2014/11/23 - 2014/11/23
274位(同エリア381件中)
滝山氏照さん
深谷城址公園に隣接する富士浅間神社(ふじせんげんじんじゃ、埼玉県深谷市本住町)は戦国時代における深谷城郭の一部として存在し、当地を治める深谷上杉氏の祈願社でした。
西側に広がる深谷城址公園は完全に公園化されて城跡の匂いがしない代わりに、ここ富士浅間神社は開発と無縁の空間が感じられ、具体的には社域を囲む細い水路はかつて深谷城外濠であった事が標柱に示され思わず嬉しさがこみ上げてきます。
鳥居の横に立っている些かくたびれた説明板によれば下記の内容が紹介されています。
「富士浅間神社(ふじせんげんじんじゃ)
この社の祭神は木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと) 二二杵尊(ににきのみこと)で、社宝は宗源宣旨と宗源趣旨である。
明治以前には智形神社とよばれ、深谷城内に鎮守としてまつられた五社のの一つで、永享12年(1440)勧請と伝えられている。
江戸時代、寛永年間深谷城主酒井讃岐守が再興した。
深谷城は、上杉房憲が康生2年(1456)古河公方(こがくぼう)との戦いに備えて築城したもので、天正18年(1590)豊臣秀吉の関東攻略により落城した。
江戸時代には、松平、酒井氏が居城したが、寛永11年(1634)廃城となった。
この城は低湿地に取り巻かれた平城で、社をめぐる池と水路は深谷城外濠の名残をとどめている。
昭和59年3月 深谷上杉顕彰会 」
- 旅行の満足度
- 3.0
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
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富士浅間神社・正門
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富士浅間神社・社標
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深谷城外濠跡柱標
神社を囲む幅50Cmほどの溝が認められ、標柱には「深谷城外濠跡」であると記載されています。かつては築城された深谷城の一角に当該社が配されていたと考えられます。 -
深谷城・外濠跡
辿っていくと確かに溝が続いていますが遺跡としては寂しい限りです。 -
深谷城・外濠跡
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深谷城外濠跡(北方向)
やや広めの遊歩道のような姿に変化しています。 -
深谷城外濠跡(南方向)
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富士浅間神社・鳥居
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深谷城外濠跡
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稲荷神社
境内には稲荷神社が建てられています。 -
加藤省吾顕彰碑
童謡の「みかんの花咲く丘」誕生の地として記念碑があります。 -
狛犬
意外とひょうきんな顔姿をしています。 -
狛犬
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島弁財天(境内)
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三峰神社(境内)
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境内社
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富士浅間神社・拝殿
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富士浅間神社(近景)
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富士浅間神社・本殿
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富士浅間神社・参道
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