2013/11/26 - 2013/12/11
102位(同エリア399件中)
mahaさん
思いがけずポーランドを旅することになりました。東欧圏の壁が崩壊して、自由に旅行出来るようになってもポーランドへの旅は気が重く、避けていたのかもしれません。今回一人で、今まで行ったことのない国に行ってみようと思っていたところへ、Lccのルートがあり、ワルシャワへそしてクラクフへと導かれたようです。アウシュヴィッツ…オフィチエンチムは忘れられない、忘れてはいけないところでした。
そして、多くの日本の若者も訪れて欲しい場所だと思わされました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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当初オフィチエンチムに行く予定は立てませんでした。一人の旅で心に重しが乗ってしまったら、その後楽しく旅行が出来なくなってしまうのではないか…そんな理由でした。でも、初ポーランドでひとり旅だったまーきゅりーさんやとても下調べをして行かれた1billyさん…そして他のたくさんのトラベラーさんの旅行記に勇気を頂き、日本人ガイドの中谷さんにメールを送りました。
中谷さんから12月4日の9時30分という返信があり、7:15クラクフ発の電車に乗るように指定されていました。もう、いやだなんて言えません。 -
クラクフ本駅待合室。
駅に入って行ったら、「ナカタニさんのガイド?」って聞いてくるおじさんがいました。「日本人の女の子が2人いるよ」って。なんだか、ほっとしました。話してみたら、シンガポールから来た女子大生2人でした。違った〜(><) でも、同じオフィチエンチムに行くアジア人がいて、すごく心強くなりました。 -
7:15クラクフ発オフィチエンチム行き。
オフィチエンチムに運ばれた収容者たちも通った線路だから、電車を指定されたのかな?と思っていましたが、9時半に着くバスがなかったからでもあるようです。 -
古い、少し薄汚れた、いかにもオフィチエンチムに行きますよ…って感じの電車です。
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乗車した時は混んでいましたが、近くの駅でほとんどの人が下りていきました。通勤客のようでした。
昨夜1時間毎に目が覚めてしまい、眠れませんでした。やはり、アウシュヴィッツへ行くという心の重圧だったのでしょうか・・・
普段なら寝不足の時は電車の中で眠くなってくるのに、今日はそんなことは全くありません。 -
こんな、荒涼とした寂しい平原が続きます。
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ホテルで朝早く出発すると言ったら、ランチボックスを作ってくれました。サンドイッチだけでいいよ・・・といったのに、サンドイッチ2個、ヨーグルト、リンゴ、水を入れてくれ、結局着く迄に完食してしまいました(^_^;)
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リンゴは小さかったけど、甘かった。ポーランドの大地の恵みの甘さのような気がしました。
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9時過ぎにオフィチエンチムに到着。
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ホームと乗ってきた電車。
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オフィチエンチム駅構内
シンガポール2人組がバスで行くという。だけどバスはなく、尋ねたおじさんは歩いて行けという。「ほら、こっちこっち、遠くないよ」と教えてくれたけど、3人なのと中谷さんとの約束の時間に遅れたら大変なので、タクシーに乗りました。本当は駅からまっすぐの道を歩いたほうが良かったのかもしれません。 -
博物館入口。地下にトイレがあります(有料1zt)。右の平屋はレストランになっています。
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有名な入口。逆さまになっている「B」
いかにして解らないように、気持ちを表示したのか。切ない。。。 -
今日は私を含めて8名のツアーでした。
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中から入口を見る。
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陽があたっていたせいでしょうか、暖かく感じられましたが、朝は−5℃だったそうです。真冬は、−30℃にもなるとか・・・
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写真も多く展示してあります。
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めがね
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ガス室に投下されたチクロの缶。これを製造していた会社は今でもあるそうです。
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使っていらっしゃった食器類。
定住の場所がないという不安はどれほどのものだったか・・・
中谷さんからでる言葉は、本や写真からは考えることもなかったものでした。
他にもさまざまな展示物がありましたが、ご遺族のお気持ちを考えて撮影は控えて欲しいというものも、涙で写したくないと思うものもあり、撮影した写真は多くありませんでした。 -
中谷さんのガイドは静かに私たち一人一人の心に問いかけます。
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何人ずつかで寝ていたベッド。
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今日は寒いですがよい天気で、煉瓦の建物が立ち並ぶ通りは、のどかに思えてしまいます。
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銃殺された壁の前には、花束が・・・
いつも供えられているようですが、この花は数日前に国連のハンギムン事務総長がいらして、供えていかれたそうです。 -
壁を背に。
この入口から銃殺に連れてこられたのでしょうか… -
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ところどころに監視塔
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知らないふりをしていることは、協力しているのと同じことなのです。。。
アウシュヴィッツの問題で、このような考えをしたことはありませんでした。本当に、そうだと思う…でも、私が当時の人間だとしたら、いけないことだと声をあげられたでしょうか・・・・ -
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博物館入口にある案内。
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シャトルバスに乗ってビルケナウに来ました。
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こちらには木造の建物が立ち並んでいました。
戦後戻ってきたポーランドの住民が解体して使ってしまったのだとか。。。仕方ありません、みな必死に生きていた訳ですから・・・ -
死への旅路、行き止まりの線路。
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この貨車に乗せられてきたそうです。今は1輌だけポツンと置かれています。
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この貨車のわきで、ドイツ軍の医師が収容所行きかガス室行きか、判断したとのことです。右か左、首を振るだけで決まってしまった命。
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線路はここで切れています。
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その前には、十数か国の言葉で書かれた碑がたっています。
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これが、ガス室跡。
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そのままで残されているそうです。いつか風化されてしまうのでしょうか。補修して残すことが良いのか、このまま風雨で崩れ去ってしまうのを見つめていくのか・・・。
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ご遺族の中には、こういう風に残されているのも嫌だと考える方もいるのだとか。
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アンネが見たのは、ここに木造の小屋が立ち並んだ風景だったのでしょう。
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ビルケナウの入り口付近に立ち並ぶ収容施設。粗末な造りですが、意外にも煉瓦造りの建物より、暖かかったらしいです。最低限死なない程度の暖房、3か月ほどで死ぬ位の一日の摂取カロリー。人間が人間として生きる尊厳など、どこにもありません。
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ベッド。
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ガイドツァーが終わったのは13時過ぎでした。じっくり見たい方はもう一度中に入れますので、見学してください・・・と言われたけど、一人で回るには気が重すぎます。オフィチエンチムでは何も口にするのはやめよう・・・と思っていたのですが、他に休むところもなかったので、入り口横のレストランに入りました。
トイレに行ったら、シンガポール2人組と逢いました。「もう見終わったの?」「うん」「両方とも?」「うん」「私たちはこれからビルケナウに移動よ」。
「良いご旅行をね」…という言葉に詰まりました。
「良い…」なんて日は、ここに収容されていた方々にはなかったでしょうから・・・ -
中谷さんが「安くて美味しいですよ、学生食堂みたいですけど」とおっしゃっていましたが、なるほどジュレックおいしかったです。
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さまざまな考え方がありますが、私にとっては中谷さんのガイドで回れて、非常に良かったです。英語のツアーだとどうしても他人事だと思う枠を超えなかったでしょうし、一人だったら来るのをやめていたかもしれません。
自分の言葉「日本語」で聞き、考えたことは、何よりも深く心にしみるものでした。
ユダヤ人を歴史上のどの時点からとらえるか、戦後のイスラエルの建国からパレスティナ問題までも、もっと中谷さんのお考えを聞いてみたいと思いました。 -
柵の向こうに見える家は、所長だったヘスが家族と住んでいた家です。
ヘスだけは戦後、このアウシュヴィッツでただ一人絞首刑になったといいます。 -
博物館の端のほうからクラクフバスターミナル行きのバスが出ています。
クラクフまでは2時間ほどです。
○○トラピック○と書かれた観光バスが、止まっていました。そういえば、私たちのツアーと入れ替わり位に中へ入って行った日本人団体がいました。個人で来るには大変でも、ツアーなら大丈夫ね。。。どんな形でも、ここへ来ることが大切なのだと、思いました。
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この旅行記へのコメント (4)
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- のまどさん 2014/05/22 20:28:41
- アウシュヴィッツ旅行記、考えさせられます
- mahaさん、こんにちは。
拙ミャンマー旅行記にご投票いただき、ありがとうございます。ミャンマー行きを計画されているのではとお察しします。今まで行った国の中でダントツに良かったので、善は急げとお勧めします。
mahaさんのアウシュヴィッツ旅行記は思わず涙が出そうになりました。終始気が重かった心境、声を出す勇気はあるかとの問いかけ、訪問すべきという断言はとても心に響きました。読み終わった後、書いて下さったことに謝意を表したくなりました。
今後の更新も楽しみにしています。
- mahaさん からの返信 2014/05/23 16:20:45
- 投票ありがとうございました。
- のまどさま
こんにちわ! 初めまして!
ご推測の通り、7月にミヤンマーに一人旅をする予定でいます。
ANAの直行便が飛ぶようになったのにミヤンマーの新情報は乏しく、皆様の旅行記を拝見して生きた情報を得ております。
のまどさんのミヤンマー旅行記では、ピンチも笑いと機知で吹き飛ばしていくそのバイタリティー溢れたお姿に、拍手喝采し大笑いさせられました!(^^)!
私ものまどさんのように、何にでもすぐ対処でき、引きずらない、明るい旅ができるよう頑張りたいと心から思っています。
ミヤンマー、いいですか〜・・・ますます楽しみになってきました。
当初はミヤンマーに行く予定はなかったのですが、バンコクインシンガポールアウトの旅程の中でもう一か国行こうと思ったとき、一番行き難そうだった国を選んだらミヤンマーになりました。今では、今回の旅行のメインがミヤンマーになりました(*^_^*)
アウシュヴィッツは一人旅では重たくて迷ったのですが、やはり訪れて良かったと思っています。重く暗い旅行記をそのように評価していただき、本当にうれしいです。ありがとうございましたm(__)m
また旅行記にお邪魔させていただき、楽しませてください。
今後ともよろしくお願いいたします。
maha
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- 1billyさん 2013/12/31 01:03:54
- mahaさんお帰りなさい、1billyです。
- 旅行記読ませていただきました
写真もすばらしいし、
全体に楽しさが伝わる東欧旅行記になっています。
アウシュビッツはがんばっていきましたね!
こころが折れそうになる場面や
日本人ガイドによって「考えさせられる箇所」が
いっぱいあったのではないですか?
特に寒い時期に行くと身をもって厳しさを
感じられるのではないかと思います。
もっともっと日本の方に来てほしいですね。
1月中旬にたまたま仕事でアムステルダムを週末に
訪問しますので「アンネの家」に行って見るつもりです。
またご報告します。
ゆっくりお休みください。
1billy
- mahaさん からの返信 2014/01/03 15:25:30
- RE: mahaさんお帰りなさい、1billyです。
- 1billyさま
投票ありがとうございました。
それまではアウシュヴィッツを訪れるなんて考えたこともなかったので、今回1billyさんの旅行記がきっかけで訪れることができ、大変感謝いたしております。
中谷さんのガイドは、今まで映画や本で見聞きしてきたこととは別の観点から考えさせられることが多かったです。訪れた日はお天気が良くて、まるでキャンパスを歩いているかのような、のどかさを感じる日だったので、気持ちも少し楽に動けました。これからは機会があるなら、恐れずに負の遺産も巡ってみようと思っております。
1billyさんに習って、プラハからニュルンベルグまでバスを利用しました。こちらはお天気が悪くて少々大変でしたが、お薦めのソーセージ、食べてきました!! 美味しかったです!
早く旅行記を終わらせようと思っていましたが、なかなか終わらず、フーフー言っております(^_^;)
アムステルダムのアンネの家の旅行記、拝見するのを楽しみにしております。
ありがとうございました。そして、本年もよろしくお願いいたします。
maha
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