2014/03/23 - 2014/03/23
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ポジーさん
子供が生まれて早6ヶ月あまり。おかげさまですくすく育ち、首も座り、寝返りもできるようになりました。身体もだいぶしっかりしてきましたので、少し長めの旅行もOKかなって判断し、今回は思い切って3泊4日の本格的な旅行に行くことにしました。
元々は台湾あたりに行こうと思い飛行機も予約までしていたのですが、多少日程がキツイこともあったので今回は断念、代案として考えたのが奈良旅行です。
また、奈良まで行くならついでに私の祖父祖母にひ孫の顔を見せようと思い、里帰り+奈良旅行という計画になりました。
今回の旅行3日目は奈良観光の本丸、東大寺の大仏を中心に興福寺、元興寺などの世界遺産対象の寺社仏閣を見学しました。20数年前の修学旅行で大仏は見たことがあるはずですが、いまいち記憶が薄いこともあってその大きさにはただただ圧倒されました。
本日の主な訪問場所
・興福寺(日本屈指の古刹で話題になった阿修羅像を見る)
・ならまち(茶がゆを食べたけど・・・)
・元興寺(貴重な天平時代の建築物)
・東大寺(もちろん大仏が有名ですが、建築物も見どころたくさん)
・奈良万葉若草の宿 三笠(本日の宿泊場所)
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 3.0
- 同行者
- 乳幼児連れ家族旅行
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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3日目も非常に快晴!前日は夕焼けに照らされていた旧JR奈良駅舎も明るく輝いていました。ここから三条通りを抜けてまずは興福寺に向かいます。
JR 奈良駅 名所・史跡
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三条通り沿いにあった餃子の王将。同店オリジナルのNARAチャーハンが気になる。
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三条通りには古墳もあるんです。開化天皇陵と伝わる前方後円墳。街中に普通に大きな古墳があるあたり、奈良っぽいです。
開化天皇陵 名所・史跡
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鹿せんべい飛ばし大会なんてやっているんだ。残念?ながら受付時間には間に合いませんが。
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三条通りにあるぜいたく豆本舗は国の有形登録文化財に指定される重厚な建築物です。格子窓の町家建築は古都の雰囲気たっぷりです。
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猿沢池は興福寺の境内の一部と言われる名勝地。いよいよ興福寺です。
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猿沢池前の階段を登ると…。
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早速見えたのが三重塔。興福寺といえば五重塔が最も象徴的な建築物ですが、最も古くから残っている建築物はこの三重塔と北円堂。
興福寺三重塔 寺・神社・教会
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鎌倉時代に建てられた建築物で国宝指定されています。
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小ぶりですが軽やかな美しい三重塔ですね。拝観コースから若干外れているので観光客は少なめな印象でした。
興福寺三重塔 寺・神社・教会
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興福寺最古の建築物、もう一つは北円堂です。興福寺の創建に大きく関わった藤原不比等の霊を祀るお堂でこちらももちろん国宝建築物です。現在は復元工事の影響で近くには行けませんでしたが。
興福寺 寺・神社・教会
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こちらは南円堂。興福寺は江戸時代の大火で大部分が焼失してしまいましたが。この南円堂はその大火後に再建されたお堂で重要文化財に指定されています。北円堂に比べて少し大きいですかね。
興福寺 南円堂 寺・神社・教会
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興福寺の本堂ともいえる中金堂は火災と再建の繰り返し。なんと7回も立て直しているそうです。今回は平成30年の完成を目指して建設中とのことです。
興福寺 寺・神社・教会
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そして中金堂を横目に見えるは興福寺五重塔です!広々とした参道を進みましょう。
興福寺 寺・神社・教会
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中門跡から五重塔と東金堂を望みます。中門跡は中金堂の前にそびえていた門のことです。
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巨大な礎石とその数を見ると中門の壮大な規模がうかがい知れます。
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古都奈良を象徴する興福寺五重塔。幾度かの被災を経て1426年に再建された五重塔で、国宝指定建築物です。高さは50mもありその存在感は抜群です。
興福寺 寺・神社・教会
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木造五重塔としては東寺の五重塔に次いで日本で二番目の高さなんですよ。
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五重塔の隣には東金堂。五重塔と同時期の再建でこちらも国宝指定建築物です。平城京に遷都した聖武天皇発願の由緒あるお堂ですよ。内部には薬師如来を始め、四天王像や十二神将像など国宝級の仏像が多数安置されています。
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とは言うものの内部の撮影はもちろん禁止ですので、ここまで。国宝館に所蔵されている阿修羅像など仏像を中心とした仏教美術は興福寺の見どころの一つです。
興福寺 寺・神社・教会
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興福寺ではたっぷり二時間近くかけて拝観しました。
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再び猿沢池へ戻ってきました。ここからは池越しに五重塔を望むことができます。
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もう少しいい角度で見られるポイントがありました。池に五重塔が映り込んで絵になる景色です。
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可愛いちびっ子忍者もいました(笑)
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お昼を食べようとならまち方面へ。会社に先輩に勧められた中川政七茶房に行きたかったんですが、お昼一番の時点で既に予約でいっぱい…。事前リサーチ不足でした。
ならまち 名所・史跡
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ブラブラ歩いていると奈良名物の茶粥を振舞ってくれるお店を見つけましたので入ってみました。ただ茶粥って正直大して美味しくありませんでした。入ったお店が悪かったかな。
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あまり満足感の得られない食事で残念でしたが、気を取り直して散策再開です。
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軒先に吊るされた吊るし雛のような飾り物。ちょっと飛騨のさるぼぼに見えないこともない。
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微妙な曲線のついた屋根が珍しいですね。
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美しい格子の家。元興寺周辺は街並みがとても綺麗で、ぶらぶら散歩をするだけでとても楽しいですね。
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本日の目的地の一つ、元興寺に着きました。
元興寺 寺・神社・教会
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躍動感のある山門屋根の獅子。
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ここには国宝指定されている極楽堂があるはずだけど…。何も残ってないぞ?
元興寺は平城遷都当時からの古刹で南都七大寺の一つに数えられる大寺院でしたが、戦乱などに巻き込まれながら衰退していきました。私が訪れたこの場所はもともと高さ50mを超える五重塔があったのですが、江戸時代に火事で燃えてしまいました。今は礎石を残すのみ…。元興寺 寺・神社・教会
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元興寺は現在2カ所に残されていて、その一つに訪れていたというわけでした。もともとならまち周辺は全て元興寺の境内だったんですけど、いまや街に飲み込まれて史跡が点在するのみなんですね。
元興寺 寺・神社・教会
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場所を変えて極楽堂がある元興寺にやってきました。こっちは拝観料がかかります。
元興寺 寺・神社・教会
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国宝建築物の極楽堂です。六間という仏教建築では珍しい造りをしているお堂で、古式ゆかしい質実剛健な雰囲気を漂わせています。
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建物自体は鎌倉時代に創建されたものですが、部材は飛鳥時代〜奈良時代のものも使われており、特に瓦の一部は飛鳥時代のものが残されているそうです。1400年前の古材を使っていることに驚かされますね。
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そしてもう一つの国宝建築物、禅室です。いわゆる僧坊で僧侶たちの生活空間ですね。鎌倉時代の建築物ですが、ここにもかなり古い古材が使用されているそうです。
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極楽堂と禅室をセットで。元興寺にはこの二つ以外にも奈良時代に造られた五重小塔が国宝に指定され、収蔵庫で見学可能です。
元興寺 寺・神社・教会
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元興寺東門。東大寺から移築された室町時代の門で重要文化財に指定されています。どっしりとした安定感のある門ですね。
元興寺 寺・神社・教会
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ということで小ぶりですが歴史を感じさせる元興寺は世界遺産として古都奈良の文化財の一部に構成されています。
元興寺 寺・神社・教会
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続いて東大寺に向かいます。道すがらに立派な旅館が見えました。菊水楼という木造三階建ての重厚な本館を持つ旅館です。この本館は登録有形文化財に指定されているそうです。いかにも格式が高そうな旅館ですよね。
菊水楼 宿・ホテル
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前日見逃した春日大社の一の鳥居を見にきました。通常の鳥居よりも明らかに柱が太く重厚感のある鳥居ですね。日本三大鳥居の一つだそうです。
春日大社 寺・神社・教会
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奈良国立博物館から道路を挟んだ場所に瀟洒な建築物がありました。旧奈良県物産陳列所と呼ばれる建物で重要文化財に指定される近代建築物です。基本は洋風建築なのですが奈良の景観調和を図るために外観は和風建築にしているそうです。寺社建築にも見える変わったデザインですよね。
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東大寺に近づくに連れて明らかに観光客が増えてきました。
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南大門へ向かう参道にも鹿がたくさん。
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日本最大級の門である東大寺南大門。現在の門は鎌倉時代に建てられたもので国宝に指定されています。この圧倒的な大きさはさすが東大寺ですよね。
東大寺 寺・神社・教会
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そして南大門のもう一つの特徴がこの巨大な仁王像。鎌倉時代の仏師運慶快慶によってわずか69日で彫られたという金剛力士立像です。高さは8mを超える巨大な像で左右ともに国宝指定されています。
東大寺 寺・神社・教会
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巨大でありながら動きが豊かで今にも動きだしそう。リアル進撃の巨人ですね。
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南大門を真っ直ぐ進むと中門にぶつかります。ここを抜けるといよいよ大仏殿ですよ。ちなみに中門は江戸時代に再建された門で重要文化財に指定されています。
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拝観料を支払い中門を抜けると奈良の象徴ともいえる大仏殿が姿を現します。遠目から見てもその大きさは圧倒的です。
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正面から大仏殿を見てもその存在感は圧倒的。高層ビルなどに見慣れた私たちでもこの巨大さにビックリするくらいですから、昔の人達の驚きは推して知るべしですね。
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この大仏殿、2度の兵火に焼かれたため現在残るものは江戸時代に再建されたものです。世界最大級の木造建築物として国宝にも指定されています。そして大仏殿の中には…。
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ご存知、日本で一番有名な仏像と言っても過言ではない奈良の大仏が鎮座しています。聖武天皇の発願により建造された高さ15m近くのまさに大仏の名にふさわしい仏像です。
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少し斜めの角度から。大仏殿の天井の高さも印象的です。
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大仏殿は奈良の大仏以外にも巨大な仏像がたくさん。こちらは大仏を正面に見て左側に鎮座する虚空蔵菩薩像。江戸時代に造られた像です。
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どれもスケールが大きく自分が小人になった錯覚を覚えます。
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これまた大きな広目天。
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在りし日の東大寺の伽藍が再現されたミニチュアがあります。当時は七重塔が東西に配置されてたんですね。
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こちらは多聞天。他にも四天王として増長天、持国天もいますが制作はされなかったようです。
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柱くぐりと呼ばれる穴を抜けるとその年はいいことがあると言われています。修学旅行時にくぐった覚えがあるんですが、今回は混んでいたこともあり見るだけにしました。
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大仏の右側に鎮座するのは如意輪観音坐像。虚空菩薩坐像とほぼ同時期に造られいずれも重要文化財に指定されています。
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最後に大仏様をもう一度拝観して大仏殿をあとにしたいと思います。やっぱりいいものですねぇ。
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大仏殿前にあるこの銅灯篭、何気に奈良時代の作品で国宝指定もされているんですよ。写真では伝わりにくいけど高さも4mを超える巨大な灯篭です。
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大仏殿を離れますが、東大寺の見所は大仏だけではありません。
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東方の山麓に広がる参道を登ります。
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登り切った場所には壮大な伽藍が広がっています。
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お水取りで有名な二月堂。舞台で繰り広げられる松明の波は東大寺の冬の風物詩ですね。江戸時代にお水取りによる失火で創建当時の建物は燃えてしまいましたが、すぐに再建され現在に至ります。国宝にも指定される建造物ですよ。
東大寺 寺・神社・教会
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二月堂からは奈良の街並みが一望できます。東大寺でも一番高い位置にありますからね。
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3月でしたが梅の花もまだ見事に咲き誇っていました。
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二月堂を真下から見上げてみました。舞台がせり出していて存在感は抜群です。
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そしてこちらは法華堂、通称三月堂です。東大寺を襲う数々の兵火も乗り越え、奈良時代当時の建物が残る非常に貴重な建築物で、もちろん国宝指定されています。
東大寺 寺・神社・教会
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法華堂は天平仏教美術の宝庫でもあります。数多くの創建当時の仏像が安置され、日本の仏教史を語るに欠かせない存在です。ただ少し時間がなかったため内部の見学はできなかったんですが。。
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数多くの文化財を見ることができて素晴らしい一日でしたが、若干お腹いっぱい気味ですね。いい時間になったので本日の宿に向かいましょう。
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本日は奈良万葉若草の宿三笠です。若草山の中腹にあるので夜景がとても綺麗でしたよ。本日の疲れをゆっくり癒しましょう。明日は旅行最終日、法隆寺に向かいます 。
ここまでお付き合いくださりありがとうございました。
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