2014/03/19 - 2014/03/23
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よしぞうさん
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息子(7歳)と3泊5日の弾丸でトルコを旅してきました。
小学一年生にとっては大冒険。
私にとっても心機一転、リフレッシュ。
この拙い旅行記が、誰かの父子旅行のキッカケになってくれれば嬉しい限りです。
小学校の○○先生、義務教育である学校休ませてすみませんm(_ _)m
《トルコにした理由》
1.世界遺産がたくさんある
2.親日派で治安も悪くない
3.直行便がある
4.イスラム圏なのに酒OK
《旅のルール》
現地の料理を食べる
※好き嫌いの多い息子だからこそ
《スケジュール》
3/19 成田発12:55、イスタンブール着18:10 (トルコ航空)
3/20 イスタンブール観光
3/21 カッパドキア1日観光
3/22 イスタンブールをぶらぶらして帰路へ17:15(トルコ航空)
3/23 成田到着11:30
《旅の予約》
航空券・ホテル: エクスペディアのダイナミックパッケージ
オプショナルツアー: VELTRA カッパドキア1日観光ツアー
(ツアー催行会社: トルキエムツアー )
wi-fi: 価格.comでGrobal WiFiを予約
旅行記は、イスタンブール編とカッパドキア編の2編に分けて書きます。
イスタンブール編はこちらです。
http://4travel.jp/travelogue/10920208
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 3.0
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
1日目、2日目をイスタンブールで過ごし、トルコ三日目、いよいよカッパドキアに行きます。
事前にオプショナルツアー紹介会社のVELTRAさんでカッパドキア1日観光ツアーを予約しました。
早朝5時、送迎車がホテルに迎えに来てくれました。眠い。。。zz
寝たままの息子を担いで車に放り込み、いざ空港へ。
5:30にアタテュルク空港に到着。
息子を起こし、空港内のファーストフード店で朝食。
7:00 カイセリ(Kayseri)行きのAtlas jetに乗りました。アタテュルク国際空港 (IST) 空港
-
1時間半ほどでカイセリ空港に到着。
さ、寒いー!! 息が白い。。
カイセリ(Kayseri)はトルコ中央部の都市。
内陸性で冬の寒さは非常に厳しく、真冬は20度にもなるそうです。
3月とはいえ朝方はかなり寒かった。日本の真冬と同じくらいと考えておけばいいと思います。ただ、昼夜の気温差があって、昼はけっこう暖かかった。
空港で迎えてくれた男性ガイドErtanさんは日本語がペラペラ(というか、ほぼネイティブ)でよかった。
東京の大学を卒業したっていうし、子供の扱いもうまそうだし、私と年齢も近そうでだいぶ打ち解けました。
トルコで4番目に高い山であるエルジェス山(3,916m)を眺めながらカッパドキアに向かいます。
息子はたまに車酔いするので酔い止めを持ってきましたが、正解。
けっこう運転が荒いので。 -
荒涼とした火山灰の大地をひたすら車は進む。
ガイドさんがいろいろ教えてくれたんで 飽きなかった。
ちょうど前日にトルコ首相の汚職疑惑に絡みトルコ全土で言論統制が敷かれtwitterが禁止になっていましたが、その疑惑についてガイドさんが自説を熱弁。どんどん話が政治にそれていく。
ひとしきりトルコの政治家への不平不満をブチまけたガイドさんは、ようやくカッパドキアの説明をし始めました。
世界に数ある世界遺産の中でもカッパドキアが凄いところは。
それは、「自然遺産と文化遺産を同時に観ることができる」点だそうです。
自然にできた奇岩の渓谷は世界自然遺産、ギョレメの地下都市にある膨大なキリスト教壁画は世界文化遺産。
なるほど、、、お得感ありますね。
車窓からの景色はこれまで見たことがないものでした。 -
【デヴレント】
カイセリから80キロ、やってきました、大奇岩地帯カッパドキア。
数億年前に起きたエルジエス山の噴火によって造られた地層。
火山灰と溶岩が数百mずつ積み重なった末、凝灰岩や溶岩層になり、その後風雨に打たれて浸食が進み、今では硬い部分だけが残されて不思議な形の岩になった、ってことらしいです。
いきなり変な岩がいっぱい!!
まずは円すいの岩がいっぱいある場所「デヴレント」。 -
円すい型の岩の森を散策中。
スターウォーズの世界です。
子供はやっぱり視点が違います。
岩の形がいろんな動物とか恐竜とかに見えるみたい。 -
遠くに見える岩は、ピカチュウらしい。
確かに。
耳があるし、岩の穴が笑った口に見えるかも。 -
実際、ガイドさんも「ラクダ岩」とか「アシカの群れ」とか「ナポレオンの帽子岩」とか、そういうふうに説明してくれます。
にしても奇妙な光景だ。 -
【パシャバー】
次に車が向かったのはパジャパー地区。
さっきと岩の形状が違い、キノコがいっぱいです。
シメジの傘みたいなのを乗っけた岩があちこちに生えていて、すごく奇妙。
カッパドキア度が増してきました。 -
岩、デカっ。
数万年に一度、キノコの傘が重さに耐えきれずに落ちてくるらしい。
当たったらやだね。 -
昔、岩をくり抜いてここに修道士が住んでいたとのこと。
不思議な家。パシャバー地区 自然・景勝地
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岩の中の家はまるで迷路のようになっている。
隠れ家だったんだろうなあ。 -
子供にはすごく不思議に感じたみたい。
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お昼近くになり、急に気温が上がって春らしい感じになってきた。
あちこちにある不思議な修道士の家を見て回りました。 -
イスタンブールに続き、カッパドキアでも女子中学生に幾度となく写真撮影を強要される。
みんな日本が大好きらしい。
小学校の教科書に、昔トルコ人が海で難破した時に日本軍が助けてくれた、という逸話が載っており、それでイメージがいいらしい。パシャバー地区 自然・景勝地
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シメジにしか見えないオバケ岩。
岩の下には民芸品のお土産の露店がいくつかあります。パシャバー地区 自然・景勝地
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高台の上から。キノコだらけ。
たくさんの岩に無数の穴が空いていて、多くの人がここに住んできたことがわかる。
実際、つい30年前まで村人が住んでいたらしいけど 岩が崩壊する危険があるので今は近くに移住しているらしいです。 -
奇岩の村の洞窟レストラン。
ちょうどお昼です。 -
店内はかわいらしい感じです。
岩肌が露出していて雰囲気あります。ゼルヴェ屋外博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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壁にはキノコ岩の壁画がたくさん。
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まずはトルコビールで喉を潤す。美味い。
料理は息子が食べれるかどうか心配でした。 -
まずは定番のレンズ豆スープ。
息子もこれが大好き。
寒いのでおいしく感じました。 -
生野菜サラダ。
トマトときゅうり、ちょっと苦手なものを全部食べる息子。 -
壺が出てきた。壺を割ると中から煮込みがグツグツ。
タウック・ソテという、鶏肉とトマトの煮込み。野菜と柔らかい鶏肉がよく合います。
味付けも辛くなくて息子も美味いと完食しました。 -
ヨーグルトのようなチーズのような発酵食品。
バジルが入っていて美味かった。
けど息子は匂い嗅いだだけでオエってなってた。無理でした。ゼルヴェ屋外博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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最後にデザート。
トルコ伝統のパイのハチミツ漬け「バクラワ」です。
甘っ、、、激甘つ。。。 -
【ギョレメ野外博物館】
次に向かったのはメインの観光地、ギョレメ谷。
岩窟教会のフレスコ画で有名な場所です。 -
ガイドのErtanさんは、この奇岩の大地に秘められたキリスト教徒たちの歴史について語り始めました。
3世紀半ば、ローマ帝国の弾圧を逃れたキリスト教の修道士たちがカッパドキアに移り住みました。
彼らは柔らかい岩をくり抜いて住居や教会を作ります。12世紀に作られた洞窟教会には、光がささないため当時のフレスコ画が劣化せずにそのまま残っているとのこと。
標高1000mを超すこんな岩山で、ひたむきな信仰生活を送ってたんだろうなあ。
写真は博物館入り口のすぐ左にある岩窟教会[トカル・キリセ]。ギョレメ野外博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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ギョレメ谷には30以上の岩窟教会があり、一般的な教会と同じく十字平面の教会や丸天井のものが多いです。
保存状態の良いいくつかの教会でフレスコ画を見学することができます。 -
岩窟教会を背景に観光客と写真を撮りあい。
ギョレメ野外博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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壁画は撮影禁止ってのが残念ですね。
キリスト像や受胎告知、ベツレヘムへの旅、洗礼、最後の晩餐などの色鮮やかなフレスコ画を観ることができました。
以前、中国の敦煌で観た洞窟の密教壁画と同じくかなり色合いは鮮やか。 -
洞窟入り口の壁画です。
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あちこち無数の洞窟があって、小学生は興味津々。
これが人の家だっていうんだから、世界は広いよね。 -
荒れた岩肌の外観からは想像もつかないほど内部の装飾は見事!神秘的。
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日本語で話していると、何度も地元のトルコ人に写真を求められます。
どんだけ日本びいき。ギョレメ野外博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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岩の教会がどこまでも続きます。
蟻の巣のように穴だらけ。 -
しっかし 何百年も前にどうやってあんな断崖に穴を掘ったのか。
今では鳥の巣になってるようです。 -
これらはかつて弾圧されたキリスト教徒の教会。
ギョレメ野外博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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けっこう歩き疲れた。
トルコ名物、伸びるアイス、ドンドゥルマ。
オジさんのパフォーマンス。ギョレメ野外博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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3種類のジェラート。ピスタチオが美味い。
ギョレメ野外博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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【デリンクユとカイマクルの地下都市】
ここは子供にとってはインディージョーンズ並みに大冒険となりました。
迷路に次ぐ迷路は光がまったく射さず方向感覚が完全になくなります。
まるで蟻の巣。
この地下都市自体は紀元前400年頃の記録にも記されているほど古いとのこと。
のちにこの地に移り住んだキリスト教徒たちは、ペルシャやイスラム勢力に包囲され、絶えず脅威にさらされた。
そのため彼らは、敵から一時的に身を隠す場所を地下に求めるしかなかった。
つい1965年に発見された地下都市は、地下8階、深さ65メートルに及ぶ巨大なものとのこと。
内部の通気孔は各階に通じ、地下1階のワイン製造所、地下2階の食堂、居間、寝室と掘り進められたようです。学校の教室まであるってのがすごい。
階をつなぐ通路には、外敵が襲ってきた時通路をふさぐため、1トンもの大きな石を転がして通路を閉じる仕掛けもあったりして。
そして、最下層の空間は十字架の形に掘られた教会になっています。カッパドキアのキリスト教徒たちは、地下都市の一番底に、神への祈りの場を設けたんですね。カイマクルの地下都市 史跡・遺跡
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【デリンクユとカイマクルの地下都市】
大人がやっと入れるほどの洞穴のような路地を下っていきます。カイマクルの地下都市 史跡・遺跡
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【デリンクユとカイマクルの地下都市】
ワインの貯蔵庫だったみたい。 -
イチオシ
【デリンクユとカイマクルの地下都市】
ガイドさんに記念写真を撮ってもらった。 -
【デリンクユとカイマクルの地下都市】
ネズミになった気持ちだそうです。
確かに。ネズミ、こんな生活に違いない。
ここは面白かった。 -
【ウチヒサル】
ギョレメから車で30分くらい、
「尖った砦」という意味の巨大な一枚岩の城塞を囲んだ町。
けっこうホテルも多いです。
砦の岩の表面には無数の穴が空いています。
別名「鳩の家」と呼ばれていて、たくさんの鳩が住んでいます。
住民は昔から鳩の糞を集め、ブドウ畑の肥料としてきたようです。
火山性で土地が痩せているカッパドキアならではの知恵ってやつですね。 -
【ウチヒサル】
トルコでは車とか壁などいたるところで飾られている、青い目玉みたいなお守り。
邪視から身を守ってくれるらしい。
お土産にいくつかゲット。ウチヒサル 散歩・街歩き
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イチオシ
ウチヒサルからギョレメ・パノラマに向かう途中の小さな村。
ここはもう完全に風の谷のナウシカ的な世界。
ヤクみたいな動物も普通に人間と暮らしている様はまったく同じ。
宮崎駿センセーはぜったいココをモデルにしたでしょ、という確信を持つことができます。 -
岩の城。完全に風の谷です。
ほんとにここに人が住んでいたってすごい。鳩の谷 自然・景勝地
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ラクダやヤクが今でも現役で仕事しています。
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【ギョレメ・パノラマ】
ウチヒサルからギョレメに戻る途中にある絶景ポイント。
岩が林立する雄大な奇観が広がっています。
手前は、白いなめらかな岩肌の波が広がっていますが、
奥は「ローズバレー」というピンク色の岩の渓谷となっており、夕日を受けてとても綺麗だった。
中央の遠くに見えるのがエルジエス山。雪で覆われています。
かつてあの山が大爆発したことが原因でこの奇岩の大地ができた。ギョレメ パノラマ 自然・景勝地
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こんな感じのパノラマ。
人が住める場所とは思えない。。。 -
とりあえずは、絶景ポイントなのでジャンプしてみる。
ギョレメ パノラマ 自然・景勝地
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空港に戻る途中、ほとんど時間がなかったのですがカッパドキアの絨毯屋さんに立ち寄ってもらいました。
絨毯屋というか、絨毯の製造工場ですね。 -
こんな感じで手作業で丁寧に絨毯を織っていきます。
こりゃ時間かかる。
けっこう高かったし時間も無かったし息子が飽きちゃったので、何も買わずに空港に戻りました。 -
カイセリ空港に戻ってきました。
20:45発のAtlas jet KK75イスタンブール行き。
歩きっぱなしだったので疲れた。。。
飛行機で爆睡です。カイセリ空港 (ASR) 空港
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やっとイスタンブールのホテルに戻ってきました。
息子は風呂に入ってすぐに爆睡。
カッパドキアはけっこう岩肌の道を歩くので、ワークブーツ履いて行ってよかった。
続きのイスタンブール編、ご覧ください!
http://4travel.jp/travelogue/10920208
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この旅行記へのコメント (1)
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- のんき茂野さん 2015/05/01 15:04:13
- ありがとうございます
- http://img.4travel.jp/img/tcs/t/pict/src/37/93/04/src_37930469.jpg
この旅はお初お立ち寄り頂き
ありがとう御座いました。
ご覧の通りのご近所お出かけ
日記ばかりですが、
気が向かれましたらお気軽に
お立ち寄りください。
はぁ〜?
手土産ですかぁ〜? そんなお気遣いは
ご無用に・・・・そうですかぁ〜
そこまでおっしゃるなら・・・
強制リタイヤ後は会話難民になり
世間の風に疎くなっていますので
何なりと書き込みくださればありがたいです。
のんき茂野
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