかっているけど。日本語だとムラサキクンシラン。
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こちらも睡蓮シリーズ。
The Japanese Footbridge, c. 1920-22
池にかかる太鼓橋が描かれているもの。
白内障の手術を経て視力を回復する前の作品。
マルモッタンやフィラデルフィアにもこれに似たのがある。
抽象表現主義との共通点があるとする批評家も。 -
近づいて見たら何がなんだか。筆遣いの激しさが、アクションペインティングと共通しているとの見方も。そうなのかなあ?
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Gallery 11 のピカソを3点どうぞ。
Girl before a Mirror, Boisgeloup, March 1932
「鏡の前の少女」 -
モデルは、マリー・テレーズさん。ピカソ46歳、マリー17歳で出会う。ギリシャ彫刻のような顔立ちにピカソが一目惚れ。
1927年、ピカソは17歳のマリー・テレーズ・ワルテルと出会い、密会を始めた。ピカソはオルガと離婚しようとしたが、資産の半分を渡さねばならないことがわかり中止した。ピカソとオルガの結婚は、1955年にオルガが亡くなるまで続いた。ピカソはマリー・テレーズと密会を続け、1935年に娘〈マイア〉が生まれた。(Wikipedia)
翌年にはドラ・マールが登場しちゃうわけですが…。ほんとに人間としてどうよ…。 -
鏡の中のまりーは泣いていますよ。
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次はこれ。
Seated Bather, Paris, early 1930
「海辺に座る水浴の女」となっていることが多いかな?
キュビズムまっさかりのころか。 -
Gallery 11の様子。
手前のは
Interior with a Girl Drawing, Paris, February 1935 -
Gallery 11 最後は、
Night Fishing at Antibes, Antibes, August 1939 -
4階に移動します。時代は下って現代美術。
奥の部屋、Gallery 19の様子。
右手の青いのは、
Edward Ruscha (American, born 1937)
OOF, 1962 (reworked 1963)
手前の白いのは草間彌生さんでしたわ。
Yayoi Kusama (Japanese, born 1929)
Accumulation No. 1, 1962 -
左手奧に見えているのは
Andy Warhol (American, 1928-1987)
Gold Marilyn Monroe, 1962
「ゴールド・マリリンモンロー」。シルクスクリーンの作品です。これをお目当てに来る方もいらっしゃるのではないでしょうか。私は、まあ、「これって有名だよね〜」程度。ウォーホールさんにとって、映画スターは大衆文化の象徴。 -
これは見てみたいと思ってた。
Campbell's Soup Cans, 1962 -
デザインは同じでも、ラベルの内容が32種類全部違うんですよね。
ベジタリアン・ベジタブル・スープ。 -
チェダー・チーズ・スープ。
新発売! ソースにも最適! -
マンハッタンスタイルのクラムチャウダー。
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近くで見ると、こうなっている。
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こちらも有名どころですね。
Roy Lichtenstein (American, 1923-1997)
Girl with Ball, 1961
リキテンスタインの「ボールを持つ少女」
広告用の写真をコミック形式で表現したもの。無機質だがノスタルジアが漂うユニークな作品…と、「歩き方」は言っております。 -
Oil on Canvas とあるので、油絵なんですよね?
アップにしてみるとこんなふうだけど。 -
こちらもございます。
Drowning Girl, 1963
「溺れる少女」
「ブラッドなんかに助けを求めるくらいなら溺れてやる!」
ブラッドとの間に何があったのか? -
Gallery 18 に来ました。
Robert Rauschenberg (American, 1925?2008)
Canyon,1959
Medium:Oil, pencil, paper, metal, photograph, fabric, wood, canvas, buttons, mirror, taxidermied eagle, cardboard, pillow, paint tube and other materials と、まあ実にいろいろな材料でできています。 -
横から見ると。
-
ここには、こういう作品も…。「そりゃないでしょー」と思うんですが、人気アーティストだそうで。
Cy Twombly (American, 1928-2011)
Academy, New York 1955
Medium:Oil-based house paint, lead pencil, colored pencil, and pastel on canvas
画用紙に鉛筆でぐるぐる落書きかと思ったら、色鉛筆とかパステルとか、いろいろ使っているんだ…。 -
全体像をどうぞ。
-
現代アートは奧が深い…(と、まとめてしまう…。)
-
こちらもございますよ。
Jasper Johns (American, born 1930)
Flag, 1954-55 (dated on reverse 1954) -
隣はGallery 16
Barnett Newman (American, 1905-1970)
Vir Heroicus Sublimis, 1950-51 -
これは2009年に連れてきた時の小学生だった二男の後ろ姿。
長男と2人で「こういうの…ありなんだ…。」とかなんとか感想を述べていたっけ。 -
さらに隣は Gallery 17
Barnett Newman (American, 1905?1970)
The Wild, 1950
入り口の近くの細いやつですよ。ワイルドって…。
上の「赤いの」と同じニューマンの作品。
午後7時50分、鑑賞終了。楽しゅうございました。
1階のミュージアムストアでばたばたと買い物をします。と言っても、好きな作品のポストカードとかマグネットくらいなもん。 -
MoMAのエントランスを出て、右へ。次のブロックにあるヒルトン・ミッドタウン。
多分ここって、新婚旅行で泊まったところだと思う。あのころは初々しく現地係員付きのツアーだったりしたもんだから、よく覚えてないけど。
なんて想い出をたどりにきたわけじゃありません。 -
夕食の調達でございます。ヒルトン前と言えば、今や支店多数のチキン・オーバー・ライスの大御所 Halal Guys でございます。ここの交差点なんか、斜め向かいにもうひとつ屋台が出てるのよ。
3人くらい並んでる列に並ぶ。 -
「量が多いので女子はシェアで」とのクチコミ通り。これで6ドル。ニューヨークでこの値段で夕食が食べられるなんて他にある?
赤いソースは激辛だというので、辛いのに弱い私はパス。その代わり、白いソースはたくさんかけてもらった。 -
どう考えても全部食べられるわけはないので、半分は冷蔵庫へ。
ご紹介するほどのものでもない食事ですが、ご参考までに。飲み物は日本から持っていったスティックのカフェオレ(←必携品)。
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