利休をたずねて～♪(´ε｀ )大徳寺（興臨院・聚光院）

2014/01/11 - 2014/01/11

正月に小説「利休にたずねよ」を読んで今までの利休のイメージが覆された。千利休は権威に屈せず、自己の美意識にこだわり、秀吉に疎まれ、武士でないにもかかわらず切腹させられた孤高の「茶聖」と思っていた。

小説では利休が聖人君子ではなく、色街に入り浸り、商才にたけ、恋に身を焦がす生身の人間として描かれている。

この時期大徳寺の「興臨院」と「聚楽院」が公開されている。茶室も見たかったし、小説の舞台の大徳寺に行った。



画像 ： 興臨院 茶室「涵虚亭」

エリア 今出川・北大路・北野(京都)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 3.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 高速・路線バス JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

龍寶山 大徳寺（りゅうおうざんだいとくじ）

ここから境内へ
大徳寺は禅宗の寺の大本山です。
境内には仏殿や法堂をはじめとする中心伽藍のほか、20か寺を超える塔頭が立ち並びちいさな町のようになっている。

注）塔頭（たっちゅう）は、本来、禅寺で、祖師や大寺・名刹の高僧の死後、その弟子が師の徳を慕って、敷地内に建てた小院です。

三門「金毛閣」

二層の山門。まず下層のみが竣工し、千利休が上層を完成させて「金毛閣」と名づけられた。
利休の恩に報いるために寺は上層に雪駄を履いた利休の木像を安置したが、このため門を通る者は利休の足下をくぐることになり、これが豊臣秀吉の怒りを買って利休切腹の一因となったと伝わる。

山門とは龍宝山の門
三門とは三解脱門（空門・無相門・無作門）のこと。一端、山門をくぐり境内に入る者は、金毛の獅子となって下化衆生せんことを。
よく分からん (~_~;)

仏殿（本堂）

法堂（はっとう）

境内の中に多くの寺がある。

興臨院、聚光院の案内

非公開文化財特別公開

興臨院（表門）

畠山家と前田家の菩提寺。興臨院というのは、畠山義総の戒名です。

寺宝特別公開

唐門

室町時代の建造物。重要文化財。

白川石を敷き詰めて海を表現しているそうで、苔の山となっている裾にある石は船を表現。

蓬莱山をイメージして作られた枯山水庭園

京都の寺の庭には何故か南天が多い。

興臨院：茶室「涵虚亭」

入口の左に見える木は「貝多羅樹」という木で、紙がまだない頃、葉の裏に釘のようなもので傷をつけ文字を刻んだ。葉に書くので「葉書」。ハガキの語源だそうです。

伽藍

聚光院　山門

千利休の墓をはじめ、茶道三千家（表千家・裏千家・武者小路千家）歴代の菩提寺。

狩野派（花鳥図）

どこもかしこも撮影禁止だったので、聚光院ＨＰからのコピーです。　

利休作庭と伝わる「百積の庭」も屋根の修復工事中で見れなかったのが残念だった。
　

夕方４時に拝観終了。

三玄院　：　石田光成公　御墓地

拝観謝絶（Privete)でした。
小説では石田光成の告げ口で、利休は切腹する羽目になったとされているが、同じ寺の聚光院の隣の寺に埋葬されている。

石田光成は関ヶ原の戦いに敗れ、大津城に護送されて城の門前で生き曝しにされ、その後大坂に護送され、大坂・堺を罪人として引き回され、その後京都に護送され、家康の命により六条河原で斬首された。
首は三条河原に晒された後、沢庵宗彭（たくあん和尚）に引き取られ京都大徳寺の三玄院に葬られた。

富小路 鱗（UROKO）

友人がウェブで探してくれた河原町の居酒屋へ

先付

日本酒の種類が多く、４種類の酒を飲み比べた 〜(^ε^)

鮪の刺身

アナゴの肝の煮つけ

酢カキ

あさりとハマグリの釜めし

ハマグリが大きい (^O^)

すべての料理が美味かった！

ホテル近鉄京都駅

居酒屋を出て木屋町のスナックで飲み明かした後、京都駅が午後23時45分に閉鎖されるので、早めにホテルに帰った。

爆睡！！


京都冬の旅・嵯峨野散策〜♪(o^｡^o)（渡月橋・清凉寺・大覚寺）に続く
http://4travel.jp/travelogue/10852446