スイスパス8日間、列車の旅-９

2013/07/03 - 2013/07/11

【グリンデルワルト〜マイリンゲン〜ルツェルン】
グリンデルワルトからマイリンゲンに行くのに、来た道を戻って電車で行けば交通費はスイスパスでタダで済むのに、わざわざお金を足してバスで行こうというのは私の希望で、同行の皆様には余計な出費を強いてしまいました。(^^ゞ
前回の旅でバスに乗ろうとしら、8月なのに雪が降ってバスが運休になったのでした。ちなみに、電車もバスもかかる時間は変わりません。

7/3-4　羽田-ジュネーブ、列車でニヨンへ（1泊）
7/5　　仏領イヴォワール観光後、ベルンへ（1泊）
7/6-7　ツェルマット（2泊）
7/8-9　シュピーツ　〜　インターラーケン　〜　グリンデルワルト（2泊）
★7/10　 峠越えのバス　〜　マイリンゲン　〜　ルツェルン（1泊）
7/11　 友はロンドン経由で帰国、私は一人でロンドンへ（ロンドンの旅へ続く）

エリア グリンデルワルト(スイス)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 友人
• 旅行の手配内容: 個別手配

グリンデルワルトからSchwarzwaldalp（シュヴァルツヴァルダルプ）までは村営のバスで、料金はスイスパス持参で半額、ここでバスを乗り換えてSchwarzwaldalpからマイリンゲンはポストバスなので無料になります。実はホテルでOberer Gletscher（オーバラーグレッチャー）までの村内バス無料のチケットをいただいていたので、切符を買う時に「Oberer GletscherからSchwarzwaldalpまでの料金を払えばいいのよね」と聞いたら、冷たく「NO！」と言われました。

Unterer Gletscher（下氷河）

グリンデルワルトの教会付近から撮影したウンテラーグレッチャー（下氷河）、氷が殆ど見えなくなりました。

Oberer Gletscher（上氷河）

ホテル・ヴェッターホルン前のバス停から見たオーバラーグレッチャー（上氷河）ですが、氷河は年々後退しているそうです。ここからハイキングで氷河の近くまで行くことができます。一般の人の車はここまでしか来れません。この先はグリンデルワルトの住民だけが走れる道路となります。

車が１台しか通れない細い道はくねくねと折れ曲がり、バスはラッパを鳴らしながら走ります。対向車と動物に知らせているのでしょうね。対向車には会いませんでしたけど

アイガーも見納め

Grosse Scheideggの停留所

Grosse Scheidegg（グローセシャイデック）の停留所は尾根にあり、ここで乗客の入れ替えがありました。グローセシャイデックはいくつかのハイキングコースの起点となっているので降りる人、一つ前のバスで来て景色を眺め、先へ進むために乗る人です。そうか、この手があったのね！

ハイキングに出発する人たち

乗馬ハイキング

先頭のガイドさんとバスの運転手さんは手を振って挨拶していました。

Schwarzwaldalpへ着いたら、マイリンゲン行きのバスに乗り換えます。

滝への道しるべ

マイリンゲンにあるライヘンバッハの滝、ここはシャーロック・ホームズ「最後の事件」で、宿敵のモリアーティ教授と戦って共に滝つぼに落ちたとされている場所です。ネットで下調べをしていたら、「ケーブルカー乗り場は駅から歩いて20分かかるので、ポストバスで滝の上まで行ってZwirgi（ツヴィルギ）のレストランの所から降りてくるのが良い」という一文を見つけました。これが出発前夜のこと！　
ならば、私達が乗るバスもここで停車するのでは？　これってすごい発見だと思いません？　それでSchwarzwaldalpで乗り換えたバスの運ちゃんに、このバスはZwirgi（ツヴィルギ）のGasthaus（ガストハウス、レストランを兼ねる個人経営の宿）の所に止まるかと尋ねました。「止まるよ」
やったね !!　「じゃ、そこに着いたら教えてね♪」　運ちゃんが忘れずに声をかけてくれたので、手を振ってバスを降りました。

レストランで小休止とトイレを借用

レストランのお姉さんに滝への近道を教えて貰って（ベランダ横の階段を下りる）、山の中をちょっとしたハイキング。

滝の上に休憩したレストラン

滝の展望台から見ると、転落場所に星のマークがついています。○で囲んだ場所なんですが、そこから落ちたら滝つぼじゃないよね！（笑）

転落場所の目印

ホームズになった私

マイリンゲンの町

中央に駅、中央右がバス停

ケーブルカーに乗ろうとしたら切符売り場がありません。運ちゃんに聞いたら、乗れという仕草。やったぁ、タダで乗れるのかな？ そんな筈はなく、下でしっかり徴収されました。(^^ゞ

ケーブルカーから見た風景

駅へ向かって歩く途中に、バスで見かけた日本人ご夫婦が歩いてきました。あらら、これから滝へ行くのかしら？ 私達とご一緒すれば良かったわねぇ。普通はこうなんです。私も出発前々日までは、駅まで行って戻るつもりだったのですから。

マイリンゲンの駅から歩く時はこれが目印ね。でもかなり歩くから上の方に書いたように、バスで滝の上まで行って下ってくるのが良いと思います。

ここの旅行記には登場しませんが、1999年のスイス旅行ではマイリンゲンからバスでアーレシュルフトへ行きました。駅前でバスの運転手さんが「アーレシュルフトへ行くならこのバスだよ。もうすぐ出るよ」と叫んでいたので思わず乗ってしまったのですが、氷河が山を垂直に削り取った珍しい風景を見ることができました。

中華料理とタイ料理をミックスしたようなレストランを見つけました。歩道脇に並べたテーブルで食べる安いランチのメニューを見ていたら、アジア系の可愛いお姉さんが「中に入ってください」と言ってくれました。実は暑くて外で食べるのはイヤだったのよね。異国で同じアジア人に会ったのが嬉しいらしく、また日本が好きみたいで、かいがいしく世話をやいてくれ、帰りには自分のおやつのチョコレートをくれました♪　あ、お料理も美味しかったです。

中華風スープ

タイ風カレー（辛くなかった）

駅前のポストバス

マイリンゲン〜ルツェルンの時刻表

途中の風景

昔のルツェルン駅の残骸

ルツェルンに着いたらまだ荷物は到着していなかったので（基本は18時以降に受取）、町を一回りすることにしました。

後ろの近代的建物が今の駅

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https://4travel.jp/travelogue/10947778