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2014年7月16日水曜日、竹富島“カイジ浜”より小浜島の“大岳”を望む。<br /><br />2014年7月15日火曜日<br /><br />民宿だいく家 11:00<br />小浜港 11:05<br />    11:25(石垣島ドリーム観光)<br />石垣島離島ターミナル 11:55<br />           13:20(石垣島ドリーム観光)<br />竹富東港 13:33<br />     13:37<br />民宿大浜荘 13:45<br /><br />《民宿大浜荘泊》<br /><br />小浜島から石垣島ドリーム観光高速艇&quot;ドリーム5号&quot;にて石垣島離島ターミナルまで来ました。さぁ次は…ってことですが、まずは一服し、そのあと買い出しに&quot;730交差点&quot;近くの&quot;CoCoストア&quot;へと向かいます。仕入れるって言っても&quot;タバコ&quot;です。買いこんだらお店の前で一服した後、石垣港に戻ります。<br /><br />小浜島での滞在時間の調整のため、一本船を遅らせました。まぁ用事は済んだのでサッサと行こう…、でも今回は&quot;石垣島ドリーム観光&quot;で押してみようか~ってことで13:20の竹富島行きに乗ります。これが&quot;ドリーム5号&quot;なんで、小浜から乗ってきた船が竹富まで送ってくれるってことになるわけです、ハイ。定刻に出発した高速艇は若干遅れて&quot;竹富港&quot;に入港します。気のせいでしょうか・・・石垣島ドリーム観光の高速艇は、&quot;ほんの数分&quot;時間がかかっているような気がします。でもまぁいいです。<br /><br />10ヶ月ぶりに訪れた竹富島ですが、やはり”日帰り”だと覚えていない・・・ってか記憶にないのがホンネです。なので今回は”しっかり目に焼き付けよう”と思います。港には2泊お世話になる民宿大浜荘のご主人が”民宿大浜荘ロゴ入り軽バン”でお出迎え、よろしくお願い致します。前回は”竹富観光センター”のマイクロバスで牛車乗り場まで送って貰ったときはえらい回り道をした記憶がありますが、今回は道をまっすぐ進むと”あれっ?”と思う間に到着します。まぁ島の位置関係は”全く”っていい程わからないので、二日間で学ぶとしましょう♪とりあえず“宿泊台帳”を記入して奥の建物の二階の角部屋“B-9”を使わせて頂きます。<br /><br />私がこの民宿大浜荘を選んだ理由はもちろんいつもの“バストイレ付”の部屋ですが、正直竹富島に“星のや”以外にあるとは思っていませんでした。つまりバストイレ付の部屋のあるところは、“民宿”をはじめられてから年数が浅い施設、もしくはなにかの施設を改築されたところと言うのが今までお世話になった施設の背景でした。しかしこの民宿大浜荘さん、沖縄の日本復帰後に始められたと言うことは1972年、つまり42年の歴史(2014年現在)がある竹富島で最も古い民宿なので正直“マジ?”って思いました。電話で直接手配したので空き部屋を聞いてから聞いてみましたが、ある!と回答を頂いたのでどんなものかと思いながらも、ではそれでお願いした次第です。写真を見て頂くとわかりますが、確かに最近の部屋のタイプではないような気はしますが、間違いなく設備は付いています。人によって解釈は違うので、まぁどうとらえられるかっていうのは抜きにして、先見の明を私は感じました。また先読みされている=来られる観光客に快適な生活を提供するって言う気持ちも感じます。あとひとつ書き忘れていましたが、”竹富島”のことを調べると必ずヒットする”民宿大浜荘”情報として、”名物おじぃ”のことがあります。残念ながら数年前に100歳でお亡くなりになられたそうです。行動力&ユーモア溢れる方だったようで、今なお”訪ねてこられる”方が多いと聞きました。残念ではありますが、その精神はご主人をはじめとした身内の方には勿論”タイトな常連さん”が引き継いでおられます。<br /><br />まぁウンチクはさておき、まずお部屋に入り設備確認(笑)をします。扉を入ると、二方向の窓があります。角部屋なんで当たり前といえばそうですが、なんか贅沢感があります。押入れがあり、コインエアコンと扇風機が置いてあります。“おや?バストイレは?”って思ってしまいましたが、実は左側に扉があり、そこを開けるとちゃんとありました。建物自体は年期は入っています、しかし六畳一間をいかに広く快適にするかっていう意図が伝わってきます。今日の移動はたかが“小浜島~石垣島~竹富島”なんでしれた距離ですが、炎天下の石垣港を少し歩いただけでも体力消耗しているようです。食事時間は18:00と8:00と聞きましたが、これも食後に西桟橋まで“陽の入り”を腹ごなしの散歩ができるようにとの配慮でした。なんかそういう話をお聞きするとワクワクしちゃいます。ということで体力温存、しばらく休ませて頂きます。<br /><br />確か昨日からの宿泊客はおらず、私と子連れ夫婦が2連泊、女性ペアの1泊の3組が今日のお泊りです。多分私が一番早くチェックインしたはずですが、夕食時に皆さん揃います。この食堂での座席の位置も上手くセッティングして頂いています。まぁ子連れファミリーは単独にしても、よりによっておっさんの前に華2人、まぁ楽しい時間を過ごさせて頂きました。夜はゆんたくテーブルに早替わりの喫煙コーナーで、タバコふかしながら情報交換です。私は小浜島からなんですが、女子二人は明日小浜島っていうことで、なんやらかんやらと言わせて頂きました。そうこうしている間に19:20になります。19:30頃と陽の入りを聞いていましたが、昨日の小浜島の様子で19:45と読み、皆さん見送ってからおもむろに歩き出します。19:40頃西桟橋に到着します。うぁ~っ~!って思いましたが、すごい人ごみです!竹富島西桟橋の陽の入りというと、竹富島宿泊客しか味わえない特権だとは聞いていましたが、どこに泊まってるの?って数です!まぁシーズンなんで当たり前のような気もしますが、やはりびっくりです。とはいえマイペースなおっさんはiPhone5s片手に写真をパチパチして~、う~ん~っ・・・、やっぱり人ごみはダメだな~って思い戻ろうとすると、おや?さっきの女子二人、ちょっと声掛けてしばらく話をしていましたが、まぁ彼女達も現状逃避の旅、真っ暗になる前に帰っておいで~って言って帰り道の散策をします。途中見覚えのある“なごみの塔”を見つけますが、夜は危ないってことは聞いていたのでそのまま歩いて行きます。西桟橋に行くまでまっすぐ歩いてきたと思っていたので、そのように歩いているはずなのですが、なんか違う・・・、そのうち日が落ちて辺りは真っ暗、うわ~っ~って思ったのもつかの間、左手には文明のリキiPhone5sが!ってことでナビを起動すると“郵便局”の三軒隣りにいることが判明!ってことはその隣が大浜荘なんで事なきを得ました。しばらくタバコをふかしていましたが、今日は皆さん集まらないようで、適当に切り上げて部屋で今日の行程の振り返りとおこずかい帳、明日の行程の立案なんかをしてからシャワーを浴びて、コインエアコンってどういう使い方をするのが快適かな~って考えながら100円玉を積み上げていると結構冷えてきます。なので2時間つけた後は窓を開けて扇風機で風を回したら大丈夫じゃん~!って答えに行きつき、それを実践したらいつものようにzzz・・・、そして竹富島の初夜は更けて行きます。<br /><br />ライブ編にも書いたのですが実はこの竹富島の宿泊で、四回の八重山の旅の目標である定期航路のある八島全てに宿泊!というつまらないミエから始まったことを達成しました。正確に言うと2014年7月16日水曜日0:00に達成します。最初はなにかやろうって思っていましたが、結局あっという間に過ぎてしまったため、あ~って気づいた時には達成してたっていうのが正直なところです。10ヶ月で回ってきたことを思い出しながら感慨深げに・・・ってことはなかったですね~!というより今は明日のことが優先なんで!ってかんじで眠りにつきます。<br /><br />《宿泊》民宿大浜荘<br /><br />ではここで”竹富島”とは…、<br />北緯24度19分47秒、東経124度05分12秒に位置します。面積は5.42平方キロメートル、海岸線長9.12km、最高標高33.1m、所属海域は太平洋・東シナ海、所属諸島は八重山諸島で石垣島から約6kmの場所にあり高速艇で約10分で来ることができます。人口358人、戸数158戸(2013年10月27日現在)。現在の”竹富”は最近になってからの”当て字”で明治半ばまでは”武富”と表記されることが多く、竹富の言葉では”テードゥン”と言います。島内北西部には3つの集落があり、東集落(アイノタ)、西集落(インノタ)、中筋集落(ナージ)から構成される。集落全体が木造赤瓦の民家と白砂が撒かれた道という沖縄古来の姿を保っているということで有名です。<br /><br />2014年7月16日木曜日<br />7:58にふと目を覚ましました。”あ~れ~っ~”って言わなくても朝食の時間になんとか間に合いました。食堂へ入る前にまずは目覚めの一服・・・。のんびりしているようですが、食堂一番乗りでした(笑)!とにかく早メシの習慣がないのでゆっくり食べていると、女子旅ペアと子連れファミリーが来られます。”おはようございま~す”って挨拶して、”ごちそうさま~”で先に失礼してまた一服・・・。そうすると女子旅ペアが最後の情報収集、まぁあまり役に立てることは言えないけどしばらく話をした後に旅立って行かれました。じゃあね~!私は”島巡り”の予定ですが、なんせだらだら~っとしています。タバコ吹かしながら”どこ行こうか・・・”って感じです。すると”ケータイのこと聞いて良い?”って。どうぞどうぞなんですが”オサイフケータイ”のこと、まぁ知っていることならば何でも答えていますが、ようは”本体が壊れた場合のプリペイド残高の取扱い”について・・・。こういうのって原則ケータイショップで扱わないことなので、建前として聞いて下さいって前置きをしてから話せることは話しました。上手く伝わっていなかったらごめんです・・・。それでも意を決し出掛けます。端から回るということで”アイヤル浜”に行くことにします。だいたい3km弱の道のり、チャリンコを借りるかどうしようか迷った挙句歩くことに。郵便局の前の道をひたすら歩いて行きます。途中”おやっ?”って思う場所が。”ミーナ井戸”、多分昔の”水源”だとは思いますが、とりあえず詳細を調べるのは改めて”写真”だけ撮って先に進みます。途中違う場所へと向かう道もありますがとにかくまっすぐ進みます。決して”いい道”ではありませんが、歩くには特に問題はありません。ただちょっと・・・ってことがありました。島中心部からアイヤル浜へと向かう道は、途中”港”に向かう道と交差します。多分そこからだと思いますが、”星のや”に向かう&送る送迎の車が結構通ります。こいつら~って思ったのが”歩行者を待たせ”て走っていく様、確かに仕事かも知れませんが”サイテー”です。砂煙を上げて走る姿、中に乗っている人もどう思うんでしょうね、ホント。マイカーだったらいざ知らず看板掲げた車がこれだとは…、従業員教育のお粗末さ…こんなもんでしょうか…。道の真ん中歩いてやろうかと思いましたが、怪我するもの馬鹿らしいのでやめました。そんなヤツはほっといて先を急ぎます。”ほしのや”の入口は無視して歩いていくと…なんか心細い道になってきました、とは言え一本道ゆえ間違えようがないのでひたすら歩くと…ありました!”アイヤル浜”の表示板が。だいたい30分位ですかね~郵便局前から。ちょうどタイミングよく私が着いたときはほかに誰もいなかったので、しばらくぼ~っと風景を眺めていました。周りを見渡して初めて気づいたことですが、アイヤル浜沖って結構離島行きの高速艇がカッ飛んで行きます。それは小浜島に行ったときのGPSデータで知っていたのですが、石垣~竹富行の高速艇も通ります。アイヤル浜でもいつものパノラマ撮影をしましたが、石垣島は左手方向に見えます。また竹富港も左手方向です。なので???ってなります。でも深く考えてもわからないので、”島のフシギ”にしておきます(笑)。潮流も早そうで、いかにも泳ぐことはできなそうでしたが、島独特の”負の贈り物(漂流物)”がないのできれいな場所です。しばらくするとチャリンコがやってきます。まぁちょうどいいタイミングということで帰るとします。毎回のことながら”行きはよいよい帰りは恐い”パターンです。木陰がホントありません。それプラスお昼時…一番影がない時間帯です。自分の無計画さにあきれますが、やっぱり赦しちゃいます、甘ちゃんなんで(爆)。この道だとチャリンコの方がいいような気もしますが”パンク”はしないんでしょうか?ほしのや入口より奥は路面状況かなり悪いようでした。すれ違いのチャリンコにも負けず、暴走マイクロバスにも負けず歩きます。途中休める木陰があったら休みます。おひとり歩きで来られた方と出会います。やはり気になるんでしょう、”あとどれくらいあります~?”って聞かれました。”あと10分で着きます!頑張ってください♪”。<br /><br />そして約1時間かけて民宿大浜荘さんに戻ってきました。とにかく汗だくです!でも冷たい飲み物がすぐに手に入れられる大浜荘の便利さ、つまり商店が敷地内にあるので立て続けにさんぴん茶を2本購入してカッくらいます。そのままベンチで寝ていると、す~んごく気持ちがいいです。風通しはいいし…。しばらく”リュック”を枕に昼寝をします♪これがホントに贅沢に感じるヒトトキです!!<br /><br />1時間程休憩してまた歩き始めます。下方向へ歩いていくと、竹富小中学校の手前角にある”東パイサージ御嶽”に着きます。こちらは”島をつくり島を育てる神”が祀られているといわれており、竹富島にある28ヶ所の御嶽の中でも主要御嶽のひとつとされているそうです。そのまま歩いていくと竹富小中学校の前を通り進んで行くと”中筋井戸(ナージカー)”に着きます。年季の入った井戸の様子、隣にある”水道記念碑”と合わせ”竹富島の水事情”の奥の深さには脱帽する限りです。宿で聞いた”水道の水は於茂登の水”ってこと、なんだろうとは思いましたがこのことだったのか・・・って改めて感心してしまいました。昭和51年ということは1976年なのでわずか38年前(2014年7月16日現在)にできた上水道・・・いにしえの水問題の苦労を改めて感じました。<br /><br />水道記念碑の隣に”竹富島の集落案内図”がありました。写真でカットして先へ進むとある”竹富島の民家”説明版と合わせてになりますが、この”竹富島”、いにしえより引き継いでいる”古きよき場所”の現世、また後世に引き継ごうとする”確固たる姿勢”を一観光客に過ぎない私でも感じ取れる姿をさりげなく且つ確実に見せつけています。当然それを現実に実行するのは生半可な態度では不可能だと思われますが、島民の方々全てがその目的意識を持たれていること、素晴らしいと思います。八重山のひとつの島と言う認識しか持っておらず”宿泊履歴”だけを求めていた私は恥ずかしい限りです。<br /><br />そしてしばらく進むとハニヤ御嶽があり、その一角に” 仲筋村伝統芸能継承之碑”と”ハニヤの由来の碑”があります。伝統芸能継承之碑は他でも見たことがありますが、いにしえより伝承した狂言と舞踊について書かれています。それらを儀礼的に”種子取祭(タナドゥイ)”で奉納し、奉納はいかなる悪天候であれ必ずされるものだそうです。あまり他で見かけたものに対して深入りして調べることはなかったので、一度ゆっくり調べてみようと思います。“ハニヤ御嶽”、御嶽とは沖縄にあるいにしえの自然崇拝に基づく社を一般に指すようですが、あまりその内容について詳しく記載されていません。ある意味地元にとって神聖な場所であるようにしていれば良いのかもしれませんが、竹富島では由来について詳しく書かれています。その昔先島諸島に人頭税が課されていた時代にまつわる話に基づいた人の縁の話を発端にこの御嶽を作った説明書きが詳細に書かれています。島の人たちだけの話にせず、このような観光客にもわかる解説をされることは大変ありがたいことだと思います。勉強になりますので。<br /><br />またしばらく歩き、仲筋集落の外れに来ると、竹富島伝統的建造物群保存地区の説明看板があります。こちらは先ほど水道記念碑の脇に書いてあった“竹富島”がいにしえから受け継いだ街や建物の様子を永続的に維持しようと言うことが書いてあります。大変だろうし不便も伴うかとは思いますが、一観光客として最低限できることは“街並みを変えないようにする”努力しかできませんが、負の人間の一人にならないように心掛けたいと思います。<br /><br />そして外周道路に出ます。ここでちょっと勘違い、なぜかアイヤル浜の方向に進んでしまいました。集落から歩いてくる時も実は夏の強い日差しに打ち勝つことができず、数回道端の木陰で休憩しもってたどり着きました。すぐ気がついたので100m程歩いただけですが、ちょっと冷静さを欠いています。ともあれ歩かないと先には進めないので、息を整えながら前に進みます。程なくしてカイジ浜の入口に着きます。浜に入る前にある蔵元跡に寄ります。ここはあとで行く西塘御嶽の主“西塘”が八重山初代頭職竹富大首里大屋子になったときに蔵元を置いた場所だそうです。今は石碑と石垣が残るのみですが、いにしえのロマンを感じるところです。ただ残念ながらあまり興味を持たれている感じは受けませんでした。そしてカイジ浜へ、星砂の浜としても有名ですが、泳げない(遊泳禁止地区)ため、星砂探しの観光客ばかりでした。大昔に沖縄(本島)のお土産でもらった記憶はあるのですが、自分で調達したことはありません。手のひらを砂浜に押しあてて、くっついた砂の中から星砂を探すってやりかたが一般的だそうですが、なんか“思い出の品”を作ってしまうと次回以降来ることがなくなってしまいそうであえてやりません。屁理屈こねているように聞こえるかもしれませんが私のホンネです。なのでいつものごとくパノラマ撮影です。表題の写真の注釈にも記載していますが、カイジ浜からは対岸に小浜島が望めます。とはいえあまり特徴のない島なので、どれが?ってことになるかもしれません。でも大岳が結構目立ちます。偉そうにコメント書いていますが、それ(大岳)がわからなかったら多分わからなかったと思います。大岳遠景を含めたパノラマ写真を撮った後、外周道路を反時計回りに進みます。<br /><br />ホントちょっとの距離で多分八重山諸島でもっとも有名な海水浴場“コンドイビーチ”に到着します。さすが!って言うと失礼ですが、トイレ&シャワー施設があります。ここまで設備が整っているところは、波照間島のニシ浜位ではないでしょうか?まぁ私は泳ぐ余裕はないので、人が少ないところでぼ~っと景色を眺めていました。昨日の西桟橋同様の人はいるようには見受けられましたがそれでも“こんなものか~!”って感じはしました。ただあと数日たって夏休みに突入すると途端に観光客は増えるようです。ただ人ごみ嫌いな私はダメですが。という感じで休憩がてらぼ~っとした後、お決まりのパノラマ写真を撮影した後また歩き出します。<br /><br />周回道路を進むと、昨日陽の入りを見に来た“西桟橋”に到着します。陽の入りの時間なんで19:40頃は満潮時、今日の15:00頃はちょうど干潮時、まぁこれだけ印象も違うのか?って思うほどでした。でもこれが自然の摂理仕方がありません。記録としてまたお決まりのパノラマ写真を撮ります。ふ~っ。<br /><br />今回の竹富島での目的は、ひとつは宿泊をすることですが、もうひとつは”行っていない場所をなくす”ってことでした。時間から逆算しても全部は無理にしてもいくつかは回れるはずでした。しかし私も生身の人間なので、コンドイビーチあたりから“頭痛”がしていました。多分軽度の熱中症だと思われます。なのでここは無理をせず、宿に戻って休憩しないとマズい・・・、って判断し、そのまま歩けば港に着く道を諦め集落方向へと入って行きます。<br /><br />少し頭痛に集中力を削がれながら歩いていくと西集落へとやってきます。目印は“スンマシャー”、風水をもとに集落を守る意味で作られています。た~だ~っ…すいません肝心の“スンマシャー”の写真が撮れていませんでした。なので看板だけになります。そして仲筋集落にあった竹富島民家の看板と同じものが、この西集落にもあります。ただ説明看板の位置として情報がありませんでした。竹富島では最近施設の移転がいくつかありました。ビジターセンターなんかもそうなのですが、新しい情報が反映されていません。また旧施設が“空き家”となって存在します。聞いた話ですが、やはり取り壊しにお金がかかるという理由だそうです。しかし景観上あまりよろしくはないように思いました。でもない袖はふれないだろうし、どうすれば良いかは大変難しいことだと思います。でもなぜ移転のときに先のことを考えなかったのかはちょっと疑問です。<br /><br />先に進むことにします。立派な御嶽が見えてきます。西塘御嶽です。八重山の初代頭職竹富大首里大屋子に任じられた西塘のお墓が“御嶽”となっています。由来が結構珍しい御嶽かな?って思います。さらに歩くと10ヶ月前に訪れた数少ない場所“なごみの塔”に着きます。珍しく観光客が見当たりません。登ろうか…とも思いましたが、正直気力だけで歩いているので、今回は下から“パシャリ”と写真を撮るだけにして歩き続けます。どうもうまい具合に宿にたどり着けません。通りは間違いないのですが、微調整がわからなかったため、再び文明のリキ“iPhone5s”の登場です。ナビを立ち上げると若干北方向にいることがわかり、ちょっと歩くと竹富郵便局に着きます。ということはとなりがお世話になっている“民宿大浜荘”さんになります。あっち行ったりこっちへ来たりしていましたが、なんとか戻ることができました。ゆんたくスペースでごろ寝してもいいのですが、今は体温を下げるため、一旦部屋に戻りエアコンガンガンにかけて一休みします。回りきれないところがあったのは残念ですが、今は体調管理の方が肝心です。次に来るときへの課題です。<br /><br />一休みしたあと、義務感のように一服(^。^)y-~をしにいきます。そこで竹富島Tシャツを着た男性にお会いします。実はこの方常連さんなのですが、ど~見ても宿の方としか見えません。普通に送迎なんかもされていますし、なにより言葉がこの八重山の暖かい言葉を普通に話されます。後ほどまた書きますが、 私の経験上お国言葉を操るには、必要にかられてか自分の訛りを指摘されたかのどちらかのケースしかありませんでした。背景は違えど私の場合、根っからの関西人ですが約10年間東日本で生活していた絡みで普通に標準語を話すことができます。しかしただこの“竹富島が好き”だけの理由でそこまでできるとはホントわかりません。しかし愛知県のご出身の彼ができるのは、その“竹富島”を愛する気持ちの強さゆえにできてしまうのではと、ただただ脱帽するしかありません…っと”にわか島人”は思いました。<br /><br />しばらくしてから夕飯を頂きに行きます。昨日宿のご主人から、今日は“ゆんたくタ~イム”があるよって聞いていました。以前あるところで話の流れで“哲学”の話をされ、非常に不愉快な思いをしたことがあり、どうしても進んで参加したいとは思っていない自分があります。ただ今回はその常連さん(以後Aさんとします)が仕切ってくれること、それと話をさせて頂いているので、どういう方なのかも知っていたのでホント楽しみです!加えて今日はオーバー40のおっちゃんとアラサーカップルが加わります。面子を考えてもどうなることやらワクワクo(^o^)oします♪と言うことでゆっくりとごはんを頂いて一服し、“ゆんたくタ~イム”が始まります。<br /><br />アラサーカップルは西桟橋に夕陽を見に行くそうで、後から参加されます。まぁ家族連れは不参加なので残り3人で始まります。ここでおや?ってことが発覚します。実はオーバー40&#39;s2名は下戸でした。それとカップル女子とで過半数を取ってしまいました(笑)。まぁ呑みたい人は呑んでって感じなんで気は楽です。そしてある程度暖まった頃、軽トラに5人が乗り込み夜の海へと向かいます。<br /><br />竹富島は古来の街の様子を維持しているため、街灯も集落中心部に僅かしかありません。なので観光客だけで歩きやチャリンコで行くのは危険だと思われます。多分私も連れ出して貰わなければ行くことはなかったでしょう。<br /><br />まずは西桟橋へと向かいます。潮は既に満ちていました。暗闇のなか波音だけが響きます。対岸に見える灯りは西表島、そこそこの距離はあるでしょうがやはり幻想的な感じがします。空を見上げると満点の星、ん~ん・・・感無量です。数人の観光客はいましたが、まぁ気にはなりません。そして次はコンドイビーチへと向かいます。この区間の外周道路は昼間歩いて通りましたが、陽が落ちてあたりが暗闇だとホント感覚がわかりません。でも道路から右折してすぐの場所はなんとなくわかります。竹富島西部にある西桟橋・コンドイビーチ・カイジ浜は、南北のずれはあるもののほぼ同じ方向を向いています。なので対岸の様子も当然似てきます。昼間は対岸が見えてしまうため逆にあまり気になりませんでしたが、夜になると見えてくる対岸の灯りがホントいい味出しています。コンドイビーチの雰囲気も昼間は確かに”きれいな海水浴場”ですが、やはり夜はまた違った感じがします。ビーチだけあって海方向に開けているため、上手く言えませんが”両手イッパイ”の自然が堪能できます♪そしてカイジ浜、入り口には蔵元跡がありますがやはり暗いためよくわかりません。ここもまた昼間の雰囲気とはなにか違います。でもやはりカイジ浜=星砂なんでしょうか?Aさんのヒトコトでみんな手のひらを砂に押し付け、星砂を探しています。特に女子は・・・なんかわかるような気がします。ちなみに当のおっさんは屁理屈をこね続けます、思い出を作ると次がないとのたうちまわります。なんでもって帰ってはきませんでした。そして軽トラは外周道路を時計回りに進みアイヤル浜へと向かいます。道を見る限りではそのままアウトラインで行けるような気がしますが、そうは行きません・・・って言うか”クルマエビ養殖地”近辺は立ち入り禁止になっているためそんな道もないはずです。多分錯覚でしょうね。地図で見るとかなり集落方向へ切り込んでいるみたいですが、正直私は”助手席”に座るとまったくといっていいほど方向感覚を失います。でも今回は竹富島ド初心者ということでAさんに連れて行ってもらいます。<br /><br />アイヤル浜へ向かう道は昼間も通った道、つまりリゾートバスにぶちギレたところでもあります。その同じ道を進みますが、こんな時間でも送迎バスが・・・もう路肩にはみ出て離合するしかないみたいです・・・。私はちょっと怖い・・・。まぁそんなこともありましたがそのまま進んでいくと、なにやら道の真ん中あたりに”黒い物体”を発見。写真を見て頂いたらわかりますが、正直”動物のウ○コ”にしか遠目には見えませんでした。でも動いています。なんだろう・・・?え?もしかして!そうなんです・・・”ヤシガニ”さんでした。八重山滞在24日目にして初めての遭遇・・・。それも結構大きいものでした。ヤシガニはこぶしサイズより小さなものは”種の保存”のため捕獲が禁止されています。今回のヤシガニ君は取ってもいいサイズでした。意外だったのは結構鈍感なのかなぁ・・・って思えるところ、細かい動きはあるんですがすぐには逃げません。車から降りて写真撮っている間しばらくありましたが動かなかった感じです。でもチョンチョンって触ってみる(手では危険ですので足で)と、急にシャカシャカって動き草むらに逃げ込む前に小停止し、”バカヤロ~”って言うかのごとくこちらを見た後消えていきました。まぁこれだけでも”ラッキー”なことなんでしょうが、実はその後もう一匹遭遇しました。こちらは小ぶりで”車内(一部車外)”から眺めている間に、すばやく路肩の茂みに消えて行きました♪そして”アイヤル浜”に到着します。昼間に場所を確認しているので、左手に見える”石垣島の夜景”はどんなものか・・・、でも期待を裏切らない”離島の夜景”すばらしい!!そして知らなかったこと、石垣から竹富に向かう高速艇ってアイヤル浜脇を通るってこと(by Aさん)、なぜそういうルートになるのかはわかりませんが、多分そういう話ってなかなか聞けないと思います。一応お客さんなのに、大の大人4人の面倒を見てくれたAさん、ホント感謝します♪同じレベルに達するのは無理かもしれませんが、竹富島の伝道師(っぽく)なれればいいな~って改めて思いました。感謝です!そして大浜荘へと戻ってきました。<br /><br />民宿大浜荘では”ゆんたく”タイムは23:00までとしています。当たり前と思われるかもしれませんが、この条件は”初めて”でも”常連”でも同じです。つまり竹富島を訪れて民宿大浜荘に宿泊する”お客さん”に同等に楽しんで頂く、これってサービス業なら当然のことですが、いざ実行に移すとなると難しいものです。全てのお客さんへの心配り、改めて民宿大浜荘のファンになりました♪今日も例外ではなく、うちらの他にいる家族連れがいらっしゃいます。なので時間厳守でお開きになります。体力不足をいたいほど身に染みて感じて歩いた白砂の道、一人だと到底来られなかった夜の海、走馬灯のように頭の中を駆け巡ります。でも現実はシビア、いよいよその竹富島を去る日がやってきます。相変わらず夜はいつの間にzzz・・・。<br /><br />《宿泊》民宿大浜荘<br /><br />2014年7月17日木曜日<br />《本日の予定》<br />民宿大浜荘 12:21<br />竹富港 12:26<br />12:30(石垣島ドリーム観光)<br />石垣島離島ターミナル 12:45<br />バスターミナル 13:15(東運輸バス)<br />石垣空港 13:58<br />14:15(レンタカー送迎バス)<br />レンタカー営業所 14:19<br />14:30<br />玉取崎展望台 17:00<br />17:20<br />ペンションさっぽろ 17:30<br /><br />寝坊はしませんがいつものごとくギリギリです。起きてまず一服してから・・・ってその前に”子連れファミリー”と”神奈川おっちゃん”が早い時間の船で石垣に戻られます。せめて挨拶は・・・ってバタバタ行くとなんとか間に合いました。次にいつお会いできるかはわかりませんが、良い旅続けて下さいね♪そしてそれから一服し、”最後の晩餐”ならぬ”最後の朝食”を頂きます。美味しかったです、ご馳走様でした。<br /><br />名残惜しいですが次のお客さんも来られます。チェックアウトの時間を見ながら、荷物を作り、再度行程を見直します。その間にアラサーカップルがチェックアウトしちゃいました。彼らは今日は波照間に行って明日またこちらに泊まるそうです。なんか羨ましい…。<br /><br />私は昼過ぎの高速艇に乗ることにします。チェックアウト後約二時間作り、歩けるところを歩こうかと思いました。でもなかなか身体が言うことを聞いてくれません。動こうとすればする程空回りしてしまいます。昨日危うく熱中症になりかかったため、今回は流して次回にまわそう…、そうします。一人で暇していれば良いんですが、Aさんを捕まえていろんなことを聞いてみます。迷惑な奴ですが、丁寧に答えて頂きいろんな知識を得ることができました。本当にありがとうございました!<br /><br />二時間って長いようで短いもの、出航10分前に大浜荘を後にします。港まで送ってくれるのはもちろんAさん!最後までお世話になりました!<br /><br />竹富島から石垣島へと運んでくれるのは、石垣島ドリーム観光高速艇“ドリーム7号”です。行きのドリーム5号と比べるとちょっと小ぶりな気がしましたが、船舶データをみたところむしろ7号のほうがたくさん乗れるみたいでした。石垣島ドリーム観光の場合、アッパーデッキ(屋内船室と屋外船室の間)に陣取ります。港ではAさんが手を振って送り出してくれました。今までそんなことを思ったこともありませんでしたが、ホント見えなくなるまで手を振り続けました。<br /><br />竹富島を後にして一路石垣島へと向かいます。あっというまに着いてしまいますが、なぜか行き同様所要時間がわずかですが延びています。まぁそれでも15分で石垣島離島ターミナルに到着しました。<br /><br /><br />これで第4弾現実逃避行八重山諸島の旅THE FINAL~沖縄本島・小浜島・竹富島・石垣島~《その③竹富島編》は終わります

あみんちゅ暴走第4弾現実逃避行八重山諸島の旅その参~沖縄本島・小浜島・竹富島・石垣島~《竹富島編》

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2014/07/12 - 2014/07/18

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たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。

たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さん

この旅行記スケジュールを元に

2014年7月16日水曜日、竹富島“カイジ浜”より小浜島の“大岳”を望む。

2014年7月15日火曜日

民宿だいく家 11:00
小浜港 11:05
    11:25(石垣島ドリーム観光)
石垣島離島ターミナル 11:55
           13:20(石垣島ドリーム観光)
竹富東港 13:33
     13:37
民宿大浜荘 13:45

《民宿大浜荘泊》

小浜島から石垣島ドリーム観光高速艇"ドリーム5号"にて石垣島離島ターミナルまで来ました。さぁ次は…ってことですが、まずは一服し、そのあと買い出しに"730交差点"近くの"CoCoストア"へと向かいます。仕入れるって言っても"タバコ"です。買いこんだらお店の前で一服した後、石垣港に戻ります。

小浜島での滞在時間の調整のため、一本船を遅らせました。まぁ用事は済んだのでサッサと行こう…、でも今回は"石垣島ドリーム観光"で押してみようか~ってことで13:20の竹富島行きに乗ります。これが"ドリーム5号"なんで、小浜から乗ってきた船が竹富まで送ってくれるってことになるわけです、ハイ。定刻に出発した高速艇は若干遅れて"竹富港"に入港します。気のせいでしょうか・・・石垣島ドリーム観光の高速艇は、"ほんの数分"時間がかかっているような気がします。でもまぁいいです。

10ヶ月ぶりに訪れた竹富島ですが、やはり”日帰り”だと覚えていない・・・ってか記憶にないのがホンネです。なので今回は”しっかり目に焼き付けよう”と思います。港には2泊お世話になる民宿大浜荘のご主人が”民宿大浜荘ロゴ入り軽バン”でお出迎え、よろしくお願い致します。前回は”竹富観光センター”のマイクロバスで牛車乗り場まで送って貰ったときはえらい回り道をした記憶がありますが、今回は道をまっすぐ進むと”あれっ?”と思う間に到着します。まぁ島の位置関係は”全く”っていい程わからないので、二日間で学ぶとしましょう♪とりあえず“宿泊台帳”を記入して奥の建物の二階の角部屋“B-9”を使わせて頂きます。

私がこの民宿大浜荘を選んだ理由はもちろんいつもの“バストイレ付”の部屋ですが、正直竹富島に“星のや”以外にあるとは思っていませんでした。つまりバストイレ付の部屋のあるところは、“民宿”をはじめられてから年数が浅い施設、もしくはなにかの施設を改築されたところと言うのが今までお世話になった施設の背景でした。しかしこの民宿大浜荘さん、沖縄の日本復帰後に始められたと言うことは1972年、つまり42年の歴史(2014年現在)がある竹富島で最も古い民宿なので正直“マジ?”って思いました。電話で直接手配したので空き部屋を聞いてから聞いてみましたが、ある!と回答を頂いたのでどんなものかと思いながらも、ではそれでお願いした次第です。写真を見て頂くとわかりますが、確かに最近の部屋のタイプではないような気はしますが、間違いなく設備は付いています。人によって解釈は違うので、まぁどうとらえられるかっていうのは抜きにして、先見の明を私は感じました。また先読みされている=来られる観光客に快適な生活を提供するって言う気持ちも感じます。あとひとつ書き忘れていましたが、”竹富島”のことを調べると必ずヒットする”民宿大浜荘”情報として、”名物おじぃ”のことがあります。残念ながら数年前に100歳でお亡くなりになられたそうです。行動力&ユーモア溢れる方だったようで、今なお”訪ねてこられる”方が多いと聞きました。残念ではありますが、その精神はご主人をはじめとした身内の方には勿論”タイトな常連さん”が引き継いでおられます。

まぁウンチクはさておき、まずお部屋に入り設備確認(笑)をします。扉を入ると、二方向の窓があります。角部屋なんで当たり前といえばそうですが、なんか贅沢感があります。押入れがあり、コインエアコンと扇風機が置いてあります。“おや?バストイレは?”って思ってしまいましたが、実は左側に扉があり、そこを開けるとちゃんとありました。建物自体は年期は入っています、しかし六畳一間をいかに広く快適にするかっていう意図が伝わってきます。今日の移動はたかが“小浜島~石垣島~竹富島”なんでしれた距離ですが、炎天下の石垣港を少し歩いただけでも体力消耗しているようです。食事時間は18:00と8:00と聞きましたが、これも食後に西桟橋まで“陽の入り”を腹ごなしの散歩ができるようにとの配慮でした。なんかそういう話をお聞きするとワクワクしちゃいます。ということで体力温存、しばらく休ませて頂きます。

確か昨日からの宿泊客はおらず、私と子連れ夫婦が2連泊、女性ペアの1泊の3組が今日のお泊りです。多分私が一番早くチェックインしたはずですが、夕食時に皆さん揃います。この食堂での座席の位置も上手くセッティングして頂いています。まぁ子連れファミリーは単独にしても、よりによっておっさんの前に華2人、まぁ楽しい時間を過ごさせて頂きました。夜はゆんたくテーブルに早替わりの喫煙コーナーで、タバコふかしながら情報交換です。私は小浜島からなんですが、女子二人は明日小浜島っていうことで、なんやらかんやらと言わせて頂きました。そうこうしている間に19:20になります。19:30頃と陽の入りを聞いていましたが、昨日の小浜島の様子で19:45と読み、皆さん見送ってからおもむろに歩き出します。19:40頃西桟橋に到着します。うぁ~っ~!って思いましたが、すごい人ごみです!竹富島西桟橋の陽の入りというと、竹富島宿泊客しか味わえない特権だとは聞いていましたが、どこに泊まってるの?って数です!まぁシーズンなんで当たり前のような気もしますが、やはりびっくりです。とはいえマイペースなおっさんはiPhone5s片手に写真をパチパチして~、う~ん~っ・・・、やっぱり人ごみはダメだな~って思い戻ろうとすると、おや?さっきの女子二人、ちょっと声掛けてしばらく話をしていましたが、まぁ彼女達も現状逃避の旅、真っ暗になる前に帰っておいで~って言って帰り道の散策をします。途中見覚えのある“なごみの塔”を見つけますが、夜は危ないってことは聞いていたのでそのまま歩いて行きます。西桟橋に行くまでまっすぐ歩いてきたと思っていたので、そのように歩いているはずなのですが、なんか違う・・・、そのうち日が落ちて辺りは真っ暗、うわ~っ~って思ったのもつかの間、左手には文明のリキiPhone5sが!ってことでナビを起動すると“郵便局”の三軒隣りにいることが判明!ってことはその隣が大浜荘なんで事なきを得ました。しばらくタバコをふかしていましたが、今日は皆さん集まらないようで、適当に切り上げて部屋で今日の行程の振り返りとおこずかい帳、明日の行程の立案なんかをしてからシャワーを浴びて、コインエアコンってどういう使い方をするのが快適かな~って考えながら100円玉を積み上げていると結構冷えてきます。なので2時間つけた後は窓を開けて扇風機で風を回したら大丈夫じゃん~!って答えに行きつき、それを実践したらいつものようにzzz・・・、そして竹富島の初夜は更けて行きます。

ライブ編にも書いたのですが実はこの竹富島の宿泊で、四回の八重山の旅の目標である定期航路のある八島全てに宿泊!というつまらないミエから始まったことを達成しました。正確に言うと2014年7月16日水曜日0:00に達成します。最初はなにかやろうって思っていましたが、結局あっという間に過ぎてしまったため、あ~って気づいた時には達成してたっていうのが正直なところです。10ヶ月で回ってきたことを思い出しながら感慨深げに・・・ってことはなかったですね~!というより今は明日のことが優先なんで!ってかんじで眠りにつきます。

《宿泊》民宿大浜荘

ではここで”竹富島”とは…、
北緯24度19分47秒、東経124度05分12秒に位置します。面積は5.42平方キロメートル、海岸線長9.12km、最高標高33.1m、所属海域は太平洋・東シナ海、所属諸島は八重山諸島で石垣島から約6kmの場所にあり高速艇で約10分で来ることができます。人口358人、戸数158戸(2013年10月27日現在)。現在の”竹富”は最近になってからの”当て字”で明治半ばまでは”武富”と表記されることが多く、竹富の言葉では”テードゥン”と言います。島内北西部には3つの集落があり、東集落(アイノタ)、西集落(インノタ)、中筋集落(ナージ)から構成される。集落全体が木造赤瓦の民家と白砂が撒かれた道という沖縄古来の姿を保っているということで有名です。

2014年7月16日木曜日
7:58にふと目を覚ましました。”あ~れ~っ~”って言わなくても朝食の時間になんとか間に合いました。食堂へ入る前にまずは目覚めの一服・・・。のんびりしているようですが、食堂一番乗りでした(笑)!とにかく早メシの習慣がないのでゆっくり食べていると、女子旅ペアと子連れファミリーが来られます。”おはようございま~す”って挨拶して、”ごちそうさま~”で先に失礼してまた一服・・・。そうすると女子旅ペアが最後の情報収集、まぁあまり役に立てることは言えないけどしばらく話をした後に旅立って行かれました。じゃあね~!私は”島巡り”の予定ですが、なんせだらだら~っとしています。タバコ吹かしながら”どこ行こうか・・・”って感じです。すると”ケータイのこと聞いて良い?”って。どうぞどうぞなんですが”オサイフケータイ”のこと、まぁ知っていることならば何でも答えていますが、ようは”本体が壊れた場合のプリペイド残高の取扱い”について・・・。こういうのって原則ケータイショップで扱わないことなので、建前として聞いて下さいって前置きをしてから話せることは話しました。上手く伝わっていなかったらごめんです・・・。それでも意を決し出掛けます。端から回るということで”アイヤル浜”に行くことにします。だいたい3km弱の道のり、チャリンコを借りるかどうしようか迷った挙句歩くことに。郵便局の前の道をひたすら歩いて行きます。途中”おやっ?”って思う場所が。”ミーナ井戸”、多分昔の”水源”だとは思いますが、とりあえず詳細を調べるのは改めて”写真”だけ撮って先に進みます。途中違う場所へと向かう道もありますがとにかくまっすぐ進みます。決して”いい道”ではありませんが、歩くには特に問題はありません。ただちょっと・・・ってことがありました。島中心部からアイヤル浜へと向かう道は、途中”港”に向かう道と交差します。多分そこからだと思いますが、”星のや”に向かう&送る送迎の車が結構通ります。こいつら~って思ったのが”歩行者を待たせ”て走っていく様、確かに仕事かも知れませんが”サイテー”です。砂煙を上げて走る姿、中に乗っている人もどう思うんでしょうね、ホント。マイカーだったらいざ知らず看板掲げた車がこれだとは…、従業員教育のお粗末さ…こんなもんでしょうか…。道の真ん中歩いてやろうかと思いましたが、怪我するもの馬鹿らしいのでやめました。そんなヤツはほっといて先を急ぎます。”ほしのや”の入口は無視して歩いていくと…なんか心細い道になってきました、とは言え一本道ゆえ間違えようがないのでひたすら歩くと…ありました!”アイヤル浜”の表示板が。だいたい30分位ですかね~郵便局前から。ちょうどタイミングよく私が着いたときはほかに誰もいなかったので、しばらくぼ~っと風景を眺めていました。周りを見渡して初めて気づいたことですが、アイヤル浜沖って結構離島行きの高速艇がカッ飛んで行きます。それは小浜島に行ったときのGPSデータで知っていたのですが、石垣~竹富行の高速艇も通ります。アイヤル浜でもいつものパノラマ撮影をしましたが、石垣島は左手方向に見えます。また竹富港も左手方向です。なので???ってなります。でも深く考えてもわからないので、”島のフシギ”にしておきます(笑)。潮流も早そうで、いかにも泳ぐことはできなそうでしたが、島独特の”負の贈り物(漂流物)”がないのできれいな場所です。しばらくするとチャリンコがやってきます。まぁちょうどいいタイミングということで帰るとします。毎回のことながら”行きはよいよい帰りは恐い”パターンです。木陰がホントありません。それプラスお昼時…一番影がない時間帯です。自分の無計画さにあきれますが、やっぱり赦しちゃいます、甘ちゃんなんで(爆)。この道だとチャリンコの方がいいような気もしますが”パンク”はしないんでしょうか?ほしのや入口より奥は路面状況かなり悪いようでした。すれ違いのチャリンコにも負けず、暴走マイクロバスにも負けず歩きます。途中休める木陰があったら休みます。おひとり歩きで来られた方と出会います。やはり気になるんでしょう、”あとどれくらいあります~?”って聞かれました。”あと10分で着きます!頑張ってください♪”。

そして約1時間かけて民宿大浜荘さんに戻ってきました。とにかく汗だくです!でも冷たい飲み物がすぐに手に入れられる大浜荘の便利さ、つまり商店が敷地内にあるので立て続けにさんぴん茶を2本購入してカッくらいます。そのままベンチで寝ていると、す~んごく気持ちがいいです。風通しはいいし…。しばらく”リュック”を枕に昼寝をします♪これがホントに贅沢に感じるヒトトキです!!

1時間程休憩してまた歩き始めます。下方向へ歩いていくと、竹富小中学校の手前角にある”東パイサージ御嶽”に着きます。こちらは”島をつくり島を育てる神”が祀られているといわれており、竹富島にある28ヶ所の御嶽の中でも主要御嶽のひとつとされているそうです。そのまま歩いていくと竹富小中学校の前を通り進んで行くと”中筋井戸(ナージカー)”に着きます。年季の入った井戸の様子、隣にある”水道記念碑”と合わせ”竹富島の水事情”の奥の深さには脱帽する限りです。宿で聞いた”水道の水は於茂登の水”ってこと、なんだろうとは思いましたがこのことだったのか・・・って改めて感心してしまいました。昭和51年ということは1976年なのでわずか38年前(2014年7月16日現在)にできた上水道・・・いにしえの水問題の苦労を改めて感じました。

水道記念碑の隣に”竹富島の集落案内図”がありました。写真でカットして先へ進むとある”竹富島の民家”説明版と合わせてになりますが、この”竹富島”、いにしえより引き継いでいる”古きよき場所”の現世、また後世に引き継ごうとする”確固たる姿勢”を一観光客に過ぎない私でも感じ取れる姿をさりげなく且つ確実に見せつけています。当然それを現実に実行するのは生半可な態度では不可能だと思われますが、島民の方々全てがその目的意識を持たれていること、素晴らしいと思います。八重山のひとつの島と言う認識しか持っておらず”宿泊履歴”だけを求めていた私は恥ずかしい限りです。

そしてしばらく進むとハニヤ御嶽があり、その一角に” 仲筋村伝統芸能継承之碑”と”ハニヤの由来の碑”があります。伝統芸能継承之碑は他でも見たことがありますが、いにしえより伝承した狂言と舞踊について書かれています。それらを儀礼的に”種子取祭(タナドゥイ)”で奉納し、奉納はいかなる悪天候であれ必ずされるものだそうです。あまり他で見かけたものに対して深入りして調べることはなかったので、一度ゆっくり調べてみようと思います。“ハニヤ御嶽”、御嶽とは沖縄にあるいにしえの自然崇拝に基づく社を一般に指すようですが、あまりその内容について詳しく記載されていません。ある意味地元にとって神聖な場所であるようにしていれば良いのかもしれませんが、竹富島では由来について詳しく書かれています。その昔先島諸島に人頭税が課されていた時代にまつわる話に基づいた人の縁の話を発端にこの御嶽を作った説明書きが詳細に書かれています。島の人たちだけの話にせず、このような観光客にもわかる解説をされることは大変ありがたいことだと思います。勉強になりますので。

またしばらく歩き、仲筋集落の外れに来ると、竹富島伝統的建造物群保存地区の説明看板があります。こちらは先ほど水道記念碑の脇に書いてあった“竹富島”がいにしえから受け継いだ街や建物の様子を永続的に維持しようと言うことが書いてあります。大変だろうし不便も伴うかとは思いますが、一観光客として最低限できることは“街並みを変えないようにする”努力しかできませんが、負の人間の一人にならないように心掛けたいと思います。

そして外周道路に出ます。ここでちょっと勘違い、なぜかアイヤル浜の方向に進んでしまいました。集落から歩いてくる時も実は夏の強い日差しに打ち勝つことができず、数回道端の木陰で休憩しもってたどり着きました。すぐ気がついたので100m程歩いただけですが、ちょっと冷静さを欠いています。ともあれ歩かないと先には進めないので、息を整えながら前に進みます。程なくしてカイジ浜の入口に着きます。浜に入る前にある蔵元跡に寄ります。ここはあとで行く西塘御嶽の主“西塘”が八重山初代頭職竹富大首里大屋子になったときに蔵元を置いた場所だそうです。今は石碑と石垣が残るのみですが、いにしえのロマンを感じるところです。ただ残念ながらあまり興味を持たれている感じは受けませんでした。そしてカイジ浜へ、星砂の浜としても有名ですが、泳げない(遊泳禁止地区)ため、星砂探しの観光客ばかりでした。大昔に沖縄(本島)のお土産でもらった記憶はあるのですが、自分で調達したことはありません。手のひらを砂浜に押しあてて、くっついた砂の中から星砂を探すってやりかたが一般的だそうですが、なんか“思い出の品”を作ってしまうと次回以降来ることがなくなってしまいそうであえてやりません。屁理屈こねているように聞こえるかもしれませんが私のホンネです。なのでいつものごとくパノラマ撮影です。表題の写真の注釈にも記載していますが、カイジ浜からは対岸に小浜島が望めます。とはいえあまり特徴のない島なので、どれが?ってことになるかもしれません。でも大岳が結構目立ちます。偉そうにコメント書いていますが、それ(大岳)がわからなかったら多分わからなかったと思います。大岳遠景を含めたパノラマ写真を撮った後、外周道路を反時計回りに進みます。

ホントちょっとの距離で多分八重山諸島でもっとも有名な海水浴場“コンドイビーチ”に到着します。さすが!って言うと失礼ですが、トイレ&シャワー施設があります。ここまで設備が整っているところは、波照間島のニシ浜位ではないでしょうか?まぁ私は泳ぐ余裕はないので、人が少ないところでぼ~っと景色を眺めていました。昨日の西桟橋同様の人はいるようには見受けられましたがそれでも“こんなものか~!”って感じはしました。ただあと数日たって夏休みに突入すると途端に観光客は増えるようです。ただ人ごみ嫌いな私はダメですが。という感じで休憩がてらぼ~っとした後、お決まりのパノラマ写真を撮影した後また歩き出します。

周回道路を進むと、昨日陽の入りを見に来た“西桟橋”に到着します。陽の入りの時間なんで19:40頃は満潮時、今日の15:00頃はちょうど干潮時、まぁこれだけ印象も違うのか?って思うほどでした。でもこれが自然の摂理仕方がありません。記録としてまたお決まりのパノラマ写真を撮ります。ふ~っ。

今回の竹富島での目的は、ひとつは宿泊をすることですが、もうひとつは”行っていない場所をなくす”ってことでした。時間から逆算しても全部は無理にしてもいくつかは回れるはずでした。しかし私も生身の人間なので、コンドイビーチあたりから“頭痛”がしていました。多分軽度の熱中症だと思われます。なのでここは無理をせず、宿に戻って休憩しないとマズい・・・、って判断し、そのまま歩けば港に着く道を諦め集落方向へと入って行きます。

少し頭痛に集中力を削がれながら歩いていくと西集落へとやってきます。目印は“スンマシャー”、風水をもとに集落を守る意味で作られています。た~だ~っ…すいません肝心の“スンマシャー”の写真が撮れていませんでした。なので看板だけになります。そして仲筋集落にあった竹富島民家の看板と同じものが、この西集落にもあります。ただ説明看板の位置として情報がありませんでした。竹富島では最近施設の移転がいくつかありました。ビジターセンターなんかもそうなのですが、新しい情報が反映されていません。また旧施設が“空き家”となって存在します。聞いた話ですが、やはり取り壊しにお金がかかるという理由だそうです。しかし景観上あまりよろしくはないように思いました。でもない袖はふれないだろうし、どうすれば良いかは大変難しいことだと思います。でもなぜ移転のときに先のことを考えなかったのかはちょっと疑問です。

先に進むことにします。立派な御嶽が見えてきます。西塘御嶽です。八重山の初代頭職竹富大首里大屋子に任じられた西塘のお墓が“御嶽”となっています。由来が結構珍しい御嶽かな?って思います。さらに歩くと10ヶ月前に訪れた数少ない場所“なごみの塔”に着きます。珍しく観光客が見当たりません。登ろうか…とも思いましたが、正直気力だけで歩いているので、今回は下から“パシャリ”と写真を撮るだけにして歩き続けます。どうもうまい具合に宿にたどり着けません。通りは間違いないのですが、微調整がわからなかったため、再び文明のリキ“iPhone5s”の登場です。ナビを立ち上げると若干北方向にいることがわかり、ちょっと歩くと竹富郵便局に着きます。ということはとなりがお世話になっている“民宿大浜荘”さんになります。あっち行ったりこっちへ来たりしていましたが、なんとか戻ることができました。ゆんたくスペースでごろ寝してもいいのですが、今は体温を下げるため、一旦部屋に戻りエアコンガンガンにかけて一休みします。回りきれないところがあったのは残念ですが、今は体調管理の方が肝心です。次に来るときへの課題です。

一休みしたあと、義務感のように一服(^。^)y-~をしにいきます。そこで竹富島Tシャツを着た男性にお会いします。実はこの方常連さんなのですが、ど~見ても宿の方としか見えません。普通に送迎なんかもされていますし、なにより言葉がこの八重山の暖かい言葉を普通に話されます。後ほどまた書きますが、 私の経験上お国言葉を操るには、必要にかられてか自分の訛りを指摘されたかのどちらかのケースしかありませんでした。背景は違えど私の場合、根っからの関西人ですが約10年間東日本で生活していた絡みで普通に標準語を話すことができます。しかしただこの“竹富島が好き”だけの理由でそこまでできるとはホントわかりません。しかし愛知県のご出身の彼ができるのは、その“竹富島”を愛する気持ちの強さゆえにできてしまうのではと、ただただ脱帽するしかありません…っと”にわか島人”は思いました。

しばらくしてから夕飯を頂きに行きます。昨日宿のご主人から、今日は“ゆんたくタ~イム”があるよって聞いていました。以前あるところで話の流れで“哲学”の話をされ、非常に不愉快な思いをしたことがあり、どうしても進んで参加したいとは思っていない自分があります。ただ今回はその常連さん(以後Aさんとします)が仕切ってくれること、それと話をさせて頂いているので、どういう方なのかも知っていたのでホント楽しみです!加えて今日はオーバー40のおっちゃんとアラサーカップルが加わります。面子を考えてもどうなることやらワクワクo(^o^)oします♪と言うことでゆっくりとごはんを頂いて一服し、“ゆんたくタ~イム”が始まります。

アラサーカップルは西桟橋に夕陽を見に行くそうで、後から参加されます。まぁ家族連れは不参加なので残り3人で始まります。ここでおや?ってことが発覚します。実はオーバー40's2名は下戸でした。それとカップル女子とで過半数を取ってしまいました(笑)。まぁ呑みたい人は呑んでって感じなんで気は楽です。そしてある程度暖まった頃、軽トラに5人が乗り込み夜の海へと向かいます。

竹富島は古来の街の様子を維持しているため、街灯も集落中心部に僅かしかありません。なので観光客だけで歩きやチャリンコで行くのは危険だと思われます。多分私も連れ出して貰わなければ行くことはなかったでしょう。

まずは西桟橋へと向かいます。潮は既に満ちていました。暗闇のなか波音だけが響きます。対岸に見える灯りは西表島、そこそこの距離はあるでしょうがやはり幻想的な感じがします。空を見上げると満点の星、ん~ん・・・感無量です。数人の観光客はいましたが、まぁ気にはなりません。そして次はコンドイビーチへと向かいます。この区間の外周道路は昼間歩いて通りましたが、陽が落ちてあたりが暗闇だとホント感覚がわかりません。でも道路から右折してすぐの場所はなんとなくわかります。竹富島西部にある西桟橋・コンドイビーチ・カイジ浜は、南北のずれはあるもののほぼ同じ方向を向いています。なので対岸の様子も当然似てきます。昼間は対岸が見えてしまうため逆にあまり気になりませんでしたが、夜になると見えてくる対岸の灯りがホントいい味出しています。コンドイビーチの雰囲気も昼間は確かに”きれいな海水浴場”ですが、やはり夜はまた違った感じがします。ビーチだけあって海方向に開けているため、上手く言えませんが”両手イッパイ”の自然が堪能できます♪そしてカイジ浜、入り口には蔵元跡がありますがやはり暗いためよくわかりません。ここもまた昼間の雰囲気とはなにか違います。でもやはりカイジ浜=星砂なんでしょうか?Aさんのヒトコトでみんな手のひらを砂に押し付け、星砂を探しています。特に女子は・・・なんかわかるような気がします。ちなみに当のおっさんは屁理屈をこね続けます、思い出を作ると次がないとのたうちまわります。なんでもって帰ってはきませんでした。そして軽トラは外周道路を時計回りに進みアイヤル浜へと向かいます。道を見る限りではそのままアウトラインで行けるような気がしますが、そうは行きません・・・って言うか”クルマエビ養殖地”近辺は立ち入り禁止になっているためそんな道もないはずです。多分錯覚でしょうね。地図で見るとかなり集落方向へ切り込んでいるみたいですが、正直私は”助手席”に座るとまったくといっていいほど方向感覚を失います。でも今回は竹富島ド初心者ということでAさんに連れて行ってもらいます。

アイヤル浜へ向かう道は昼間も通った道、つまりリゾートバスにぶちギレたところでもあります。その同じ道を進みますが、こんな時間でも送迎バスが・・・もう路肩にはみ出て離合するしかないみたいです・・・。私はちょっと怖い・・・。まぁそんなこともありましたがそのまま進んでいくと、なにやら道の真ん中あたりに”黒い物体”を発見。写真を見て頂いたらわかりますが、正直”動物のウ○コ”にしか遠目には見えませんでした。でも動いています。なんだろう・・・?え?もしかして!そうなんです・・・”ヤシガニ”さんでした。八重山滞在24日目にして初めての遭遇・・・。それも結構大きいものでした。ヤシガニはこぶしサイズより小さなものは”種の保存”のため捕獲が禁止されています。今回のヤシガニ君は取ってもいいサイズでした。意外だったのは結構鈍感なのかなぁ・・・って思えるところ、細かい動きはあるんですがすぐには逃げません。車から降りて写真撮っている間しばらくありましたが動かなかった感じです。でもチョンチョンって触ってみる(手では危険ですので足で)と、急にシャカシャカって動き草むらに逃げ込む前に小停止し、”バカヤロ~”って言うかのごとくこちらを見た後消えていきました。まぁこれだけでも”ラッキー”なことなんでしょうが、実はその後もう一匹遭遇しました。こちらは小ぶりで”車内(一部車外)”から眺めている間に、すばやく路肩の茂みに消えて行きました♪そして”アイヤル浜”に到着します。昼間に場所を確認しているので、左手に見える”石垣島の夜景”はどんなものか・・・、でも期待を裏切らない”離島の夜景”すばらしい!!そして知らなかったこと、石垣から竹富に向かう高速艇ってアイヤル浜脇を通るってこと(by Aさん)、なぜそういうルートになるのかはわかりませんが、多分そういう話ってなかなか聞けないと思います。一応お客さんなのに、大の大人4人の面倒を見てくれたAさん、ホント感謝します♪同じレベルに達するのは無理かもしれませんが、竹富島の伝道師(っぽく)なれればいいな~って改めて思いました。感謝です!そして大浜荘へと戻ってきました。

民宿大浜荘では”ゆんたく”タイムは23:00までとしています。当たり前と思われるかもしれませんが、この条件は”初めて”でも”常連”でも同じです。つまり竹富島を訪れて民宿大浜荘に宿泊する”お客さん”に同等に楽しんで頂く、これってサービス業なら当然のことですが、いざ実行に移すとなると難しいものです。全てのお客さんへの心配り、改めて民宿大浜荘のファンになりました♪今日も例外ではなく、うちらの他にいる家族連れがいらっしゃいます。なので時間厳守でお開きになります。体力不足をいたいほど身に染みて感じて歩いた白砂の道、一人だと到底来られなかった夜の海、走馬灯のように頭の中を駆け巡ります。でも現実はシビア、いよいよその竹富島を去る日がやってきます。相変わらず夜はいつの間にzzz・・・。

《宿泊》民宿大浜荘

2014年7月17日木曜日
《本日の予定》
民宿大浜荘 12:21
竹富港 12:26
12:30(石垣島ドリーム観光)
石垣島離島ターミナル 12:45
バスターミナル 13:15(東運輸バス)
石垣空港 13:58
14:15(レンタカー送迎バス)
レンタカー営業所 14:19
14:30
玉取崎展望台 17:00
17:20
ペンションさっぽろ 17:30

寝坊はしませんがいつものごとくギリギリです。起きてまず一服してから・・・ってその前に”子連れファミリー”と”神奈川おっちゃん”が早い時間の船で石垣に戻られます。せめて挨拶は・・・ってバタバタ行くとなんとか間に合いました。次にいつお会いできるかはわかりませんが、良い旅続けて下さいね♪そしてそれから一服し、”最後の晩餐”ならぬ”最後の朝食”を頂きます。美味しかったです、ご馳走様でした。

名残惜しいですが次のお客さんも来られます。チェックアウトの時間を見ながら、荷物を作り、再度行程を見直します。その間にアラサーカップルがチェックアウトしちゃいました。彼らは今日は波照間に行って明日またこちらに泊まるそうです。なんか羨ましい…。

私は昼過ぎの高速艇に乗ることにします。チェックアウト後約二時間作り、歩けるところを歩こうかと思いました。でもなかなか身体が言うことを聞いてくれません。動こうとすればする程空回りしてしまいます。昨日危うく熱中症になりかかったため、今回は流して次回にまわそう…、そうします。一人で暇していれば良いんですが、Aさんを捕まえていろんなことを聞いてみます。迷惑な奴ですが、丁寧に答えて頂きいろんな知識を得ることができました。本当にありがとうございました!

二時間って長いようで短いもの、出航10分前に大浜荘を後にします。港まで送ってくれるのはもちろんAさん!最後までお世話になりました!

竹富島から石垣島へと運んでくれるのは、石垣島ドリーム観光高速艇“ドリーム7号”です。行きのドリーム5号と比べるとちょっと小ぶりな気がしましたが、船舶データをみたところむしろ7号のほうがたくさん乗れるみたいでした。石垣島ドリーム観光の場合、アッパーデッキ(屋内船室と屋外船室の間)に陣取ります。港ではAさんが手を振って送り出してくれました。今までそんなことを思ったこともありませんでしたが、ホント見えなくなるまで手を振り続けました。

竹富島を後にして一路石垣島へと向かいます。あっというまに着いてしまいますが、なぜか行き同様所要時間がわずかですが延びています。まぁそれでも15分で石垣島離島ターミナルに到着しました。


これで第4弾現実逃避行八重山諸島の旅THE FINAL~沖縄本島・小浜島・竹富島・石垣島~《その③竹富島編》は終わります

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
ホテル
5.0
グルメ
5.0
交通
5.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
10万円 - 15万円
交通手段
レンタカー スカイマーク 徒歩 バイク Peach ジェットスター

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