2013/10/28 - 2013/11/05
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scomitcheeseさん
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旅の足あと
10月30日 福岡―シンガポール―パース
10月31日 パース街歩き
11月1日 スワンバレー(カバシャムワイルドライフパーク、ワイナリー)、キングスパーク
11月2日 ロットネスト島
11月3日 スビアコ、フリーマントル、コッテスロービーチ、キングスパーク★
11月4日 カバシャムワイルドライフパーク、ピナクルズ、ランセリン
11月5日 西オーストラリア博物館 パース―シンガポール―
11月6日 シンガポール―福岡
パースの週末の過ごし方としては、王道なウイークエンドマーケットを見学するために
日曜日の本日はフリーマントルへ出かけました。
というか、友人の連れ合いがフリーマントルを案内するというので、
スビアコにも連れて行ってとお願いしました。
そうしたら、コッテスロービーチと夜にしか行っていないキングスパークも案内するよと言ってくれたので、
ありがたくガイドしていただくことにします。
ただ、当地に住んで1年半の彼は、特別詳しいわけではないのに
本当に一生懸命に案内してくれました。
本国に帰れば警察の中間管理職にある立場。
本国で会ったときには、堂々と出世街道を歩いているように見えました。
今は子どもの世話や家事をこなしながら妻を助け、週に4日はスーパーで働いていると言います。
オーストラリアでは、事業主は従業員の勤務時間が1日8時間以上、週40時間以上を超えると、1時間につき約3割増しの時給を支払うことが義務付けられているといいます。事業主はそれを支払わなくて済むよう1人が1日8時間以内の勤務になるよう調整するそうです。午後7時には閉店する店の多いのはうなづけますね。
彼はパートタイムではなく正規職員で働くという選択肢もあるけれど、そうなると1時間当たりの時給が下がるので(労働保険の関係でしょうか)パートタイムを選んだと言いました。正規だと有給休暇があるといっていました。
誠実で、私たちを客人としてもてなそうと一生懸命に案内してくれた彼を通して
オーストラリアのアジア系市民の立場の一面が見えて来るようでした。
そして1日の終わりに・・・ハプニングはつきものなので、楽しみます。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 航空会社
- シンガポール航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
- 利用旅行会社
- 旅工房
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-
スビアコはパースの郊外で、車で10分足らず。
日曜日の朝とあって車は空いています。
30分は路上駐車が認められているのです。
スビアコはパースでも裕福な人たちが住んでいる比較的古い街だと彼は話してくれました。街角のホテルは古く有名で、多くの人がブランチ中。
とはいえ、歴史の新しい国の由緒あるホテルといっても、自分の目にはめずらしくありません。
ウイークエンドマーケットでは、生鮮食料品(主に野菜や果物)が新鮮で安いので、時々買いに来るそうです。
知らない街に行ったら必ず市場を見学するのが楽しみなので、ここははずせませんでした。それも市の立つ週末に。 -
マーケットの中は、庶民で活気にあふれています。こころなしかアジア系市民が多い。市場のフードコートでも、ベトナム料理、インド料理、中華料理、はてはお寿司までアジアでいっぱい。
彼も果物をいっぱい買いました。 -
熟したパパイヤを発見。半分で4$くらいかな?南国のフルーツに目がないので、これはお買い上げ。完熟でおいしかった!
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いい買い物ができて満足、スビアコの駅を抜けていきます。
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車はフリーマントルを目指します。20分くらいで到着。市街地の混雑を避けるために、フリーマントル駅近くのパーキングに車を止め、フリーマントルのCAT(無料バス)で中心地へ出ることにします。
パーキングの利用の仕方が不案内なので、ガイドの彼はいろんな人に聴きに行きます。帰ってくる間に、パーキングにで70年代のトヨタ、日産車を愛好する若者のグループに遭遇。 -
懐かしい車だなあって思って、つい写真を撮りました。
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フリーマントル駅。オーストラリアの西の端の駅。
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サッカーとラグビーを合わせたようなフーティのスタジアム。
今はシーズンオフですが、試合のある時はTVでも放映されるほど人気があるとか。 -
フリーマントル旧刑務所。1830年ごろからパースのスワン川流域に入植がはじまり、主に人的不足を解消するために、イギリスで有罪になった人たちを送り込むことになるのは1850年代。最初に囚人が行ったことは自らを収監する建物の建設だという。
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風になびいてほしかった国旗
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彼は本国から以前研修に派遣され当地を視察した折に、内部を見学したことがあるそうだ。
フリーの部分の博物館内を見学する。
最初は軽犯罪を犯した人たちを送り込んでいたが、すぐに殺人者や強盗など重罪の人たちも「労働力不足解消」のため?に送り込まれることになる。
刑期を終えたり仮釈放された人たちは、当地に住みつく。「settlement」というのは居住区のことだが、文字通り定住し、それ以前から住んでいた人たちを追い出しながら植民地を建設していく。1868年には囚人の移送は廃止される。
元囚人で大きな農場を開拓して富を得る人、何度も脱走を繰り返す人たち、出所しては犯罪を繰り返す人など、個人の足跡を紹介したコーナーが興味深かった。
全て英語による説明なので理解に時間がかかったが、彼が補足してくれて助かった。 -
実際の内部の様子を垣間見ることができる。
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ここは面接室。イギリスから送られてきた囚人に面会の機会があったとは思えないから、その後オーストラリア刑務所として利用されていたころのものだと思われる。
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刑務所を出所してマーケットをそぞろ歩く。気温は30度を超えた。オレンジを丸ごとギュッと絞った生のジュースをあっという間に飲み干した。
観光地とあってマーケットの品物はツーリストプライス。
特に珍しいものもなく、人ごみに酔いそうになり、マーケットを出た。 -
これまでで最高の人出を目の当たりにし、暑さも倍増した。
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外では大道芸人のパフォーマンスを楽しみにしていた。
この人は、ダチョウ人。 -
芸人のパロディをやる芸人までいて、楽しい。
本家本物の彼は、パロディやっている人を挑発しながらショーを行っている。
一番笑ったのは、全身金粉で椅子にじっと座っていたパフォーマンス。
周囲の人が悲鳴を上げるくらいにびっくりし、そして笑った。写真を撮り忘れて笑ってしまった。 -
名物のフィッシュ&チップスは、彼の案内で。
波止場近くに何軒ものレストランがある。
どの店も昼時で座れないほど盛況だ。
フィッシュが草鞋ほどの大きさ。
2つを3人でシェアしても食べられなかった。 -
オーストラリアのファミリーの休日の過ごし方を見た思いがした。
友人はワークショップ、連れ合いは私たちの案内で、
「子どもたちはどうしているの、今日?」
「自分たちはアパートをもう1つのファミリーとシェアしていて、用事があるときはお互い子どもの世話や送迎を協力してやっている。子どもたちはお互い友だち同士だから、何の問題もないよ。」と笑う。
ごめんね、かわいい子どもたち。お父さんをお借りしてしまって。
車は必需品、夫婦それぞれが1台ずつ持っている。子どもの教育費、医療費が無料なので助かると言っていた。
そもそも先進国であるオーストラリアが途上国の人たちの勉学を支援するプログラムを持っていて、留学生である友人には生活費や交通費が支払われるそうだ。しかし随伴の家族の費用は出ないので、1人分の生活費と連れ合いのパートタイムの仕事でつつましく生活をまかなっている様子が見て取れた。 -
フィッシュ&チップスのレストランは界隈にいくつかある。
私たちが入ったのはこの右側のもの。テラスが広くて今日は暑いくらい。
そしてあわよくばと、カモメがおこぼれを狙っている。
話はオーストラリアでの生活に戻る。
本国の教育よりのびのびと育てられると2人とも話していた。子どもたちもそれが気に入っており、オーストラリアの方がいいという。なぜかって?試験がないのだそう。
7歳になる下の子は、この1年半で英語の方が母国語より上達しているという。 -
コッテスロービーチへ。
海水浴客でいっぱいでした。
海水浴の予定はなく、とにかく暑いのでへばってきました。
日陰から外に出たくありません。 -
ものの10分で引き揚げます。サンセットを見るならここだと思われましたが、その元気はありませんでした。旅の疲れが出てきたかな?
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キングスパークに入りました。パーキングに止めようとすると車から煙が吹き出してきました。
オーバーヒートってやつです。どおりで車に戻った時にエアコンが効かないなあと思っていました。
彼は同国人の友だちに電話して水を持ってきてくれるよう頼みました。
私たちには申し訳ないと言います。
いやいや不慣れなところを一生懸命案内してくれてありがとう。
応援が来るまで、陽が傾きかけた公園を散歩します。 -
自分たちがいるのは、メモリアルパークのエリアでした。
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道沿いの1本1本の木は、それぞれ兵士として参加した家族が植林したもので、根元にプレートが立ててあります。そぞろ歩いてみると、全て第1次世界大戦頃に亡くなっているので、その時代の戦死者なのでしょう。
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もうすぐ1世紀、木はこんなに大きく育ちました。
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シナジーという会社がこのエリアの整備に資金を提供したのか、シナジーの大きなプレートもありました。
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緑の広場、子どもの遊び場、BBQ施設があり、多くの市民が憩いの場所にしているようでした。キングスパークにはこのほかにも植物園や吊り橋があり、見どころ満載ですが、私たちは今回は行けませんでした。
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しかし、同じ国の出身者同士、助け合いながら生活しているのがよくわかりました。30分もすると彼の友人2人が駆け付け車の修理にかかります。
連れ合いはラジエター液を補充しても、こんなに短期間に水がなくなるはずはないから、漏れているかもしれないと危惧します。
果たして -
その危惧は当たっていました。チューブに亀裂が入っていました。
彼は申し訳ないと言いました。私は日が暮れないうちに車を修理する方が先だよと言いました。
やってきた2人のうちの一人が私たちをホテルまで送ってくれ、引き返してその後修理を完成させたと言います。
同じ国の人たちはパースに300人くらい住んでいて、3人とも妻の留学に随伴してきたと言います。文化も宗教も生活スタイルも異なる、彼らからしてみれば大きな国で、その異なった生活を助け合いながらも楽しんでいる様子がうかがえました。
彼はあと1カ月もすれば一足早く帰国します。
「どっちがいい?」
「母国がいい。この国は忙しい。」とすぐに返事が返ってきました。主に彼が家事育児をがんばっている疲れもあるのかな?
「1日のうち、あれしてこれしてあっという間に1日経ってしまう」
う〜〜〜ん、母国のゆる〜い生活を思い出しているのかな。
1年半休職してサラリーはないけれど、帰国すれば現職復帰できるといううらやましい状況。
観光もいいけれど、人と話すことが一番楽しいや。
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