羅臼(らうす)旅行記(ブログ) 一覧に戻る
7月23日。8時過ぎ出発。いい天気だが天気予報では、峠の向こう、羅臼(らうす)は雨だという。山はすっぽり白い雲で覆われている。<br />すぐに知床自然センターに到着。興味深い展示が多かったが、ヒグマに対する観光客のえづけが大きな問題になっていることには改めて驚いた。このセンターから、2キロほど離れたところにウトロ崎灯台とフレペの滝がある。遊歩道で2キロほどだ。歩いていると向こうから来たカップルが、「ほら、そこに鹿がいますよ」と指さして教えてくれる。<br />遊歩道は雲がかかって幻想的だった。フレペの滝は音もなく静かに流れ落ちていた。<br />センターを出ると坂は急にきつくなる。すでに小雨交じりなので、上下のカッパを着込むが、それがストレスになる。といって、気温が低いため、濡れるのは危険だろう。<br />さいわい、坂はきついといっても、押して上らなければならないほどではない。とにかく速度を抑えて、じっくりと上っていく。向かいから来た自動車がピッとクラクションを鳴らし、手を振ってくれたり、バイクの人はがんばれと声をかけて追い抜いていく。<br />そしてついに、ちょうど12時頃、自転車ツーリストの聖地の一つ知床峠にたどり着いた。標高738m。残念ながら、景色はまったく見えず。まだ雪が残り、ただ、寒い。<br />峠からは一気に下るが、路面が濡れているため、速度は出せない。寒さもあって、ブレーキを握る手も少ししびれてくる。それでもあっという間に羅臼ビジターセンターに到着。近くに「熊の湯」など温泉があり、体を温めようかとも思ったが、おなかが減っているのと、また濡れて湯冷めしそうなのでやめて羅臼の町を目指した。<br />羅臼の観光はなにがあるのかよく分からなかったが、とりあえずヒカリゴケのあるマッカウス洞窟に行ってみる。「北の国から」で純君と結ちゃんがデートしたあそこだ。いざ行くと、柵でがっちり固めてあり、ほとんど近づくことができない。たまたま来ていた母娘とおぼしき人たちは、前来たときはこんなのなかったのにねぇといっていた。<br />港を眺めた後、「道の駅知床・らうす」で昼食。せっかくなので、1000円出して、「黒ハモ丼」を食べてみる。癖がないといえばそうなのだが、きわめて普通の蒲焼きだった。<br />食べた後、外で出発の準備をしていると、お店の人があれやこれや話しかけてきた。雨はどうも上がらないようだ。羅臼観光は切り上げて、宿に直行する。<br />道の駅のすぐそばには「純の番屋」があった。あまりにも看板がでかでかとあるので、興をそがれて行かなかった。<br />今日の宿は羅臼の外れにある「いっぷくどおぞ」という民宿。民宿なのにホームヘルパー養成研修2級といった障がい者向けのアピールが興味深かったので予約してみた。<br />大きな民家という感じの作りだが、階段にはリフトがあり、お風呂もバリアフリーを意識してある。それよりなにより、一番驚いたのは食事の豪華さ。昆布漁師だという事だったが、かにが1杯、刺身盛り、伊勢エビ、牛の陶板焼き、焼き魚、煮魚と何人前かと思う量。とても食べきれる量ではないので、かには手つかずだった。食事の間は、女将さんが羅臼のこと、国後島のことなどいろいろと話してくれた。実は、この年は昆布漁が遅れていて、それで宿の仕事もできているんだとのことだった。また、雪で通行止めになっていた知床峠が開通したのも例年よりかなり遅かったという。<br />食事が終わり、2階の部屋に戻ると、雨は上がり、窓からは国後島の島影がぼんやりと見えていた。<br />本日の走行距離、46.5キロ。平均速度12.9キロとかなりゆっくりだった。

北海道2/3周の旅 12.ウトロ~羅臼

14いいね!

2013/07/12 - 2013/07/31

178位(同エリア346件中)

0

7

エスペラ

エスペラさん

7月23日。8時過ぎ出発。いい天気だが天気予報では、峠の向こう、羅臼(らうす)は雨だという。山はすっぽり白い雲で覆われている。
すぐに知床自然センターに到着。興味深い展示が多かったが、ヒグマに対する観光客のえづけが大きな問題になっていることには改めて驚いた。このセンターから、2キロほど離れたところにウトロ崎灯台とフレペの滝がある。遊歩道で2キロほどだ。歩いていると向こうから来たカップルが、「ほら、そこに鹿がいますよ」と指さして教えてくれる。
遊歩道は雲がかかって幻想的だった。フレペの滝は音もなく静かに流れ落ちていた。
センターを出ると坂は急にきつくなる。すでに小雨交じりなので、上下のカッパを着込むが、それがストレスになる。といって、気温が低いため、濡れるのは危険だろう。
さいわい、坂はきついといっても、押して上らなければならないほどではない。とにかく速度を抑えて、じっくりと上っていく。向かいから来た自動車がピッとクラクションを鳴らし、手を振ってくれたり、バイクの人はがんばれと声をかけて追い抜いていく。
そしてついに、ちょうど12時頃、自転車ツーリストの聖地の一つ知床峠にたどり着いた。標高738m。残念ながら、景色はまったく見えず。まだ雪が残り、ただ、寒い。
峠からは一気に下るが、路面が濡れているため、速度は出せない。寒さもあって、ブレーキを握る手も少ししびれてくる。それでもあっという間に羅臼ビジターセンターに到着。近くに「熊の湯」など温泉があり、体を温めようかとも思ったが、おなかが減っているのと、また濡れて湯冷めしそうなのでやめて羅臼の町を目指した。
羅臼の観光はなにがあるのかよく分からなかったが、とりあえずヒカリゴケのあるマッカウス洞窟に行ってみる。「北の国から」で純君と結ちゃんがデートしたあそこだ。いざ行くと、柵でがっちり固めてあり、ほとんど近づくことができない。たまたま来ていた母娘とおぼしき人たちは、前来たときはこんなのなかったのにねぇといっていた。
港を眺めた後、「道の駅知床・らうす」で昼食。せっかくなので、1000円出して、「黒ハモ丼」を食べてみる。癖がないといえばそうなのだが、きわめて普通の蒲焼きだった。
食べた後、外で出発の準備をしていると、お店の人があれやこれや話しかけてきた。雨はどうも上がらないようだ。羅臼観光は切り上げて、宿に直行する。
道の駅のすぐそばには「純の番屋」があった。あまりにも看板がでかでかとあるので、興をそがれて行かなかった。
今日の宿は羅臼の外れにある「いっぷくどおぞ」という民宿。民宿なのにホームヘルパー養成研修2級といった障がい者向けのアピールが興味深かったので予約してみた。
大きな民家という感じの作りだが、階段にはリフトがあり、お風呂もバリアフリーを意識してある。それよりなにより、一番驚いたのは食事の豪華さ。昆布漁師だという事だったが、かにが1杯、刺身盛り、伊勢エビ、牛の陶板焼き、焼き魚、煮魚と何人前かと思う量。とても食べきれる量ではないので、かには手つかずだった。食事の間は、女将さんが羅臼のこと、国後島のことなどいろいろと話してくれた。実は、この年は昆布漁が遅れていて、それで宿の仕事もできているんだとのことだった。また、雪で通行止めになっていた知床峠が開通したのも例年よりかなり遅かったという。
食事が終わり、2階の部屋に戻ると、雨は上がり、窓からは国後島の島影がぼんやりと見えていた。
本日の走行距離、46.5キロ。平均速度12.9キロとかなりゆっくりだった。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
ホテル
4.5
グルメ
4.5
同行者
一人旅
旅行の手配内容
個別手配

この旅行記のタグ

関連タグ

14いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

この旅行で行ったホテル

この旅行で行ったスポット

この旅行で行ったグルメ・レストラン

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

この旅行記の地図

拡大する

価格.com旅行・トラベルホテル・旅館を比較

PAGE TOP