2014/07/01 - 2014/07/01
9位(同エリア29件中)
昆虫博士さん
野生動物、氷河、マッキンリー山を見るため、アラスカに行ってきました。
4日目は天気がよかったので、スワードの町を少し散策した後、キーナイ・フィヨルド国立公園内で唯一車でアクセスできるイグジット氷河に行きました。往復1時間半のハイキングで氷河のすぐ脇まで行ってきました。この氷河はどんどん後退しているとはいえ、それでも近くで見るとかなりの迫力でした。
その後、スワード・ハイウェイを北上し、アンカレッジで昼食を取った後、タルキートナに向かいました。
■ アラスカ 北の大地&野生動物 9泊10日 ■
1〜2日目) 準備編, 往路, スワード・ハイウェイ
http://4travel.jp/travelogue/10905727
3日目) キーナイ・フィヨルド国立公園 氷河クルーズ 海の野生動物&鯨のジャンプ
http://4travel.jp/travelogue/10906719
★4日目) キーナイ・フィヨルド国立公園 氷河までハイキング → タルキートナ
http://4travel.jp/travelogue/10907645
5日目) タルキートナ 植村直己ゆかりの地 → デナリ国立公園
http://4travel.jp/travelogue/10908301
6日目) デナリ国立公園 野生動物の宝庫 ワンダーレイク行き始発バス
http://4travel.jp/travelogue/10909392
7日目) デナリ国立公園 マッキンリー山鑑賞 アイルソン行きバス
http://4travel.jp/travelogue/10912237
8日目) デナリ国立公園 レンジャー引率ハイキング → アンカレッジ
http://4travel.jp/travelogue/10916649
9日目) プリンス・ウィリアム湾 氷河クルーズ 26の氷河&ラッコの大群
http://4travel.jp/travelogue/10920574
10日目) 先住民文化センター, 帰路, 総集編(海と大地の野生動物)
http://4travel.jp/travelogue/10923725
- 旅行の満足度
- 5.0
- 交通手段
- レンタカー
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本日の朝食は、昨日と同じフレンチトーストとベーコンを7時に頼みました。
好きなだけ作ってくれます。リンダ ルー B&B ホテル
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宿の女主人リンダが 望遠鏡で裏山にドールシープ(Dall sheep)を見つけ、見せてくれました。
望遠鏡で見ても点のようでした。 -
天気予報では曇り〜雨でしたが、快晴です。
この裏庭(バックヤード)にはムースやブラックベアがたまに現れ、その写真も見せてもらいました。 -
庭にはオダマキ(アクイレギア, Aquilegia)が花を咲かせていました。
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このリンダ・ルーB&Bをチェック・アウトです。
これが宿の道路に面した部分です。
宿の看板がないので、来るときは住所だけを頼りに見つけました。 -
イグジット氷河に向かう前に、スワードの町を散策します。
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スワード港を歩きます。
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スワード港では、オヒョウ(Halibut)の大物釣り競争が行われています。
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オヒョウはカレイの仲間ですが、こんなに大きくなります。
日本の安い回転寿司の “縁側” で使われているのが、この魚です。
今年のこれまでの最高記録は、前日(6月30日)の312ポンド(142キログラム)でした。
※ アンカレッジ空港で史上最大 459ポンド(208キログラム)のオヒョウが像になって展示されていました↓
1〜2日目) 準備編, 往路, スワード・ハイウェイ
http://4travel.jp/travelogue/10905727 -
ヤナギラン(Fireweed)が咲いていました。
針葉樹林の山火事のあとに群生することから、この英語名が付きました。 -
フィヨルドに沿った山々がどこまでも続きます。
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クルーズに出た昨日は曇天だったので、今日 氷河クルーズに行く人をうらやましいです。
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駐車場に大きな鳥を発見!
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後で国立公園レンジャーに写真を見せたところ、ハクトウワシ(Bald Eagle)の幼鳥でした。
ハクトウワシは5歳くらいになるまで、頭が白くなりません。 -
よく見ると、右足に魚を持っています。
どこかで捕まえたようです。 -
もう1羽、ハクトウワシが来ました。
魚を持っている方は、威嚇して追い立てます。 -
その後、悠々と美味しそうに魚を食べて、
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飛んで行きました。
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先ほど追い立てられた方のハクトウワシが、海岸でたたずんでいました。
こんなところに普通にハクトウワシがいるなんて、アラスカは自然の宝庫ですね。 -
スワードの町を後にし、イグジット氷河に向かいます。
まず、スワード・ハイウェイを北上し、支線のイグジット氷河道路(Exit Glacier Road)に入ります。 -
イグジット氷河道路の途中にビューポイントがありました。
キャンピングカーが数台停まっています。
今回は挑戦しませんでしたが、アラスカはキャンピングカーで旅行をするのに最適な場所だと思います。 -
氷河の溶け水が流れる川です。
氷河の溶け水には岩盤を砕いた細かい粒子が含まれるので、濁ったように見えます。 -
山の頂上が吹き飛んだように削れた山です。
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イグジット氷河(Exit Glacier)が見えてきました。
ハーディング氷原(Harding Icefield)から流れ落ちる氷河のなかで唯一 車でアクセスできます。
1968年に世界で初めてハーディング氷原の横断に成功した際、この氷河(当時の名前はリザレクション氷河)が出口であったので、“出口氷河” と改名されました。 -
昨日海からキーナイ・フィヨルド国立公園(Kenai Fjords National Park)のフィヨルドと氷河を眺めましたが、このイグジット氷河もこの国立公園内です。
キーナイフィヨルド国立公園 国立公園
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イグジット氷河ネイチャーセンター(Exit Glacier Nature Center)に到着です。
キーナイ・フィヨルド国立公園のビジターセンターの1つです。イグジット氷河ネイチャーセンター 文化・芸術・歴史
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内部では、イグジット氷河が後退するようすが展示されています。
右から1800年代、1900年代、2000年代と、この氷河は著明に後退しているのがわかります。 -
“国立公園パスポート” にスタンプを押しました。
ピンバッチは昨日、スワード港にあるビジターセンターで購入しました (5.95ドル)。
ピンバッチには、パフィンとフィヨルドの絵が描かれています。
■ キーナイ・フィヨルド国立公園 スタンプ ■
1) スワード・ビジターセンター(Kenai Fjords National Park Information Center)
2) イグジット氷河ネイチャーセンター(Exit Glacier Nature Center) -
飲用水を入れる場所(Bottle filling station)もあります。
とても冷たい水です。 -
このネイチャーセンターがイグジット氷河に向かうトレイル(Edge of the Glacier Trail)のトレイルヘッドとなっています。
イグジット氷河の先端に向けて出発します。 -
歩き始めてすぐに 「1917」 の標識があります。
1917年には氷河の先端がここまでありました。 -
1926年、1951年、1961年とトレイルが氷河に近づくにつれ、現在に近づいていきます。
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途中から軽い坂道になります。
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見渡しがよいところに出ました。
タイガ(針葉樹林)が広がります。 -
氷河が少しずつ見えてきました。
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氷河に近づくと、モレーン(氷河による堆積物)の上を歩きます。
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昔はこの辺りが氷河の先端でしたが、今はさらにモレーンの上をもう少し歩かなくては氷河に到達できません。
今後は氷河の後退に伴って、トレイルの距離がどんどん長くなっていくのでしょう。イグジット氷河 滝・河川・湖
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氷河の先端は溶けて、先ほど見た川になります。
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氷河独特の青色(グレーシャー・ブルー, Glacier Blue)です。
一説によると、雪が長い時間かけて圧縮してできた氷河は気泡の量が少なく、赤色をより吸収するため、青く見えるということです。
氷河のすぐ近くまで行くことはできません。 -
バナナを食べて休憩し、来た道を戻ります。
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トレイルの脇には、ハナウド(Cow parsnip)が満開です。
このトレイルでよく見かけました。 -
休憩時間を合わせて1時間半ほどで出発地点の国立公園ビジターセンターに戻ってきました。
ブラウンベアとブラックベアの違いについて、レンジャーが毛皮、頭蓋骨、手の大きさなどの説明をしています。 -
イグジット氷河道路の展望ポイントからのイグジット氷河です。
氷河の溶け水が網目状の川(網状河川, Braided river)となっています。
この網状河川はデナリ国立公園でもよく見かけました。 -
本線のスワード・ハイウェイに戻り、北上している徐々に天気が悪くなってきました。
途中の展望ポイントで、キーナイ山脈の望みます。 -
セイヨウノコギリソウ(Yarrow)。
葉がノコギリのようにギザギザなことから、この名前が付きました。 -
マッド・サリー湖(Mad Sally Lake)。
1930年代にこの湖周囲に寡黙な砂金掘りが住んでいて、彼が人前でしゃべった唯一の言葉が “(猫の名前の) サリー” だったので、その名が付きました。 -
イグジット氷河を出て3時間くらいで、アンカレッジに到着です。
ちょうど花の時期で、街中にきれいな花が咲いています。ビジター インフォメーション センター 散歩・街歩き
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昼食は、ビジターセンター近くの和食店 “熊五郎 (Kumagoro)” にしました。
熊五郎 和食
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天井からたくさんの観葉植物がぶら下がり、不思議な空間です。
オーナーは日本人ですが、この日の店員は日本人ではないとのことでした。 -
メニューを見て、全体的に高くてびっくりしました。
ランチメニューはそれほど高くなかったのですが、ランチメニューの時間が過ぎていました。
仕方ないので、味噌ラーメン(12ドル)。
味は悪くないですが、日本だとこの半額で食べられそうです。 -
近くにあったお土産店 “セビニー・スタジオ (Sevigny Stadio)” も散策しました。
エスキモーの人形。セヴィニー スタジオ 専門店
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サーモンの壁飾り。
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Tシャツ。
この店はセンスのよいお土産物が多かったです。 -
その土産物店の横のケーキ屋さん “Alaska Cake Stadio (アラスカ・ケーキ・スタジオ)”で道中に食べるパンとケーキを買いました。
美味しかったです。アラスカ ケーキ スタジオ スイーツ
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アンカレッジからジョージ・パークス・ハイウェイ(George Parks Hwy)を北上して、タルキートナ(Talkeetna)に向かいます。
徐々に天気が悪くなり、タルキートナに着く直前には雨になってしまいました。 -
ムース注意の交通標識です。
アンカレッジ〜デナリ間では、この標識をよく見かけました。 -
タルキートナの本日の宿 “ラティチュード62 (Latitude 62)” に到着です。
モーテル兼レストランです。
レストランは地元の人でいっぱいです。
どちらかと言うと、レストランが主で、モーテルが副業という感じでした。
この宿は冒険家 植村直己の定宿で、彼がマッキンリー山で遭難死する直前に宿泊していたのもここです。
このことについて、翌日の記事で紹介します↓
5日目) タルキートナ 植村直己ゆかりの地 → デナリ国立公園
http://4travel.jp/travelogue/10908301ラティチュード 62 ホテル
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11号室に泊まりました。
もし間違ってルームキーを持って帰ってしまっても、アメリカの郵便ポストに入れると宿に返却できます。 -
掃除は比較的きれいにされていますが、部屋自体がかなり古いです。
1泊 99.75ドル (99ドル+税0.75ドル)でした。 -
1階のレストランで夕食にします。
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この旅行で初めてのアルコールです。
アラスカン・ビールのホワイト(4.5ドル)。 -
リブ・アイ(Rib eye)+マッシュポテト(24.5ドル)。
久しぶりに美味しいステーキを食べました。
マッシュポテトにかかっているソースも美味。
値段もリーズナブルで、地元の人がこのレストランに押し寄せる理由がよくわかりました。 -
ラティチュード62のTシャツも売っています (15ドル)。
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宿の周りには、色とりどりの花が満開でした。
翌日は、タルキートナの町を散策した後、デナリ国立公園に向かいました↓
http://4travel.jp/travelogue/10908301
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この旅行記へのコメント (2)
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- mitchanさん 2014/08/14 10:37:36
- 氷河がだいぶ後退してますね・・・。
- 昆虫博士さん、こんにちは。
私も2005年にイグジット氷河に行ったので、
自分のころの写真と見比べてみましたが、
だいぶ後退しているようですね。
私の写真では1951年の場所から遠くに氷河が写っているのですが、
昆虫博士さんの写真には写ってないので、
きっと見えてなかったと言うことですよね?
約10年も違えばかなり違って当然なのかもしれませんが、
昆虫博士さんの1961年の場所からの写真にも
氷河が写ってないということは、
氷河後退の速さと地球温暖化の悪化を感じてしまいました・・・。
- 昆虫博士さん からの返信 2014/08/14 12:53:07
- RE: 氷河がだいぶ後退してますね・・・。
- mitchanさん、はじめまして。
コメントありがとうございます。
今回、1951年や1961年のところからは、氷河は見えませんでした。
mitchanさんの2005年のイグジット氷河の旅行記も拝見しました。
2005年は氷河の先端が地面まで来ていますが、今年は山の途中で終わっていました。
そして、2005年の方が大きく、迫力がありますね。
この10年でかなり後退したのが実感できました。
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