旅人の必修科目！北インド周遊(７)～デリーふたたび・マサラムービーを見に行こう！

2013/08/18 - 2013/08/21

2013年8月9日～21日
周りの旅友たちから『え、まだ行ってないの？！いつ行くの？！』と言われ続けてン年･･･。
行かねばと思いつつ、なんとなく後回しにしてた国。
それがインド。
そう、旅人の必修科目・通過儀礼ともいえるインド。
ついについに、この夏無事に(？)行くことができました！

あ本当は南インドに行きたかったんだけど、
デリー⇒バラナシ⇒カジュラホ⇒アグラ⇒ジャイプール⇒デリー　のベタベタなゴールデン観光ルートにしてみた！
そして戻ってきたデリーでは、インド経験値も上がり、さらに泊まった宿『サプナ』の皆さまとのご縁もあり、まるで在住者のような旅をすることができました。
旅の締めとしては素敵すぎる日々でした。

デリーふたたび編・一番の出来事は、マサラムービーを映画館で見たこと。
マサラムービーといえば『ムトゥ・踊るマハラジャ』とラジニカーントを思い浮かべる日本人は多いのではないでしょうか。しかしそれのみがマサラムービーにあらず！
とインド通の友人たちから聞いていたわたしは、なんとしても本場でマサラムービーを見たいと強く思うようになったのでした。

折りしもこのときインドでは『Chennai Express』という一大娯楽ムービーが空前のブーム。これは外せません！
インド滞在中にみたいな―、と宿で相談したところ、皆さんから参考になりまくる意見とアドバイスをいただき、無事に見ることができたのでした！！！
その一部始終と、本場のマサラムービー事情をお送りします。

エリア デリー(インド)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 5.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 鉄道 タクシー 徒歩 バイク
• 航空会社: ジェットエアウェイズ (運航停止) ANA スパイスジェット
• 旅行の手配内容: 個別手配

ジャイプールから空路でインディラ・ガンディー空港へ。デリーへと戻ってきました。
昼間でしたが、宿までのピックアップが無料とのことだったので、お願いしました。やはりメトロで行くよりもラクチンです。

今回お世話になった宿『サプナ』。
日本人の方が経営しているB&Bで、
とても居心地が良かった！いろいろお世話になりまくり。
感謝感激です！

http://www.bbsapna.in/web/
http://sapna.exblog.jp/i4/

中はとても綺麗で上品な内装。
落ち着きます★
そしてアドバイスもたくさんいただき、
このインド旅行の最後に、楽しい楽しい日々を過ごすことができました★

ウェルカムチャイとおやつ（レー・ラダックからのお土産！）でまずは一息。

お部屋。
クーラー完備で、この暑い8月には嬉しい！

ダイニング兼リビングサロン。

ここでデリーでしたかったことを相談する。
その中で『チェンナイ・エクスプレス』を見たい！という相談に、在住者のSさんも交じっていろいろとアドバイスをいただきました。
なんでもインドの映画館って、館によって料金が違うみたいで…。
昔ながらの客が踊って歌って〜みたいなところは安いけど、ちょっとガラが悪いらしく…。モール内のシネコンで見るのがいいのでは、とのこと。
…なんと、デリーにもシネコンってあるのね…！

さっそくオートリキシャワーラーを捕まえて出発。

目的地につきました。
ここはサケットにあるCity Walkという巨大モールです。
わー、イオンのようだ。

近づくとその大きさがわかる。
いくつもの館が建っていて、日本のモールと変わりない。

…ナゾの仏像があるのはご愛嬌w

まずはチケット売り場へと向かいます。

広い敷地をてくてく歩く。

チケット売り場。
ここで時間と見たい映画を伝えてチケットを買う。
大きい額の紙幣は受け付けてくれず、この辺は新興国っぽい。

無事にチケットを買いました。
1:30からの『Chennai Express』。
325ルピー=大体600円くらいでした。安い！
これでも高いほうらしい。
全席指定。

モールの中へと進みます。
中は小金持ちインド人でうじゃうじゃ。

いかにも高級そうなお菓子屋さん。
フランス人経営みたです。
ケーキの値段が日本と変わらずビックリしたー！
…しかし味はそこまででもないらしい。さすがインド人。
てか日本人が凄すぎるのか。

吹き抜けに合ったオサレコスメやさんKAMA。

本当にこのモールは大きくて、様々なお店が入っています。
もちろんクーラー完備です。
今まで見てきた貧しい階層の人たちには縁のない世界だというのと同時に、ここに買い物に来るインド人も多数いて、所得差を感じさせます。

時間があったので、モールのフードコートで昼食を食べます。

モールもインド料理から軽食っぽいのもあり。
今回はハリドラム（大手インド料理メーカー）で購入。

このフードコートは専用のプリペイドカード払い。
東南アジアのフードコートによくある方式ですね。

わーーーーおいしそう！
そして未知のお料理…。

メニュー表もインド料理がずらり。

今回はチョーラ・バトゥーラをいただきました。
チョーラ＝チャナマサラ
バトゥーラ＝プーリー(インド揚げパン)の小麦粉バージョン

ピリリとしたスパイシーな味で満足です！

食事も終わり、いよいよ映画館へと。
入口でカメラを預けます。
（正確にはカメラの電池だけ預ける）
携帯はOKらしい。
ちゃんと返してくれるかドキドキでしたが、その辺はしっかりしています。

中でポップコーンやらドリンクやらを売ってるのは日本と一緒。
てか、言われなければ日本のシネコンと区別つきません…。
すごいなインド。

チェンナイ・エクスプレスの看板みーっけ！
期待が高まります。

こちらは同時期に上映していた『BHAAG MILKA BHAAG』
バーグ・ミルカ・バーグという映画。
こちらはSさんイチオシの実話を基にしたドラマで、
見たかったのですが、残念ながら時間が合わず…。

こちらは『ONCE UPON A TIME IN MUMBAI』
チェンナイ〜に向こうを張っての登場です。

さて『チェンナイ・エクスプレス』ですが、
これぞマサラムービーの王道！と言いたくなるような、
ドラマあり恋愛あり笑いありダンスありビックリありのザ・娯楽作品！
ツッコミどころ満載のストーリーは各自でお調べください。

オールヒンディーで焦りましたが、べタな展開で意味を対して考えなくても大丈夫だったのが良かったです。
見た後は粘っこいテーマソングのみが頭をグルグルし、内容はあんま残りませんでしたwww でもそれこそが娯楽作品！

主演のシャー・ルク・カーンもッコよくて、すっかりファンになりました★

チェンナイ・エクスプレスはインド各地で大人気。
各地で看板を見かけました。

これはデリー、コンノート・プレイスのODEONです。
ここでも人の列が！

帰りの機内でもマサラムービーをチョイス。
これがなんと、チェンナイ〜の主演、シャー・ルク・カーンがまたもや主役を張っている映画で、チェンナイ〜とはまた１８０度違ったシリアスな恋愛ドラマだった。
『JAB TAK HAI JAAN』
残念ながら日本上映はされていないようです。

こちらが監督。
インド映画界の巨匠で、すでに他界されてるとのこと。
インド映画の幅広さに脱帽です。


すっかりマサラムービーのファンになってしまったインド旅行。
惜しむらくは日本での上映があまりなされていないこと。
でも物凄い奥深さと、正反対の笑いやダンスも兼ね備えていて、
ぜひ皆さんに見てもらいたい！と思うのでした。
本当、日本でもバンバン上映してほしいです！

-後日談-

帰国後、インド料理を習いに行く機会に恵まれたのですが、その教室の懇親会ではなんとマサラムービーのダンス発表会もあったのでした。
講師一同がマサラダンスを踊りまくるのだ！

これはラジニカーントの映像です。

この日のダンス曲。

基本は先生方が踊るんですが、、、
なんと会場の観客も一緒に踊ることになったりしてｗ
なかなかカオスな空間でした。

お腹にラジニカーントの絵を描いて踊りまくる人おりｗ

彼がマサラダンスのチーム【ビンドゥー】のダンスの先生です。
動きがキレッキレでびっくり。

じわじわと日本でもキてますね、マサラムービー！

この旅行記へのコメント （2）

• おぎゃんさん 2014/06/22 22:09:26

  観たい！観たいです！

  ぱんスキュさん
  
  こんばんわ。
  
  旅好きですが映画かつシャー・ルク・カーン好きでもあるので、いやはや羨ましい限りです(^^)
  もうアラフィフなはずですが、たぶん鍛えた身体張ったアクションだったろうなと思います。
  
  まだインドのシネコン経験がありませんので、とても参考になりました。
  
  では。
  
  おぎゃん

  ぱんスキュさん からの返信 2014/06/24 00:14:59

  RE: 観たい！観たいです！

  おぎゃんさま
  
  ご訪問ありがとうございます！
  シャー・ルク・カーン、実はチェンナイ・エクスプレスで初めて存在を知ったのですが、キレのあるアクションに軽快なコメディ、そしてラブドラマと何をしてもバッチリな演技力とスター性に、一気にファンになってしまいました笑
  
  インド国外ではなかなかお目にかかることの少ないマサラムービーおよびボリウッド映画ですが、本当に奥深くて、もっともっと日本でも上映されても良いだろうって思います。
  
  機会あらばぜひ、インドのシネコンを一度体験してみてください。
  日本のものと遜色ありませんよー。
  
  
  ぱんスキュ