2014/06/28 - 2014/06/29
23位(同エリア100件中)
昆虫博士さん
野生動物、氷河、マッキンリー山を見るため、アラスカに行ってきました。
1〜2日目はバンクーバーからシアトルに自家用車で移動し、シアトルからの国内線でアンカレッジに入りました。アンカレッジ空港でレンタカーを借り、アメリカで有数の風光明媚なハイウェイとして知られるスワード・ハイウェイを走り、キーナイ・フィヨルド国立公園の玄関口 スワードに到着しました。
本編の前に “準備編” として、アラスカでの移動手段、宿泊施設、氷河クルーズ、デナリ国立公園内のバスなどについて、今回の旅行で気づいたことを書きます。
■ アラスカ 北の大地&野生動物 9泊10日 ■
★1〜2日目) 準備編, 往路, スワード・ハイウェイ
http://4travel.jp/travelogue/10905727
3日目) キーナイ・フィヨルド国立公園 氷河クルーズ 海の野生動物&鯨のジャンプ
http://4travel.jp/travelogue/10906719
4日目) キーナイ・フィヨルド国立公園 氷河までハイキング → タルキートナ
http://4travel.jp/travelogue/10907645
5日目) タルキートナ 植村直己ゆかりの地 → デナリ国立公園
http://4travel.jp/travelogue/10908301
6日目) デナリ国立公園 野生動物の宝庫 ワンダーレイク行き始発バス
http://4travel.jp/travelogue/10909392
7日目) デナリ国立公園 マッキンリー山鑑賞 アイルソン行きバス
http://4travel.jp/travelogue/10912237
8日目) デナリ国立公園 レンジャー引率ハイキング → アンカレッジ
http://4travel.jp/travelogue/10916649
9日目) プリンス・ウィリアム湾 氷河クルーズ 26の氷河&ラッコの大群
http://4travel.jp/travelogue/10920574
10日目) 先住民文化センター, 帰路, 総集編(海と大地の野生動物)
http://4travel.jp/travelogue/10923725
- 旅行の満足度
- 4.0
- 交通手段
- レンタカー
PR
-
まずは準備編です。
<飛行機かアラスカクルーズか>
バンクーバーでアラスカに旅行に行くと言うと、必ず聞かれるのが 「クルーズで行くのか?」 ということ。バンクーバーはアラスカクルーズの発着地で、ダウンタウンには夏期には大型クルーズ船が毎日のように停泊しています。
今回クルーズも検討しましたが、最終的には飛行機でアンカレッジに行き、レンタカーを利用しアラスカのフィヨルドと内陸部を見て回りました。
1)クルーズ
バンクーバーもしくはシアトル発で、1週間でインサイド・パッセージと呼ばれるBC州〜アラスカ南東部のフィヨルドと島々の間を航行します。アラスカのスワードもしくはウィッティア着の片道クルーズと出港地点に戻るクルーズとがあります。観光の目玉は、グレーシャーベイ国立公園内のクルーズです。グレーシャーベイは “氷河湾” の名の通り、世界最大の海に落ちる氷河(Tidewater glacier, 潮間氷河)があり、アラスカ唯一の世界遺産に指定されています。
ただ、クルーズだと1週間まるまる “海” しか観光できません。クルーズの後に内陸部のデナリ国立公園に行くには、さらに3〜5日程度の時間とバンクーバー(もしくはシアトル)までの帰路の飛行機代がかかります。
2)飛行機
今回、飛行機を選択しました。その理由は、効率よく “海” と “内陸” を見て回れるからです。
さらに、シアトルからだと国内線になるので、航空券が驚くほど安かったです。バンクーバーからだと3時間かけてシアトルまで行かないと行けませんが、デルタ航空のシアトル−アンカレッジ往復で1人241.9ドル(+預け荷物1個が片道25ドル)でした。ちなみに、バンクーバー発着だと国際線になるので、シアトル発着の2倍〜2.5倍くらいの値段でした。 -
<現地での移動手段>
旅行のスタイルにもよりますが、小回りの利くレンタカーをお勧めします。
アラスカは鉄道が今でも使われていて、スワード、ウィッティア、アンカレッジ、タルキートナ、デナリ、フェアバンクスなど主な観光地には電車で行くことができます。ただ、本数が限られていて、さらに車よりも時間がかかります (例: アンカレッジ−フェアバンクス間 車で7時間、鉄道で12時間)。
レンタカーの予約は日本のHISを通してオンライン予約するのが一番安かったです(HIS海外レンタカー: http://cars.his-vacation.com/jp/jp/RtfSearch.aspx )。ハーツで大型乗用車(シボレー・インパラ)を8日間借りて、保険フルカバー、ガソリン1タンク込み(返却時ガソリン空でよい)で60,300円でした。主要レンタカー会社やレンタカー・ドットコムでも調べましたが、同条件にするとHISよりも安いところはありませんでした。
今回、レンタカーで計1,801キロ(1,119マイル)走りました。
ガソリン代は1ガロン=4ドル前後(リッター1ドル前後)でした。デナリでは1ガロン=4.8ドルと高かったです。 -
<現地の宿泊施設>
アラスカの観光シーズンは6月〜9月で、その短い期間に稼がなくてはならないため、宿泊施設はかなり割高です。ホテルに泊まると軽く1泊200ドルかかってしまうので、モーテルやベッド&ブレックファスト(B&B)を利用しました。
デナリなどの観光地はリーズナブルな宿泊施設がすぐ埋まってしまいます。今回は、デナリとスワードとタルキートナは旅行5ヶ月前、アンカレッジは4ヶ月前に予約しました。
旅行中、キャンピングカーで旅行している人をよく見かけました。アラスカの各観光地ではキャンピングカー用の宿泊サイトが充実しています。キャンピングカーだとレンタカー+宿泊施設よりも、かなり割安に旅行できると思います。いつかチャレンジしてみたいです。 -
<天候>
旅行期間の半分晴れていたら、“上出来” なのだと思います。
今回、天候が比較的安定しているとされる6月末〜7月上旬に旅行しました。それでも、天気にはかなり振り回されました。旅行期間の半分が晴れ、半分が曇りという印象です。しかも、旅行のメインと考えていたキーナイ・フィヨルド国立公園のクルーズ、デナリ国立公園のワンダーレイク往復バスは、ともに厚い雲に覆われた曇天でした。
“山の天気は変わりやすい” のか、天気が猫の目のように変わることがよくありました。また、天気予報も昨日見たときは晴れだったのに、今日見ると1日中 曇り〜雨になっているということもよくありました。逆に、翌日の天気予報では1日中 曇り〜雨だったのに、当日はスカッと晴れた日もありました。
<服装>
長袖シャツ+薄いセーターを基本として、体感気温に合わせて調節しました。旅行中、Tシャツ1枚になるほど暑くなったことはなかったです。氷河クルーズでは、風がかなり冷たいので厳重な防寒対策が必要です。
また、上記のように、天候が猫の目のように変わるので、雨具は必須です。私はレインコートの上下を持参し、氷河クルーズではウィンドブレーカー代わりに使っていました。
<白夜>
6月末〜7月上旬は、ほぼ白夜です。深夜12時ころに日没、早朝4時ころに日の出です。日没後もしばらく明るく、日の出前から明るくなるので、ちゃんとした夜はありません。8月下旬〜9月頃にならないと、オーロラを見るのは難しいと思います。 -
アラスカ観光の目玉の1つは、氷河クルーズです。
<氷河クルーズの見どころ>
① 海に流れ落ちる氷河 (Tidewater glacier, 潮間氷河)
② 海の野生動物
③ フィヨルド
アンカレッジから車で行けるところでは、下記のの2ヶ所があります。
① スワード発着のキーナイ・フィヨルド国立公園クルーズ
② ウィッティア発着のプリンス・ウィリアム湾クルーズ
今回 両方のクルーズに参加しましたが、結果的には両方行ってよかったです。
1)キーナイ・フィヨルド国立公園クルーズ vs. プリンス・ウィリアム湾クルーズ
結果から言うと、キーナイ・フィヨルド国立公園クルーズは動物観察、プリンス・ウィリアム湾クルーズは氷河がメインです。フィヨルドはどちらも素晴らしいです。
① キーナイ・フィヨルド国立公園クルーズ
・ アンカレッジから日帰りは大変 (車で片道3時間)
・ 外海に出るので、揺れることあり
・ 野生動物にたくさん遭遇 (プリンス・ウィリアム湾では、ザトウクジラのジャンプ、ナガスクジラ、イシイルカ、トド、パフィンは見れず)
・ 氷河の数はそれほど多くない
② プリンス・ウィリアム湾クルーズ
・ アンカレッジから日帰り可 (車で片道1時間半、トンネルの開通時間に要注意)
・ 内海なので、あまり揺れない
・ 驚くほど多数の氷河が見れる
・ 野生動物はそれほど多くない (海に浮かぶラッコの群れ、氷上で休憩するラッコやアザラシはキーナイ・フィヨルド国立公園では見れず)
2)キーナイ・フィヨルド国立公園クルーズ(スワード発着)
2社がほぼ同様の内容・価格のツアーを運行しています。主な違いは下記になります。①の朝8時の国立公園クルーズにしましたが、後から考えると②のレンジャー付きのクルーズでもよかったなと思います。
① キーナイ・フィヨルド・ツアー(Kenai Fjords Tours)
・ ランチ付き
・ 国立公園レンジャーが乗船するクルーズは限定的
・ 朝8時発の国立公園ツアーは、アラスカ水族館のチケット付き
② メジャー・マリーン・ツアー(Major Marine Tours)
・ ランチは別に19ドル
・ 国立公園レンジャーが必ず乗船し説明(船内でジュニアレンジャー・プログラムなどあり)
3)プリンス・ウィリアム湾クルーズ(ウィッティア発着)
こちらも2社がほぼ同様の内容・価格のツアーを運行しています。①にしましたが、こちらは両者とも、国立森林公園レンジャーが乗船し、説明してくれます。
① 26氷河クルーズ(26 Glacier Cruise)
・ ランチ付き
② メジャー・マリーン・ツアー(Major Marine Tours)
・ ランチは別に19ドル
■ 関連旅行記 ■
3日目) キーナイ・フィヨルド国立公園 氷河クルーズ 海の野生動物&鯨のジャンプ
http://4travel.jp/travelogue/10906719
9日目) プリンス・ウィリアム湾 氷河クルーズ 26の氷河&ラッコの大群
http://4travel.jp/travelogue/10920574 -
アラスカ観光の目玉のもう1つは、デナリ国立公園です。
<デナリ国立公園での滞在日数>
余裕をもった日程を組んでおいた方がよいです。曇天と快晴と両方味わいましたが、快晴だとマッキンリー山が見えることはもちろん、風景の雄大さが素晴らしいです。
今回はデナリ3泊とし、予備日1日を設けました。その予備日が運良く快晴だったので、何とかマッキンリー山を間近に見ることができました。
<デナリ国立公園内のバス>
アラスカ観光のもう1つの目玉であるデナリ国立公園の深部には自家用車では入れないので、バスを利用する必要があります。動物観察のためにワンダーレイク往復の始発シャトルバス、翌日天気が良かったのでマッキンリー山を見るためにアイルソン・ビジターセンター往復のシャトルバスを利用しました。
1) シャトルバスか観光バスか
どちらのバスも動物が見えると、乗客が十分な写真を撮り終わるまで停車してくれます。
① シャトルバス
・ 緑色のバス
・ 格安 (アイルソン・ビジターセンター往復の8時間のバスで、1人34ドル)
・ ランチなし
・ (運転手にもよるのでしょうが) 解説があまりないか、声が小さい
② 観光バス
・ ベージュ色のバス
・ 割高 (アイルソン・ビジターセンターの手前までしか行かないツアーで1人154.5ドル)
・ ランチあり
・ (おそらく)ちゃんとした解説あり
2) 動物観察
始発のバスが動物観察には最もよいとされていて、5:15発のワンダーレイク往復のバスが始発です。確かに、往路はたくさんの野生動物に遭遇しました。逆に、復路はあまり動物に会えませんでした。
また、この始発バスは動物観察を目的と乗客が多数乗っているので、乗客が遠くの動物をどんどん指摘してくれます。
動物観察の場合は、右側(運転手と反対側)の先頭座席が最もよいです。道路の上にいた小動物(カンジキウサギ、ホッキョクジリス、ライチョウ)を見ることでできました。それらは車が来るとすぐに逃げてしまうので、後ろの座席では見れなかったと思います。
3) マッキンリー山と景色
マッキンリー山とタイガ・ツンドラの景色を楽しむ場合は、ワンダーレイクまで行かず、アイルソン・ビジターセンターまでのシャトルバス(往復8時間)で十分です。その場合は、左側(運転手側)の座席が往路の景色がよいです。
4) シャトルバスの予約
バスの座席の65%はインターネット予約が可能です(35%は現地で予約する人用)。ワンダーレイク往復の始発バスは混むと思い、5ヶ月前に予約しました。一方、アイルソン・ビジターセンター往復のバスは多数出ていて、現地で天気を見ながらの当日予約で大丈夫でした。デナリ国立公園 国立公園
-
<現地で役だったもの>
1) 雨具
レインコートの上下を持参し、氷河クルーズでは防寒着としても活躍しました。
2)ガイドブック
「地球の歩き方 アラスカ」 と 「ロンリープラネット アラスカ」 の2つを持って行きました。「地球の歩き方」 は細かい情報まであって、とても役立ちました。結果的には、「ロンリープラネット」 は不要でした。
3) 双眼鏡、望遠レンズ付きカメラ
キーナイ・フィヨルド国立公園やデナリ国立公園で野生動物がよく観察できると言っても、遠くに点のように見えることもよくあります。なので、少なくとも双眼鏡は動物観察には必須です。
4)アラスカの動植物パンフレット
国立公園ビジターセンターなどで購入可能です(1つ 5.95ドル)。アラスカの野生動物、鳥、植物の3つを購入しました。ちょうど植物が花咲く時期だったので、植物編は特に役立ちました。
この他、アラスカ州の公式ホームページ(日本語)も情報量が多く、写真が美しいです。
http://www.travelalaska.jp/ -
<花の名前の同定>
“Alaskan Wildflowers” というサイトが役立ちました。
花の色別に分けてあるので、同定しやすかったです。
http://www.turtlepuddle.org/alaskan/wild/flowers-1.html
http://www.turtlepuddle.org/alaskan/wild/flowers-2.html -
ここからが本編です。
バンクーバーを夕方に出発し、アメリカ国境のピース・アーチに到着です。
ここはカナダBC州とアメリカ・ワシントン州の州立公園になっています。ピースアーチ州立公園 広場・公園
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アメリカ入国は、15分程度の待ち時間でした。
前回シアトルに行ったときに 90日間有効の出入国カード(I-94W)を取得しているので、それほど待たずに入国できます。
■ 関連クチコミ ■
バンクーバーからシアトルへのアメリカ陸路入国、出入国カード取得にかかる時間と入国直後のスピード違反に要注意
http://4travel.jp/overseas/area/north_america/america-washington_state/seattle/tips/11136352/ -
シアトルの町が見えてきました。
国境からシアトルまでは2時間ちょっとです。 -
まずは、宇和島屋に立ち寄ります。
宇和島屋 お土産店
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宇和島屋内のフードコートで夕食です。
前回も食べた韓国料理屋の石焼ビビンバにしました。
ビビンバは美味しかったのですが、味噌汁が煮詰まっていて塩辛かったです。 -
そして、宇和島屋内に入っている紀伊国屋シアトル店もぶらぶらします。
紀伊國屋書店 (シアトル店) 専門店
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シアトル店の日本語本ベストセラーです。
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シアトル・タコマ(シータック)国際空港前のレッド・ルーフ・イン(Red Roof Inn)に夜10時前に到着です。
1泊+7日分の駐車場のパッケージで147.75ドル(129.99ドル+税17.76ドル)でした。
シータック空港外の駐車場(MasterParkなど)では1週間で84ドル、空港内では1週間で130ドル程度するので、このパッケージは割安です。Red Roof Inn Seattle Airport - SEATAC ホテル
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2日目です。
このホテルは朝食付きではないので、家から持ってきた残り物を食べました。 -
この無料バスで空港に向かいます。
フロントに置いてある予約表に前もって人数を書いておく必要がありますが、まったく混んでいませんでした。
早朝から深夜まで20分に1本出ていて、空港のターミナルまで10分くらいで着きます。 -
飛行機の準備が遅れたとのことで、ターミナルで搭乗に1時間ほど待たされました。
その間に空港を歩いていると、ジミ・ヘンドリックス(Jimi Hendrix)の記念品が置かれているコーナーを発見。シアトル タコマ国際空港 (SEA) 空港
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ジミ・ヘンドリックスはシアトル出身で、史上最高のロックギタリストと呼ばれています。
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1時間遅れで、飛行機が到着。
シアトル・アンカレッジ間は約3時間です。
1人往復241.9ドル+荷物1個が片道25ドルでした。
国内線なので、安いです。 -
飛行機がアラスカ州内に入ると雪山が見えてきました。
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フィヨルドの上を飛んでいます。
後日、陸上および海上からフィヨルドを眺めることになります。 -
テッド・スティーブンス・アンカレッジ国際空港(Ted Stevens Anchorage International Airport: ANC)に着陸しました。
テッド・スティーブンスはアラスカ州選出の上院議員で、アラスカ州への貢献により 2000年に彼の名前が冠されました。
アラスカは、バンクーバーやシアトルと時差が1時間あります。
アンカレッジは厚い雲に覆われていて、明日からの天気が心配です。テッドスティーブンス アンカレッジ国際空港 (ANC) 空港
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アンカレッジはアラスカ州最大の都市とは言え、こじんまりとした空港です。
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歴代最大 459ポンド(208キログラム)のオヒョウ(Halibut)が像になって、展示されています。
アラスカではオヒョウ釣りの大会がよく開かれていて、それで釣れた魚です。
オヒョウはカレイの仲間で、バンクーバーのフィッシュ・アンド・チップスでよく使われています(通常はタラやサケよりも高価)。
巨大になるのはメスで、オスはメスの1/3くらいの大きさにしかならないようです。 -
先住民の民芸品も展示されています。
アラスカ州の人口は全73万人ですが、そのうち約15%が先住民です。 -
空港内のハーツ(Hertz)でこのレンタカーを借りました。
カナダやアメリカの英語サイトよりも日本のHISで予約するのが一番安く、8日間、保険フルカバー、ガソリン1タンク込みで60,300円でした。
シボレー・インパラ(Chevrolet Impala)で、ゼネラルモーターズがシボレーブランドで販売している大型乗用車です。
ラッキーなことに、まだ3921マイル(6300キロ)しか走っていない、2014年製造のほぼ新車でした。
高い車だけあって 車内は広いです。
大きい乗用車の運転はあまりしたことがなかったのですが、慣れると運転しやすかったです。 -
アラスカの乗用車のナンバープレートです。
下には州の愛称 “THE LAST FRONTIER (最後の辺境)” 、アルファベットと数字の間には州旗が描かれています。 -
アンカレッジからスワード・ハイウェイ(Seward Highway)を通り、スワードに向かいます。
3時間弱のドライブです。
このハイウェイは、アメリカでも有数の風光明媚な高速道路として知られています。
前半はターナゲン入江(Turnagain Arm)に沿ったフィヨルド、後半はチュガッチ国立森林公園(Chugach National Forest)の中を走ります。
アラスカ鉄道の線路が併走しています。 -
ベルーガ・ポイント(Beluga Point)に到着です。
先に来ていた人にベルーガが見えるか聞いたところ、見えないと言っていたので、海まで行くのはやめました。べルーガポイント展望台 自然・景勝地
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先住民のチュガッチ族が白いイルカ ベルーガを探していた場所で、今でも運がよいと見れるそうです。
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このターナゲン入江は潮の干満の差が世界有数で、10メートルに達します。
このときは干潮です。 -
晴れてきました!
少し車を走らせただけで天候が大きく代わり、アラスカの天気は難しいです。 -
フィヨルドなのに海がない、という不思議な風景です。
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ガードウッド(Girdwood)近くです。
看板にあるアリエスカ(Alyeska)はアリュート語で “偉大なる地” を指し、“アラスカ” の語源となりました。
アリエスカ山には、アラスカ最大のスキー場があります。 -
ガーウッド周辺には、“お化けの森 (Ghost Forest)” と呼ばれる枯れ木の森があります。
これらは、地震による地盤沈下で海水をかぶって死んでしまった木です。 -
もっこりした山を見つけました。
アラスカでは、キャンピングカーがよく走っています。 -
ハイウェイ前半は、フィヨルドを堪能できるドライブコースです。
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海から離れ、チュガッチ国立森林公園内を走ります。
ハイウェイ後半は、山と森を楽しむドライブコースでした。 -
道路の両脇に緑の山々が連なります。
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アラスカ鉄道が走ってきました。
車両の青と黄色は、アラスカの州旗の色でもあります。 -
アラスカ鉄道の踏切です。
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湖も点在しています。
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スワード(Seward)に到着し、今日から2泊するリンダ・ルーB&B(Linda Lou's B&B)にチェックインしました。
1泊116.65ドル(100ドル+税16.65ドル)です。
支払いは現金のみです。リンダ ルー B&B ホテル
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部屋はベースメント(地階)で、バス・トイレは共用です。
共用スペースは広く、クマの毛皮や鹿の剥製がところ狭しと飾られています。
電子レンジや食卓もあります。
運良く、他の宿泊客はおらず、気を使わず過ごせました。 -
キーナイ・フィヨルド・ツアー(Kenai Fjords Tours)で翌日の国立公園クルーズを予約しました。
※ 氷河クルーズの選択については、この旅行記の前半の 「準備編」 を参照下さい。キーナイ・フィヨルドツアーズ 海岸・海
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マリーナにはたくさんの船が停泊しています。
その向こうに大型クルーズ船も見えます。
雲がすごく低いのが不思議です。スワード港 船系
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ホーランド・アメリカ・ライン(Holland America Line)のクルーズ船です。
夏期はバンクーバーやシアトルからの多数のクルーズ船がアラスカにやってきます。
その中でもホーランド・アメリカはアラスカクルーズの老舗として有名です。
※ クルーズか飛行機かの選択については、この旅行記の前半の 「準備編」 を参照下さい。 -
スワードの町は、キーナイ・フィヨルド国立公園(Kenai Fjords National Park)の玄関口なので、国立公園ビジターセンターもあります。
翌日、ここでアメリカの国立公園の記念すべき1カ所目のスタンプを押しました。キーナイフィヨルド国立公園インフォメーションセンター 国立公園
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スワードに着いたのが夜8時くらいだったので、夕食はサブウェイで買って B&Bで食べることにしました。
今回のアラスカ旅行では、サブウェイに何回もお世話になりました。サブウェイ (スワード店) ファーストフード
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スワード唯一のスーパー セーフウェイ (Safeway)で買い物です。
夜9時ですが、まだまだ明るいです。セーフウェイ (スワード店) スーパー・コンビニ
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人口3000人の町にしては大きなスーパーです。
果物などを購入し、B&Bでサブウェイのサンドイッチと一緒に食べました。
翌日はキーナイ・フィヨルド国立公園クルーズに参加し、クジラのジャンプが見れました↓
http://4travel.jp/travelogue/10906719
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この旅行記へのコメント (6)
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- ヨーロッパ旅行の達人さん 2019/05/08 13:27:40
- アラスカいい所ですね!
- いつか行ってみたい所です。
アラスカの情報細かくありがとうございます。
白夜も体験してみたいですね~!
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- ぴょん太さん 2014/09/04 21:34:27
- 来年行きたいです
- はじめまして。いい旅行記、楽しませていただいてます。動植物の名前詳しいですね!
ぴょん太、鱒釣りもしたいし、オーロラも見たいし、氷河も見たい、と欲張りです。鱒釣り、オーロラは9月からがいいみたいですが、氷河クルーズが寒くなりそうですね。
で、お便りしたのは、シアトルーアンカレッジの往復航空券、とても安いですね!現地で購入は安のですか?
デルタ、UA アラスカの航空券調べてますが、シアトルーアンカレッジで400$からで、悩んでいます。(本当はSFOからの往復ですが)
日本からNY往復途中で、アンカレッジ経由を考えてますが、UAで18万程度です(2015年6月)SFO-アンカレッジが200$台で別途購入できるとありがたいです。
あと、季節はやっぱり、7,8月ですかね? 6月中は寒でしょうね?
今年6月末Nova Scotia、PEIに行きましたがとても寒かったです。が7月1,2日に急に30度位になりました。
- 昆虫博士さん からの返信 2014/09/05 14:34:09
- RE: 来年行きたいです
- ぴょん太さん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
シアトル−アンカレッジの往復航空券ですが、旅行の半年前に購入してその値段でした。さらに、旅行の2ヶ月前にも見てみましたが、まだ200ドル台でしたよ。なので、航空券には詳しくないですが、もうちょっと待つと安くなるのかも知れません。
今回 6月末〜7月始めに行きましたが、そこまで寒くなかったという印象です。長袖シャツを基本として、寒いとセーターを重ね着、暑いとTシャツになっていました。ただし、氷河クルーズの船の上は極寒なので、そのときだけはセーターと上下のウィンドブレーカーを着ていました。
オーロラのことを考えると、9月でしょうかね。6月〜7月はほぼ白夜なので、オーロラは見えないと思います。8月も下旬なら可能性があるかも知れませんが、少し厳しいかも知れませんね。
以上、参考になれば幸いです。
- ぴょん太さん からの返信 2014/09/06 00:20:44
- RE: RE: 来年行きたいです
- ご返事 ありがとうございます。
航空券、様子見てみます。
8月にオランダ ベルギーに行きましたが、長そでシャツと薄手のセーター、さらに薄手のウインドブレーカーを雨具代わりに羽織っていましたので、余り変わらないかな???
オーロラ、やっぱり9月ですよね。でも、氷河クルーズ、かなり寒そうですね。防寒考えます。
ありがとうございました。
ぴょん太
-
- ウェンディさん 2014/07/18 01:11:50
- 旅の予習に最適な導入編ですね
- こんにちは。
これからの旅の内容が楽しみになる導入編ですね。
私も1995年(もう20年近く前ですね)の9月上旬にアラスカを訪れ、デナリN.P.のワンダーレイクでキャンプを張り(ここのパーミットを手に入れるのが結構大変でした)、大量の小さな蚊(もしかしてサンドフライだったのかもしれません)に悩まされながらも、マッキンリー山を眺めながら周辺のハイキングを楽しみました。
野生動物の多さ、特にムース等の大型哺乳類は、デナリが一番出会いやすいかもしれませんね。
そして、キーナイフィヨルドでのクルーズ。
鯨、氷河、あざらし、そして、たくさんのエトピリカ。
アンカレッジ―キーナイ間のアラスカ鉄道からの車窓の風景や、崖に突然現れるマウンテンゴートたち。
旅行記の導入編を拝見していたら、古い記憶が沢山蘇ってきました。
本編の続きを楽しみにしています。
- 昆虫博士さん からの返信 2014/07/18 14:53:12
- RE: 旅の予習に最適な導入編ですね
- ウェンディさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
私の旅程と似たコースで、20年前にアラスカに行かれたのですね。おそらく、デナリもキーナイ・フィヨルドも国立公園なので、氷河がかなり後退した以外は 当時と全く変わっていないと思います。
おっしゃる通り、アラスカは野生動物の宝庫ですね。海の野生動物と陸の野生動物にそれほど苦労せずに会えるのが素晴らしいです。
近いうちにデナリ編を投稿できると思うので、お時間あるときにのぞいて見て下さい。
コメントを投稿する前に
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