2013/12/03 - 2013/12/12
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Weiwojingさん
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スリランカでの1年間の仕事を終えて日本に帰国することになった。スリランカからまっすぐ日本へ帰国するよりはどこかに滞在してゆっくりして帰りたいと思った。いろいろ考えていると、バングラデシュ人の友人が香港に留学しているのに気が付き、友人に連絡すると12月中は香港にいるので、ぜひ来てくださいとの返事があった。
そこで早速航空券を予約し、泊まるところは香港では大分ホテルが高いので友人が大学寮を手配してくれて、足と宿は何とか確保することができた。本来寮は学生の家族か関係者だけしか泊まることはできないのだが、友人の尽力で滞在可能となり、香港での滞在中は大学図書館で調べものもしたかったので、大いに役に立ったと言ってよいだろう。
香港大學は創立120年余を超え、アジアの大学の中でも長い歴史と格式のある大学で、辛亥革命の指導者孫中山 ( 孫文 ) が1885年から1892年までその前身である香港西醫書院に在籍していたことでも知られている。
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香港大學には何度も訪れたことがある。ここは香港島 Bonham Road に面した大學入り口 ( 東門 )で、上部に香港大學と書かれた文字が見える。勝手知った場所なので、案内なしで歩くことができた。
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香港大學は120年余の歴史ある大學で、孫中山( 孫文 )がこの大学の前身である香港西醫書院に在籍していた(1885〜1892) ことでも知られている。学内には彼とゆかりのある場所もある。
この建物は大學の Main Building (本部大樓 / 本館)で、香港大學の中で一番古い建物である。 -
香港には孫中山と関わりのあるところが多く、彼が住んでいた家や学校等、様々な足跡をたどることができる。
辛亥革命を指導したことにより、「革命の父」、「国父」という名で仰がられる彼は、医学を学んでいる時に革命思想に目覚めた。その後のマカオ、中国、日本へ移動し、日本の人々にもに大きな影響を与えた。 -
夕暮れ時に見る Main Building で、仄かに街灯に照らされた建物が美しい。夜になると、昼間見かけた多くの学生の姿はいなくなり、すっかり静かになったキャンパスのたたずまいを味わうことができる。
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珍しい写真を見つけた。太平洋戦争末期に米英連合軍の空襲で爆撃を受けた際の本館とその周囲の建物の様子である。中央の塔のある建物が本館である。
香港は日本に占領された時期があり、その数年間は香港大學も日本軍によって接収されていた。 -
バングラデシュ出身の友人 R. M 氏で、現在博士課程に在学し、Ph.D を習得するために香港大學へ留学中。彼とは小生が10数年前にバングラデシュを旅行した時に知り合い、その後手紙をやり取りし、コンタクトを保ってきた。その数年後再度バングラデシュを訪ねた折、一緒に旅行をし、彼の家を訪ねたり、あちこちを歩き回った。
それ以来一度も会ったことはなかったが、時々メールを交換し、常に近況を伝え、現在に至っている。 -
ここは今回小生が滞在した「太古堂」〈 Swire Hall ) という寮で、かなり多くの学生が住んでいる。友人の紹介で10日間滞在することができた。
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太古堂3階にある寮の入り口である。毎日ここを通って出入りするので、自然と管理人の方たちと言葉を交わすようになった。ただ英語を話さない方もいるので、広東語でのやり取りになり、小生は広東語は分からないので多少困ることもあった。
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今回利用したのは一人用の部屋で、6帖程度の広さがあり、トイレとシャワーは外にあって、共同である。洗面所は部屋の中にある。他の部屋を見せてもらったが、学生用の部屋はすべて2人部屋である。
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Swire Hall には食堂 ( Canteen )が2箇所ある。その一つがここで、日本の大学の学食と全く同じである。
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こちらも食堂内部。よく見ると、朝食と昼食時には学生だけでなく近隣の人々もかなり利用しているようだ。大学生とは思えないような、かなりの年輩の人もいて、散歩の途中にでも寄っているのかもしれない。
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食堂入り口にはたくさんの料理が書かれているが、中には写真が付いたものもある。値段は学外の食堂と比べるとかなり安い。小生もほぼ毎日のように利用した。
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ある時食べた昼食である。スープ麺の上に肉と卵がのっていて、不味くはない味である。飲み物( 紅茶 )も付いている。
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焼きそば風の麺にハムが載っていて、飲み物(ミルクティをオーダー)付きで、これで15ドルである(日本円で200円ほど)。
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もう一つはハーラルフードを扱うところで、宗教的に豚肉を食べることができない学生 ( イスラム教徒 )のための食堂である。この食堂は FBENEEZER'S という名前で、カレー、カバブ、ピザ等のメニューがある。勿論、イスラム教徒だけでなく誰でも利用することができる。
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ある日の夕食に FBENEEZER'S でピザをオーダーしてみた。飲み物付きで15ドルで、日本円で200円程度である。
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CYM CANTEEN という食堂もあり、こちらでは日本料理も数種類あり、食堂の壁にはこのような「和風板上焼」なる日本料理の宣伝ポスターが貼ってあった。
しかし、板上焼(?)って聞いたこともないが、友人が気を利かして注文してくれた。何とそれは鉄板焼だった。味の方はまずくはないが、まあまあといった感じである。 -
左側は瑤柱葉飯(蓮の葉包み蒸し飯)です。
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注文したワンタンスープも大変美味しかった。
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学内には1989年6月4日 北京で起こった天安門事件で亡くなった学生や市民を悼んで建てられた記念碑「國殫之碑」がある。
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香港大學のエンブレムをあちこちで見かけた。
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この時期暑くもなく寒くもない時期だったので、外で昼食を食べる学生の姿を多く見かけた。実際、12月は香港滞在には最適である。
香港大学 文化・芸術・歴史
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SUN YAT-SEN STEPS ( 中山階 ) と名前のついた階段があリ、恐らく孫中山がよく通った通路だったのであろう。
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中山階を上りつめたところに Lily Pond ( 荷花池 )を中心とする小さな公園がある。
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Lily Pond の前には孫中山の座像があり、かって彼は学業の傍らこのあたりを散歩でもいていたものと思われる。
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大學内には近隣の人たちが散歩や食堂を利用するためにたくさん訪れている。
このような祖母と孫と思われる人たちの姿も見かけることが多い。お孫さんを連れて散歩に来ているのだろう。大學構内は散歩するにはちょうど良いところである。 -
Main Building を何度も訪ねた。ここは香港大學の本部がある建物で、14代香港総督 Sir Frederick J.D. Lugard ( サー・フレデリック・J・D・ルガード ) の時に Sir Hormausjee Mody (サー・ホルムジー・モディ( 1838〜1911)の寄付によって1910年から12年にかけて建設された。
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入り口を入るとこのような胸像があり、説明板を見ると、Sir Hormusjee Mody の名前が書かれている。彼は先に書いたようにこの本部樓の建設で大きな貢献をした人物である。
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2階には講堂があり、そのドアの取っ手が動物(蛇の身体をし、顔が動物(何だかよくわからないが)の形をしている。
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小生が滞在した時は卒業の時期だったのか、多くの卒業生が黒いガウンを着て、帽子をかぶり、写真を撮っているところをよく見かけた。
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図書館の前でも卒業する学生たちが思い思いのポーズで写真を撮っている。
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Swire Hall の部屋の窓から見た近隣の様子。香港大學は丘陵地にあるために眺めは大変良い。その反面、構内を移動するには坂道や階段が多く、かなりきつい。
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ここは小生が何度も利用した図書館 ( Main Library ) の建物で、他にも学部ごとの図書館はいくつもあるが、ここは総合図書館である。大変大きく、それだけでなく最新の設備を備えていて、日本の大学とは比較できないくらい整っている。
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図書館入口。友人の計らいで図書館を利用する1週間利用できるカードを作ってもらった。
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図書館の内部の様子である。図書館は朝8時から夜9時まで開館していて、この間毎日何時間も利用した。
どの部屋にもパソコンとコピー機が置かれていて、誰でも自由に使うことができる。その上本の閲覧には何の制限もなかった。 -
香港大學には博物館が2館ある。その一つが「大学美術博物館」である。
この建物には「馮平山樓」と書かれた文字が見えるが、元々は1932年に建てられた図書館であった。
当初は中国語の書籍を収めた大学図書館であったが、現在図書館は構内の別の場所( Main Library ) に移動し、1996年から大学美術博物館として用いられている。 -
博物館内部の展示室。中国の陶器や書、家具類等が展示され、一般の人でも自由に見学できる。
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たまたま滞在している時にちょうどイタリアから文芸復興期のレオナルド・ダ・ビンチの「ヴィーナス」が展示公開されていて、運よく見ることができた。
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これがその「ヴィーナス」( 1482 ) である。
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学内には Starbucks Coffee もあり、多くの学生で賑わっている。ここは今回利用することはなかった。
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店の中を覗くと、学生たちが勉強したり、友人と談笑したりして思い思いに過ごしている。いかにも学内にあるコーヒーショップといった雰囲気である。
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