ドイツ冬の旅　ベルリン、ケルンでクリスマス休暇2～ベルリン街歩き初日　月曜日はお休みよ！

2013/12/22 - 2013/12/31

ベルリンに到着したのは１２月２２日日曜日の夜、観光できるのは２３日月曜日から２７日金曜日まで。今回は博物館や美術館巡りなどがメインの予定だったが、実は博物館などは月曜日がお休みだ。そして１２月２４日のクリスマスイブもほぼすべての観光地がお休み。そして２６日ぐらいまではほとんどのお店なども祝日扱いでお休みもしくは時間短縮。
ということで最初の２日間は限られたところだけしか行けないということに気が付いた。出発前は忙しく準備不足だったと実感。まぁ、最初の２日間は時差もあるし休養日として街に慣れることをメインにすることにしました。
月曜日でも開いている観光地がないかと調べていると、ドイツ連邦議会議事堂が開いていることが分かったが、ネット予約が必要らしい。以前来たときは長蛇の列に並んだなぁ、と思い出す。予約サイトを見てみると夕方に空きがあったので早速予約。第三希望まで時間を選べたが、第一希望の16：45で予約できた。プリントアウトはできないので携帯にメールを受け取っておく。
さぁやっと街歩き開始。まずは徒歩でブランデンブルグ門まで歩いていくことにします。その後バスに乗って市内を車窓観光したり、クリスマスマーケットをいくつか見かけたので立ち寄りました。

エリア ベルリン(ドイツ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩
• 航空会社: エア・ベルリン (運航停止) JAL
• 旅行の手配内容: 個別手配

ホテルから歩いて20分ぐらいでブランデンブルグ門に到着。東西ドイツに分かれていた時の象徴のような立派な門でベルリンを代表する観光地になっています。お天気が良くて良かった。手前には大きなクリスマスツリーが飾られています。
周辺には大使館や歴史ある建物もありますが、近代的な建物も多い。前回はこの近くの銀行の中のオブジェを見に行った。夫は興味なさそうなので今回はパス。
ここでは門の横にあるインフォメーションで本日のオペラのチケットを購入、残念ながら今はオペラハウスは修復中で違う劇場でやっているようです。ほかのエンターテイメントはすべて売り切れか、パーフォーマンスがありません。クリスマスなのだから事前予約しておくべきでした。
博物館情報を聞くとやはりほとんどの博物館や観光地は2日間閉まっているとのこと。でもミュージアムパス3日間用を25日から使えるとのこと。

ブランデンブルク門 建造物

ブランデンブルグ門から歩いてすぐのところにホロコースト記念碑が新しくできていました。コンクリートブロック2711本が広場に置いてある。虐殺されたユダヤ人にささげられた記念碑でアメリカ大使館に面した広場はあるところから見ると墓石のように見えるが、間を歩いていくと床面がスロープのようになっていて人の高さより高くなり、コンクリートの柱の中を歩いている気分になります。

虐殺されたヨーロッパのユダヤ人のための記念碑 (ホロコースト記念碑) モニュメント・記念碑

ブロックは間に入っていくと人がやっとすれ違えるぐらいの間隔で高さは背丈より高くなったり低くなったり。上から見た時とは印象が異なり、迷路のようでもあり隣の見えない恐怖のような、不思議な感覚に陥ります。

このブロックの下の地下にはユダヤ人犠牲者記念館がありましたが、月曜日、24日から26日まで休みということで閉まっていました。

再びブランデンブルグ門のほうに戻って今度は夕方予約を取ってあるドイツ連邦議会議事堂のある共和国広場に向かう。途中の道に壁に囲われた場所があり、入り口には”Memorial to the sinti and roma of europe murdered under nationa socialism"と書いてあった。中に入ってみると静かな空間、芝生の中に丸い水盤のようになったところがありました。

共和国広場からドイツ連邦議会議事堂を眺めます。以前は真ん中の階段のところから長い行列がありましたが、向かって右側にプレハブのような建物があってそこが受付とセキュリティチェックの場所になっている模様。広場の道路を挟んだ場所には事前にネット予約をしてこなかった人のためのサービスセンターができておりそこで予約できるそうです。でもいつ行ってもも長い行列。ここに来てから行列に並んでもすぐに入れるチケットが手に入るわけじゃないからやはり事前に申し込んでおいた方がよいようです。

ドイツ連邦議会議事堂 現代・近代建築

議事堂の屋上にガラス張りのドームがある。中を歩いている人がガラス越しに見えます。夕方に来よう。

ベルリンの市内交通はSバーン、Uバーンといわれる地下や地上を走る電車、トラム、バスが網目のように走っていてとても便利。そのうち100番と200番のバスは2階建てバスで主な観光地を回るので観光客にも市民にも足として多く利用されています。だいたい10分おきぐらいに来るようなので、とりあえずここから100番バスに乗って車窓観光することにした。チケットは駅の自販機で購入するかバスの運転手から購入するしかない。Uバーンの駅がすぐ近くにあったので行ってみたがコインしか受け付けなかったので、バスの運転手から紙幣を使って購入しました。100番バスの2階席に陣取って外を眺めます。ツォー駅行きなので、まずはルター橋を渡って行きます。

バスは大統領官邸であるベルビュー宮殿の前を通過。ドイツの大統領って首相とは違うものらしい。メルケル首相はよく見かけるけど、大統領は知らなかった。

バスは戦勝記念塔ジーゲスゾイレの周りをぐるっと回っていきます。これは19世紀の対デンマーク、対オーストリア、対フランスの戦争に勝利したことを記念して建てられたもので、トップには金色の勝利の女神が立っている。どうやら中に入って階段を登れば展望台に登れるらしい。元気な若者たちが下りて行きました。

バスはブダペスト通りを通って動物園の入り口の前を通り過ぎます。ゲートは中国風。

ベルリン動物園 テーマパーク・動物園・水族館・植物園

ツォー駅に近づくと高い建物が立ち並んできました。

ツォー駅に到着。ここはバスターミナルになっていて空港バスも出ているみたい。動物園の入り口はこちら側にもあります。100番バスはここが終点なのでここで一旦おります。

ベルリンのB級グルメの代表、カレーヴュルストの屋台を発見。立ち食いが多い。ソーセージを焼いてケチャップかマヨネーズをかけてその上からカレーパウダーをかけたもの。パンやフレンチフライを一緒に頼んでも安い！早速立ち食い。次々とお客さんが絶えませんでした。

再び今度は200番バスアレクサンダープラッツ駅行きに乗り込みます。これも2階建てバス。日本大使館の前を通り過ぎてフィルハーモニーの前を通り過ぎて行きます。ここでコンサート聞きたかったなぁ。

バスはソニープラザのあるポツダム広場の前も通ります。この辺りは旧東ドイツで東西ドイツが統一されてから再開発が進んだエリアで活気があります。地下鉄やバスの乗り換えで後で何度も来ることになりました。

バスは街の中心で地下鉄工事中の繁華街のウンター・デン・リンデンを取りすぎ博物館島方向へ。フンボルト大学や歴史博物館が見えてきました。

ベルリン国立歌劇場は修復中で工事中。ここから徒歩圏内のホテルを取ったのにここでオペラを見られないとは。前回来たときはここでマクベスを観ました。
先に見える変わった形をした建物はフンボルト・ボックス。昔ベルリン城があったところには旧東ドイツ時代の共和国宮殿があったらしい。それを撤去してベルリン城を再建する予定だとか。このプロジェクトを紹介するための施設で上にも上れるらしいけど外から眺めるだけにしました。

テレビ塔の近くを通り過ぎてアレクサンダープラッツ駅に到着。この辺りは旧東ドイツの中央だったところで賑やかではあるが、あまり治安が良いとは言えないような雰囲気のところだ。テレビ塔にも登れるし、回転レストランもあるらしいけど。

ベルリン アレクサンダー広場駅 駅

バスを降りて博物館島へ歩いていく途中にある教会、マリエン教会、ここから赤の市庁舎までのあたりはニコライ地区と言われているところでベルリン発祥の地らしい。
マリエン教会は森鴎外が舞姫の中で豊太郎とエリスとの出会いの場所として書いたと言われていました。今は違う教会だった、という説もありますが、この辺りがベルリンの古い地区だったことは間違いないようです。
そしてこの教会の横から市庁舎までの広場にクリスマスマーケットが開かれていました。

マリエン教会 寺院・教会

赤の旧市庁舎の広場のクリスマスマーケットは結構有名みたい。入場料は無料だけど、観覧車のほかメリーゴーランドやポニーに乗ったり、様々な体験をするにはお金が必要。ベルリンにはクリスマスマーケットが100か所以上開催されるらしいが、会期は3日程度しかないものから、1か月近くあるものなど様々。クリスマスが終わっても開催されているのはこういうある程度大規模にやっているところらしい。夜のマーケットはきれいだけど昼間もなかなか良かった。

ベルリン市庁舎 (赤の市庁舎) 史跡・遺跡

クリスマスマーケットの案内図。

ここのクリスマスマーケットは素朴な感じで、昼間だったからか子供連れが多かったです。

いろいろなお店が並んでます。食品、工芸品などなかなか素朴だったり楽しい。シュートレンのような持って帰るお菓子の他、その場で食べたり飲んだりするお店など、ここは屋内の店は少ししかありません。

パン屋さんはこんな窯を持ってきて焼いているのがベルリン方式のようでした。後で行ったケルンではパン屋の窯は違った形でした。

チーズ入りのパンを焼く人、ここでとろけるチーズを挟んだパンを買って食べました。ちゃんと二つに切ってくれたので二人で分けて食べましたが、めちゃ美味しい。

鮭を焼いているお店。魚の焼き方はどこもこの方式でした。日本人にしてみると不思議な感じです。

スケートリンクもあってびっくり。例年であれば屋外リンクが融けないぐらいの気温なのでしょうけど。暖かい日で気温も10度ぐらいあったのでスケートも楽だったかも。

観覧車の他子供向けのメリーゴーランドやポニーに乗れるお店もあってにぎわってました。親は記念撮影に忙しい。日本にあったら午年の年賀状に使えるね。