まだまだ・・ローマ♪ ３年目の教会巡り ④ / San Paolo fuori le Mura / San Giovanni in Laterano 編

2014/02/07 - 2014/02/10

2012年・13年 と続けて 冬のこの時期　３回目 ３泊５日のローマ滞在
「またローマぁ？」と言われても 「まだ・・まだ・・・」
昨年の　《 ７大聖堂巡り 》もまだ 貫徹してないし・・・

ローマは 身構えなくてもあちこちに遺跡や教会が有って
日常生活の中に 溶け込んでる空気も好きなんです。

凛とした冬の教会の空気が好きです♪
今年は雨に降られ お天気運は恵まれない時間も有ったけれど
やっぱ ローマの教会 最高　＼(^O^) ／

「また行きたい教会」 と 「今年は是非行きたい教会」との
バランスを組み合わせての　３泊５日の 冬旅ローマ

今回「新たに是非行きたい♪」のはこの４箇所

★ 昨年行きそびれた７大聖堂の一つ【 San Paolo fuori le Mura 】サン・パオロ・フォーリ・レ・ムーラ大聖堂
☆ 【 Palazzo Colonna 】コロンナ宮 http://4travel.jp/travelogue/10860818
☆ 【 Galleria Sciarra 】シャッラのガッレリア
☆ 【 San Clemente 】サンクレメンテ教会の地下遺跡

新たな感動いっぱいの２日目のローマ、ご覧下さい

エリア ローマ(イタリア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

【 Basilica di San Paolo fuori le　mura 】サン・パオロ・フォリ・レ・ムーラ大聖堂
(日本では馴染みが薄いけれど) ローマ４大バジリカの一つです
（ ｻﾝ･ﾋﾟｴﾄﾛ / ｻﾝ･ｼﾞｮﾊﾞﾝﾆ･ｲﾝ･ﾗﾃﾗｰﾉ / ｻﾝﾀ･ﾏﾘｱ･ﾏｯｼﾞｮｰﾚ ）
「フォリ・レ・ムーラ＝城壁の外」と言う意味、つまり「市壁外の聖パウロ大聖堂」

何やら南国のような不思議な異国情緒ですが、由緒正しき「ローマ７大聖堂」（＞４大バジリカ）の ２番札所デス

交通機関によっては、この正面ではなく 教会横の入口から入れてしまうらしいのですが
やはりこの正面からアクセスするのがベストインプレッションだと思います
（サン・パオロ通り側）

４世紀にコンスタンティヌス帝がキリストの弟子パオロの墓の上にバジリカを建立したのがこの「市壁外の聖パウロ大聖堂」のはじまりです。

その後何度も拡張・改修が行われ、現在のサン・ピエトロ大聖堂が建立されるまでは、１０００年以上に渡ってキリスト教世界最大の美しい教会となりました。

しかし、残念なことに１８２３年７月１５日木造の天井から出火し、二晩かかって正面の一部、横断アーチ、交差廊、中庭を残してほぼ全焼してしまいました。
浄財による再建工事は直ちに開始され、創建当時のバジリカ様式をほぼ忠実に再現した現在の教会は１８５４年に完成しました

青銅の扉はコンスタンティノーブルで造られた物

内部は８０本の大理石の柱で ５つの廊に区切られている

窓のステンドグラス（これもそう言う？）面白い

ここは？教会の本堂から回廊つき中庭に出る途中にあった部屋で売店になってました。
キリストや１２使徒などのたくさんの聖人が描かれた壁画や天井の様子から、ここも焼失前の古い建物の一部ではないかと思まれます。

日暮れが気になるので 先に回廊の有る中庭へ・・・
売店の小部屋から 中庭（有料４ユーロ)に出ます

コズマーティ様式の見事な回廊です。
回廊周りには焼け残った遺品が飾ってあります

モザイク見事だなぁ〜

あ・ら・ら？団体さんがたくさん入って来ました・・・
教会内へ戻りましょう・・・

身廊の両側の壁面には、初代ローマ教皇聖ペテロから現教皇ジョヴァンニ・パオロ２世までの２６５人の歴代教皇の顔が描かれたメダリオンがズラリと並んで飾られています

後陣のモザイク画、キリストが聖ルカ、聖パウロ、聖ペテロ、聖アンドレアに囲まれている

これは？　オルガンなんですヨ

小さなモザイクの破片一つ一つを人手で拾ったという気の遠くなるような作業ですが、火事、地震などの自然災害や戦禍などの不幸な出来事を経たことにより、イタリアの修復技術は世界最高のものとなっているのですね

外に出たら １７時の鐘が鳴った

続いてやって来たのは【 San Giovanni in Laterano 】サン・ジョバンニ・イン・ラテラーノ大聖堂

コンスタンティヌス大帝が最初に建てた記念すべき大聖堂で、ヴァチカンのサン・ピエトロ大聖堂よりも格の高い、世界で最も権威のあるカトリック教会として君臨してます

ローマ７大大聖堂の ３番札所デス（もち４大バジリカ）

何故かいつも夕方に来てしまうのよネ・・・・

ゴシック様式の聖体用祭壇
内部には、聖遺物として聖ペテロと聖パオロの頭蓋骨の一部が収められています

後陣は何度も改修されましたが、半円球内上部の９人の天使に囲まれた上半身の神のモザイク画は４世紀のものです
その下の部分は１３世紀のもの。中央にはエルサレムの街の上にそそり立ち、てっぺんに鳩のいる十字架が描かれ、その下から４本の川（４福音書の象徴）が流れ出てヨルダン川（キリストが洗礼を受けた川）に注ぎ込んでいます

金と青がまばゆい木製の格天井は１６世紀

これは昨年の写真の使い回し（？（^^ゞ）
入口「クーリアの青銅の扉」フォロ・ロマーノから運ばれた

あ？また 暗くなっちゃった・・・・
冬は日没が早いので、この後はお決まりコースでスーパーへ