豊富・サロベツ旅行記(ブログ) 一覧に戻る
7月16日。今日のコースは山が多いので早めの7:45に出発する。<br />地図で見ると天塩川に沿って下るだけのように見えるが、川沿いの道は思いの外アップダウンが多い。ちなみに、その点で一番きつかったのは富士川。道を間違えたんじゃないかと思うほどきつい登りが多かった。逆に一番楽だったのは千曲川・信濃川。野辺山か軽井沢からスタートすると、魚沼までほとんど下りかフラット。たぶん、ママチャリでも楽に行けるだろう。<br /><br />まず森林公園びふかアイランドに寄ってみるが、早すぎてそもそも開いていなかった。<br />その後、やや上り勾配を感じながら、2時間で音威子府(おといねっぷ)に到着。「道の駅おといねっぷ」に行くと、自衛隊の人が大勢いた。この間、富良野をのぞけば、ダンプと自衛隊の車両がやたら多い。さいわい、どちらもマナーがいい人が多いので、走っていて怖いということはないが、これもまた北海道の風景なのだということは感じた。<br />この先、食事をできるところがあるかどうか定かではなく、とりあえず、そばでも食べておくことにするが、道の駅の食堂はまだ開店していない。駅には立ち食いそばがある。音威子府そばという真っ黒な麺のそばだった。350円。他にも何人か来ては注文していたが、みな、もりを頼んではうちは温かいのしかやってないんですと断られている。私にはちょうどいい気温だが、こちらの人には暑いのだろうか。<br />駅前の大きな橋を渡ると、山中の原野という感じの風景になる。これはこれで風景が変わらず退屈だ。しかも、道は意外と平坦で、疲れと相まって猛烈に眠い。さりとて、休むようなところはないし、なまじ休んで熊にがぶりとやられるのも嫌だ。旭川で買ったミンティアをがりがりかじりながらペダルを回す。<br />途中に中川町エコミュージアムの看板があったので、そちらに行ってみる。が。休み。昨日が海の日で、振替休日だった。<br />またしばらく行くと、アヤメの群生地の看板。思いもかけず立ち寄ったが、仮設の展望台などもあり、美しかった。ネットで調べてみてもほとんど情報がなく、もったいないと思う。<br />天塩町に入り、国道から道道256号線に乗る。しらかば荘の方から、幌延町に豊富温泉という面白い温泉があるよと教えてもらったので、そこの宿を予約したのだ。<br />15時頃幌延駅に着いたが、やはり駅周辺は閑散としている。その割に、公共施設類は妙にきれいで充実しているのが奇妙な印象を与える。小腹が減っているが、時間も時間なのであきらめる。<br />駅から温泉方面はちょっとした登り。疲れた足にはちょっとこたえる。それでも登り終えると、また視界が広がり、大きな施設が目の前にある。ナビはなぜかそこに突っ込めと指示をしている。<br />手前はトナカイ牧場。やはり振替休日なのか、人もトナカイも見当たらず。指示された道は砂利道になっていて、ちょっと行きたくない。少し戻ってリルートすると、今度はその先の施設を横切れという。「ゆめ地創館」と大きな看板があり、よくよく見ると「日本原子力研究開発機構幌延深地層研究センター」とある。なるほど、それで役場なんかがきれいなわけだ。<br />せっかくなので、ゆめ地創館を見学してみた。館の人が詳しく丁寧に説明してくれる。ここは高レベル放射性廃棄物を、最終的に地下深い地層中に処分するための実験施設なのだそうだ。いろいろな努力には頭が下がる思いだが、やはり、何万年も面倒を見切れるわけはなく、最後の最後はどうなるのかと心配にはなった。<br />その後もナビは施設に突っ込めと指示し続けるので、試しに行ってみたら、守衛に怒られた。<br />公式ルートっぽい牧場の中の道を普通に行くと、普通についた。すでに時間は17時過ぎ。<br /><br />何件かホテルや旅館があったが、驚いたのは、におい。街には独特のにおいのする街があり、温泉街は硫黄のにおいのすることが多いが、ここは石油。町が石油くさいのだ。かなり心配になった。日帰り入浴施設「ふれあいセンター」があり、その横の説明書きを読むと、石油試掘の際に、天然ガスとお湯が噴き出したのが始まりだそうだ。なるほどとは思うが、やはりすごいインパクトだ。<br />今宵の宿は「ホテルウィン」。宿というよりは長期滞在のためのワンルームマンションのような感じだった。ここ豊富温泉は、皮膚病にいいということで、湯治客が多いからということだった。<br />さっそく、ふれあいセンターに行ってみると、初めてですかとフロントで尋ねられる。観光なのでそうですとこたえると、じゃあ、まずはあちらのお風呂にどうぞとのこと。湯治客用のぬるくて濃いお湯と、一般向けと二つがあるそうだ。<br />一般向けの方もなかなか衝撃的。色は真っ黒に近いし、油膜は浮いているし、においは石油。まさに「油風呂」だ。宿にも、しっかりシャワーで流せと書いてあったが、そうしないと下着はおろか、布団まで真っ黒になるそうだ。<br />食事は、宿の隣にあるスナックのような場所で。結構話し好きの女将さんで、楽しかった。ちょうど、東京から湯治に来ているというお客さんもいて、いろいろと話に花が咲いた。<br />その後いったん部屋に戻り、少し飲み足りないので、酒など買いに外へ。ところが、酒屋はとっくに閉まっている感じだし、自販機もないし、困った。あきらめて寝る。<br />本日の走行距離、114キロ。

北海道2/3周の旅 5.美深~豊富

15いいね!

2013/07/12 - 2013/07/31

64位(同エリア126件中)

0

9

エスペラ

エスペラさん

7月16日。今日のコースは山が多いので早めの7:45に出発する。
地図で見ると天塩川に沿って下るだけのように見えるが、川沿いの道は思いの外アップダウンが多い。ちなみに、その点で一番きつかったのは富士川。道を間違えたんじゃないかと思うほどきつい登りが多かった。逆に一番楽だったのは千曲川・信濃川。野辺山か軽井沢からスタートすると、魚沼までほとんど下りかフラット。たぶん、ママチャリでも楽に行けるだろう。

まず森林公園びふかアイランドに寄ってみるが、早すぎてそもそも開いていなかった。
その後、やや上り勾配を感じながら、2時間で音威子府(おといねっぷ)に到着。「道の駅おといねっぷ」に行くと、自衛隊の人が大勢いた。この間、富良野をのぞけば、ダンプと自衛隊の車両がやたら多い。さいわい、どちらもマナーがいい人が多いので、走っていて怖いということはないが、これもまた北海道の風景なのだということは感じた。
この先、食事をできるところがあるかどうか定かではなく、とりあえず、そばでも食べておくことにするが、道の駅の食堂はまだ開店していない。駅には立ち食いそばがある。音威子府そばという真っ黒な麺のそばだった。350円。他にも何人か来ては注文していたが、みな、もりを頼んではうちは温かいのしかやってないんですと断られている。私にはちょうどいい気温だが、こちらの人には暑いのだろうか。
駅前の大きな橋を渡ると、山中の原野という感じの風景になる。これはこれで風景が変わらず退屈だ。しかも、道は意外と平坦で、疲れと相まって猛烈に眠い。さりとて、休むようなところはないし、なまじ休んで熊にがぶりとやられるのも嫌だ。旭川で買ったミンティアをがりがりかじりながらペダルを回す。
途中に中川町エコミュージアムの看板があったので、そちらに行ってみる。が。休み。昨日が海の日で、振替休日だった。
またしばらく行くと、アヤメの群生地の看板。思いもかけず立ち寄ったが、仮設の展望台などもあり、美しかった。ネットで調べてみてもほとんど情報がなく、もったいないと思う。
天塩町に入り、国道から道道256号線に乗る。しらかば荘の方から、幌延町に豊富温泉という面白い温泉があるよと教えてもらったので、そこの宿を予約したのだ。
15時頃幌延駅に着いたが、やはり駅周辺は閑散としている。その割に、公共施設類は妙にきれいで充実しているのが奇妙な印象を与える。小腹が減っているが、時間も時間なのであきらめる。
駅から温泉方面はちょっとした登り。疲れた足にはちょっとこたえる。それでも登り終えると、また視界が広がり、大きな施設が目の前にある。ナビはなぜかそこに突っ込めと指示をしている。
手前はトナカイ牧場。やはり振替休日なのか、人もトナカイも見当たらず。指示された道は砂利道になっていて、ちょっと行きたくない。少し戻ってリルートすると、今度はその先の施設を横切れという。「ゆめ地創館」と大きな看板があり、よくよく見ると「日本原子力研究開発機構幌延深地層研究センター」とある。なるほど、それで役場なんかがきれいなわけだ。
せっかくなので、ゆめ地創館を見学してみた。館の人が詳しく丁寧に説明してくれる。ここは高レベル放射性廃棄物を、最終的に地下深い地層中に処分するための実験施設なのだそうだ。いろいろな努力には頭が下がる思いだが、やはり、何万年も面倒を見切れるわけはなく、最後の最後はどうなるのかと心配にはなった。
その後もナビは施設に突っ込めと指示し続けるので、試しに行ってみたら、守衛に怒られた。
公式ルートっぽい牧場の中の道を普通に行くと、普通についた。すでに時間は17時過ぎ。

何件かホテルや旅館があったが、驚いたのは、におい。街には独特のにおいのする街があり、温泉街は硫黄のにおいのすることが多いが、ここは石油。町が石油くさいのだ。かなり心配になった。日帰り入浴施設「ふれあいセンター」があり、その横の説明書きを読むと、石油試掘の際に、天然ガスとお湯が噴き出したのが始まりだそうだ。なるほどとは思うが、やはりすごいインパクトだ。
今宵の宿は「ホテルウィン」。宿というよりは長期滞在のためのワンルームマンションのような感じだった。ここ豊富温泉は、皮膚病にいいということで、湯治客が多いからということだった。
さっそく、ふれあいセンターに行ってみると、初めてですかとフロントで尋ねられる。観光なのでそうですとこたえると、じゃあ、まずはあちらのお風呂にどうぞとのこと。湯治客用のぬるくて濃いお湯と、一般向けと二つがあるそうだ。
一般向けの方もなかなか衝撃的。色は真っ黒に近いし、油膜は浮いているし、においは石油。まさに「油風呂」だ。宿にも、しっかりシャワーで流せと書いてあったが、そうしないと下着はおろか、布団まで真っ黒になるそうだ。
食事は、宿の隣にあるスナックのような場所で。結構話し好きの女将さんで、楽しかった。ちょうど、東京から湯治に来ているというお客さんもいて、いろいろと話に花が咲いた。
その後いったん部屋に戻り、少し飲み足りないので、酒など買いに外へ。ところが、酒屋はとっくに閉まっている感じだし、自販機もないし、困った。あきらめて寝る。
本日の走行距離、114キロ。

旅行の満足度
4.0
観光
3.5
ホテル
3.5
グルメ
3.5
同行者
一人旅
旅行の手配内容
個別手配

この旅行記のタグ

関連タグ

15いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

この旅行で行ったホテル

この旅行で行ったスポット

この旅行で行ったグルメ・レストラン

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

この旅行記の地図

拡大する

価格.com旅行・トラベルホテル・旅館を比較

PAGE TOP