高野山周辺旅行記(ブログ) 一覧に戻る
今年の桜旅は、母親が行きたいと言っていた吉野山に決めた。個人的にも一度は訪れてみたかったので、思い切って訪れてみることにしたのだ。今回は、高野山と絡めての二泊三日の旅とした。宿を早めに押さえ、一人旅とは勝手が違うので、ひと月前から綿密な計画を立てた。そして、出発直前の情報で、吉野の桜はちょうど満開とのことで、期待に胸を踊らせながら、西へと向かった。<br /><br />(2022.04.15投稿)

桜咲く吉野山へ【1】~真言密教の聖地高野山~

209いいね!

2014/04/12 - 2014/04/13

11位(同エリア1091件中)

旅行記グループ 桜咲く吉野山へ

22

65

旅猫

旅猫さん

今年の桜旅は、母親が行きたいと言っていた吉野山に決めた。個人的にも一度は訪れてみたかったので、思い切って訪れてみることにしたのだ。今回は、高野山と絡めての二泊三日の旅とした。宿を早めに押さえ、一人旅とは勝手が違うので、ひと月前から綿密な計画を立てた。そして、出発直前の情報で、吉野の桜はちょうど満開とのことで、期待に胸を踊らせながら、西へと向かった。

(2022.04.15投稿)

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
ホテル
4.0
グルメ
4.5
交通
4.5
同行者
その他
一人あたり費用
5万円 - 10万円
交通手段
高速・路線バス 新幹線 私鉄 徒歩
旅行の手配内容
個別手配
利用旅行会社
JTB

PR

  • 東京駅を7時50分に出る『のぞみ13号』に乗車の予定であったが、久しぶりの早朝待ち合わせでの出発だったため、遅れてはならないと早めに行ってみると、親もほとんど同じ時間に着いていた。出発まで30分近くあったので、先に出る列車の自由席を狙ってみた。すると、7時30分発の『のぞみ11号』に座ることができた。途中、雄大な富士山を車窓に観ながら、10時06分に新大阪駅に到着した。

    東京駅を7時50分に出る『のぞみ13号』に乗車の予定であったが、久しぶりの早朝待ち合わせでの出発だったため、遅れてはならないと早めに行ってみると、親もほとんど同じ時間に着いていた。出発まで30分近くあったので、先に出る列車の自由席を狙ってみた。すると、7時30分発の『のぞみ11号』に座ることができた。途中、雄大な富士山を車窓に観ながら、10時06分に新大阪駅に到着した。

  • 新大阪駅からは、大阪市営地下鉄御堂筋線に乗り換えてなんば駅へと向かう。そこから少し歩くと、南海電鉄の難波駅に出た。次に乗るのは、極楽橋行の特急『こうや7号』である。初日に訪れるのは、真言密教の聖地『高野山』である。11時12分、列車は、高野山に向け出発した。

    新大阪駅からは、大阪市営地下鉄御堂筋線に乗り換えてなんば駅へと向かう。そこから少し歩くと、南海電鉄の難波駅に出た。次に乗るのは、極楽橋行の特急『こうや7号』である。初日に訪れるのは、真言密教の聖地『高野山』である。11時12分、列車は、高野山に向け出発した。

  • 列車は大阪平野を南下し、県境を越えて和歌山県内へと入る。山が迫り、勾配がきつくなってくると、終点の極楽橋駅に到着した。難波駅からは、1時間半足らずの列車の旅だった。ホームに降りると、思ったよりも肌寒かった。

    列車は大阪平野を南下し、県境を越えて和歌山県内へと入る。山が迫り、勾配がきつくなってくると、終点の極楽橋駅に到着した。難波駅からは、1時間半足らずの列車の旅だった。ホームに降りると、思ったよりも肌寒かった。

  • 極楽橋駅からは、高野山ケーブルカーに乗り換えて高野山駅へと向かう。土曜日だというのに、乗客は思ったよりも少なかった。かなりの勾配をゆっくりと登り、5分で高野山駅に到着した。

    極楽橋駅からは、高野山ケーブルカーに乗り換えて高野山駅へと向かう。土曜日だというのに、乗客は思ったよりも少なかった。かなりの勾配をゆっくりと登り、5分で高野山駅に到着した。

  • 高野山駅からの交通機関は路線バスのみである。専用道路を走り、7分ほどで最初のバス停『女人堂』に到着した。そこで降り、宿までのんびり歩いて行くことにした。降りたのは我々だけで、辺りには誰もいなかった。

    高野山駅からの交通機関は路線バスのみである。専用道路を走り、7分ほどで最初のバス停『女人堂』に到着した。そこで降り、宿までのんびり歩いて行くことにした。降りたのは我々だけで、辺りには誰もいなかった。

  • バス停のすぐ前に建っていたのが女人堂である。高野山は、明治5年まで女人禁制の場所だったため、高野七口と呼ばれた入口には、女性のための参籠所があったそうだが、これは現存する唯一ものだそうだ。

    バス停のすぐ前に建っていたのが女人堂である。高野山は、明治5年まで女人禁制の場所だったため、高野七口と呼ばれた入口には、女性のための参籠所があったそうだが、これは現存する唯一ものだそうだ。

  • 女人堂から、いよいよ高野山中へと入る。それにしても、まったく人に会わないのはどうしたことか。やはり、吉野山の方へ多くの人が行ってしまったのかもしれない。

    女人堂から、いよいよ高野山中へと入る。それにしても、まったく人に会わないのはどうしたことか。やはり、吉野山の方へ多くの人が行ってしまったのかもしれない。

  • しばらく歩くと、立派な海鼠壁が目を引く建物が現れた。これは宿坊の建物で、道沿いには趣のある大きな宿坊がたくさん建ち並んでいた。高野山には、昔、812もの寺院があったそうだが、現在は117ヶ寺となり、そのうち宿坊寺院は52あるそうだ。今回は、そのうちのひとつに泊まることにしている。

    しばらく歩くと、立派な海鼠壁が目を引く建物が現れた。これは宿坊の建物で、道沿いには趣のある大きな宿坊がたくさん建ち並んでいた。高野山には、昔、812もの寺院があったそうだが、現在は117ヶ寺となり、そのうち宿坊寺院は52あるそうだ。今回は、そのうちのひとつに泊まることにしている。

  • 高野山で最初に立ち寄ったのは徳川家霊台。寛永20年(1643)に、徳川家光により建てられたものだそうだ。徳川家康の霊屋は、さすがに立派なものだった。その左側には秀忠の霊屋もあったが、家康のものと瓜二つの建物であった。

    高野山で最初に立ち寄ったのは徳川家霊台。寛永20年(1643)に、徳川家光により建てられたものだそうだ。徳川家康の霊屋は、さすがに立派なものだった。その左側には秀忠の霊屋もあったが、家康のものと瓜二つの建物であった。

  • その間に、大きな馬酔木があった。ちょうど見ごろで、白い花がたくさん咲いていた。

    その間に、大きな馬酔木があった。ちょうど見ごろで、白い花がたくさん咲いていた。

  • 拝観を終え、波切不動の前を過ぎると今宵の宿である福智院に着いた。宿坊に泊まるのは初めてなので、少しばかり緊張感をする。

    拝観を終え、波切不動の前を過ぎると今宵の宿である福智院に着いた。宿坊に泊まるのは初めてなので、少しばかり緊張感をする。

    高野山温泉 福智院 宿・ホテル

    高野山唯一の温泉 by 旅猫さん
  • 門を入ると左手に庭園があった。その奥に本堂があり、後で知ったのだが、その手前の校倉造のような建物が、今回泊った部屋であった。

    門を入ると左手に庭園があった。その奥に本堂があり、後で知ったのだが、その手前の校倉造のような建物が、今回泊った部屋であった。

  • 宿坊に荷物を預け、早速高野山の散策へと向かう。まず、奥の院を拝観することにした。高野山は、山内がひとつの街になっていて、役場や学校、警察署などもあり、奥の院へ向かう道は、町の目抜き通りである。

    宿坊に荷物を預け、早速高野山の散策へと向かう。まず、奥の院を拝観することにした。高野山は、山内がひとつの街になっていて、役場や学校、警察署などもあり、奥の院へ向かう道は、町の目抜き通りである。

  • その道沿いで、名物という『かるかや餅』を売る店を見つけた。買って食べてみたが、感動するような味ではなかった。

    その道沿いで、名物という『かるかや餅』を売る店を見つけた。買って食べてみたが、感動するような味ではなかった。

  • その先に、『かるかや餅』の名の由来となった『刈萱堂』が見えてきた。そこは、高野山に纏わる苅萱道心と石童丸親子の伝説に関わるもので、中には、その伝説を紹介する彫刻画が飾られていた。御朱印をもらう間にさっと観て回ったが、少しばかり悲しい物語で引き込まれてしまった。

    その先に、『かるかや餅』の名の由来となった『刈萱堂』が見えてきた。そこは、高野山に纏わる苅萱道心と石童丸親子の伝説に関わるもので、中には、その伝説を紹介する彫刻画が飾られていた。御朱印をもらう間にさっと観て回ったが、少しばかり悲しい物語で引き込まれてしまった。

  • その刈萱堂の斜向かいに生麩の店があり、『笹巻あんぷ』という生麩のまんじゅうが気になったので一つ買ってみた。『あんぷ』とは、こし餡を生麩で包んだまんじゅうのことを言うそうだ。食べてみると、これが上品で絶妙な美味しさだった。

    その刈萱堂の斜向かいに生麩の店があり、『笹巻あんぷ』という生麩のまんじゅうが気になったので一つ買ってみた。『あんぷ』とは、こし餡を生麩で包んだまんじゅうのことを言うそうだ。食べてみると、これが上品で絶妙な美味しさだった。

    麩善 かるかや堂前店 グルメ・レストラン

    笹巻あんぷは絶品♪ by 旅猫さん
  • それにしても、高野山の宿坊は落ち着いた風情がある。欧米系の観光客が多いのは、和の風情を堪能出来るからであろう。奥の院参道の入口手前に建つ清浄心院も、とても美しい佇まいをしていた。

    それにしても、高野山の宿坊は落ち着いた風情がある。欧米系の観光客が多いのは、和の風情を堪能出来るからであろう。奥の院参道の入口手前に建つ清浄心院も、とても美しい佇まいをしていた。

  • 奥の院の参道入口に着くと、たれ目のお地蔵さんが出迎えてくれた。

    奥の院の参道入口に着くと、たれ目のお地蔵さんが出迎えてくれた。

  • 参道を進むと両脇には、たくさんの五輪塔が並んでいた。戦国時代から江戸時代にかけての武家の供養墓である。毛利家のものは、どれも立派で、さすが大名家といった感じである。

    参道を進むと両脇には、たくさんの五輪塔が並んでいた。戦国時代から江戸時代にかけての武家の供養墓である。毛利家のものは、どれも立派で、さすが大名家といった感じである。

  • 参道沿いには、背の高い石柱がいくつも立っている。案内板を見ると、何とこれが世界遺産だという。信仰の道である高野山の参道の道しるべで、山内周辺に216基あり、一町ごとに立てられているそうだ。

    参道沿いには、背の高い石柱がいくつも立っている。案内板を見ると、何とこれが世界遺産だという。信仰の道である高野山の参道の道しるべで、山内周辺に216基あり、一町ごとに立てられているそうだ。

    町石 名所・史跡

    これも世界遺産! by 旅猫さん
  • 苔に埋もれるように石仏が佇んでいた。参道脇の杉の洞には、小さな石仏がたくさん祀られている。

    苔に埋もれるように石仏が佇んでいた。参道脇の杉の洞には、小さな石仏がたくさん祀られている。

  • しばらく歩くと、武田信玄と勝頼の墓があった。ここでは親子仲良く眠っているようだが、あの世では、勝頼が怒られているのではないかと心配になる。勝頼も有能な棟梁であったが、運が悪かったのだ。

    しばらく歩くと、武田信玄と勝頼の墓があった。ここでは親子仲良く眠っているようだが、あの世では、勝頼が怒られているのではないかと心配になる。勝頼も有能な棟梁であったが、運が悪かったのだ。

  • そのすぐ近くには、弘法大師の腰かけ石と言うものがあった。高野山を開いた弘法大師空海がちょっとした休憩の際に座ったらしい。

    そのすぐ近くには、弘法大師の腰かけ石と言うものがあった。高野山を開いた弘法大師空海がちょっとした休憩の際に座ったらしい。

  • 参道脇で、ショウジョウバカマがたくさん咲いていた。春の野山で会うことが多いので、五輪塔の近くで咲いているのは少し不思議な感じがする。

    参道脇で、ショウジョウバカマがたくさん咲いていた。春の野山で会うことが多いので、五輪塔の近くで咲いているのは少し不思議な感じがする。

  • 伊達政宗など、有名な大名家の墓を見ながら奥の院へと向かう。中には、かの明智光秀の五輪塔もあった。明智光秀の墓碑や墓石などは必ず割れると云われているが、その五輪塔もひびが入っていた。

    伊達政宗など、有名な大名家の墓を見ながら奥の院へと向かう。中には、かの明智光秀の五輪塔もあった。明智光秀の墓碑や墓石などは必ず割れると云われているが、その五輪塔もひびが入っていた。

  • 途中に、姿見の井戸と言うものがあった。覗き込んでみると、確かに景色が良く映っていた。

    途中に、姿見の井戸と言うものがあった。覗き込んでみると、確かに景色が良く映っていた。

  • 奥の院のある場所は、杉の古木やたくさんの五輪塔が建ち並び、独特な雰囲気が漂っている。時を経たその姿には、少し畏怖の念すら感じた。

    奥の院のある場所は、杉の古木やたくさんの五輪塔が建ち並び、独特な雰囲気が漂っている。時を経たその姿には、少し畏怖の念すら感じた。

  • 杉木立と苔生した五輪塔などが醸し出す雰囲気は、独特な雰囲気を醸し出している。ここでは、敵同士だった者も一緒に供養されている。国内でも、このような場所は他には無いだろう。

    杉木立と苔生した五輪塔などが醸し出す雰囲気は、独特な雰囲気を醸し出している。ここでは、敵同士だった者も一緒に供養されている。国内でも、このような場所は他には無いだろう。

  • 個人的には熊野のほうが好きだが、ここも悪くは無い。それにしても、世界遺産で、しかも春の土曜日だと言うのに、人にほとんど会わないのはどうしたことか。とは言え、おかげで静かな雰囲気を味わえて良かった。

    個人的には熊野のほうが好きだが、ここも悪くは無い。それにしても、世界遺産で、しかも春の土曜日だと言うのに、人にほとんど会わないのはどうしたことか。とは言え、おかげで静かな雰囲気を味わえて良かった。

  • 大きな杉の足元に、笠を被ったお地蔵さんが立っていた。杉が大きいので、かなり小さく見えたが、近くで見るとかなり大きなものだった。

    大きな杉の足元に、笠を被ったお地蔵さんが立っていた。杉が大きいので、かなり小さく見えたが、近くで見るとかなり大きなものだった。

  • 参道でひと際目に付いたのは、結城秀康の石廟。徳川家康の次男に生まれながら、不遇の生涯を送った秀康。先日、彼の生涯を描いた小説を読んでいたので感慨深いものがある。

    参道でひと際目に付いたのは、結城秀康の石廟。徳川家康の次男に生まれながら、不遇の生涯を送った秀康。先日、彼の生涯を描いた小説を読んでいたので感慨深いものがある。

  • 他の墓とは別格だったが豊臣家の墓所。高野山を攻めた秀吉だったが、説得されて取り止めたことが良かったのか、かなり広い敷地であった。

    他の墓とは別格だったが豊臣家の墓所。高野山を攻めた秀吉だったが、説得されて取り止めたことが良かったのか、かなり広い敷地であった。

  • それに比べて、織田信長の墓はかなり質素である。恐らく、仏敵として嫌われていたからであろう。

    それに比べて、織田信長の墓はかなり質素である。恐らく、仏敵として嫌われていたからであろう。

  • 御廟橋に辿り着いた。この奥に弘法大師の御廟があるので、ここから先は聖域となり、写真撮影も厳禁である。

    御廟橋に辿り着いた。この奥に弘法大師の御廟があるので、ここから先は聖域となり、写真撮影も厳禁である。

  • 御廟に参拝し、来た道を戻ることにする。途中で、見落としていた黒田家の墓所に立ち寄る。参道から少し入った場所なので、分かりづらかった。

    御廟に参拝し、来た道を戻ることにする。途中で、見落としていた黒田家の墓所に立ち寄る。参道から少し入った場所なので、分かりづらかった。

  • 上杉謙信の霊屋が、参道から外れた場所にあった。案内表示も無かったので、多くの人は気が付かないだろう。屋根が見えたので、何だろうと思って行ってみたところ、それが謙信の霊屋だったのだ。

    上杉謙信の霊屋が、参道から外れた場所にあった。案内表示も無かったので、多くの人は気が付かないだろう。屋根が見えたので、何だろうと思って行ってみたところ、それが謙信の霊屋だったのだ。

  • 帰りは、奥の院前バス停からバスに乗り、高野警察前バス停で下車した。福智院は、そのバス停からすぐのところにあるのだ。荷物を受けとり部屋に案内されると、部屋の目の前は玄関から見えた前庭だった。その庭は、重森三玲氏によるものだそうだ。愛染庭と言うらしい。

    帰りは、奥の院前バス停からバスに乗り、高野警察前バス停で下車した。福智院は、そのバス停からすぐのところにあるのだ。荷物を受けとり部屋に案内されると、部屋の目の前は玄関から見えた前庭だった。その庭は、重森三玲氏によるものだそうだ。愛染庭と言うらしい。

  • 驚いたのは、部屋の一面を飾っていた屏風絵。かの狩野永徳の嫡子、狩野光信の『早春松林遊鶴図』というもので、しかも本物である。こんな部屋の泊まったのは初めてである。

    驚いたのは、部屋の一面を飾っていた屏風絵。かの狩野永徳の嫡子、狩野光信の『早春松林遊鶴図』というもので、しかも本物である。こんな部屋の泊まったのは初めてである。

  • この日はかなり冷え込んでいたので、早速、風呂を使わせてもらうことにした。大浴場へ向かう途中の廊下からは、登仙庭と言う庭が見えた。この宿には、欧州からの観光客が多いようで、写真を撮っていると、『写真を撮っても大丈夫なのですか?』と訊かれたので、『大丈夫ですよ』と答えた。簡単な内容で良かった。

    この日はかなり冷え込んでいたので、早速、風呂を使わせてもらうことにした。大浴場へ向かう途中の廊下からは、登仙庭と言う庭が見えた。この宿には、欧州からの観光客が多いようで、写真を撮っていると、『写真を撮っても大丈夫なのですか?』と訊かれたので、『大丈夫ですよ』と答えた。簡単な内容で良かった。

  • 大浴場に先客は無く、貸切で入ることが出来た。この宿の風呂は一応温泉で、山内唯一らしいが、循環濾過な上に塩素消毒もしているので、有難さはない。露天風呂もあり、そこでのんびりしていたら外国の方が一人やってきた。湯船が三つあり、どれにも保温のためにウレタンのような蓋が浮いていて、困っているようだったので「Cover」と声を掛けると、納得と言った感じで笑っていた。

    大浴場に先客は無く、貸切で入ることが出来た。この宿の風呂は一応温泉で、山内唯一らしいが、循環濾過な上に塩素消毒もしているので、有難さはない。露天風呂もあり、そこでのんびりしていたら外国の方が一人やってきた。湯船が三つあり、どれにも保温のためにウレタンのような蓋が浮いていて、困っているようだったので「Cover」と声を掛けると、納得と言った感じで笑っていた。

  • そして夕食の時間がやって来た。宿坊なので、もちろん精進料理である。実は、初めての経験であった。食べてみると、どの料理もとても美味しく、かなり好きな感じである。

    そして夕食の時間がやって来た。宿坊なので、もちろん精進料理である。実は、初めての経験であった。食べてみると、どの料理もとても美味しく、かなり好きな感じである。

  • もちろん、般若湯なぞもいただいた。精進料理には、やはり般若湯が良く合う。追加したかったが、そこは我慢した。

    もちろん、般若湯なぞもいただいた。精進料理には、やはり般若湯が良く合う。追加したかったが、そこは我慢した。

  • 翌朝、朝風呂の後、館内を散策。喫茶室からは、石庭『蓮菜遊仙庭』が望めた。三つある庭のどれもが重森三玲氏の作庭だそうだ。

    翌朝、朝風呂の後、館内を散策。喫茶室からは、石庭『蓮菜遊仙庭』が望めた。三つある庭のどれもが重森三玲氏の作庭だそうだ。

  • 朝食後、金剛峯寺を参拝する。まず訪れたのは、文久3年(1863)に再建された主殿。檜皮葺きの屋根がとても優美であった。

    朝食後、金剛峯寺を参拝する。まず訪れたのは、文久3年(1863)に再建された主殿。檜皮葺きの屋根がとても優美であった。

  • 主殿から別殿へと向かうと、『蟠龍庭』と言う庭があった。新しく造られたらしいが、国内最大級の寺院庭園だそうだ。

    主殿から別殿へと向かうと、『蟠龍庭』と言う庭があった。新しく造られたらしいが、国内最大級の寺院庭園だそうだ。

  • その中に、白い変わった石があると思ったら雪だった。よく見ると、結構雪が残っていて驚いた。高野山は避暑地らしく、まだようやく梅が咲き始めたほどであった。

    その中に、白い変わった石があると思ったら雪だった。よく見ると、結構雪が残っていて驚いた。高野山は避暑地らしく、まだようやく梅が咲き始めたほどであった。

  • 書院では、天皇や上皇が使用したという上段の間を見学。金箔が施されていたが、落ち着いた感じの部屋である。他にも、豊臣秀次が切腹したという柳の間などもあった。

    書院では、天皇や上皇が使用したという上段の間を見学。金箔が施されていたが、落ち着いた感じの部屋である。他にも、豊臣秀次が切腹したという柳の間などもあった。

  • 拝観を終えて外に出ると、咲き始めた桜が目に留まった。まだ、梅もまともに咲いていないのに不思議な感じである。今朝も、かなり冷え込んでいたので、よく蕾が綻んだものだ。

    拝観を終えて外に出ると、咲き始めた桜が目に留まった。まだ、梅もまともに咲いていないのに不思議な感じである。今朝も、かなり冷え込んでいたので、よく蕾が綻んだものだ。

  • 総本山金剛峯寺から、すぐ近くの壇上伽藍へと移動する。壇上伽藍には、たくさんの建物が点在し、その多くがとても趣のあるものだった。不動堂は、鎌倉時代に建てられたとされるもので、平安時代の住宅様式を仏堂建築に応用したものだそうだ。周りに、根本大塔や金堂などの立派な建物もあったが、歴史を刻んだこの建物は、質素な中にも落ち着いた美しさがあって気に入った。

    総本山金剛峯寺から、すぐ近くの壇上伽藍へと移動する。壇上伽藍には、たくさんの建物が点在し、その多くがとても趣のあるものだった。不動堂は、鎌倉時代に建てられたとされるもので、平安時代の住宅様式を仏堂建築に応用したものだそうだ。周りに、根本大塔や金堂などの立派な建物もあったが、歴史を刻んだこの建物は、質素な中にも落ち着いた美しさがあって気に入った。

  • 昭和に再建された朱色の巨大な根本大塔を拝観。その基壇上からは、弘化4年(1847)に再建された弘法大師の御影を祀っている御影堂と、弘法大師が唐から投げたという三鈷が引っ掛かったという三鈷松が見えた。

    昭和に再建された朱色の巨大な根本大塔を拝観。その基壇上からは、弘化4年(1847)に再建された弘法大師の御影を祀っている御影堂と、弘法大師が唐から投げたという三鈷が引っ掛かったという三鈷松が見えた。

  • 御影堂の方へ歩いて行く途中、金堂の前を一人の僧侶が通りかかった。人影の疎らな境内で、その姿は凛としていた。

    御影堂の方へ歩いて行く途中、金堂の前を一人の僧侶が通りかかった。人影の疎らな境内で、その姿は凛としていた。

  • 平安時代には講堂と呼ばれていた金堂は、これまで何度も火災に遇い、現在のの建物は、昭和7年に再建された7代目のものだそうだ。

    平安時代には講堂と呼ばれていた金堂は、これまで何度も火災に遇い、現在のの建物は、昭和7年に再建された7代目のものだそうだ。

  • 壇上伽藍の奥には、西塔がひっそりと建っていた。派手な根本大塔より、こちらのほうが風情がある。現在の建物は、天保5年(1834)に再建されたものだそうだ。境内の片隅で、隠れるように佇む姿にはとても惹かれる。

    壇上伽藍の奥には、西塔がひっそりと建っていた。派手な根本大塔より、こちらのほうが風情がある。現在の建物は、天保5年(1834)に再建されたものだそうだ。境内の片隅で、隠れるように佇む姿にはとても惹かれる。

  • その西塔の近くには、明神社が祀られていた。山麓に祀られていた地元の神様であった丹生明神と高野明神を、空海が高野山上に勧請したものだそうだ。真言密教の総本山に神社があるのは不思議だが、空海が土地の神様を大切にしたと言うことらしい。

    その西塔の近くには、明神社が祀られていた。山麓に祀られていた地元の神様であった丹生明神と高野明神を、空海が高野山上に勧請したものだそうだ。真言密教の総本山に神社があるのは不思議だが、空海が土地の神様を大切にしたと言うことらしい。

  • 朱塗りの明神社の前には、拝殿の役割をする山王院が建っていた。二つの社が杉木立の中に建ち並ぶ様は、とても厳かな空気を感じる。

    朱塗りの明神社の前には、拝殿の役割をする山王院が建っていた。二つの社が杉木立の中に建ち並ぶ様は、とても厳かな空気を感じる。

  • 境内を巡っていると、朱塗りの鮮やかな門が見えて来た。持っていた地図には中門跡とあったが、現在再建中のようだった。昭和に再建された鉄筋コンクリートの根本大塔などとは違い、昔ながらの工法で木造で建てられているらしく、すでに風格すら感じられた。

    境内を巡っていると、朱塗りの鮮やかな門が見えて来た。持っていた地図には中門跡とあったが、現在再建中のようだった。昭和に再建された鉄筋コンクリートの根本大塔などとは違い、昔ながらの工法で木造で建てられているらしく、すでに風格すら感じられた。

  • 壇上伽藍を散策した後、大門を見に行こうと思ったのだが、ゆっくりし過ぎて時間が余りなくなっていたことに気付き、諦めて近くの金剛三昧院の国宝多宝塔を観に行くことにした。その多宝塔は、北条政子が創建した禅定院を、貞応2年(1223)に金剛三昧院と改めたときに建立したものだそうだ。裏道のさらに奥へ登った場所にあり、高野山で最も古い建物であるにも関わらず、観光客の姿は無かった。

    壇上伽藍を散策した後、大門を見に行こうと思ったのだが、ゆっくりし過ぎて時間が余りなくなっていたことに気付き、諦めて近くの金剛三昧院の国宝多宝塔を観に行くことにした。その多宝塔は、北条政子が創建した禅定院を、貞応2年(1223)に金剛三昧院と改めたときに建立したものだそうだ。裏道のさらに奥へ登った場所にあり、高野山で最も古い建物であるにも関わらず、観光客の姿は無かった。

    金剛三昧院 宿・ホテル

    質素ながらも優美な多宝塔 by 旅猫さん
  • 多宝塔と同時期に建てられた経蔵の脇には、大きな杉の木が並んでいた。金剛三昧院の境内には、石楠花もたくさん植えられていて、中には、樹齢450年と云う大石楠花もあり、天然記念物に指定されているそうだ。開花期には、見事な景色となるそうなので、一度観てみたいものである。

    多宝塔と同時期に建てられた経蔵の脇には、大きな杉の木が並んでいた。金剛三昧院の境内には、石楠花もたくさん植えられていて、中には、樹齢450年と云う大石楠花もあり、天然記念物に指定されているそうだ。開花期には、見事な景色となるそうなので、一度観てみたいものである。

  • 高野山を離れる時間となった。宿坊に戻って荷物を受け取り、バスで高野山駅へと向かう。駅の窓口で、予約していた『天空』の指定券を受けとり、ガラガラのケーブルで極楽橋駅へと下りた。

    高野山を離れる時間となった。宿坊に戻って荷物を受け取り、バスで高野山駅へと向かう。駅の窓口で、予約していた『天空』の指定券を受けとり、ガラガラのケーブルで極楽橋駅へと下りた。

  • 極楽橋駅からは、12時07分発の『天空2号』に乗車。この列車は、電話でしか予約を受け付けていない観光列車で、人気があるというので10日前の予約開始時に電話をして予約した。つながるまでに15分も掛かったので、さぞかし混んでいるかと思いきや、2両編成の車内は我々だけであった。

    極楽橋駅からは、12時07分発の『天空2号』に乗車。この列車は、電話でしか予約を受け付けていない観光列車で、人気があるというので10日前の予約開始時に電話をして予約した。つながるまでに15分も掛かったので、さぞかし混んでいるかと思いきや、2両編成の車内は我々だけであった。

  • 『天空』は、景色のよく見える方に席を向けてある列車で、まるで小さな劇場の観客席のような感じである。

    『天空』は、景色のよく見える方に席を向けてある列車で、まるで小さな劇場の観客席のような感じである。

    こうや花鉄道 天空 (南海電鉄) 乗り物

  • 結局、指定を取っていなかった夫婦が一組、出発直前に飛び乗って来ただけで、各車両一組だけを乗せて出発した。車窓を、山里の風景が通り過ぎていく。

    結局、指定を取っていなかった夫婦が一組、出発直前に飛び乗って来ただけで、各車両一組だけを乗せて出発した。車窓を、山里の風景が通り過ぎていく。

  • 日曜日だと言うのに、この人の無さは正直驚きだ。貸切状態で、好きなところに座って寛ぎ、かなり贅沢な列車の旅となった。

    日曜日だと言うのに、この人の無さは正直驚きだ。貸切状態で、好きなところに座って寛ぎ、かなり贅沢な列車の旅となった。

  • 高野山下駅の先のトンネルを出ると、渓谷が寄り添ってきた。九度山の麓を流れる丹生川の流れが造った竜王峡だそうだ。渓谷沿いに遊歩道があり、2時間ほどで歩けるらしく、初夏には紫陽花の花が綺麗だそうだ。

    高野山下駅の先のトンネルを出ると、渓谷が寄り添ってきた。九度山の麓を流れる丹生川の流れが造った竜王峡だそうだ。渓谷沿いに遊歩道があり、2時間ほどで歩けるらしく、初夏には紫陽花の花が綺麗だそうだ。

  • 終点の橋本駅まで、40分ほどの列車の旅であった。この後、JR線に乗り換え、次の目的地である吉野山へと向かう。ついに、吉野の桜に出会えるかと思うと、気持ちが高揚してくる。

    終点の橋本駅まで、40分ほどの列車の旅であった。この後、JR線に乗り換え、次の目的地である吉野山へと向かう。ついに、吉野の桜に出会えるかと思うと、気持ちが高揚してくる。

209いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

この旅行記へのコメント (22)

開く

閉じる

  • momotaさん 2014/07/27 01:29:26
    弘法大師=空海 覚えました。
    旅猫さん、こんばんは♪

    いいですねぇ〜高野山。とっても私好みでした。
    有名だけど行かない場所ってありますよね。
    ここもそんな感じ。桜の観光シーズンだというのに全然人がいない
    なんてどうしたんでしょうね。
    桜の有名どころに囲まれてここまでは来ないんですかね。

    それにしても高野山の墓地のそうそうたるメンバーには驚き。
    歴史上の有名人がゴロゴロ眠っているではないですか…!
    お墓と御霊やはまた違うのでしょうが祀られている面々を
    みても高野山がどれだけ格式高いかがわかりました。

    宿坊というと質素なイメージでしたがお庭も素晴らしいし襖絵も
    狩野派の絵師による本物ですかぁ
    修学旅行生のように朝の座禅でも組まされるのかと思ってましたが
    お風呂も自由だし全然旅館と変わりないんですね。
    むしろ今どきこんなお部屋に泊まれないし贅沢ですね。

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2014/07/30 16:23:36
    RE: 弘法大師=空海 覚えました。
    momotaさん、こんにちは〜
    いつもありがとうございます。

    高野山、いいでしょ(^^)
    でも、なぜか人が少なかったんですよね。
    というか、華やかな場所には人が集まるのでしょうね。
    高野山は落ち着いた感じなので。
    ヨーロッパ系の方が多くて、日本の文化に浸っているようでした。

    奥の院の有名人たちのお墓は凄かったです。
    みなさん、死後の世界にとても不安があったのでしょうね。

    宿坊には初めて泊まりましたが、思っていたより普通でした。
    旅館に泊まっているのと、それほど変わらなくて。
    襖の絵にはびっくりしましたが。
    朝のお勤めは自由参加でしたよ。

    高野山、お勧めです。
    旅猫
  • 墨水さん 2014/06/17 23:39:07
    天空2号。
    旅猫さん、今晩は。
    天空2号の、昼時のダイヤ設定は問題有るかな〜っ。(笑)
    普通〜っ、昼食を優先するでしょ。(笑)
    天空号のダイヤを南海のWEBで確認しましたが、天空1号の返し便(2号)が極楽橋で1時間ほど待機するなら、2号を30分早く発車させても良いんじゃないかと。(笑)
    高野線は単線だしな〜〜っ、輸送密度に限界有るか〜っ。(涙)
    墨水。

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2014/06/19 21:33:45
    RE: 天空2号。
    墨水さん、こんばんは。
    書き込みありがとうございます。

    個人的には、2号があの時間でちょうどよかったですよ。
    あれより早いと高野山でゆっくりできなくてつらいかなと。
    ただ、接続があまりよくないのが難点ですね。

    旅猫
  • 讃岐おばさんさん 2014/04/29 21:44:52
    高野山!
    こんばんは〜
    お四国参りをしたら、最後に高野山へ参ります。
    私も何度か訪れましたが、違った視点からの写真が素敵です。

    吉野山、来年は行けるかな、行きたいなぁ。

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2014/05/03 09:33:13
    RE: 高野山!
    讃岐おばさんさん、こんにちは〜

    いつもありがとうございます。
    お返事が遅くなりすみません。

    四国遍路の後は、最後に高野山にお参りですか。
    それも、いいですね。
    俗世の垢が落ちそうです。

    高野山には、すでに何度も訪れていらっしゃるのですね。
    私は初めてでしたが、あの奥の院の独特の雰囲気は気に入りました。
    早朝の壇上伽藍もよかったです。

    吉野も、泊りがけでゆっくり行かれることをお勧めします。
    朝の吉野の桜は素敵でしたよ。

    旅猫
  • ツーリスト今中さん 2014/04/26 22:54:14
    高野山
    こんばんは!
    ご無沙汰しています。

    高野山、中学の時に家族で。
    夏だったけれど奥深くうっそうとした印象。
    宿坊に泊まった。。。。
    写真撮ろうと後ずさりして土管に足突っ込んで怪我した。。。
    高野山、紅葉真っ盛りの時に出張ついでに母と行ったけれど時間配分間違えて大急ぎで。。。
    橋本駅:今はなくなった駅レンタカー借りてみかんを職場のお土産にと送って。

    と本質から程遠い感じの訪れ方なので
    ゆっくり行ってみたいですね。
    吉野も吉野に2〜3泊してゆっくり歩いて廻りたいなあと思っていますが来年以降にお預け。。。。

    空き過ぎていると「どうしたのだろう」と贅沢な?疑問もわいちゃいますね。吉野も混んでいなかったのかどうかは次を見てのお楽しみ。。。ってことで。

    この所、家の片付けに気が急いて落ち着きません。
    花見は自宅周辺でかなり満足の行くものが日々出来て遠くに行かなくってもいいかぁって思ったりもしています。

    旅猫さんの旅行記見るとちゃんと旅しないとなぁって。

    まとまらないまま失礼します。

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2014/04/27 11:56:00
    RE: 高野山
    ツーリスト今中さん、こんにちは。
    お久しぶりです。
    お忙しいようですね。

    中学の時に高野山へ行かれましたか。
    いろいろな思い出があるようで(笑)

    この季節は、お隣の吉野山が混んでいるので、高野山は空いているようですね。
    でも、ちょうどダライラマ氏が訪れて公演を行う日だったので、それなりに居たようですが。
    紅葉の季節も良さそうですよ。
    高野山から吉野へのコースは、次回、秋の紅葉シーズンにしたいと思っています。

    私も、明日からの弾丸弘前桜見物のあとは、G.W.後半には家の大掃除を計画中。
    4日掛けて、家中を片付けて、すっきりしたいと思っています。

    吉野の旅も、ぜひご覧ください。
    旅猫
  • 紅い翼さん 2014/04/22 00:05:14
    静寂に包まれた高野山♪
    旅猫さま

    どうもこんばんは〜。
    いつも旅行記拝見しておりましたが、ひさびさに書きコミさせていただきます。

    高野山…奥ノ院への参道にしても金剛峯寺にしても、さすがに真言宗の聖地だけあって、静寂に包まれた中に凛とした独特の雰囲気が写真からも感じられますね〜。
    そして宿坊も想像以上にきれいで食事も美味しそう。
    それにしても、観光客が少ないっていうのは正直ビックリです。

    実は私も、今度のゴールデンウイーク期間に高野山を訪れる予定を立てていたところで、大変参考になりました。
    「天空」号、さっそく予約の電話を入れてみます(笑)

    このあと吉野に行かれたとのこと。
    桜の季節なので、高野山とはまた違った華やかな雰囲気だったのでしょうか?
    続きの旅行記も楽しみにしています。

     紅い翼

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2014/04/22 00:38:03
    RE: 静寂に包まれた高野山♪
    紅い翼さん、こんばんは。
    いつも読んでいただきありがとうございます。

    奥の院は、何とも言えない雰囲気がありました。
    あの五輪塔が林立する様は、他では見ることができませんね。

    宿坊は、思ったよりも快適でした。
    精進料理も、美味しかったです。

    高野山は、やはり宿坊に泊まり早朝の静かな諸堂を散策するのがお勧めです。
    ただ、かなり冷え込みますので、泊まる場合は宿坊選びに注意が必要です。
    なお、『笹巻あんぷ』は必食です!

    『天空』は、乗車日の10日前から電話のみの受付です。
    初日の9時ちょうどに電話をかけても繋がらないと思いますが、めげずに掛け続けてください。
    狙い目はお昼の便です。

    吉野は大混雑でした。
    でも、泊まったせいもあり、結構のんびりできましたよ。

    高野山の旅、楽しんできてください!
    旅猫
  • rupannさん 2014/04/20 20:52:12
    高野山〜天空
    旅猫さん、こんばんわ〜

    高野山懐かしいなぁ
    私は残雪の頃に行ったことがあります。
    高野山の独特の空気感を思い出しました。

    天空は貸切状態でしたか〜羨ましい♪
    天空にも乗ってみたいなぁ

    満開の吉野〜楽しみにしています(*^_^*)

    by rupann♪

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2014/04/21 22:35:31
    RE: 高野山〜天空
    rupannさん、こんばんは〜
    いつもありがとうございます!

    高野山も体験済みですか!
    雪のある頃は、さぞかし綺麗でしょうね。
    きりっとした空気感がありそうです。

    『天空』の貸切状態にはびっくりです。
    人気があると聞いていたし、電話が15分も繋がらなかったのに。。。
    実際には、次の『天空』が満員だったそうです。
    おかげで、ガラガラで寛げました♪

    旅猫
  • みかりさん 2014/04/20 13:17:40
    天空と宿坊
    旅猫さん、こんにちは!

    2014年の桜旅は、吉野山と高野山だったんですネ。

    私は、和歌山はまだ1度も行った事が無いので・・・熊野古道と数々の神社
    そして高野山をセットにして、御朱印旅でいつか訪れたい場所です。

    最後に出て来た「天空」この電車、ず〜と乗ってみたかったんです。
    ゴージャスな内装と、美しい風景が見れるんですよね。貸切とは
    ホントに羨ましい限りです。

    そして高野山・・・とても広いし見応えがありますよね。奥の院の静寂感も
    なんだか身が引き締まる感じがします。それにしても、高野山には
    戦国武将のお墓が沢山あるんですね。知りませんでした・・・。
    中には、他の場所にもお墓がある人がいるような気がしますが・・・
    どっちが、本物なんだろう?まっ、それはいいかっ。(笑)

    高野山と言えば、やっぱり宿坊に泊まりたいです。最近の宿坊は
    洋室に泊まれたり、色々な体験が出来たり、お食事に工夫があったり
    大浴場があったりと、まるでホテルや旅館みたいらしいですね。

    旅猫さんも、高野山の静寂の中、美味しそうな精進料理と般若湯まで
    楽しんで・・・身心ともに修行もバッチリですね!(笑)

    途中に出て来た「麩まんじゅう」も美味しそうでした♪
    続きの吉野山の桜も楽しみにしていますね〜

                                 みかり

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2014/04/21 22:32:27
    RE: 天空と宿坊
    みかりさん、こんばんは!
    いつもありがとうございます。

    今年の桜は吉野山で山桜三昧でした。
    高野山では、まだ梅が咲き初めという感じで、驚きました。

    熊野は良かったですよ〜
    ぜひ、おすすめします。

    『天空』も車内がお洒落でよかったです。
    まさか、一車両貸切とはびっくりでしたが。
    おかげで、車窓の景色をゆっくりと楽しめました。

    高野山の奥の院は、戦国武将の他、江戸時代の大名家のお墓がたくさんあります。
    物凄い数なので、びっくりしますよ。
    雰囲気も独特で、なかなかよかったです。

    ここにあるのは実際のお墓では無く、供養塔のようなものです。
    死後の世界を思い、競って建てたようです。

    宿坊は、思ったよりも快適でしたよ。
    温泉まであったので、迷わずこの宿坊にしました。
    精進料理は初体験でしたが、これがまたなかなか美味しくて。
    お寺に泊まっているという感覚はあまり感じませんね。

    『笹巻あんぷ』、ぜひ食べて欲しいです♪
    旅猫
  • hot chocolateさん 2014/04/20 07:42:52
    行ってみたいです♪
    旅猫さま、おはようございます。

    高野山は、さすがに平安時代から続く真言密教の聖地、歴史が感じられて
    思わず行ってみたくなりました。
    宿坊の福智院で、本物の狩野光信の屏風絵がある部屋に泊まれるなんて素晴らしいことですね。
    重要文化財級ではないのですか。
    こういう宿坊に泊まって、日本の歴史と美しさが堪能できるなんて、欧米系の宿泊客が多いのも納得です。

    朽ちはてたような結城秀康の石廟、いかにも彼の不遇な人生を感じさせます。
    亀裂の入った明智光秀の五輪塔、武田信玄・勝頼父子の墓、上杉謙信の霊屋、織田信長の墓・・・
    歴史を彩り、互いに戦った武将たちも、今では同じ地に眠っているのですね。
    あの世では、平和に暮らしているでしょうか・・・

    高野山には、戦国から江戸時代の名だたる武将たちのお墓があり、歴史を偲びながら歩くのもいいですね。

    hot choco

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2014/04/21 22:16:02
    RE: 行ってみたいです♪
    hot chocoさん、こんばんは。
    いつもありがとうございます。

    高野山は、なかなか良かったですよ。
    ひとつの街なので、聖地にしては生活感がありますが(笑)
    ただ、奥の院の五輪塔群が独特の雰囲気がありますね。

    あの屏風絵には驚きました。
    まあ、狩野探幽とかではないので文化財ではないようですが、それでも立派でした。
    こんな部屋は、そうそう無いでしょう。

    高野山を訪れ外国の方は、圧倒的に欧米系の方ですね。
    中韓系はまったくと言っていいほど会いませんでした。
    ヨーロッパの方が多いみたいですね。
    やはり、歴史のある国同士ということで。

    結城秀康の石廟は、五輪塔の建ち並ぶ中では独特でした。
    最近読んだ彼に纏わる小説に、この石廟のことが書いてあったので、
    実際に見ることができて感慨深いものがありました。

    名だたる武将や大藩のお墓がたくさんありましたが、
    みんなさん、死後は同じように考えていたようですね。
    今頃、思い出話でもしているのではないでしょうか(笑)

    旅猫
  • 前日光さん 2014/04/20 00:57:56
    同じ頃西に向かったようですね(^-^)
    旅猫さん、こんばんは。

    高野山や吉野山と桜を求めて、西に向かわれたのですね。

    私は13日から16日まで奈良に行っていましたよ。
    奈良と言ってもほとんど1日は大阪東部を彷徨っていましたが。

    生駒山山上は、桜が満開でした。
    まさかあんなに見事な桜を関西で見られるとは思いませんでした。

    高野山は梅もちらほらだったのですか?
    寒そうですが、宿坊はなかなか素敵ですね。
    金屏風が部屋の壁に飾ってあるとは。。。

    世界遺産なのに、土曜日なのに、人が少なくて驚きですね!
    こんな状態でしたら、私もぜひ行ってみたいと思いました。

    生麩饅頭がおいしそうです。
    私、麩饅頭が大好きなものですから。

    列車も素敵なのに、各車両に一組とは、贅沢と言えばそう言えますが。
    次の吉野も楽しみにしています。

    実は今日20日から24日まで、またしても出雲に行って参ります。
    それでは〜〜


    前日光

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2014/04/21 22:06:35
    RE: 同じ頃西に向かったようですね(^-^)
    前日光さん、こんばんは。
    いつもありがとうございます!

    今回は、思い切って両方を巡ってきました。
    前日光さんも、同じ時に近くにいらっしゃったのですね!

    > 生駒山山上は、桜が満開でした。
    生駒山は桜の名所なのですね。
    旅行記、楽しみにしています。

    高野山は、避暑地だそうで、吉野と比べると物凄く寒かったです。
    まだ梅が咲き始めた感じで、桜はまだ蕾が固かったです。
    一部は綻び始めていましたが、日当たりのよい場所だけでした。

    宿坊はなかなか良かったですよ。
    でも、かなり冷えました。
    部屋の中は暖かかったですが。

    それにしても空いていました。
    春の観光シーズンとは思えませんでした。

    麩饅頭がお好きでしたか。
    でしたら、この『笹巻あんぷ』はぜひ食べてください。
    絶品ですよ!

    『天空』も素敵な列車ですので、併せて体験してみてください。
    今頃は、出雲ですね(^^)

    旅猫
  • 天星さん 2014/04/19 21:07:52
    戦国大名
    甲斐殿〜

    修行に高野山に入られたのかと......
    精進料理、おいしそうですね
    でも、修行に酒.......(笑)

    それにしてもメジャーな
    戦国大名たちの墓がありますね.......
    あれ、謙信公までもあるではないですか
    じいちゃーん.......(笑)
    え、米沢にあるはず.......
    ここにもあるんですね!
    いつか、お参りに行かなくては!

    お勤めごくろうさまでした〜

    えちご

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2014/04/21 21:55:59
    RE: 戦国大名
    えちご殿

    こんばんは〜

    高野山に追放された方々のご供養に行ってまいりました(笑)
    あの五輪塔群は、なかなか見応えがありました。
    有名な戦国大名を始め、江戸時代の諸藩お墓がたくさんありましたよ。
    結構、小さな藩のものもあって。

    宿坊は、思ったよりも快適で、精進料理も美味しかったです。
    魚や肉の代わりに、手の込んだ料理を作っていて面白いですね。
    ただ、その逆は無いのかなと。
    野菜などに見立てた肉や魚もあったりして(^^;

    高野山、ぜひお参りに行ってみてください!
    えちご殿のじーじの霊屋もありますし(^^)

    旅猫
  • morino296さん 2014/04/19 17:46:47
    良いですね
    旅猫さん

    こんにちは。
    高野山から吉野山のお花見ですか、良いですね。

    高野山の宿坊、なかなか良かったですね。
    温泉、部屋には金屏風などと、凄いですね。

    私も去年、同じように宿坊に泊まりましたが、
    とても寒かったことを覚えています。
    炬燵と石油ストーブを使ったのですがね。

    精進料理もなかなか美味しいですよね。
    般若湯は頂きませんでしたが(笑)。

    この後、いよいよ吉野の千本桜ですね。
    楽しみにしています。

    morino296

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2014/04/21 21:43:58
    RE: 良いですね
    morino296さん、こんばんは。
    いつもありがとうございます。

    今回は、母親のリクエストに応えて思い切って行ってきました。
    宿坊は初めての経験でしたが、思ったよりも快適でした。
    あの金屏風には驚きましたが。

    部屋は蔵造りのようで、気密性があるのか、暖房も効いて暖かかったです。
    でも、他の部屋の方は、寒くて寝られなかったと言っていました。
    障子と襖だけの部屋もあったようです。

    精進料理も初体験でしたが、美味しかったです。
    健康的ですし。
    般若湯は、ビールやワインなど、いろいろありましたよ(笑)

    高野山、独特な雰囲気のある街ですね。
    旅猫

旅猫さんのトラベラーページ

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

この旅行で行ったスポット

この旅行で行ったグルメ・レストラン

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

タグから国内旅行記(ブログ)を探す

この旅行記の地図

拡大する

PAGE TOP