2014/07/05 - 2014/07/05
18位(同エリア84件中)
昆虫博士さん
野生動物、氷河、マッキンリー山を見るため、アラスカに行ってきました。
8日目は、個人でサベージ川沿いをハイキングした後、国立公園レンジャー引率のハイキングに参加しました。2時間弱の軽いハイキングでしたが、デナリの針葉樹林やビーバーの知恵など その都度立ち止まって説明を受けました。個人ハイキングでは通り過ぎていたであろうことも多く、勉強になりました。デナリに限らず、レンジャー・ハイキングはお勧めです。
その後、デナリ国立公園を後にし、5時間かけてアンカレッジに向かいました。この日も快晴で、マッキンリー山がいろんな角度から見れました。
■ アラスカ 北の大地&野生動物 9泊10日 ■
1〜2日目) 準備編, 往路, スワード・ハイウェイ
http://4travel.jp/travelogue/10905727
3日目) キーナイ・フィヨルド国立公園 氷河クルーズ 海の野生動物&鯨のジャンプ
http://4travel.jp/travelogue/10906719
4日目) キーナイ・フィヨルド国立公園 氷河までハイキング → タルキートナ
http://4travel.jp/travelogue/10907645
5日目) タルキートナ 植村直己ゆかりの地 → デナリ国立公園
http://4travel.jp/travelogue/10908301
6日目) デナリ国立公園 野生動物の宝庫 ワンダーレイク行き始発バス
http://4travel.jp/travelogue/10909392
7日目) デナリ国立公園 マッキンリー山鑑賞 アイルソン行きバス
http://4travel.jp/travelogue/10912237
★8日目) デナリ国立公園 レンジャー引率ハイキング → アンカレッジ
http://4travel.jp/travelogue/10916649
9日目) プリンス・ウィリアム湾 氷河クルーズ 26の氷河&ラッコの大群
http://4travel.jp/travelogue/10920574
10日目) 先住民文化センター, 帰路, 総集編(海と大地の野生動物)
http://4travel.jp/travelogue/10923725
- 旅行の満足度
- 5.0
- 交通手段
- レンタカー
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デナリ・パーク・ホテル(Denali Park Hotel)をチェックアウトして出発です。
国立公園から車で20分ほど離れたヒーリー(Healy)にあるので、値段もリーズナブルで快適なモーテルでした。
“No Vacancy” とあり、滞在中はずっと満室でした。Denali Park Hotel ホテル
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昨日に続き、本日も快晴です。
ヒーリーから南下し、デナリ国立公園に向かいます。
この道も3日間毎日通りました。 -
デナリ国立公園に入る直前にサブウェイがあり、そこで朝食です。
デナリ滞在中は毎日お世話になりました。サブウェイ (デナリ国立公園店) ファーストフード
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朝食セットのサンドイッチ。
10ドル程度です。 -
デナリ国立公園に入りました。
デナリに来て、まだ看板の前で写真を撮っていなかったので、記念撮影。デナリ国立公園 国立公園
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公園道路(Park Road)をサベージ川に向かいます。
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マッキンリー山は今日も山頂まできれいに見えます。
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メスのムース(Moose)を発見。
道路脇で草木をむしゃむしゃ食べていました。
デナリ滞在中、4日連続でムースに会えました。 -
自家用車で行ける最奥地、サベージ川(Savage River)に到着です。
朝8時20分に着きましたが、まだ誰もいませんでした。サベージリバー 滝・河川・湖
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サベージ川ループ・トレイル(Savage River Loop Trail)をハイキングします。
サベージリバー ループ トレイル 散歩・街歩き
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サベージ川沿いのトレイルを歩きます。
植生はツンドラで、ちょうど花が満開です。 -
歩き始めてすぐに、ホッキョクジリス(Arctic Ground Squirrel, 北極地リス)がお出迎え。
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ピンク・プリューム(Pink Plumes)。
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チャイミング・ベル(Chiming Bells)。
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ハクサンイチゲ(Narcissus-flowered anemone, 白山一華)。
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ツンドラ・ローズ(Tundra Rose)。
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マンネングサ(Sedum)の仲間。
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綿毛になったウサギギク(Arnica)の仲間。
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10時からのレンジャー・ハイキングに遅れないため 途中で引き返し、橋のところまで戻ります。
この橋にはサベージ検問所(Savage Check Station)があります。 -
カモメ(Mew gull)。
デナリのような内陸部にも カモメはいます。 -
またも、ホッキョクジリス。
人が近づくと、警戒音を発します。 -
ビジターセンターに向かいます。
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デナリ・ビジターセンター(Denali Visitor Center)に到着です。
このビジターセンター前が待ち合わせ場所です。デナリビジターセンター 博物館・美術館・ギャラリー
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今回は10時からの “ホースシュー湖ハイク (Horseshoe Lake Hike)” に参加します。
この日の参加者は15人ほどです。
ホースシュー湖までの往復2時間弱のハイキングで、無料です。
レンジャーが説明しながらのハイキングなので、小さい子供でも参加できます。
また、各自の予定に合わせて途中で抜けてもよいです。 -
デナリに限らず、アメリカの国立公園でのレンジャー・ハイキングはお勧めです。
知識豊富なレンジャーの話を聞くと、個人ハイキングでは見落としていることだらけだとわかります。
こういうレンジャー・プログラムが毎日多数あり、誰でも無料で参加できるのが、アメリカの国立公園システムのすごいところです。 -
今回のハイキングのレンジャーです。
タイガ(針葉樹林)の植生を説明してくれています。 -
オオタカネバラ(Prickly Rose, 大高嶺薔薇)。
バラの1種です。
こういった植物を見かけるごとに、レンジャーが説明をしてくれます。 -
地衣類(Lichen)。
菌類(Fungus, キノコの仲間)と藻類(Algae)からなる共生生物で、それぞれが単独で生きていくよりも厳しい環境で生活できます。
藻類の光合成産物を使って、菌類が増殖します。
コケ植物と似ていますが、別の生物です。 -
針葉樹に付いたボール状のものは、木とは別の生物と言っていましたが、何か忘れました。
ご存知の方、教えてください。 -
この瘤は、木が傷ついたときの創傷治癒反応だそうです。
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アカリス(Red Squirrel)は冬眠しないので、地面にこのような穴を掘り、その中に冬に食べる食料(マツの実など)を貯蔵しておきます。
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タイガが広がります。
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ホースシュー湖(Horseshoe Lake)が見えました。
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ホースシュー湖のような馬蹄形(Horseshoe)の湖は、蛇行した川が徐々につながり、残された部分が湖となってできます。
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ホースシュー湖には、ビーバーダムがあります。
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中央の切り株は、ビーバーがかじって倒した木です。
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レンジャーが見つけたムースの足跡。
偶蹄目なので、2つに割れたひづめ(蹄)があります。 -
ホースシュー湖まで下ってきました。
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この湖にはビーバー・ダム(Beaver Dam)があります (ビーバーは今は住んでいないとのことです)。
ビーバーはヒト以外で唯一、周囲の環境を変える動物と言われています。
このようなダムによって水位を保ち、巣の出入り口を常に水中になるようにしています。 -
ビーバーの巣(Beaver Den/Lodge)の説明をしています。
巣は木の枝と泥から作られます。
ビーバーの巣は水中に出入り口があり、天敵から見を守っています。
また、晩秋になると新鮮な泥で覆い、凍結させることで、さらに巣を頑丈にします。 -
ビーバーダムの湖面が冬に凍結すると、堤防に少し穴を開けて水を抜き、氷の下に空気の層を確保します。
ビーバーは天才的な建築家ですね。 -
ホースシュー湖のほとりでレンジャー・ハイキングは終了です。
ビジターセンターまで戻ってきて、横にある食堂 “モリノ・グリル (Morino Grill)” で昼食です。
この食堂では、ハンバーガーやラップなどの軽食が食べられます。モリノ グリル アメリカ料理
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チーズバーガー(13ドル)。
国立公園内なので仕方ありませんが、こんなハンバーガーが1300円もします。 -
デナリ国立公園を後にし、アンカレッジに向かいます。
ジョージ・パークス・ハイウェイ(George Parks Highway)を南下します。
“オーバーサイズ” と書かれた先導車が向こうからやってきて、路肩に車を停めるように言われました。
その後ろからは大きなボートが運ばれてきます。
アラスカは、やはりスケールが大きいですね。 -
マッキンリー山が見えてきました。
この標識は 「カリブー注意」 の意味です。
南下していく途中で、「ムース注意」 の標識もよく見ました。 -
こういう眺めがよいところには、ビューポイントがあることが多いです。
3日前もここで停まりましたが、そのときは曇天でした。
今日は快晴で、前回とは印象が異なります。 -
マッキンリー山がきれいです。
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マッキンリー山と反対側も絶景です。
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さらに南下し、デナリ州立公園(Denali State Park)内の北展望台(View Point North)に到着です。
デナリ州立公園 広場・公園
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マッキンリー山は見えますが、小さくしか見えません。
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続いて、デナリ州立公園内の南展望台(View Point South)に到着です。
デナリ州立公園 広場・公園
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北展望台よりもこちらの方がマッキンリー山がよく見えます。
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3日前に立ち寄ったときは雲に覆われて見えませんでしたが、今日は展示プレートと同じようにきれいにアラスカ山脈が見えます。
一番高い山がマッキンリー山(Denali/Mt. McKinley, 6168メートル)です。
そして、マッキンリー山の向かって左側の山がアラスカ山脈で3番目に高いハンター山(Mt. Hunter, 4442メートル)です。 -
展望台から右側に丘を少し登るトレイルがあります。
トレイルの上からの眺めもよいです。 -
休憩にトラッパー・クリーク(Trapper Creek)という町のジェネラルストア(General Store)に立ち寄り、コーラを買いました。
アメリカの田舎では、このようなジェネラルストアがコンビニ代わりになっています。 -
もうすぐアンカレッジです。
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本日から2泊する宿 “アンカレッジ・ダウンタウンB&B(Anchorage Downtown Bed & Breakfast at Raspberry Meadows)” に到着です。
民家なので見つけるのが難しく、行ったり来たりしながら探し当てました。
2泊で350ドル(現金払い、クレジットカード払いの場合は370ドル)でした。
正直、このB&Bはハズレでした。アンカレッジ ダウンタウン ベッド & ブレックファースト アット ラズベリー メドウズ ホテル
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B&Bの庭です。
わざと自然に任せているとのことなのですが・・・手入れを全くしていないとも言えます。 -
ワスレナグサ(Forget-me-not, 忘れな草)。
アラスカの州花(State Flower)で、ちょうどこの時期が満開でした。
見たいと思っていたので、こんなところで出会えてラッキー!
夕食は、宿で教えてもらったスーパーで購入して、宿で食べました。
安いスーパーを教えてもらいましたが、それでもかなり高く、驚きました。
翌日はプリンス・ウィリアム湾に氷河クルーズに行きました↓
http://4travel.jp/travelogue/10920574
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