自然と文化にふれるトルコ旅４日目

2014/04/26 - 2014/05/04

前から行きたかったトルコ。
２年越しの思いが通じ、ゴールデンウィークを利用してやっと出かけることができました。
今回は、日本旅行の『海峡浪漫・美しきトルコ９日間』で、２４名参加のツアーでした。
旅程は、
４月２６日（土）深夜に関空出発
４月２７日（日）カタールのドバイ経由アンカラに行き、市内観光後カッパドキアに移動
４月２８日（月）カッパドキア観光
４月２９日（火）コンヤ観光後、パムッカレに移動
４月３０日（水）パムカッレ観光後、エフェソス遺跡観光してアイワルク泊
５月１日（木）トロイ遺跡観光後イスタンブールへ移動
５月２日（金）イスタンブール市内観光
５月３日（土）イスタンブール観光後、ドバイ経由帰国
５月４日（日）夕方関空着
の結構ハードスケジュールのツアー（一般的なトルコ観光コース）でした。
費用は、ツアー費用が早期割引などを利用し、燃油サーチャージや空港使用料込みで約２１万円。
今回は、カッパドキアのバルーンツアーとコンヤの観光を記します。

エリア コンヤ(トルコ)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 3.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 観光バス 飛行機
• 航空会社: カタール航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: 日本旅行

4月29日。はや旅行4日目。
今日は、このツアーで最も楽しみにしていたカッパドキアのバルーンツアー。
朝4時30分に起きて、バルーン会社のワンボックスカーに乗って、待合所に移動。
このツアーはオプショナルツアーになっており、一緒のグループから約10名程度が参加していました。

バルーン会社の待合所ではたくさんの観光客が待機していました。
そしてここで、ホットコーヒーとパンの軽食をいただきます。
ここには、100名以上の観光客が集結しており、相変わらず中国人の観光客が一番賑やかでした。

そうこうするうち夜が明け始めてきます。
本来ならばとっくに気球に乗っていなければならない時間帯なのに、この日も風が強く、風が弱くなるのを待っているようです。
ただ、寒い。防寒着は持ってきたものの砂漠のようなところですので夜はとても冷え込みます。

寒いのでワンボックスカーの中で待っていると、気球を乗せた車が近づいてきます。やっとこれに乗れるのかと思ったのですが、結局この日は風が強くバルーンツアーは中止になってしまいました。
ちなみにツアーが中止になると参加費（165ユーロ）は全額払い戻しされます。
でも気球に乗れなくてとても残念。
とはいうものの安全第一だから仕方ないか・・。

気落ちしてホテルの戻り、昨日同じような朝食をとります。
この日の予定は、バスで約4時間かけてコンヤに行き、市内観光後、石灰棚で有名なパムッカレまで5時間かけての大移動となります。（この日の走行距離は650Ｋｍです）
そのためしっかり朝食をとります。

ホテルを出発し、コンヤに向けて約2時間後にトイレ休憩で立ち寄ったキャラバンサライ（隊商宿跡）です。
ここは結構規模の大きい施設で、有料で中を見学することができます。

入り口の門には細かい彫刻が施されています。

中はこんな感じで、左手のボックスで料金を払って中を見学できます。
私たちは時間がないので中を見学しませんでした。

こちらが休憩したドライブインです。
中では売店と簡単な食事がとれます。
日本の高速道路のサービスエリアのような感じです。

今回のツアーで利用したバスの車内です。
3人座席で、前の座席との間隔も広いのでけっこうゆったりできます。
そのため長時間のバス移動でしたが、それほどしんどくありませんでした。

その後一路、コンヤを目指します。
車窓は相変わらず牧草地帯が続きます。

途中、羊が放牧されているところも通ります。
このあたりの山には木が全然生えていません。

ここは昼食レストランです。
通常、レストランは無料のトイレなのにここだけは有料でした。

昼食のメニューは、トルコ風のピッザ・
写真ではあまりおいしそうに見えませんが、結構おいしかったです。
このレストランではアルコールがなかったのでチェリージュースをいただく。
味は酸っぱくてあまりおいしくなかったです。

これがレストランのふうけいです。
よく見ると礼拝堂か教会の建物のようです。
そのためアルコールがなかったのかも。

昼食後10分程度移動してコンヤのインジェ・ミナーレ神学校に移動。
ここは駐車場がないため、路上にバスを停め、急いで降りて見学します。

名前のいわれのインジェとは『細長い』、ミナーレは『尖塔』を意味し、細長い尖塔のことだそうです。
右側の尖塔は、落雷により建設当初より低くなったそうです。
ここの建物は細かい彫刻が施されています。

この写真はコンヤ市内です。
コンヤは、旋回舞踊で有名なメヴラーナ教の総本山が歴史のある街で、路面電車も走るしっとりとした街です。

メヴラーナ博物館に向かって移動します。
手前のモスクは、セリミエ・ジャミィです。

ここでバスを降りてメヴラーナ博物館に向かいます。
ここは、メヴレヴィー教団の創始者メヴラーナ・ジャラールッディン・ルーミーの霊廟で、その霊廟が博物館になっています。
6500m2の広大な敷地にはジャーミィ、僧院、修行場があります。

これが霊廟の入り口で、ここまで写真撮影でき、ここ以降は撮影禁止です。
綺麗なシャンデリアとステンドグラスがあります。

中央の扉の向こう側が博物館になっています。
中に入ると棺がずらりと並び、金刺繍の施されたカバーがかけられていました。

博物館に隣接した建物内には展示物があります。

そこに入ると旋回舞踊をしている人形があります。この舞踊は、旋回しながら忘我の境地に達し、神と自分との合致をめざしているそうです。
私の場合、あまり早く回ると目が回ってしまいそうです。

また修行の状況を示す人形も展示されています。

博物館内の見学後、自由時間を利用して庭を散策。
そうするとここでも猫発見。
とても人懐っこく、私に近づいてきます。
思わず抱きしめたくなりますが、ガイドからはノミがいるので抱きあげないほうがよいとのことで断念。

コンヤの観光後、一路パムッカレに向かいます。
パムッカレまでまだ４１０ｋｍもあり、約６時間かかります。
バスの中は暇なので寝るか車窓の景色を眺めるしかありません。

私の場合は、初日から睡眠不足でしたので半分は寝ていました。
車窓では、このような景色が続きます。

道路はこんな感じで、この近辺は片側２車線の道路が続きます。
トルコは日本の面積の２倍強あり、この辺りは広大な草原が続きます。

途中トイレ休憩で立ち寄ったドライブインです。
ドライブインでは、必ずこの写真のようにバスを洗車してくれます。
そのおかげで窓もきれいになり、車窓の景色を楽しむことができます。

これがドライブインで、お土産物屋や軽食コーナにガソリンスタンドも併設されています。

さらにバスで移動していきます。
このあたりの山も木が全く生えていません。

このような草原も続きます。
北海道以上に広大な草原が続きます。

この辺りは風が強いのか、風力発電の風車が多数ありました。
トルコも発展途上で、電力不足が深刻なようで、日本から原発の輸出も決まったようです。

さらにここでもトイレ休憩。
何せ目的地まで距離が長いので約２時間ごとにトイレ休憩します。

このドライブインでは、ガイドさん推薦の蜂蜜ヨーグルトを７リラでいただきます。
右側の大きな皿のヨーグルトを小さなさらに盛り付け、蜂蜜をかけていただきます。
味は噂通りとてもおいしかったです。

先ほどのドライブインを出発しさらにパムッカレに向けて移動します。
写真の湖の白いのはここで取れる天然のソーダです。
これを原料に石鹸などに加工するそうです。

陽が傾きだした頃やっとパムッカレに近づいてきました。
草原に沈む夕日がとてもきれいです。

本来はホテルに直行するのですが、ガイドさんの計らいでパムッカレに立ち寄り、夕陽を眺めることになりました。
ガイドさんに感謝です。

ここは、パムッカレの石灰棚の下の池で、白色の石灰棚に夕陽があたってきれいです。

これもそうで、この池には鴨やハクチョウなどの鳥が羽を休めています。

花壇の花もきれいに咲いています。

この写真は一押しのもので、本物の石灰棚ではありませんが、結構きれいに映っています。

そして夕日が沈んでいきます。
時間は１９時４０分です。

その後約６５０ｋｍの大移動を終えて、パムッカレのパム　サーマルホテルに到着。
これが客室です。

そしてこちらが洗面所と浴室です。
わかりにくいですが、浴室に金色の蛇口があるのがわかりますか？
この蛇口からはなんと温泉が出てきます。
このホテルには棚田状の温泉プールが併設されており、そちらに入ることもできます。ただしプールに入るには水着とキャップが必要で、キャップは３リラで購入することもできます。したがって水着だけ持っていけばよいと思います。

ここでの夕食もビュッフェスタイルです。
左側のスープ皿が大きく見えますが、スープを入れる食器を間違えて普通のお皿に盛ってしまいました。（アー恥ずかしい。）
ここではたくさんのケーキなどのスイーツもありました。
他の人の投稿を見ると、トルコのケーキなどのスイーツは甘すぎて食べられないと書いていましたが、けっせて甘くなく、酒好きで甘いものも大好きな私にとってもは普通のケーキでした。（その後のどこのホテルも同様です）
そのためしっかりケーキをいただきました。

この写真はホテルのプールで、この上にパムッカレの石灰棚のように棚田状になった温泉プールがあります。
ちなみにこのホテルでもWiFiが使用できます。（ただしホテルロビーだけで、宿泊したコテージ状の客室内ではつながりません。）