2014/05/08 - 2014/05/08
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deracineさん
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ゴールデンウィーク明けにJR東海がキャンペーン中の「うるわしの奈良」ツアーを利用してまったりと日本の古都の雰囲気を味わってきました
奈良は同じ古都の京都に比べると派手さや華やかさはありません。しかし行って見ると過密で何かと気ぜわしい東京に住んでいる我々夫婦にとっては天平のときと変わらず悠久の時間が流れているような奈良の街は心休まる思いがしました
「うるわしの奈良」ツアーはホテルと新幹線がセットになったプランで、時間帯が限られてはいますが「のぞみ&ひかり」が利用できます。
宿泊数は1〜3泊から選べ、ホテルはホテルフジタ・奈良とホテル日航・奈良のいずれかからセレクトできます
リタイヤして時間にはゆとりがある我々は3泊プランを選択*、ホテルはJRと近鉄の両駅が徒歩圏のホテルフジタにしました
*2泊と3泊の価格差は2000円、これに対し都合の良い新幹線への変更料金は5,200円増し(片道)
出発日は過去の統計から一番雨の確率の少ない連休明けに決定、善は急げとばかり4月上旬には申し込みました
結果的は3泊4日の全日程中お天気に恵まれ新緑と花一杯の古都を満喫
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今回は前回(2010年)時間の関係で参拝できなかった興福寺と昔懐かしい街並みが残るならまちを散策、最後はEテレ朝の番組で有名になった京終駅*から奈良駅まで乗車しました
*何と読むのでしょうか? 答えは本記事内のどこかにあります
二人とも初めて見た興福寺阿修羅像は生身の人間が持つ複雑な感情を見事に表現しており、西洋のミケランジェロの彫刻に勝るとも劣らない仏像の傑作だと思いました
仏像の堂内撮影は禁止されていましたので画像は全て借り物です
なお写真及び記事は随時更新いたします
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全体の旅行スケジュールは以下のとおりです
5月7日 品川発12:07のぞみ227号〜京都着14:17
着後西本願寺及び伏見稲荷大社参拝
JRにて奈良に移動、ホテルフジタ(泊)
5月8日 AM 春日大社、PM 興福寺参拝
5月9日 AM 斑鳩・法隆寺参拝、PM 西の京・薬師寺参拝
5月10日 AM JRにて京都に移動、着後梅小路蒸気機関車館見学
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 新幹線 JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
PR
-
観光案内所及び地元の老婦人が推奨する県庁の展望台で奈良の街を一望した後
今度は向かい側にある興福寺を参拝した
天智8年(669年)藤原鎌足夫人の鏡女王が建立した「山階寺」が始まり
710年に鎌足の子藤原不比等が現在の地に移建し興福寺と名づけた -
興福寺は全国の国宝仏像彫刻のおよそ15%を所蔵する、まさに仏像の宝庫とも言える寺院
1998年に世界遺産に認定され現在中金堂を再建中
大きな建設仮囲いが掛けられていた -
午後1時過ぎの時はまだ遠足や修学旅行生も少なかった
-
最初に国宝の東金堂を拝観した
東金堂と阿修羅像が置かれている国宝館の拝観がセットになった拝観券を入手
した
上の写真の左側が東金堂 -
東金堂は薬師如来像をご本尊とし、国宝の四天王像や十二神将像(国宝)などが安置されている
堂内は撮影禁止のため外から望遠レンズで撮影した -
これが阿修羅像を安置している国宝館
旧食堂(じきどう)の跡地に1959年完成した鉄筋コンクリート造りの文化財収蔵・展示施設
拝観するころには修学旅行生で一杯になってきた -
これが妻が感激した阿修羅像
「阿修羅」は戦闘神で 帝釈天と戦争をするが常に負ける存在
修羅場(しゅらば)とは戦闘の場の意味 *阿は子供に付ける接頭辞
もともとは仏法の守護者として崇められていたが帝釈天が登場して悪者としてのイメージが定着し地位を格下げされたと言われる そのせいか複雑な表情をしている
NHKの「シリーズ世界遺産」の解説によると三つの顔は人生の辛酸を経験して変化した推移を表すとも
よく見ていると誰かに似ていると思った -
そうだ、カネボウのキャンペーンガールになって一世を風靡した夏目雅子さんに似ている!
「夏目雅子、阿修羅」でググると同じ印象を持つ人は多いようだ -
境内に奉納されている絵馬を見ると外人の参拝客が祈願したものも目についた
-
-
午後2時頃になると昼食を終えた小学生が増えてきた
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自分も大阪育ちなので多分ここに遠足で来たはずだと思うが大昔のことなので
まったく記憶はなかった -
これは重要文化財の南円堂
弘仁4年(813年)藤原北家の藤原冬嗣が父・内麻呂の冥福を祈願して創建した
八角形のお堂 -
ここにも八重咲きの藤の花が満開だった
-
小学生の群列が嵐のように過ぎ去って静かになったあとゆっくりと国宝の五重塔を鑑賞した
天平2年(730年)光明皇后により創建されたが現存の塔は応永33年(1426年)頃に再建されたもの
高さ50.1メートルで木造塔としては東寺五重塔に次ぎ日本で二番目に高い -
南円堂の南にひっそりと国宝三重塔が立っていた
-
興福寺の中で最古の建物で鎌倉時代初期に再建された
-
五重塔に通じる五十二段の石段
こちらが本来の参拝ルートだが県庁側から参拝したので順路が逆になってしまった
五十二段は仏門に入る修行僧が52人の知識人を訪ねて回った故事由来する -
猿沢の池には多くの亀がゆったりと甲羅干しをしていた
妻が結婚前に奈良観光した際泊まったホテルはこの池の右手にあったという -
池に五重塔が写っている風景は奈良八景のひとつとして有名だが なかなか池の水面が水鏡状態にはならず撮影に苦労した
この写真は後日風のない早朝に撮ったもの
現在修復中で仮囲いで覆われている中金堂が完成すれば更に美しい景観になるだろう -
猿沢の池手前の参道には多くのみやげ物店が軒を連ねていた
-
少し歩きつかれたので詳しくなったホテル近くの界隈で一休み、この店に入った
店内は旅行客でにぎわっていた -
二人とも大好きなぜんざいを食べた
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今度は古い町並みが残るならまちを散策した
-
残念ながら奈良市も最近は人口減少気味で地元商店街も活気がなくシャッターが降りている店もちらほら見かけた
妻に話しかけた地元の老婦人も「ショッピングは大阪に行く」と言っていたそうだ
あべのハルカスの完成も拍車をかけているのだろう -
途中見かけた店のショーウィンドウ
ミシンの模型がよくできていた -
奈良らしい美しいマンホール
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ならまちの商店街のひとつ、下御門商店街
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奈良市資料保存館
パネル展示が多く、特に興味を惹くものはなかった -
入手した街歩きマップで一番興味を惹いた場所はここ、「奈良町からくりおもちゃ館」
入場無料とうれしい -
入ってみると地元の大学生が昔のからくりおもちゃに興じていた
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これは砂時計の動力を使ったからくり人形
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今度は「ならまち格子の家」に入った これも入場無料
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ならまちの伝統的な町家を再現したもの
昔の奈良の町家の生活様式に直接ふれ、町民の暮らしぶりをうかがえる施設
襖絵に鹿が描かれているのが奈良らしい -
この家は中二階建てで二階に通じる階段は箱階段になっていた
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懐かしい釜戸もあった
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立派な床の間
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中庭もある
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ならまち散策の最後はこの駅 ここから奈良駅まで一駅だがJRに乗った
孫と一緒によく見たNHK Eテレ(教育テレビ)の朝の番組でこの駅名が紹介される
京終で「きょうばて」と読む 都のはずれという意味だ
関西編では次の駅名が難読として紹介されている
膳所(ぜぜ)、烏丸(からすま)、吹田(すいた)、十三(じゅうそう)、喜連瓜破(きれうりわり)、河堀口(こぼれぐち)、朝来(あっそ)、京終(きょうばて)
大阪育ちなので膳所〜喜連瓜破までは知っていたが後は知らなかった -
きょうばてはJR桜井線にある駅で一日の乗降客は5百人程度の無人駅
しかしさすが古都奈良、駅舎の瓦は立派だった -
ついでに京終の次の駅も「帯解」駅というちょっと変わった名前
近くの帯解寺(おびとけでら)は安産祈願で有名で美智子皇后、雅子皇太子妃をはじめとする皇族方も安産祈願を行っている -
これはJR奈良駅で写したJR桜井線の路線図
難読駅名がオンパレードだ! -
周遊切符を使ってJR奈良駅まで一駅だが乗って帰った
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JR奈良駅近くのうどん屋で夕食をとった
二人で千円以下とチョー割安のメニューだった
奈良は東京に比べて飲食店も安いようだ
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