キルギス満喫一人旅(４)【絶景天国ナリン州！南東部国境付近と夏季限定のソンクル湖（ソンキョル湖)】

2014/06/07 - 2014/06/20

今年のバースデートリップは中央アジア！

当初は2週間でタジキスタン→アフガニスタン→キルギス→カザフスタンを巡る予定でしたが、相次ぐトラブルの為、タジク＆アフガンには行けず、結果キルギスを満喫した旅になりました。


キルギス(キルギスタン)はやはり想像通りの特大自然に心打たれ、山と草原と馬と牛とヒツジとヤギばっかの国で癒されました。


キルギス南部に位置するナリン州は、地元の人達が『タザ･クルグス(純粋なキルギス)が住むところ』って言ってるぐらいキルギスタンっぽく、鳥肌モノの絶景が盛りだくさんなところでした。

特に、今回行ったソン･クル湖(ソン･キョル湖)は、6?8月の夏季限定の高地にある湖で、スーパー素晴らしいところでした。






【日程】
6/7　羽田→北京→ウルムチ
6/8　ウルムチ
6/9　ウルムチ→ビシュケク
6/10 ビシュケク→オシュ
6/11 オシュ
6/12 オシュ→アルスランバブ→ジャララバード→カザルマン
6/13 カザルマン→ナリン
6/14 ナリン→タシュラバット→チャトゥルキョル湖→ナリン
6/15 ナリン→ソンクル湖→チョルポンアタ(イシククル湖)
6/16 チョルポンアタ(イシククル湖)
6/17 チョルポンアタ(イシククル湖)
6/18 チョルポンアタ→ビシュケク
6/19 ビシュケク→アルマティ(カザフスタン)→
6/20 →ウルムチ→北京→羽田



ちなみに過去のBDTは
2013　小笠原＆八重山
http://4travel.jp/travelogue/10787137
2012　中国･カシュガル⇔パキスタン･フンザ
http://4travel.jp/travelogue/10685500
2011　アイランドホッピングinミクロネシア
http://4travel.jp/travelogue/10576388
2010　インド・バラナシ→ネパール･ポカラ
http://4travel.jp/travelogue/10472402

エリア その他の観光地(キルギス)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.0
• グルメ: 3.5
• 交通: 2.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: タクシー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

タシュラバットを後にし、荒涼エリアに戻る。

ちなみに、この先は中国との国境であるトルガルト峠に続くので、検問所があり、パーミットが必要になる地域。

パーミット代は先述の1,000ソム(2,000円)で旅行会社経由で発行。

CBTでおそらくトルガルト峠越えのカシュガル抜けは手配できそうです。

これがパーミット。

これだけ発行ってのはやってくれないみたいです。

とんでもない景色が続く。

辺境感がハンパない！

この辺からは未舗装。

タシュラバットから一時間半ぐらいでキルギス東部の中国との国境付近、チャトゥルキョル湖に到着。っていうか、正しくはその湖がわずかに見える道沿いに到着。

もっと近くまで行けるもんだと思ってたので凹む｡｡

普通はタシュラバットからトレッキングやホーストレックで行くのがポピュラーっぽいです。

ズームしてもこの距離･･･

ちょっと歩いて近づいてみることに。

そして振り返る。

標高は富士山ぐらいなので、陽は暖かいけど、風がちょい強いのでけっこう涼しい。

そして乾燥してる。

真ん中の点はマーモット。

けっこうあちこちにいる。

どーやって生きてるんだろー

巣穴。

こんな荒涼としてるのに、生き物や

植物も懸命に生きてるんだね。

30分ちょい歩いたけど、逆に遠ざかってる気がしてきたので、引き返す。

おそらく5、6キロはありそう。

残念｡｡

ま、でも辺境の絶景が見れたので、全然アリでした。

ちょっと早いけどナリンに帰りまーす。

帰りもTHE キルギスタンな景色に酔いしれる。

本当に気持ちイイ。

お墓。

この辺は長野の安曇野な感じの印象を受けた。

夕方前、ナリンのバザールで降ろしてもらう。

カラフルだねー

今回の旅の車中でかなりのキルギスタンミュージックを聞いたけど、なんかロシアっぽい感じもして心地良い音楽だった。

バザールの中心。

ナリン周辺は特にアウディ率がかなり高かった。

ロシア製のトラック。

やはり絶対的人気は日本車で、2位はドイツ車。最下位はロシアだって言ってた。

日本は車もだけど、キルギスの道路とかも協力してるみたいで、リスペクトされてる。

結婚式中の車。

ピーヒャラピーヒャラしてました。

おめでとう！

昨日も行ったバザールのレストランでラグマン食べて早目に寝ました。

翌朝。

本日はここナリンから今回の旅で一番楽しみにしてたというか、タジク＆アフガンに行けてたとしても帰りにキルギスでここだけは寄ろうと思っていた夏季限定(6月〜8月)しか行けないソンクル湖(ソンキョル湖)へ行くことに。

料金は前にも書きましたが、ナリンのCBTにお願いして4,540ソム(約9,100円)。

これは一人でチャーターした金額なので、何人かでシェアすれば安くなります。

またまたアウディ。

ドライバーのカチカムベック。
後で撮ったやつだけど。

このおっちゃんがこの度一番のイイ人だった。

超親日的だし、ホント良くしてくれた。

朝8時頃しゅっぱーつ。

ここからソンクル湖へは、一度一昨日通ったカザルマン方面へ戻り、アクタル村経由で行きます。

一昨日寄った古びたガススタのところ

ココを右に曲がる感じ。

相変わらずすっげー数のヒツジに邪魔されまくる。

みんなソンクル湖に向かってるんだって。

つづら折りの山道をぐんぐん登って行く。

チャリダーもけっこう見かけた。

そりゃこの絶景天国をゆっくりチャリで回れるんだから人気あるわなー

自分にはムリだけど。

モルド･アシュー峠(3,346m)

ここでちょっと一服休憩。

すんごい広大。

んで、カチカムベックがこのクサを食べてみろと言うので、食べてみたら、なんとネギだった。

スーパー群生してて

奥様へのお土産を拾いまくるカチカムベック。

ここからはちょっぴり高度を下げていき、

ソンクル湖に到着！

標高は約3,000mちょいぐらい。

CBT専用のユルタ群があって、そこに車を停め、自分はちょっと散策。

カワイイお嬢ちゃんがお出迎え♪

ウシさんもお出迎え♪

のどか極まりなし!!

ピクニックをしている地元の人たちがいて、手招きされて呼ばれ

ちょっと談話し(ほぼ理解できず)、記念写真♪

みんなイイ人だった。

湖岸へ。

今日はちょっと天気が霞がちだけど、山はキレイに見える。

今度はおっちゃんにナンパされる。

たわむれるおっちゃんと孫と思われる子供。

癒されたー

湖水浴してる人も。

水はかなり冷たいです。

今年も最高の景色の中で歳が越せた♪

昼メシはこのユルタで。

中。このユルタは食事用のユルタなんだね。

なんとソンクル湖で捕れた魚のフライ！

おいしかったです♪

このラグマンみたいなスープヌードルもおいしかった！

昼メシは300ソム(約600円)でした。

遊んでるガキんちょ。

先ほどのチャリダーも到着。

カナダ人で、このユルタに泊まるんだって。一泊700ソム(約1,400円)
ホーストレッキングも700ソムらしいです。

自分は、今回は一人だったので泊まらなかったけど、今思えば泊まればよかった･･･

再びぶらぶら。

最高に癒される。

さーて、そろそろ出発しましょう。

じゃあな！ソンクル！

帰りは行きとは違う、普段はビシュケクから来るときに使うメインのルートをビシュケク方面、コチュコルって街に向かいます。

ヒツジやヤギ、いまくり。

もう見慣れてきた｡｡

車故障。

その辺の景色も絶景だった。

30分ぐらいで自力で直し、ふたたび出発。

ヤクもいた！

この辺はカルマク･アシュー峠。ここも標高は3,000m以上。

こないだ開通したばかりなので、やはり雪が多い。

まだ車が本調子じゃなく、けっこうスローぎみで悪路をゆく。

こっちの道のほうがタイプかも。

やっとこまともな道に出たとたん、雨が降り始めた。

あんま降らない国だと思ったけど、山のほうは夕方以降雨が降ることが多かったです。

そして、カチカムベックが、当初今夜泊まろうとしてたコチュコルより先、明日向かおうとしていたイシククル湖の湖畔の街チョルポンアタまで行ってくれることに。

ありがとう！

中国人やアメリカ人が嫌いらしく、日本人だからだよーって言ってた。

料金はコチュコル→チョルポンアタは約170kmなので、1kn＝14ソム(約28円)計算で、2,380ソム(約4,760円)。
それと、帰りのドライバーの帰宅代1km＝7ソム(帰路は半額計算)で1,120ソム(約2,250円)。
合計で約7,000円。

けっこう高いけど、先述の通り、CBTで手配すると1km＝14ソムは定額っぽいです。

ワイルドな風景を眺めながら

夕方、イシククル湖西部の街バルックチュに到着し、

こちらで

車を修理。

20分ぐらいで終わった。

キルギスは古い車が多いので、車の修理屋がどこでもたくさんある。

この街はイシククル湖の漁で有名で、あの干して売ってるのは全部ココで捕れた魚。

この辺、警察多かった。

ウシも。

イシククル湖。

キルギスの海と言われてるだけあり、ほぼ海。

そして20時ごろ、やっとのこと

イシククル湖のリゾート地であるチョルポン･アタに到着。

チョルポン アタ 散歩・街歩き

今度はロシア系の顔が多くなった。

オシュなど南西部はウズベク系、ナリンの中央南部などはキルギス系、北部やイシククル辺りはロシア系が多い気がした。

チョルポン アタ 散歩・街歩き

一番メインあたり。

チョルポン アタ 散歩・街歩き

カチカムベックが何軒か探してくれて、やっとこタイプの宿を発見！

チョルポン アタ 散歩・街歩き

次の日撮ったやつだけど、

ホテル『PETNHA』ってとこ。

この辺は中央アジアのリゾートとして有名らしく、あんまり英語でHOTELという看板がなく、ガスチーニッツァ(ロシア語でホテル)とか、キリル文字のホテルの文字がわからないと、探しにくいと思います。

清潔でシャワーの出もいいし、

wifiは完備されてないけど、こちらのくつろぎスペース辺りで母屋のwifi拾えます。

一泊1,000ソム(約2,000円)で安いし、自分以外は全員湖水浴にバケーションに来てる客だった。

こちらのチョルポンアタのバスターミナルから東に3分ぐらい歩き、

左に曲がってすぐ左側にあります。

オーナーの娘がちょっと英語話せます。

次の旅記にも書きますが、中心地やビーチも近いので、立地はイイ。
でも、夜クラブの音がうるさいっす。

すぐに暗くなり、こちらで

チョルポン アタ 散歩・街歩き

ビールと

チョルポン アタ 散歩・街歩き

ラグマン食って就寝。

ここのラグマンがこの旅で一番美味しかった。


あーー、ナリン良かったーー


お次はキルギスラスト！ここイシククル湖でまったりしまーす。

チョルポン アタ 散歩・街歩き

この旅行記へのコメント （2）

• 哈桑湖さん 2014/07/07 22:31:19

  ソンクル湖とイシククル湖

  よーべんさま
  ソンクル湖のお写真、素晴らしいですね。
  イシククル湖も、素晴らしいですね。
  いつか行きたいと思います。必ずです。
  昨夏は、ソンクル湖にするかタジキスタンのカラクリ湖にするか、迷いましたが、タジキスタンのカラクリ湖にいきました。
  
  イシククル湖が綺麗なのは、周知の事実です。
  ところで、ソンクル湖はどうでしょうか。
  イシククル湖と比べて、湖水の透明度や湖の色、周囲の景色など、どうでしょうか？どちらが美しいでしょうか？
  
  ブログによっては、イシククル湖よりも、透明度が高いというのもあります。
  イシククル湖の青も素晴らしいですね。
  チャトゥイルクル湖も遠くから眺められたようですね。
  
  
  あとソンクル湖は湖岸に出るのが、湿地帯のため、大変だとききますが、いかがでしょうかはてな。
  
  今回は、綺麗なお写真、ありがとうございました。
  

  よーべんさん からの返信 2014/07/09 00:27:51

  RE: ソンクル湖とイシククル湖

  哈桑湖さん、ご無沙汰してます。
  
  投票＆コメントまでいただき、本当にありがとうございます。
  イシククルとソンクル、どちらも最高でしたよ！
  ちなみに、自分は今回タジキスタンに入れたならばカラクリ湖に行く予定でした。レーニン峰も見たかったですし｡｡
  
  イシククルとソンクル。ま、イシククルはほぼ海のような大きさでしたし、自分の行ったチョルポンアタは賑やかなリゾート的な感じでしたので、イシククル湖のほんの一面した見れませんでしたが、個人的にはソンクル湖のほうがタイプです。
  
  ソンクルは湖畔はけっこう湿地になっていて歩きにくかったですが、湿地じではないところもあるので、そちらを避ければ湖岸へのアクセスは容易です。
  透明度は、哈桑湖さんの旅行記を拝見させていただきましたが、まさにカラクリ湖みたいな感じだと思います。
  規模的な面や周りの景色もカラクリ湖に似ていると思いました。
  
  ちなみに、イシククル湖も自分が行ったチョルポンアタのある北側より南側の方が透明度が高いとの情報もあったので、おそらくあまり人がいないところに行けばもっとキレイだと思います。
  
  いつか是非訪れて下さい☆
  
  
  よーべん