2014/09/07 - 2014/09/07
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スネフェルさん
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自分の誕生日を迎えるにあたり、ふと、以前行ったことはある地下駅が頭に浮かびました。行ったのがもう独身時代なので20年以上前。記憶も薄らいでいます。そこで、改めて行ってみることにしました。
7時10分発の上越線の始発電車に乗り、水上駅へ。日曜の始発なのに車内は結構混雑しており、途中駅で降りる人もほとんどなく、乗客の半分程度は立席でした。乗り換え駅の水上駅でも、降りる人は少なく、ほとんどの人が次の上越線に乗り換えていました。
8時24分水上駅を出発し、土合駅へは8時33分着。ホームは下り線のみの1本です。降りたのは数人の登山客(谷川岳への最寄り駅なので)以外は、自分と同じように駅自身が目的の客。こちらは10数人。鉄ちゃんの方が多い(笑)
この駅の面白いところは、地下駅で1本しかホームがないにもかかわらず、2本鉄道が発着する駅と同様に線路が片側に寄って設けられているところです。江戸時代、当時欧州でも採用されていなかった左側通行を維持していた世界でも稀に見る交通文化を有している日本国ですが、その伝統は強固に守られているのを感じます。写真の奥に見えるのは待合スペース。ホームの電気は列車が来ない夜中も点灯しているのでしょうか?(夜に地下ホームで滞在するのは勇気が要りますが・・・笑)
さて、地上に出るために階段を上ります。階段脇には地下水がかなりの水量で流れています。難工事がしのばれます。階段には階段は462段、高低差は70.7メートル。所要時間は10分とあります。上を見上げると絶望的な気分になる程、延々と階段が続きます。(笑)ただトンネルの中に続く長い階段は日本でもここだけで見られる景色でしょう。 階段途中には休憩用のベンチもあります。疲れて座る人もいるのでしょうね。
地上に出ると、駅で泊まっていた登山客が夜具を片付ける光景に出くわしました。登山客にとっては夜露をしのぐには駅舎は丁度いいのでしょうね。と、いうのも、この土合駅は無人駅。だれも文句は言いません。
ちなみに、上り線ホームは地上にあります。こちらはなんの特徴もない、普通の駅です。切符は土合までのものでしたが、無人駅でしたので途中下車をしたわからないので、再び下り線にのって越後湯沢に行き、新幹線で帰ってきてもよかったのですが、土合駅一つ前の湯檜曽駅も地下にあったようなので少し気になったので、土合駅よりバスに乗り、湯檜曽まで戻りました。
湯檜曽駅の駅舎は、土合駅とは異なり、コンクリート製の頑丈そうな駅舎です。下り線は地下は地下でしたが、普通のトンネルレベル(笑)駅舎入り口からホームが見えました。上り線のホームはやはり地上にありました。ただ、面白いことに上り線は山の中をトンネルでぐるっと回って高低差を解消するルートを取ります。上り線ホームからは、上り線の線路を直交する方向に山の中腹に走る線路が見えます。ルートを知らなければ、山の中腹の線路が何かは分からないでしょうね。
湯檜曽駅から、やはりバスに乗って水上まで行き、そこから上越線で高崎に戻りました。(ローカル線なので、待ち時間は非常に長い・・・笑)
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通
- 2.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 徒歩
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上越線の高崎駅始発電車に乗りました。
左は高崎線の湘南新宿ライン、右の湘南電車風のカラーリングがされた電車が上越線です。 -
水上駅で乗り換えです。
右が高崎〜水上を乗ってきた電車、左が乗り換え電車です。 -
土合駅で電車を降ります。
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土合駅下りホームは殺風景で剥き出しのコンクリートが存在感を放ちます。地下鉄の駅としても違和感がある独特の雰囲気です。
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煌々と輝く待合室の蛍光灯。しかもプレハブ。剥き出しのコンクリート壁。テンポラリー感が満載です。
ここは日本なのか? -
地下ホームにある看板と階段に関する案内板。
階段は462段、深さは70.7米とあります。 -
階段下より出口を眺める。遠近法の見本の様な風景。
入った事は無いけど、核シェルターの階段はこんな感じなんだろうなぁ・・・ -
階段脇には地下水が流れています。
ここを建設するときは難工事だったことが推察されます。 -
階段途中のベンチ。
この程度で疲れて座る人はこの駅で降りて登山はしないでしょうね・・・ -
階段上に到着。しかし、出口までは、まだまだです。
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更に進むと、渡り廊下(正しくは屋根と壁のある橋)で川を渡ります。
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渡り廊下で川を渡っても、まだ通路が続きます。
渡り廊下の終点には引き戸があり、駅舎か!と思ったのですが、まだ先があります。
出口は引き戸の向こう側… -
引き戸を進むと階段があり、更に階段を登ります。
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ようやく出口!
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出口表示看板を右に曲がるとすぐに改札口でした。
しかし、改札はあるものの、無人です -
土合駅舎。
山小屋風です。
無人駅にしては大きな駅舎です。駅前の駐車場は広く、登山客のものと思われる車がたくさん駐車していました。 -
上り線ホームに向かいます。
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上り線ホーム。屋根もないですが、無人駅とは思えないほど、ホームは真新しく綺麗でした。冬に雪でかなりやられるので毎年整備が必要ゆえ綺麗なのかもしれません。いずれにせよ、無人駅とは思えないほど立派でした。
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下り線に向かう川に掛かる通路(橋)を川岸より眺める。
冬には雪に埋もれると思われます。対岸の大きな山の崖から渡り廊下が生えているように見えます。駅に気づかずにこの渡り廊下だけをみれば、どこにつながっているのか不思議に思えてしまいます。 -
バスで隣の湯檜曽駅に移動。
湯檜曽駅舎はコンクリート打ちっぱなしの構造です。
実用重視の造りが冬の過酷な環境を物語ります。 -
当然(?)ながら、無人駅でした
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下り線ホーム入り口。
期待したほど深い位置にはありませんでした。 -
湯檜曽下り線ホーム。
こちらの方が土合よりホームが明るく、安心感があります。 -
上り線ホームより山の中腹の上り線線路を眺めると山の中腹に上り線の線路が見えます。。
一見すると全く別の路線の線路に思われますが、あの高さの線路が目の前の線路に繋がっていると思うと不思議な気持ちになります。 -
湯檜曽よりバスで水上駅まで移動しました。
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水上駅前の土産物屋の看板猫。
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おまけ。
水上町のマンホール。観光地の割には華がありませんでした。
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