2014/08/19 - 2014/08/25
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Minty Pinkさん
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「美術館めぐりのひとり旅」と銘打っておきながら、やっと本当に美術館巡りが始まって3冊目。
写真撮影OKの美術館ゆえに、枚数も多くなってます。
お好きな方はごゆっくりご覧いただければ幸いです。
★ここでは、2階、ギャラリー800番台の19~20世紀の絵画をご紹介。印象派とその関連絵画が続々登場。★
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 航空会社
- JAL
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
ルーフトップガーデンから2階に降りてきました。午後2時40分。
まずはギャラリー800番台の「19世紀から20世紀初頭のヨーロッパ絵画」を見て回ります。印象派満載のエリア。
まずはギャラリー819。モネ、モネ、モネ。
ギャラリー内の作品を、できるだけ描かれた順にご紹介。(できるだけね。)
Claude Monet (French, 1840−1926) -
左がBouquet of Sunflower, 1881
ゴッホは書いている「ゴーギャンはモネのひまわりの絵を見てすばらしいと思ったが、君のひまわりの方が好きだと言った」と。
右はChrysanthemums, 1882 -
同一の場所を異なる時間や天候の下に描き分けるという試みは、1860年代までさかのぼることができる…[「もっと知りたいモネ」より]
この時期、モネは旅を繰り返し、フランス国内の景勝地を多く描いている。
これはクールベら、多くの画家が描いた景勝地エトルタ。
The Manneporte (Etretat), 1883 -
海が荒れているのに、こんなところに人が?!
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岩肌をアップで。
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荒々しい波。
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こちらはまた別の作品。
The Manneporte near Etretat, 1886 -
前の作品とは違って、穏やかな海。
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空と海が溶け合うあたり。
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いよいよ連作の時代に入っていく1890年代。
『積みわら』はオルセーで見たり、国内の展覧会で見たり。
1890-91年に描いた『積みわら』は25点が確認されているそうです。
Haystacks (Effect of Snow and Sun)、 1891
穏やかな冬の風景。 -
影が青みを帯びている。
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次なる連作は『ポプラ並木』。デュラン=リュエル画廊で開催した個展「モネ展、エプト河畔のポプラ連作」に5パターン、15点を出品。連作制作中に並木が伐採されそうになり、対価を払って伐採を延期させたという逸話つき。
The Four Trees, 1891 -
草むらと、それが水面に映っているあたり。
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ポプラとポプラの間。
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こちら、かの有名な連作『ルーアン大聖堂』の中の1枚。
1892-93年に30枚以上描いている。
デュラン=リュエル画廊の個展では20点が展示されたとか。オルセーで、4枚並んでいるのを見たけど、なかなか壮観でしたなあ。4枚でも壮観なんだから、20枚並んだらさぞや。 -
アップでどうぞ。
Rouen Cathedral: The Portal (Sunlight), 1894 -
Morning on the Seine near Geverny, 1897
早朝にジヴェルニー付近のセーヌ河畔に出かけ、朝霧の立ちこめるセーヌ川の様子を描いた連作の一枚。
近くで見ると、そんなに良く見えなかったのですよ。もそもそした感じで。(まあ、朝霧が立ちこめてるんだからもそもそもするのか。) -
ところが、部屋の真ん中の椅子あたりから(10?くらい離れて)見てみると、このあたりが光り輝いて見えるのよ…。これは不思議。
荒天のせいでなかなか連作が完成しなかったとか。上野の国立西洋美術館に、このシリーズの雨降りバージョンがあり、それはそれで好きだと思ったが。 -
モネ、モネ、モネ。
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The Houses of Parliament (Effect of Fog), 1903-04
1899年から91年にかけて、テムズ河が入った作品100枚近く描いており、1903年にかけて仕上げている。
描かれているのはウォータールー橋、チャリングクロス橋そしてこのの国会議事堂。数も多いのでしょうね。どこの美術館に行っても見るような気がする…。 -
手前に小舟?
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霧のロンドン。『霧の効果』を再現したかったという。にじむ夕焼け?の空。
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70歳のモネ、1908年の秋にアリスを伴って初めてヴェニスを訪れる。
The Doge's Palace Seen from San Giorgio Maggiore, 1908 -
水面ぎりぎりに浮かぶような建物。
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ついに『睡蓮』。200枚とも300枚とも言われていますが、ギャラリー819にありますのは、こちら。
Water Lilies, 1916-1919
後期の作品ゆえ、画面いっぱいに睡蓮の池のみが描かれている。 -
この白い縦線は、水面に何が映っているのか?
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全体的に暗い画面に赤い花。
睡蓮シリーズは、ポーラ美術館、ボストン美術館、サン=テティエンヌ近代美術館にあるような、明るい画面のものが好きなのだが、なぜか惹かれるのが、暗い画面に赤っぽい睡蓮。
オランジュリーの8枚の中でも、一番好きなのが(多分あんまり人気がないであろう)第2室の『樹木の反映』。暗い画面の真ん中へんに濃いピンクの睡蓮の花。 -
ギャラリー819にもう一枚暗めの睡蓮。
事前情報になく、今METのサイトを見てもこの作品についての情報がない。
「なんで?」と写真に撮った解説をよーく見ると、最後にPrivate Collectionとな。期間限定で持ち主が貸してくれたのか?(違ってたらごめんなさい。)
Water Lilies, Reflections of Weeping Willows, ca 1918 -
解説にはモネのサインが stamped となっている。どういうこと?
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こちらも、ささっと描いたような赤い花。
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アップで見たらわからないけど、睡蓮の葉。
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ここからは、ギャラリー818。
Garden at Sainte-Adresse, 1867
『サンタドレスのテラス』。これを見るの、とても楽しみにしていたのです。
思っていたより落ち着いた色合い。
描かれているのは、モネの親類縁者にあたる人々。優雅な風景に見えるけれど、当のモネは貧困のまっただなか。妊娠中のカミーユをパリに残し、家族のもとに身を寄せていたころの絵。 -
白い日傘に眩しい陽光。これは叔母のルカードル夫人。
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女性は遠縁のジャンヌ=マルグリット・ルカードル。
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こちらはモネの父。
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咲き乱れる夏の花々。
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Adolphe Monte Reading in the Garden, 1867
Lent by Lawrence J.Ellison となっているので、個人からの貸し出し作品か。
上の『サンタドレスのテラス』と同じ頃に描かれています。
サンタドレスの敷地の庭で読書するのは父のアドルフ。『サンタドレスのテラス』と同じ帽子をかぶっているでしょ。 -
ちゃんと木漏れ日に見える。
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こちらもサンタドレスの風景。
Regatta at Sainte-Adresse, 1867
雲が本物みたいだ。 -
この水のゆらめきの描写。他の誰が真似できようか?
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水浴をする人たち。
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貸しボート小屋? 水上レストラン?
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ボートの影が水面に映っている。
この作品は…。 -
La Grenouillere, 1869
印象派の誕生の時を刻む記念碑的作品。
行楽地「ラ・グルヌイエール」をルノワールとカンバスを並べてほとんど同じ構図で描いた。
ルノワールのはストックホルム国立美術館蔵。 -
もう1枚水面の描写。すばらしすぎてしばらく釘付け。
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『ラ・グルヌイエール』のそばにはマネの作品たち。
隣が Edouard Manet (French, 1832−1883)
The "Kearsarge" at Boulogne, 1864
さらに隣が
Boating, 1874
女性のモデルはモネの妻、カミーユとする説あり。 -
ここからまたしばらくモネ。
Landscape: The Parc Monceau, 1876
パリのモンソー公園を描いたもの。パリだけど、イングリッシュガーデン。
1877年の第3回印象派展に出品。 -
The Park Monceau, 1878
美しい風景の中の人々を描いているという点では『サンタドレス』の2作品といっしょだけど、10年という年を経て、タッチがだいぶ変わってきていますね。 -
木漏れ日の光についての研究成果。まぶしい。
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ギャラリー818にはこんな作品も。
左 Vetheuil in Summer, 1880
中央 Ile aux Fleurs near Vetheuil, 1880
右はわかりません。 -
ここからギャラリー822。The Annenberg Collection
まだまだモネです。
The Path through the Irises, 1914-17
ジヴェルニーでたくさん睡蓮の絵を描いていた頃ですね。アイリスもお好きだったとか。
かなり大きな絵です。 -
近くで見ると、アイリスもこんなふう。
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ギャラリー822には、こんな『睡蓮』がありました。
好きな感じです。
Water Lilies, 1919 -
花が厚塗りで立体的。
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睡蓮の葉。
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水面。
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セザンヌもありました。「サン・ヴィクトワール山」を描いたもの。
Paul Cezanne (French, 1839-1906)
Mont Sainte-Victoire, ca. 1902-06
亡くなる年まで描いていた作品か。 -
ギャラリー824は「ルノワールとその同時代の画家たち」
右から2番目の絵によって見ましょうか。 -
Auguste Renoir (French, 1841-1919)
Still Life with Peaches, 1881
ルノワールというと、健康で幸せそうな女性像のイメージがあるけど、私はこんな静物画の小品が好き。 -
すごーく、おいしそう。
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同時代の画家たち、ということで、ベルト・モリゾ。
Berthe Morisot (French, 1841-1895)
Young Woman Seated on a Sofa, ca. 1879 -
パレットの上に花びらをすりつぶしてカンバスにまきちらし繊細なタッチを加えた…とかなんとかいう好意的批評もあったとか?
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印象派のタッチだね。
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ルノワールに戻ります。
さて、このお嬢さんはどなたでしょう。 -
Madame Georges Charpentier (1848-1904) and Her Children, 1878
『シャルパンティエ夫人と子どもたち』として知られるこちらの絵。ルノワールの出世作であります。
モデルは裕福な出版業者の妻とそのお子さん方。左端は見ての通りのお嬢さんだけど、真ん中は「長男」さん。魔よけ(?)の意味もあり、5,6歳くらいまで、男の子には女児服を着せていたとのこと。一般に男の子の方が弱いからね。 -
足下のわんこ。…けっこうコワイ顔。
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どう、このあんよ。かわいーったらありゃしない。子どもを描かせたらルノワールだわぁ。
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こんな感じで展示されております。
左の静物画は
Still Life with Flowers and Prickly Pears, ca. 1885
prickly pear って?「トゲトゲの梨ってなによ?」と思ったら「ウチワサボテン」とな。このウチワサボテンの並べ方がセザンヌ風だとか。
右は
Madame Édouard Bernier, 1871 -
ギャラリー825はセザンヌの部屋。
Madame Cézanne (Hortense Fiquet, 1850-1922) in the Conservatory, 1891 -
と、いうことで、こちら奥様のオルタンス・フィケ。
厳格な父を恐れたセザンヌは彼女との関係を隠し続け…。
しょうもないなあ。 -
でた。やっぱり塗り残し。あるいは未完成?
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こんな展示でした。
すぐ左は
Mont Sainte-Victoire and the Viaduct of the Arc River Valley,
1882-85
さらに左は
The Gulf of Marseilles Seen from L'Estaque, ca. 1885 -
もちろん、こちらもございます。
The Card Players, 1890-92
『カード遊びをする人たち』は5バージョンあるのですが、そのうちの最初の作品かと。 -
労働者階級の人々の手。
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考えたら5バージョンのうちの4つも見ている。
①メトロポリタンのこれ。
②バーンズコレクションの。(この旅行中に訪問)
③オルセーの。
④コートールドギャラリーの。
コートールドのは多分、見ているはず。ちゃんと印象に残ってないし、写真も残ってないので自信がないという…。だめじゃん。 -
ギャラリー820はピサロの部屋。
Camille Pissarro (French, 1830-1903)
A Cowherd at Valhermeil, Auvers-sur-Oise, 1874
のどかなオーヴェールの風景。 -
真ん中へんの牛さん。
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Bather in the Woods, 1895
なんかこれ、見たことある…。と思ったら着衣バージョン(シカゴ美術館蔵)のを見ていたのでした。
4月に京都で。出張の合間にダッシュで…。もっとゆっくり見たかったなあ。
いやいや、贅沢は言っちゃいけないね。 -
Poplars, Eragny, 1895
1895年というと、点描研究の時代を経て、従来の印象派の手法に戻っていたころか。 -
ふーむ。いい感じ。
-
さらに時を経て。
The Boulevard Montmartre on a Winter Morning, 1897
晩年のピサロは、室内からパリの街角の風景を多く描く。
これはモンマルトル大通り。同じ構図の別バージョンもあり。 -
これがちゃんと馬車に見えるんですよね。
-
次の旅行記はギャラリー823からご案内。こちらもAnnenberg Collectionの部屋。ゴッホやスーラなどがお目見え。
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