2013/12/27 - 2014/01/01
8209位(同エリア16409件中)
にっくさん
2013年パリ家族旅行第2弾です。
前日の24時にモンサンミッシェルからの日帰りツアーからホテルに戻って来た私達。疲労困憊の筈ですが、バスの中で眠ったことと時差ぼけで、現地時間5時には起床。
この日は朝一番で旦那の目的の一つであった「オルセー美術館」に向かいます。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 航空会社
- エールフランス
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
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★12月27日
私達の宿泊したホテルは地下鉄CADET駅からすぐの「ニューホテルラファイエット」。地下鉄の駅も近いし近所にスーパーマーケットが2件ある、結構便利なホテルです。
朝食は6:30から。
何故かパリの朝食はいつも美味しいです。良質なパンやチーズのせいでしょうか。ニュー ホテル ラファイエット ホテル
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地下鉄(メトロ)の回数券を購入しているにも関わらず、この日も歩いてオルセー美術館に向かいます。
08:40ホテル出発
オルセーは9:30開館ですが、迷った挙げ句にこの日は雨が降り出して、到着したのは開館を15分ほど過ぎていました。
写真はオルセーの時計の前で浮かれた娘の顔。 -
到着した時には既に長蛇の列でした。
が、今回の主たる目的が美術館である私達は出国前に「ミュージアムパス」の4日券を購入しておりましたので、長蛇の列を横目で見つつ、悠々入場。
ミュージアムパスは新宿の「地球の歩き方デスク」で入手しました。
ところでパリの美術館、博物館、観光施設はいたる所でセキュリティチェックをしています。入場の際は鞄の中身を見せる必要があるので、そのための列には並ぶ必要があります。オルセー美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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オルセー内部。
2000年に訪れた際はゴッホだろうがルノワールだろうが、なんでも写真撮影ができたのですが、2011年の大改修後は殆どの作品がカメラ撮影禁止となってしまいました。
まあ、写真は図録でいくらでも見られる訳ですし、せっかく来たのですから自分の目でじっくりと鑑賞したいものです。
長年、美術の教科書や美術書で見ていたルノワール。学生の頃はあまり好きじゃない画家でしたが、ここで「ムーランドラギャレット」の実物を見て以来、私にとって大好きな画家の一人となりました。
本当に、木漏れ日がキラキラしているんです。やはり実物は違います。
写真では再現できない実物の「光」があると思います。 -
オルセー美術館の時計の裏側です。ここからモンマルトルの丘がよく見えます。
ところで私達が訪れた時、オルセー美術館は「Musclin」という企画展をやっておりまして、そちらもミュージアムパスで見学できるということから、じっくりと鑑賞して来ました。
「Musclin」・・和訳すれば「筋肉展」とでも言うのでしょうか。
行けども行けども、男性の裸体をモチーフにした作品ばかりで(しかもモロ出し)、当時問題になったレオポルド美術館の「ヌード・メン展」ポスターもありました。(局部の修正なし)
・・・現代美術、理解できんわ〜
やはり一番混んでいたのは、ゴッホのフロアとルノワールなどの印象派のフロアです。娘も見たかったらしいモネの「日傘の女」が見られて満足そうでした。 -
オルセー美術館では4時間ほど滞在し、企画展を含めて全フロア堪能いたしました。私ら家族はアールヌーボーの家具とかはあまり興味がないので、その辺をさらっと観ましたので4時間で済みましたが、くまなく鑑賞すれば丸一日はかかると思います。
美術館の後はさすがに疲れたので、一度ホテルに戻ります。
(この時点でもいまだメトロを使用せず・・) -
途中、オペラ座の近くで遅めの昼食。ハンバーガーとバンショ(ホットワイン)、子供はコカコーラです。
この辺りのカフェで食べるハンバーガーは、11ユーロから13ユーロくらいでしょうか。家族三人で酒まで飲むと、60〜70ユーロは必要です。もともと外食産業が高値のパリ、しかもこの辺りは日本で言うところの銀座や日本橋みたいなものですから高くて当たり前。
マクドナルドじゃ味気ないですしね。 -
さて、オペラ座です。マチネ公演がない日は施設内の見学が可能です。
2000年に来た際は見学しましたが、2011年に娘を連れて来た際はタイミングが合わず見学ができませんでした。
当時から(ロイドウェーバー版の)「オペラ座の怪人」が大好きな娘。
今回はどうやら見学ができそうなので、予定していなかったオペラ座見学を通りすがりに敢行。パレ ガルニエ 劇場・ホール・ショー
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窓口でガイドツアーを申し込みました。
大人:14ユーロ
子供:6.5ユーロ。
結構なお代金ですが、シャガールの天井画を見るためには公演を見るかガイドツアーが必要です。 -
劇場の至る所で使用された豪華な衣装が展示されています。
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今回、英語のガイドツアーが売り切れと言うことでフランス語ツアーを申し込みましたが、案の定まったく理解できませんでした。
が、五番のボックス席も見れたし大階段でマスカレードも踊って来たし、ついでに日本語のガイドブックも購入できたし、取り敢えず娘も私も満足。
その後、ギャラリーラファイエットでスーツケースを購入し(出発日の成田で旦那のスーツケースの車輪が破損したのですよ)、ホテルで少し休んだ後、18時頃に再び出発。
雨が降っていたのでCADET駅からメトロを使用して、夜のルーブル美術館へ。 -
この日は金曜日。金曜日はルーブルが22時まで開館しています。
比較的入場しやすい「ライオン門」は夕方には閉じてしまうので、ピラミッドから入場。この日もミュージアムパスが役立ちました。
この日はシュリー翼とリシュリー翼を見学。
前回、前々回で見学したビーナスなどのギリシャ彫刻は早足に、これまで見学していなかった「中世のルーブル」遺跡や古代イラン美術館をじっくりと見ました。ルーヴル美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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こちらはリシュリー翼。
ルーブル美術館は写真撮り放題で結構なことですが、見学客が写真ばかり撮影してじっくりと鑑賞できない煩わしさがあります。とはいえ日本での展覧会と比べると実に絵画鑑賞が恵まれた環境で行えます。(フェルメールがこんなにじっくりと見られるなんて!)
旦那が見たがっていたルーベンスの「マリー・ド・メディシスの生涯」も堪能。でかすぎ&連作で、カメラのファインダーに納まりません。 -
夜の3時間ほどをルーブル鑑賞についやして、22時前にホテルに帰還。
この日は昼食が遅かったこと&疲労で食欲がなく、ホテル近くのスーパー(カルフール)でワインとチーズ。ヨーグルト、サラダを購入して晩ご飯に。そうそう、みかんも買いました。
食物繊維が足りなくて便秘気味でしたので、みかんが美味しかったです。 -
★12月28日
この日は「朝からルーブル」の日。
雨も上がっていたので地下鉄は使わず、気になっていたパサージュを探しつつルーブル美術館へ向かいます。こちらはホテル近くの商店街。 -
ホテルからほぼ直線的の移動でパサージュ・ヴェルドー、パサージュ・ジュフロワ、パサージュ・デ・パノラマ、ギャラリー・ヴィヴィエンヌを通ってルーブル美術館へ行くことができます。
写真はパサージュ・ジュフロワだったかな。 -
そして娘が、パサージュ内の玩具屋のウィンドウに「スターウォーズのチェス駒」を発見。
「欲しい!」と早速おねだり攻撃に。「だってまだ店が開いてないもーん」と一蹴してルーブル美術館に向かいます。名残惜しそうにカメラに収めております。 -
さて、ルーブルに到着しましたのは9時15分くらいでしょうか。ルーブルは9時から開館です。
この日もライオン門からではなく、ピラミッドから入りました。ルーヴル美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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二日目のルーブルは「ドノン翼」。
相変わらずモナ・リザ嬢前は大混雑ですが、今回の目的はリザ嬢ではないので他の作品をじっくり鑑賞します。
いやあ・・・流石ですルーブル美術館。
巨匠の作品ばかりです、ルーブル美術館。 -
人もそんなに密集していないから、巨匠の作品でこんなアホなこともできます。
どうせ写真を撮るならコラボ作品にすべきだろうと、アホな写真を沢山撮影して来ました。
ところで2日もルーブルにいると、その豪華さとクドさに「おなかいっぱい」というか、「侘び寂び」の日本的美意識が恋しくなるというか。
ぶっちゃけ、あまり感動が薄くなってきます。
パリのガイドブックに載っていた「アンジェリーナ」のモンブランも私には甘さがクドくてまったく美味しく感じなかったのですが、美的感覚もそれに通じるものがあるといいますか。 -
私には図録で見られる絵画や彫像を、わざわざカメラに収める人の気持ちがよく分かりません。が、もっと分からないのは静止した絵画をビデオカメラに撮ってる人です。うちの旦那なんですけどね(笑)
ダ・ビンチの(底抜けポーズ)洗礼者前にて。 -
午前中いっぱいルーブル美術館のドノン翼を見学した後は、パリ発祥の土地「シテ島」に渡ります。
セーヌ河岸にはお土産物屋さんがいっぱい。ポンデザール 建造物
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まったく外観を撮ってなかったのですがシテ島の「コンシェルジュリー」内部です。
こちらも見学の予定には入れてなかったのですが、「ミュージアムパス」が使用できることとマリーアントワネットが最後に幽閉された牢獄があると知り、通りすがりに入ることにしました。
写真はマリーが過ごした部屋です。 -
コンシェルジュリーの隣の「サント・シャペル」
ステンドグラスで有名な教会です。こちらも「ミュージアム・パス」が使用できます。 -
当日は生憎の曇天でしたが、それでもステンドグラスは荘厳で美しかったです。
惜しむらくは壁面の一部が改修中で、全面ステンドグラスを見ることはできませんでした。サントシャペル 寺院・教会
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ステンドグラスのアップです。
この緻密な仕事は素晴しい・・・ビバゴシック建築! -
ところで、私にとってパリのイメージは正直言って「レ・ミゼラブル」のテナルディエ夫妻というか「小汚くて狡猾で」といった感じです。
ガイドブックに載っているシャンゼリゼやオペラ座界隈は言わば銀座や日本橋で特別な場所、よそ行きの顔、といったイメージです。
実際は路上には犬の糞(時には人糞まで)が転がり、愛犬家が多いにも関わらず煙草の吸い殻は平気で路上に捨てて散乱。地下鉄の通路はいつもオシッコ臭がするし吐瀉物も多い。気を抜くとスリや詐欺が近付いて来るし、子供には常に「自衛」を説いておりました。
ま、これも海外旅行の醍醐味だし、だからと言って決して嫌いな街ではありません。 -
さて、サントシャペルの向かい側に「ノートルダム寺院」。
こちらもミュージアムパスが使えますが、入り口前の長蛇の列に教会内の混雑を想像し、「教会はサントシャペルも見たし、ま、いっか。」とスルー。
クリスマスバケーションで観光客でごった返すパリ。今回の目的はあくまでも印象派なのでエフェル塔も凱旋門もスルーしております。 -
シテ島からサンルイ島へ渡る頃、雨がぽつぽつ降り始めました。
サンルイ島にある老舗アイスクリーム店の「ベルティオン」でアイスクリームを購入。さすがに冬は並ばずに買えました。
家族三人、それぞれチョコレート、塩キャラメル、ピスタチオ。シングルコーン1本で2.5ユーロです。
店のお姉さんは語学が不自由な私にも根気よく訪ねてくれる(笑)、優しい人でした。ベルティヨン スイーツ
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さて、アイスクリームを食べた後はPont Marie駅から地下鉄に乗って、モンパルナス駅まで。「rue du Montparnasse」は通称「クレープ通り」と呼ばれる程クレープリー(クレープ専門店)が多いそうです。
特にお目当ての店がある訳でなく、目についた一件「Creperie de Port-Manech」に入店。 -
遅めの昼食にガレットとデザートにクレープ。シードルとコカコーラ。
シードルはまるでティーカップのようなものに入れてくれます。美味しかった。特にクレープが!
ガレットは娘がオーソドックスなハム、玉子、チーズ入り、旦那がチーズとキノコ。私がラタトゥユ入りのもで、いずれも7〜9ドル程度です。
デザートクレープが娘がバナナ入り、旦那がマロンクリーム。私は一番シンプルな「砂糖をかけただけ。」
このクレープが美味かった! 砂糖だけでも2.5ユーロするから美味しくて当たり前かもしれませんが、生地がもう、めっちゃ美味しかったです。
こちらの店員さんも気さくな方でした。 -
昼食のあと、再び地下鉄に乗ってサン・ジュルピス教会へ。
映画(というか小説?)ダヴィンチコードで有名になったそうですが、あまりよく分からないままドラクロワの「天使とヤコブの相撲」と「子午線」を見学。
ここでもあまり写真撮影をしていません。 -
サンジュルピス教会から、歩いてパンテオンへ。
こちらも有名な教会建築ですが今回始めて訪れます。「ミュージアムパス」使用可能。
色々と凄いンですが、正直なところ教会、飽きつつある家族。 -
でっかいですパンテオン。
残念ながら改修中で、クーポラまで昇れないわ有名な「フーコーの振り子」は外されているわ、ちょっと片手落ちのパンテオンでした。パンテオン 建造物
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夕陽が当たって黄金色に輝いております。
ところで父娘のツーショットですが、それぞれの上着は初日のモンサンミッシェルツアー時に購入しました。島へ渡る無料シャトルバス乗り場近くの「スーパーマルシェ」で購入。
父のフィッシャーマンズジャケット/79ユーロ
娘の謎の赤レインコート/110ユーロ
レインコートが110ユーロ!? なにその高価なレインコート!?
しかし旅行中、結構な確率で雨が予想され、かつ娘にかなり似合っていたことから購入いたしました。(バリバリ撥水の効いたビニル生地なんですが、そのままワンピに着てガガ様のコンサートに行っても良いかと思うほどのカワイさです。)
ひょっとしてレインコートじゃなかったのかしらん。 -
内部には娘の好きなジャンヌダルグの生涯を描いた大作があり、娘は驚喜して撮影しまくっておりました。
-
パンテオンは地下にある著名人のお墓を見学できます。キュリー夫妻やヴィクトル・ユーゴー、ヴォルテールなど、教科書で聞いたことのある名前の方が眠ってらっしゃるのですが。観光客の皆さんはこぞって写真を撮ってるんですねー。
人様のお墓を撮影する心境ってよく分からんわー。
と思ってたら娘がボルテールとキュリー夫人の棺桶を撮影しとりましたww -
荘厳な雰囲気が漂います。
ところで、旦那がこのパンテオンの売店で、お手頃なチェス駒を発見いたしました。iPadアプリのゲームでチェスを覚えて以来、チェス駒を欲しがっていた旦那。しかし日本の玩具屋では、旦那に手が届く手頃なチェス駒がなかなか見つかりません。
買おうか買うまいか、悩んだ挙げ句、今回は見送ることにしました。
それには理由があります。 -
さて。
散々歩き回って楽しんだパリの街。夕刻には娘のたってのお願いで、パサージュ・ジュフロワに戻ってまいりました。
何故なら・・・ -
玩具屋でスターウォーズのチェス駒を購入するためです。
69ユーロ!
amazonさまで購入もできるチェス駒をわざわざパリで購入!
でもamazonさまで買うと19,930円でございます。1ユーロ約148円でしたので、かなり割安でGetしたことになりました。 -
この日も昼食が遅かったため、商店街のパン屋でカヌレを購入して夕食としました。カヌレ1個0.8ユーロ。
もちもちとして美味しかったです。 -
カヌレを購入したパティスリー。
パリは外食が高くつきますが、こうした店での「買い食い」は価格も押さえられるし楽しくもありますね。
カルフールでワインとチーズも安く手に入り、ホテルで楽しみました。
続きの旅程は第3弾で紹介しまーす。
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