今日の朝ごはんは、Cranachan。他の人が食べているのを見て、とても楽しみにしていました。
上から見るとこんな感じ。ラズベリーのフレッシュさ！クリームにかかっている粒粒はオートミールです。

今日は8時40分のバスに乗るために、8時20分にタクシーをお願いしていました。このメニューだと食べる時間もかからず、良かったです(前2日は、朝食に約1時間かかっていた･･･)。

･･･実はこの宿、朝食は7:45からなのですが、毎日勘違いして7:30に着席していました。なんか二人とも不思議な顔してるなって思ったんですよね〜。
出発です。町からちょっと遠いのが若干難ですが、素敵なB&Bでした。

タクシーは　4.5£でした。乗り場で呑気に待っていて、バスが到着した瞬間、手前の夫婦の殺気を感じます。あっ、一番前を取りに行く気だ！うーむ、うっかりしていました。しかし、向こうは二人で分担できるのに、こちらはスーツケースを預けてからじゃないと乗れないし、完敗だぜ。
結局、前から5番目くらいの席にしました。ほぼ満席、でも一人旅なら2席確保出来るよ、というくらいの混み具合です。昨日、バスターミナルのお姉さんに「Clansman Hotelまでのバスを確認したいのですが」と尋ねたら、「インヴァネス行きのチケットはここで買えるけれど、途中で降りるのなら運転手に払ってね。基本的には乗れるわ」と言われたのですが、確かに少し人数が多かったりすると乗れない日はありそうです。その場合、もう1台はやって来ないんだろうし･･･。ここで2時間とか中途半端に空くのは相当残念だろうなあ。何故バスターミナルで切符が買えないのかはナゾだな。インヴァネスまで途中下車して、11.2+3.3£。安い。
Command Memorial。これは左側に出てきます。このルートは、左右どちらに座ればいいかというと･･･、どっちでも良いような気がします。勿論、Loch Nessを堪能したければ右ですよ！でも、これまで様々な風景を経験したあとだと若干単調かな〜。インヴァネスサイドから来た場合には全く印象が異なるかと思います。その場合は左(湖側)推奨。
FortAugustusは、Caledonian Canalの水門。
こんな感じのバスでした。
Clansman Hotelの脇、この看板のところから道路をくぐって、湖岸に出ます。既にNessieさんご対面。砂利道で、スーツケースを持って歩くのはちょっと難儀。しかし、ホテルでは預かってはくれなかった(ホテルに泊まりもしない、クルーズツアー客の面倒をみ始めると大変なことになるので断っているのだと思う)ので仕方ない。

チケットを買って、スーツケースを預かってほしい旨伝えると、「それは出来ないわ･･･」事前にやり取りしていたeメール、「荷物を預ける場所は無いけれど、チケット小屋に置いておけます」と言っておいてもらったのを見せる。「あ、それならいいわ〜」うーむ、こういうのって事前に折衝しておくの重要だなー(問い合わせ窓口にメールをすると、裁量がある人の答えがもらえるということです)。
船内はこんな感じ。最初、乗り場近くにいた船がかなり小さくて、こんなに人が集まってきてるのに、どうするの〜？！と思っていたら、別の大きな船がやって来た。

ツアーは事前予約を強く推奨、とあったので、昨日電話したのですが、「明日のそのツアーなら、15分前に来てくれればいいです」という感じでした。
船内の軽食メニュー。「モンスターにお菓子をあげてはいけません。何が起こるか保証しません。」「アルコールは、あなたが何かに出会うチャンスを増やします」ハハ

船上でネッシービールを飲むのには相当心惹かれましたが、行き帰り30分ずつしか乗らなくて、大瓶しかなさそうだったのであきらめました。
No Puffinのシールだ！
さざ波。

確かにLoch Nessはどんよりとした天気の下、何か出そうな雰囲気を持ってはいます。しかしながら、これまで見てきた風景と比べると、なんでここなのかな〜？というのが正直な感想。そもそも断層の亀裂が直線に走っているところにある湖なので、地形としては単調なのよね〜。おそらく先ほど述べたように、多分行程が悪い。ネッシーに大感動したければ、東側からインしなくてはならぬのだ。私は、日本人としての義務として来たので、この順番で良いです。
Urquhart Castle到着。船を待っている人が大勢います。つまりですね、この船、私たちがお城を見ている間、ボーッとしているわけではないのですよ。一つ前のクルーズのお客さんを連れて帰り、次のお客さんを連れてくる。クルーズが片道30分、お城見学が1時間。良く出来てるなあ。私が乗ったのはJacobite CruiseのFreedumというコースですが、他にも色々なコースがあるので、上手く組み合わせているのではないかと思われます。

鳥たちが、完全に人々からのおやつ待ちだな･･･カワイイ。モンスター来ちゃうぞ！
スーツケースは、最悪船に乗せておけばいいかな、とか思っていたのですが、このパターンだとそうもいかないってことですよね。頼んで良かった〜。

どういう繰り回しなのか良く分からないけれど、2隻を同時処理。
湖岸からお城を目指します。今回、クルーズはUrquhart Castleに上陸出来るもの、というので選びました。スコットランドには大量のお城がありますが、それほどの興味は無く(歴史系のものにそんなに食指が動かない)、でもなぜかこのお城は気になったのです。湖のそばの廃城、の佇まいが素敵にみえたのです。そして、このお城、車が無いなら、湖からの方が行きやすそうだったのです(と、地球の歩き方を読んで考えたんだけど、実際にはバスが止まりますね。。)。

Jacobite Cruiseは一番の大手ですが、他にもいくつかツアーがあるので、ネッシー探索に血道をあげたいのか、小さな船で湖面ギリギリの躍動感を味わいたいのか、などによって選択するのかと思われます。私は、お城に行けて、時間が丁度良いやつにしました。一度インヴァネスに入らずに行けるので、今回の旅程だと効率的でした。
お城の上から。

観光客で一杯なので、寂しい・怖い雰囲気は皆無ですが、朝夕で、雨が降ってたりなんかして、人がいなかったら、相当雰囲気は違うと思われます。
角度とタイミングを選ぶと人気(ひとけ)の無い写真も撮れます。
塔の窓から。

塔に登るのは、階段が狭く急で、ちょっとだけ怖かったです。

お城は解説も色々あって(無料の説明ツアーもありました)、大充実。写真ではうまくこの雰囲気を撮れていないようにも思うけれど･･･。1時間だと最後は急ぎ足なくらいです。クルーズにはお城の入場料(7.9£)も含まれていて、20.5£ってお得な気がする。
インヴァネスに向かうバスとの接続はあまり良くなく、ホテルでしばし待ちます。とは言え、ロビーは宿泊客以外は居辛い雰囲気(いたけど)、売店もさすがに何十分とはいられない、レストランに入るという手もあるけれど(こういう立地は必ずハズレなのではないかと疑っているのですが)激混み(クルーズを終えた人たちが入店しているんだと思われる)･･･。スーツケースがあるので、あまりウロウロも出来ないし、本などを読みつつ、ボンヤリ待つ。

･･･来ない･･･。ルートの終盤なので多少の遅れはあり得ます。しかし、遅すぎ〜！ここで、バスが来ない事態(どういう事態だ)が発生すると結構メンドウです。ヤダナー。･･･かなり心が折れた頃にバスが！

･･･でも止まらない！え〜っ！悲しむ私に運ちゃんは後ろを指さします。？？そのすぐ後に、私の待つバスがやって来ました。疲れた･･･。最初のバス、なんだったんだろうなあ。
インヴァネスのバスターミナルから15分ほどで、本日のお宿St.Ann's Houseです。

お腹すいたあ。
2階に上がって、パッとドアを開けると明るいお部屋！

ところで、予約の時に「最初、ダブルルームを予約したんだけど、良く見たらツインの方が安いので変えたい(シングルは空いてなかった)」とお願いしたら「いいよ」と返事。でも、実際に部屋に入ると、ダブル。確認もしたけど、値段は当然ツインルームと同じでした。部屋割りを変えるのを忘れたのか、他の都合かは不明です。
お庭が見えるのかな？と思ったら、コンサバトリーの部分が張り出していて、屋根がむき出しになっているので(この写真では分かりにくいけど)、あまりキレイでは無かったです。隣の家のお庭が見えますが。HPに「庭が見える」って書いてあるのは微妙な線です。
机。1泊だからあまり使わなかったけれど。

この宿、部屋のお茶セットの他に、1階に冷蔵庫があって、そこに入っているジュースやお水は自由に持っていっていいよ〜、冷蔵庫も使っていいよ〜という仕組みです。
水回り。アメニティはロンドンのものでした(ブランド名は忘れた･･･)。

このお宿、ここまでのところと比較してしまうと若干掃除がざっくりしているし、インテリアもちょっと年季が入っています。でも、水回りはピカピカでした。
庭のお手入れも結構ざっくり。でも、こうやって写真に撮ると素敵なんだよなあ。この天気なので、あまりお庭に出たいという瞬間は訪れなかった･･･。
Bobにお薦めのお店をいくつか教えてもらって、まずはお昼に。宿から街中への道はB&Bが延々と並んでいます。フツウの家よりB&Bの方が多いのではないのだろうか。

どのB&Bも"Vacancy""No Vacancy"の表示を出しています。5軒に1軒くらいは"Vacancy"がある感じかな。これを見ながら決める人は、何を基準にしてこの大量の宿の中から決めるのだろう･･･。
今の時間でも食事ができると教えてもらった「The Kitchen」へ(ヘンな名前の店〜)。2階に上がると景色がいいよ！と言われていたので、リクエスト。テーブルの上を片付けてもらって、席が取れました。

お水にはレモンが入ってた。
ネス川が一望。
足元は今、工事中でこんなだけど。
今日もローカルビールをリクエスト。「Black Isle」

あれ？
なんと、後ろに日本語が!日本の会社が輸入しているようで、そのラベルをそのまま使っているようです。

「原産国名：スコットランド」って、日本としては「国」ではないだろ(2014年8月現在)。

お店のお姉さんに「これ、日本語でスコットランドという国から輸入してるって書いてあるよ！」と言ったら、「そのとーり！」まあね、皆さんはそう言いますね。確認しようとした私が馬鹿でした。
イカの、うーんと、調理法は忘れたけど、これは兎に角美味しかった！塩のきき方最高！前菜なので分量が少ないところも(もう夕方な身としては)ヨイ。
一心地ついたところで、少しだけ街を見て回ることに。キルトメーカー・ビジターセンター。お土産屋さんの2階なのですが、最初上にあがったら、ネッシーコーナー。あれ？と思っていたら、店員さんが「キルトセンターは逆ですよ」流れで「2.5£です」･･･スッゴイB級でした！最初に見せられるビデオは好きな人はむしろスゴク好きかも。

なんかオカシイな、と思ってたんだけど、後から見たら、やっぱり地球の歩き方には無料ってなってます。
これまで蓄積していた疲れが、先ほどのバスが来ないよ事件で表面化したため、部屋で休むことに。そして、夕食はさっきのお店が美味しかったし、外観の雰囲気が良かった姉妹店「The Mustard Seed」に。

予約を頼むと「9時からならいいって言ってるんだけど(最初8時でお願いした)」。お昼食べたの4時だし、少し休みたいし、十分です。そして、写真のカードをくれました。宿の案内で来ると1杯おごるよ、というもの。へー、こんなのあるんだ。ありがとう！
お昼寝して大分疲れが取れた感じ。シャワーも済ませて、9時前に再びお出かけ。見た目フツウの住宅地ですが、B&Bに向かう旅人が行きかいます。この時間にチェックインって結構遅いよなあ。

ちなみに、スコットランド、30£とかで素敵なB&Bのシングルルームが取れたりします(夏は難しいかもしれないけれど)。今日の宿も、シングルは35£から出している時がある模様でした。
The Mustard Seed。こっちが本店ね。明らかに他のレストランと一線を画す店構え。黄色の旗が印象的。
写真を失敗して分かりにくいけれど、ビールでスタート。Cairngorm。「このカード使える？」「これはハウスワインかソフトドリンクでお願いします」あ、じゃあ、あとでワインお願いします。

それにしても、この店激しく混んでるよ！10名以上はいると思われる女子会(誕生日だったのかな〜？)の脇の席に座らせてもらってます。
サーモン。お昼のイカほどのインパクトは無いけれど、フツウに美味しいです。フツウに美味しい有難さ･･･。

女子会が終わって、これで少し余裕が出来たかな？と思ったら、テーブルをバラすのではなく、さらに固めていきます。ヘンだな･･･なんと、今度は15名以上の親戚ご一行様的な集団がやって来た。どうなっているんだ、この店。そんなに大箱な店じゃないですよ。そして、入り口では予約無しの人がビシバシお断りされています。
おまけでもらったワイン。

メインには、野菜が付け合わせとしてたっぷり出てきました。こんなのが来たら、もうこれ以上いらないよ〜。
デザートは悩んだ末にやめて、でもその代りにコーヒーを。

もう暗くなった中を帰りました。