2014/07/06 - 2014/07/06
25位(同エリア100件中)
昆虫博士さん
野生動物、氷河、マッキンリー山を見るため、アラスカに行ってきました。
9日目は、アンカレッジから日帰りでウィッティア発着のプリンス・ウィリアム湾 “26氷河クルーズ” に参加しました。26個の氷河が見えることから名付けられたクルーズですが、確かに氷河が次々に出てきて名前も覚えられないほどです。
キーナイ・フィヨルド国立公園に比べると 野生動物の種類が少なかったですが、ラッコやゼニガタアザラシは多数いました。
多数の氷河、ラッコの大群、氷塊で寝そべるアザラシは 3日目に行ったキーナイ・フィヨルド国立公園では見れなかったので、プリンス・ウィリアム湾でもクルーズに参加してよかったです。
■ アラスカ 北の大地&野生動物 9泊10日 ■
1〜2日目) 準備編, 往路, スワード・ハイウェイ
http://4travel.jp/travelogue/10905727
3日目) キーナイ・フィヨルド国立公園 氷河クルーズ 海の野生動物&鯨のジャンプ
http://4travel.jp/travelogue/10906719
4日目) キーナイ・フィヨルド国立公園 氷河までハイキング → タルキートナ
http://4travel.jp/travelogue/10907645
5日目) タルキートナ 植村直己ゆかりの地 → デナリ国立公園
http://4travel.jp/travelogue/10908301
6日目) デナリ国立公園 野生動物の宝庫 ワンダーレイク行き始発バス
http://4travel.jp/travelogue/10909392
7日目) デナリ国立公園 マッキンリー山鑑賞 アイルソン行きバス
http://4travel.jp/travelogue/10912237
8日目) デナリ国立公園 レンジャー引率ハイキング → アンカレッジ
http://4travel.jp/travelogue/10916649
★9日目) プリンス・ウィリアム湾 氷河クルーズ 26の氷河&ラッコの大群
http://4travel.jp/travelogue/10920574
10日目) 先住民文化センター, 帰路, 総集編(海と大地の野生動物)
http://4travel.jp/travelogue/10923725
- 旅行の満足度
- 5.0
- 交通手段
- レンタカー
PR
-
今日はプリンス・ウィリアム湾で氷河クルーズに参加するため、7時に起床です。
B&Bなので朝食付きですが、セルフサービスの朝食です。
コーヒー豆、ドリッパー、フィルターなど必要な物品は用意されていますが、物がいっぱいの台所でお湯から沸かして用意する必要があります。アンカレッジ ダウンタウン ベッド & ブレックファースト アット ラズベリー メドウズ ホテル
-
パン・マフィンとコーヒーが朝食です。
-
そして、台所のすぐ横の小さい机が食卓です。
今まで泊まったことのあるB&Bでは、女主人が指定の時間に朝食を作ってくれ、ちゃんとしたテーブルで食べれたのですが、ここでは寂しい朝食です。
このB&Bがハズレの理由の1つです。 -
ポッター沼地ボードウォーク(Potter Marsh Boardwalk)に立ち寄ります。
野鳥などの野生動物保護区(Wildlife Refuge)です。
今日はあいにくの曇り〜小雨です。 -
この湿地帯は自然にできたものでなく、アラスカ鉄道建設の際に川が堰き止められてできました。
-
湿地帯がどこまでも続きます。
-
ボードウォークが作られていて、歩きやすいです。
-
ところどころに展望スポットもあります。
-
ミドリツバメのメスが巣箱から顔を出しています。
そして、たくさんのツバメが飛び交っています。
英名: Tree Swallow
和名: ミドリツバメ (緑燕)
学名: Tachycineta bicolor
分布: 北米の北部で繁殖、メキシコ〜カリブ海沿岸で繁殖
特徴: 腹は白色、オスの背面はツヤのある青緑色、メスや幼鳥の背面は灰色 -
スワード・ハイウェイ(Seward Highway)を東に向かいます。
右手に見えるのは、ターナゲン入り江(Turnagain Arm)です。 -
典型的なフィヨルド地形です。
分厚い雲が空を覆っています。
ターナゲン入り江は世界で有数の干満の差が激しい場所ですが、この時間は砂が見えるので干潮です。 -
腹巻きのような雲が山にかかっています。
-
今日はクルーズの乗船地 ウィッティアに向かうので、スワード・ハイウェイを途中で左折し、ポーテージ氷河ハイウェイ(Portage Glacier Highway)に入ります。
-
この支線に入ると、たくさんの氷河が山の上に見えてきます。
-
アントン・アンダーソン記念トンネル(Anton Anderson Memorial Tunnel, ウィッティア・トンネル Whittier Tunnel)の入口です。
このトンネルが陸路でウィッティアに行く唯一の道です。
自動車とアラスカ鉄道がともに使う単線のトンネルなので、1時間のうち15分だけポーテージ渓谷側からウィッティアに自動車で行くことができます。
交通料金は往復で12ドルです。 -
次の開通時間10:30〜10:45のちょうど15分ほど前に到着しました。
すでに、ずらっと車が並んでいます。 -
ピックアップ・トラックの後ろにボートを運んでいる車も多いです。
アラスカはやはりスケールが大きいです。 -
10:30になり、時間どおりに開通です。
-
狭いトンネルで、線路の上を走ります。
4100メールの長さで、北米で2番目の長さのハイウェイ・トンネル(鉄道+ハイウェイ・トンネルとしては北米最長)です。 -
ウィッティア(Whittier)に到着です。
まずは、氷河クルーズのチケットを購入します。
プリンス・ウィリアム湾の氷河クルーズを運行している会社は2社ありますが、今回は26氷河クルーズ(26 Glacier Cruise)を選びました。
クルーズから見れる氷河が26くらいあることから名付けられたようです。
確かに、多数の氷河を見れました。
氷河クルーズの選び方については、下記を参照ください。
1〜2日目) 準備編, 往路, スワード・ハイウェイ
http://4travel.jp/travelogue/1090572726氷河クルーズ 体験・アクティビティ
-
クルーズ代金は大人168.95ドル(149ドル+税諸経費19.95ドル)です。
座席は指定席です。
1階席と2階席があり、外に出やすいので1階席がお勧めです。
また、軽食が付き、コーヒーなどは無料です。
軽食はフィッシュ&チップス(もしくはフィッシュの代わりにチキンまたはベジタブルも選べます)です。
量は少ないので、食料を少し持ち込んでもよいと思います。 -
乗船まで1時間ほど時間があるので、ウィッティアの町を歩きます。
人口200人弱の町なので、特に見るものはありません。
もう1時間遅いトンネル開通時間でもよかったです。
シーカヤックをしています。 -
ウィッティア・ハーバー(Whittier Harbor)。
-
見つけた唯一のお土産店。
ウルナイフ(Ulu Knife)という先住民の万能ナイフが売られていました。 -
ジェネラル・ストア。
コンビニのようなものです。
釣りに出る人が多いのか、釣り関係のものが売られていました。 -
ちょうどアラスカ鉄道がアンカレッジ方面に向けて出発です。
-
クルーズ船の出港は12:30ですが、30分前から乗船できます。
“クロンダイク・エクスプレス (Klondike Express)” という双胴船です。
双胴船かつ内海を航行するので ほとんど揺れず、酔い止めなしでも大丈夫でした。
ただし、夏でも海上はかなり寒いので、防寒対策は必須です。 -
ラッコのお土産物。
このクルーズでラッコの大群に出会うことができました。 -
タイタニック号が沈没した原因となったことでも有名な氷山(Iceberg)の絵がありました。
「氷山の一角」とはよく言ったものです。
氷山の90%は水面下にあり、水上に出ている部分から全体像を推測するのは困難だそうです。 -
12:30に出港です。
残念ながら、曇天です。
この辺りは天気が悪いことが多く、この天気でも船員は 「よい天気」 と挨拶していました。 -
このクルーズにはチュガッチ国立森林公園のレンジャーが乗船していて、説明をしてくれます。
キーナイ・フィヨルド国立公園のクルーズでは レンジャーが乗船していませんでしたが、レンジャーが乗船している方が説明が多くてよいです。 -
ザトウクジラ(Humpback Whale)を発見。
ブロー(潮吹き)とペダンクル・アーチ(背びれ)は見れましたが、ブリーチはしませんでした。
ザトウクジラの圧巻のブリーチは3日目に見れました↓
3日目) キーナイ・フィヨルド国立公園 氷河クルーズ 海の野生動物&鯨のジャンプ
http://4travel.jp/travelogue/10906719 -
エスター水路(Esther Passage)。
この水路は小型船しか通れません。
天気が良いと、素晴らしい景色なのでしょう。。。 -
氷河の溶けた水が滝となり、海に流れ落ちます。
-
ゼニガタアザラシ(Harbor Seal)。
小さい岩で押し合いへし合いしています。 -
ハクトウワシ(Bald Eagle), 成鳥。
このように木の上に要ることが多く、高いところから獲物を探しています。 -
カレッジ・フィヨルド(College Fjord)に向かいます。
その名の通り、このフィヨルドにハーバードなどの大学名が付いた氷河が流れ込んでいます。 -
中央の一番大きな氷河がハーバード氷河(Harvard Glacier)です。
-
ゼニガタアザラシ(Harbor Seal)が乗った氷塊が流れてきました。
絵になります。 -
氷の上は、オルカから身を守れるので 安心なのでしょう。
-
ラッコ(Sea Otter)。
2日目のキーナイ・フィヨルド国立公園クルーズでは1匹しか会えませんでしたが、プリンス・ウィリアム湾では群れでいます。
ここでは4匹の群れでした。 -
森林公園レンジャーが回してくれたラッコの毛皮です。
毛の密度が高いため 高価な毛皮として取引され、乱獲されました。 -
ハリマン・フィヨルド(Harriman Fjord)に入ります。
ここにも多数の氷河があります。 -
この氷河は、昔は海に流れ落ちる氷河(潮間氷河 Tidewater Glacier)だったのでしょうが、今は後退して山の中腹で終わっています。
-
まずは、中央のサプライズ氷河(Surprise Glacier)に向かいます。
-
サプライズ氷河に徐々に近づいてきました。
海に流れ落ちる潮間氷河(Tidewater Glacier, 海岸氷河)です。 -
今度は氷塊の上に多数のミツユビカモメ(Black-legged Kittiwake)が留まっています。
エサの魚を探しているのでしょうか。 -
氷河は、とてもきれいな青色です。
これは、氷河の氷は圧縮されて空気の含有量が少ないためと言われています。 -
氷河が崩れ落ちると、ドスンという大きな音がします。
-
氷河の下にはたくさんの動物が来ています。
氷塊が海に落ちると魚が気絶をし、その魚を狙って動物が集まっています。
また、オルカ(シャチ)は落ちた氷塊で体が傷つくことを嫌って ここまで来ないので、ラッコやアザラシによっては安心して過ごせる場所です。
※ 上記の動物が集まっている理由は、tadashiさん( http://4travel.jp/traveler/megustaespana )の旅行記を参考にしました。 -
ゼニガタアザラシ(Harbor Seal)。
-
ラッコ(Sea Otter)。
-
ハクトウワシ(Bald Eagle), 成鳥。
-
崩落して海に流れていた氷河の氷です。
乗員が網ですくって取ってくれます。 -
森林公園レンジャーが珍しい生物を回してくれました。
この生物はコオリミミズ(アイスワーム Ice Worm)です。
コオリミミズは、1887年にアラスカの氷河の中で初めて発見されました。
氷河の中に生息し、藻の一種(氷雪藻 Snow Algae)を食べて生きています。
気温が5度を越えると、体が溶けて死んでします。
極寒の地でないと生きていけない生物がいるなんて、生物は本当に多様ですね。 -
続いて、バリー氷河(Barry Glacier)に向かいます。
-
これも潮間氷河で、山から海に流れ落ちています。
ここでも氷塊の上に 動物がいます。 -
ゼニガタアザラシ(Harbor Seal)。
-
ミツユビカモメ(Black-legged Kittiwake)。
-
26ヶ所ちょうどなのかはわかりませんが、確かにたくさんの氷河が見れます。
氷河1つ1つに名前が付いていますが、これだけ多いと名前がわからなくなります。
氷河の数だけを見ると、キーナイ・フィヨルド国立公園よりもかなり多いです。 -
ラッコの群れが再び登場。
この群れは30匹以上いる大きな群れで、圧巻です。 -
このプリンス・ウィリアム湾は、1989年のエクソン・バルディーズ号原油流出事故で汚染されてしまいましたが、ラッコは少しずつ増えてきているのかも知れません。
-
氷河をバックに、ラッコの群れを撮ってみました。
-
ウィッティアの町の対岸にある海鳥の集団繁殖地(コロニー)に立ち寄ります。
氷河の溶けた水が流れているためか、海の色がターコイズです。 -
ミツユビカモメ(Black-legged Kittiwake)。
切り立った崖にびっしりといます。 -
土や海藻などで作られた巣がたくさん見えます。
-
17時半にウィッティアに帰港しました。
ちょうど5時間のクルーズでした。 -
クルーズで韓国人の日本語教師の方と出会いました。
レンタカーに乗ってもらいアンカレッジまで戻って、一緒に夕食です。
目当ての店が閉まっていたので、運転しながら見つけた “ダミ(Dami Japanese Restaurant)” という日本料理店に入りました。ダミ 和食
-
この日本語教師の方が 北米のロール寿司を食べたことがないと言うので、いろんなロール寿司を注文しました。
日本人経営の日本料理店ではありませんが、どれもそれなりに美味しかったです。
食事代はこの方が払ってくれました。
ご馳走さまでした。
翌日は、アラスカ旅行最終日、先住民文化センターに行った後、帰路に着きました↓
http://4travel.jp/travelogue/10923725
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
昆虫博士さんの関連旅行記
この旅行で行ったホテル
この旅行で行ったスポット
この旅行で行ったグルメ・レストラン
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
69