月島・勝どき旅行記(ブログ) 一覧に戻る
旅行会社のHPで、変わったツアーを見つけました。<br />「大人の終活ツアー」というテーマで、海洋散骨模擬体験と<br />最新型の納骨堂を見学するというもの。<br />オットは、<br />「まだ死ぬような歳でもないのに、<br />なんでそんなツアーに・・・?」と、<br />「物好きな!」と言いたげな呆れ顔でしたが、<br />どういうわけか、私はごく若いころから、<br />自分では意識していないながら、人生からの“卒業”に<br />興味があったみたいなのです。<br />だいたい、「人生は旅」(これは私の信条でもあります。)<br />というなら、彼岸への旅は、究極の旅立ちになるわけですものね。<br />とはいえ、自分で自分の旅立ちを見ることは不可能ですから、<br />これは願ってもないシミュレーションになるかな、と。<br />それと今回は、「市川猿之助の楽屋めし」なるランチが<br />いただけるというのも、楽しみです。<br />でも、けっして興味本位な気持ちで参加するわけではなく、<br />真面目な研修のつもりです。<br />(第一、現地集合・解散のわりには安くないツアー料金<br />ですから、遊び半分では参加できませんよ〜。)<br /><br />=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=<br /><br />さて、午後の部は・・・。<br />いよいよ、私がこのツアーに参加した<br />主目的の「散骨(模擬)体験」の<br />始まりです。

不思議ツアー・『送り人』体験紀行ーその2・散骨体験クルーズー

17いいね!

2014/09/11 - 2014/09/11

129位(同エリア273件中)

旅行記グループ 東京街散歩

0

42

にゃんこ姫

にゃんこ姫さん

旅行会社のHPで、変わったツアーを見つけました。
「大人の終活ツアー」というテーマで、海洋散骨模擬体験と
最新型の納骨堂を見学するというもの。
オットは、
「まだ死ぬような歳でもないのに、
なんでそんなツアーに・・・?」と、
「物好きな!」と言いたげな呆れ顔でしたが、
どういうわけか、私はごく若いころから、
自分では意識していないながら、人生からの“卒業”に
興味があったみたいなのです。
だいたい、「人生は旅」(これは私の信条でもあります。)
というなら、彼岸への旅は、究極の旅立ちになるわけですものね。
とはいえ、自分で自分の旅立ちを見ることは不可能ですから、
これは願ってもないシミュレーションになるかな、と。
それと今回は、「市川猿之助の楽屋めし」なるランチが
いただけるというのも、楽しみです。
でも、けっして興味本位な気持ちで参加するわけではなく、
真面目な研修のつもりです。
(第一、現地集合・解散のわりには安くないツアー料金
ですから、遊び半分では参加できませんよ〜。)

=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=

さて、午後の部は・・・。
いよいよ、私がこのツアーに参加した
主目的の「散骨(模擬)体験」の
始まりです。

旅行の満足度
4.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
1万円 - 3万円
交通手段
私鉄 徒歩
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行あり)
利用旅行会社
クラブツーリズム

PR

  • 「赤坂見附」駅から地下通路を通って<br />「永田町」駅まで歩き、半蔵門線に1駅<br />乗って「青山一丁目」下車。<br />そこから、都営地下鉄大江戸線に乗り換えます。<br /><br />都営地下鉄大江戸線は、比較的新しく<br />開通した路線で、駅はすべてホームドア<br />になっています。<br />15分ほどで、「勝どき」駅に到着。

    「赤坂見附」駅から地下通路を通って
    「永田町」駅まで歩き、半蔵門線に1駅
    乗って「青山一丁目」下車。
    そこから、都営地下鉄大江戸線に乗り換えます。

    都営地下鉄大江戸線は、比較的新しく
    開通した路線で、駅はすべてホームドア
    になっています。
    15分ほどで、「勝どき」駅に到着。

  • 「勝どき」駅の改札付近にあった壁画。<br />ギリシャ神話風の人魚や妖精?たちが<br />描かれています。<br />官能的できれいですが、なぜここに、この絵?

    「勝どき」駅の改札付近にあった壁画。
    ギリシャ神話風の人魚や妖精?たちが
    描かれています。
    官能的できれいですが、なぜここに、この絵?

  • 「勝どき」駅から徒歩数分の<br />「月島乗船場」から船に乗ります。

    「勝どき」駅から徒歩数分の
    「月島乗船場」から船に乗ります。

  • 橋のたもとに、「大震火災横死追悼の塔」<br />という碑がありました。<br />だいぶ古いもののようですが、年月の<br />記入がありません。<br />いつの震災?

    橋のたもとに、「大震火災横死追悼の塔」
    という碑がありました。
    だいぶ古いもののようですが、年月の
    記入がありません。
    いつの震災?

  • 乗船します。<br />船長さんがお出迎え。

    乗船します。
    船長さんがお出迎え。

  • キャビン内のテーブルには、<br />故人の遺影や花かご、手元供養の<br />サンプルなどが置かれていました。<br />あくまで「模擬」なので、遺影は<br />架空のものですが。

    キャビン内のテーブルには、
    故人の遺影や花かご、手元供養の
    サンプルなどが置かれていました。
    あくまで「模擬」なので、遺影は
    架空のものですが。

  • 散骨の「式次第」。<br />舞台やコンサートのプログラムのような<br />仕様です。<br />(もちろん、見本です。)<br /><br />表紙には、<br /><br />「故 清澄花子様海洋散骨<br /><br />平成26年 9月 11日 木曜日」<br /><br />と書かれています。<br /><br />下部には、<br /><br />「・その日の風速、波高などにより、散骨ポイント<br />までの時間は変動します。<br /> ・荒天により散骨ポイントを、変更する場合が<br />ございます。<br />皆様の安全を第一にさせて頂いておりますので<br />ご了承ください。」<br /><br />との注意書きがありました。

    散骨の「式次第」。
    舞台やコンサートのプログラムのような
    仕様です。
    (もちろん、見本です。)

    表紙には、

    「故 清澄花子様海洋散骨

    平成26年 9月 11日 木曜日」

    と書かれています。

    下部には、

    「・その日の風速、波高などにより、散骨ポイント
    までの時間は変動します。
     ・荒天により散骨ポイントを、変更する場合が
    ございます。
    皆様の安全を第一にさせて頂いておりますので
    ご了承ください。」

    との注意書きがありました。

  • 2つ折りの紙を開くと、<br />こんな感じ。<br />

    2つ折りの紙を開くと、
    こんな感じ。

  • 左のページには、散骨の手順と<br />時間が時系列で記されています。<br />つまり、プログラムですね。

    左のページには、散骨の手順と
    時間が時系列で記されています。
    つまり、プログラムですね。

  • 右ページの上部は、<br />「散骨実施エリア地図」。<br /><br />その下には、散骨の歴史と、散骨を<br />した有名人の名が列記してあります。<br />(アインシュタイン、石原裕次郎、ジョージ・<br />ハリスン・・・etc.)

    右ページの上部は、
    「散骨実施エリア地図」。

    その下には、散骨の歴史と、散骨を
    した有名人の名が列記してあります。
    (アインシュタイン、石原裕次郎、ジョージ・
    ハリスン・・・etc.)

  • こんな立派な「散骨証明書」が<br />発行されるようです。

    こんな立派な「散骨証明書」が
    発行されるようです。

  • キャビン内で、散骨についての<br />説明があります。<br />スタッフが手にしている袋には、<br />散骨用に砕いた遺骨が入っています。<br />(何度も言いますが、きょうは本物<br />ではありません。)<br />風が強いと遺骨が飛び散るので、<br />こうして袋に入れて流すのだそうです。<br />成人男性で、この袋が6〜8袋程度、<br />女性で6袋くらいになるそうです。<br /><br /><br />

    キャビン内で、散骨についての
    説明があります。
    スタッフが手にしている袋には、
    散骨用に砕いた遺骨が入っています。
    (何度も言いますが、きょうは本物
    ではありません。)
    風が強いと遺骨が飛び散るので、
    こうして袋に入れて流すのだそうです。
    成人男性で、この袋が6〜8袋程度、
    女性で6袋くらいになるそうです。


  • 「東京ゲイトブリッジ」が<br />見えてきました。<br />このあたりが散骨ポイントの<br />ようです。

    「東京ゲイトブリッジ」が
    見えてきました。
    このあたりが散骨ポイントの
    ようです。

  • 通常は、階上のデッキから散骨<br />しますが、雨がかなり強いため、<br />キャビン外の船尾で行います。<br />男性スタッフが持っているのは<br />酒瓶です。

    通常は、階上のデッキから散骨
    しますが、雨がかなり強いため、
    キャビン外の船尾で行います。
    男性スタッフが持っているのは
    酒瓶です。

  • まずは、酒を海に注ぐ「献酒」<br />をします。<br />ツアー参加者のおひとりが<br />代表して・・・。

    まずは、酒を海に注ぐ「献酒」
    をします。
    ツアー参加者のおひとりが
    代表して・・・。

  • ゲイトブリッジが雨に<br />煙っています。<br />晴れていれば、このあたりから<br />富士山も望めるそうですが。

    ゲイトブリッジが雨に
    煙っています。
    晴れていれば、このあたりから
    富士山も望めるそうですが。

  • 散骨と献花をします。<br />なるべく海を汚さないように、<br />茎や葉をとり除いた花首と<br />花びらだけを流します。

    散骨と献花をします。
    なるべく海を汚さないように、
    茎や葉をとり除いた花首と
    花びらだけを流します。

  • 画像下部の白い四角が遺骨の袋です。<br />実際の葬儀には、故人あてのメッセージ・<br />カードや折り紙なども一緒に流せます。<br />遺骨の袋とカードの紙は、水に溶けるように<br />作られています。

    画像下部の白い四角が遺骨の袋です。
    実際の葬儀には、故人あてのメッセージ・
    カードや折り紙なども一緒に流せます。
    遺骨の袋とカードの紙は、水に溶けるように
    作られています。

  • 波間に花が漂って・・・。<br />きょうは模擬なので、2人にひとつの<br />花かごですが、本当の時は、ひとりに<br />ひとかごの花を撒くので、<br />「もっと華やかになります。」<br />だそうです。

    波間に花が漂って・・・。
    きょうは模擬なので、2人にひとつの
    花かごですが、本当の時は、ひとりに
    ひとかごの花を撒くので、
    「もっと華やかになります。」
    だそうです。

  • 黒い点々は、雨粒です。<br />あいにく、雨が激しくなって<br />きました。

    黒い点々は、雨粒です。
    あいにく、雨が激しくなって
    きました。

  • 天候ばかりは、人の思惑通りには<br />なってくれません。<br />晴れていれば、海の色に花が映えて、<br />もっと美しいのでしょうね。

    天候ばかりは、人の思惑通りには
    なってくれません。
    晴れていれば、海の色に花が映えて、
    もっと美しいのでしょうね。

  • スタッフの方がこの鐘を叩いて、<br />全員で黙とうを捧げます。<br />とても厳粛な気持ちになりました。<br />4年前に亡くなった母を思い出して、<br />ちょっと涙が出てしまいました。

    スタッフの方がこの鐘を叩いて、
    全員で黙とうを捧げます。
    とても厳粛な気持ちになりました。
    4年前に亡くなった母を思い出して、
    ちょっと涙が出てしまいました。

  • 水緒に乗って、花が流れて<br />行きます。<br />やや波が荒いようです。

    水緒に乗って、花が流れて
    行きます。
    やや波が荒いようです。

  • 灯台と風力発電の風車が<br />見えます。

    灯台と風力発電の風車が
    見えます。

  • ゲイトブリッジ。<br />端正なデザインです。<br />そういえば、この橋ができたばかりの頃、<br />やはりツアーで見に来たのですが、<br />その時も嵐みたいな荒天だったな〜。<br />

    ゲイトブリッジ。
    端正なデザインです。
    そういえば、この橋ができたばかりの頃、
    やはりツアーで見に来たのですが、
    その時も嵐みたいな荒天だったな〜。

  • 遠くに見える青い箱は、<br />防潮堤を作っているのだとか<br />・・・。

    遠くに見える青い箱は、
    防潮堤を作っているのだとか
    ・・・。

  • こんな楽しい顔が描いて<br />ありました。 (笑)<br />じつは、この青い箱は覆いで、<br />できあがったら、このまま沈めて<br />しまうのだそうです。

    こんな楽しい顔が描いて
    ありました。 (笑)
    じつは、この青い箱は覆いで、
    できあがったら、このまま沈めて
    しまうのだそうです。

  • 雨が止んできたようなので、<br />上のデッキに出てみました。<br />360度、見渡せます。

    雨が止んできたようなので、
    上のデッキに出てみました。
    360度、見渡せます。

  • 先ほどまでは、まったく見えなかった<br />「東京スカイツリー」が、うっすら<br />見えています。

    先ほどまでは、まったく見えなかった
    「東京スカイツリー」が、うっすら
    見えています。

  • あ、ここが操縦室なのね。

    あ、ここが操縦室なのね。

  • 少し雲が切れて、青空が見えてきました。<br />嬉しいけど、欲を言えば、もうちょっと<br />早かったらね〜。

    少し雲が切れて、青空が見えてきました。
    嬉しいけど、欲を言えば、もうちょっと
    早かったらね〜。

  • 遊覧船のような気分になります。<br />もともと、この船は「東京湾<br />クルーズ」用のものだしぃ〜。

    遊覧船のような気分になります。
    もともと、この船は「東京湾
    クルーズ」用のものだしぃ〜。

  • 目線が違うと、景色も<br />新鮮!

    目線が違うと、景色も
    新鮮!

  • 「レインボーブリッジ」!

    「レインボーブリッジ」!

  • 東京タワーも!

    東京タワーも!

  • 築地市場の移転先。<br />目下、準備の真っ最中のようです。

    築地市場の移転先。
    目下、準備の真っ最中のようです。

  • 有明あたり。<br />スポーツ施設がたくさんある<br />所ですね。

    有明あたり。
    スポーツ施設がたくさんある
    所ですね。

  • この2艘の赤い船は、消火や水難救助の<br />ための船だそうです。<br />もう1艘、大きな船があるのですが、<br />今は出動しているようです。<br />ここに停泊している時は、平和だという<br />ことですね。

    この2艘の赤い船は、消火や水難救助の
    ための船だそうです。
    もう1艘、大きな船があるのですが、
    今は出動しているようです。
    ここに停泊している時は、平和だという
    ことですね。

  • 2020年の東京オリンピックを<br />ひかえて、このあたりも、どんどん<br />変わっているそうです。<br />マンションも建設ラッシュ。<br /><br />正面の細長い白い塔は、焼却炉の煙突。<br />目立たないように囲ってあります。

    2020年の東京オリンピックを
    ひかえて、このあたりも、どんどん
    変わっているそうです。
    マンションも建設ラッシュ。

    正面の細長い白い塔は、焼却炉の煙突。
    目立たないように囲ってあります。

  • 月島乗船場に戻ってきました。<br />ここには水門があります。

    月島乗船場に戻ってきました。
    ここには水門があります。

  • この水門を閉めれば、洪水や台風の時でも<br />船は安全。<br />

    この水門を閉めれば、洪水や台風の時でも
    船は安全。

  • ツアーは、船を下りたところで終了・<br />解散です。<br />「勝どき」駅から帰る人が多いようですが、<br />私は都営地下鉄だと不便なので、もう少し<br />歩いて、東京メトロの「築地」駅から<br />帰ることにしました。<br /><br />途中、「築地本願寺」の前を通ったので、<br />記念に1枚。<br />すごく貫録のある建物です。<br />いわゆる純日本風の「お寺」のイメージでは<br />ないな〜。<br /><br />きょうは1日、いっぷう変わった体験が<br />できました。<br />“来たるべき時”の参考になったかしら。<br />私がオットの「送り人」になるのか、<br />それとも・・・??<br /><br />         ー完ー<br /><br /><br />

    ツアーは、船を下りたところで終了・
    解散です。
    「勝どき」駅から帰る人が多いようですが、
    私は都営地下鉄だと不便なので、もう少し
    歩いて、東京メトロの「築地」駅から
    帰ることにしました。

    途中、「築地本願寺」の前を通ったので、
    記念に1枚。
    すごく貫録のある建物です。
    いわゆる純日本風の「お寺」のイメージでは
    ないな〜。

    きょうは1日、いっぷう変わった体験が
    できました。
    “来たるべき時”の参考になったかしら。
    私がオットの「送り人」になるのか、
    それとも・・・??

             ー完ー


この旅行記のタグ

関連タグ

17いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

旅行記グループ

東京街散歩

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

PAGE TOP