桜井・三輪・山の辺の道旅行記(ブログ) 一覧に戻る
 山の辺の道は、『日本書紀』などに「山辺の道上にあり」と記述されているように日本最古の道です。大神(おおみわ)神社は、山そのものが神体として祀られており、『古事記』に三輪山の神が夜ごとにイクタマヨリヒメのもとに通ったと記述されています。長岳寺(ちょうがくじ)は、824年に空海が開基したと言われる格式あるお寺です。本尊の阿弥陀三尊像は、平安時代の作で、初めて玉眼を使っており、鎌倉時代の仏像の先駆けのものです。多(おお)神社は、『古事記』を編纂した太安万侶ゆかりの神社で57体の小神体が安置されています。黒塚古墳は、全長132mの前方後円墳で棺のまわりに三角縁神獣鏡が33枚発見されたことで大ニュースになりました。これらの山の辺の歴史の現場を訪ね、古代史の一端に触れてみました。<br /> 表紙写真は大神神社大鳥居と御神体の三輪山です。

山の辺の道の歴史を訪ねて/奈良県・桜井市、天理市、田原本町

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2013/10/31 - 2013/10/31

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ひま人

ひま人さん

 山の辺の道は、『日本書紀』などに「山辺の道上にあり」と記述されているように日本最古の道です。大神(おおみわ)神社は、山そのものが神体として祀られており、『古事記』に三輪山の神が夜ごとにイクタマヨリヒメのもとに通ったと記述されています。長岳寺(ちょうがくじ)は、824年に空海が開基したと言われる格式あるお寺です。本尊の阿弥陀三尊像は、平安時代の作で、初めて玉眼を使っており、鎌倉時代の仏像の先駆けのものです。多(おお)神社は、『古事記』を編纂した太安万侶ゆかりの神社で57体の小神体が安置されています。黒塚古墳は、全長132mの前方後円墳で棺のまわりに三角縁神獣鏡が33枚発見されたことで大ニュースになりました。これらの山の辺の歴史の現場を訪ね、古代史の一端に触れてみました。
 表紙写真は大神神社大鳥居と御神体の三輪山です。

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
グルメ
4.5
交通
4.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
1万円 - 3万円
交通手段
観光バス 私鉄 徒歩
  •  大神神社(おおみわじんじゃ)ご神体の三輪山。国のまほろば大和盆地の東南に位置する三輪山は、高さ467m、周囲16km、面積350ha、全山松、杉、桧等に覆われ、古来より神の鎮まりますお山として仰がれ、本殿は設けず拝殿の奥にある三ツ鳥居を通しお山を拝するという、原初の神祀りの様が伝えられています。

     大神神社(おおみわじんじゃ)ご神体の三輪山。国のまほろば大和盆地の東南に位置する三輪山は、高さ467m、周囲16km、面積350ha、全山松、杉、桧等に覆われ、古来より神の鎮まりますお山として仰がれ、本殿は設けず拝殿の奥にある三ツ鳥居を通しお山を拝するという、原初の神祀りの様が伝えられています。

  •  大神神社、三輪明神石碑と大鳥居。大鳥居は昭和59年10月13日の天皇陛下ご親拝を記念。またご在位60年を奉祝して建立。昭和60年9月18日着工、昭和61年5月28日竣工。高さ32.2m、柱間23m、柱直径3m、笠木長さ40.86m、在質は耐侯性鋼板、耐久性1300年です。

     大神神社、三輪明神石碑と大鳥居。大鳥居は昭和59年10月13日の天皇陛下ご親拝を記念。またご在位60年を奉祝して建立。昭和60年9月18日着工、昭和61年5月28日竣工。高さ32.2m、柱間23m、柱直径3m、笠木長さ40.86m、在質は耐侯性鋼板、耐久性1300年です。

  •  二の鳥居。

     二の鳥居。

  •  大神神社拝殿、(国重要文化財)。正面に祈祷殿、左に儀式殿、右に参集殿と三つの建物が三輪山を背に西向きに建ちます。使用されている木材は、大部分が台湾杉で、一番太いものは樹齢1500年の原木から用いられています。

     大神神社拝殿、(国重要文化財)。正面に祈祷殿、左に儀式殿、右に参集殿と三つの建物が三輪山を背に西向きに建ちます。使用されている木材は、大部分が台湾杉で、一番太いものは樹齢1500年の原木から用いられています。

  •  食事処・千寿亭で昼食。「そうめんあすか会席」。当所は「三輪そうめん」の産地で、兵庫の「揖保そうめん」とともに関西では名を知られています。

     食事処・千寿亭で昼食。「そうめんあすか会席」。当所は「三輪そうめん」の産地で、兵庫の「揖保そうめん」とともに関西では名を知られています。

  •  高野山真言宗・長岳寺(ちょうがくじ)大門。寛永17年(1640年)の再建。当寺の総門。肘切り門の異名があり僧兵と刀鍛冶の伝説があります。<br />長岳寺は天長元年(824年)淳和天皇の勅願により弘法大師が大和神社の神宮寺として創建された古刹であり、盛時には塔頭48ヶ坊、宗徒300余名をかぞえた。以来幾多の栄枯盛衰を重ねながらも、1170有余年間連綿と法灯を守り続け今日に至っています。

     高野山真言宗・長岳寺(ちょうがくじ)大門。寛永17年(1640年)の再建。当寺の総門。肘切り門の異名があり僧兵と刀鍛冶の伝説があります。
    長岳寺は天長元年(824年)淳和天皇の勅願により弘法大師が大和神社の神宮寺として創建された古刹であり、盛時には塔頭48ヶ坊、宗徒300余名をかぞえた。以来幾多の栄枯盛衰を重ねながらも、1170有余年間連綿と法灯を守り続け今日に至っています。

  •  楼門(国重要文化財指定)。かつては上層に鐘楼が吊られていたために鐘楼門と呼ばれる。日本最古の鐘楼門であり、弘法大師当寺創建当初の唯一の建物です。

     楼門(国重要文化財指定)。かつては上層に鐘楼が吊られていたために鐘楼門と呼ばれる。日本最古の鐘楼門であり、弘法大師当寺創建当初の唯一の建物です。

  •  本堂、天明3年(1783年)に再建された建物で本尊である阿弥陀三尊や多聞天、増長天等の仏像や寺宝類を安置しています。

     本堂、天明3年(1783年)に再建された建物で本尊である阿弥陀三尊や多聞天、増長天等の仏像や寺宝類を安置しています。

  •  長岳寺拝堂。

     長岳寺拝堂。

  •  旧地蔵院(重要文化財)寛永7年(1630年)。当山48ケ坊あった塔頭の内、唯一残ったもので今は庫裡として使われています。室町時代の書院造りの様式を残している。また同時代の庭園があります。

     旧地蔵院(重要文化財)寛永7年(1630年)。当山48ケ坊あった塔頭の内、唯一残ったもので今は庫裡として使われています。室町時代の書院造りの様式を残している。また同時代の庭園があります。

  •  大石棺仏。本堂上手の丘におわす弥勒菩薩の石仏です。高さ2m、幅1.8m、厚さ30cmの花崗岩の石材は、古墳の石棺を利用したものです。まさしく石棺の蓋石であり、その内側に鎌倉石仏が彫刻されています。

     大石棺仏。本堂上手の丘におわす弥勒菩薩の石仏です。高さ2m、幅1.8m、厚さ30cmの花崗岩の石材は、古墳の石棺を利用したものです。まさしく石棺の蓋石であり、その内側に鎌倉石仏が彫刻されています。

  •  多坐弥志理比古神社(おおにますみしりつひこじんじゃ)。一般には多神社(おおじんじゃ)と呼ばれます。

     多坐弥志理比古神社(おおにますみしりつひこじんじゃ)。一般には多神社(おおじんじゃ)と呼ばれます。

  •  多神社鳥居。

     多神社鳥居。

  •  多神社本殿。主祭神は神武天皇他三神、古事記を編纂した太安万侶も祀られいます。

     多神社本殿。主祭神は神武天皇他三神、古事記を編纂した太安万侶も祀られいます。

  •  太安万侶墓誌(レプリカ)。茶畑から発掘された遺骨から出土したもの。

     太安万侶墓誌(レプリカ)。茶畑から発掘された遺骨から出土したもの。

  •  天理市立黒塚古墳展示館。古墳時代初期の前方後円墳である黒塚古墳から1998年に国内最多の三角縁神獣鏡33面、画文帯神獣鏡1面、大量の鉄製刀剣類、U字形の鉄製品などが出土しました。これらの調査成果を公開・活用するために、天理市により、黒塚古墳の周濠だったと考えられる池の東畔の公園内に開設された施設です。

     天理市立黒塚古墳展示館。古墳時代初期の前方後円墳である黒塚古墳から1998年に国内最多の三角縁神獣鏡33面、画文帯神獣鏡1面、大量の鉄製刀剣類、U字形の鉄製品などが出土しました。これらの調査成果を公開・活用するために、天理市により、黒塚古墳の周濠だったと考えられる池の東畔の公園内に開設された施設です。

  •  三角縁神獣鏡説明掲示板。この形式の鏡は、背面に神獣を配し周縁が山形に鋭く尖る形をしているためにこのように呼ばれています。鏡は直径が平均して22cm、重さは1kgにもなり、鏡の裏側には中国の吉祥句を記した文章や神仙、霊獣などが表現されています。古代の首長たちが、鏡に表現された不老不死や神仙思想という中国の思想を受け入れたと考えられています。

     三角縁神獣鏡説明掲示板。この形式の鏡は、背面に神獣を配し周縁が山形に鋭く尖る形をしているためにこのように呼ばれています。鏡は直径が平均して22cm、重さは1kgにもなり、鏡の裏側には中国の吉祥句を記した文章や神仙、霊獣などが表現されています。古代の首長たちが、鏡に表現された不老不死や神仙思想という中国の思想を受け入れたと考えられています。

  •  黒塚古墳発掘副葬品説明掲示板

     黒塚古墳発掘副葬品説明掲示板

  •  黒塚古墳発掘現場(レプリカ)。三角縁神獣鏡(レプリカ)が発掘時を再現しています。

     黒塚古墳発掘現場(レプリカ)。三角縁神獣鏡(レプリカ)が発掘時を再現しています。

  •  史跡・黒塚古墳石碑。

     史跡・黒塚古墳石碑。

  •  黒塚古墳。全長130mの前方後円墳で、後円部径約72m、高さ11m、前方部長さ約48m、高さ約6m、後円部3段、前方部2段で前方部と後円部の落差が大きい。周濠を持っており、葺石や埴輪は確認されていない。

     黒塚古墳。全長130mの前方後円墳で、後円部径約72m、高さ11m、前方部長さ約48m、高さ約6m、後円部3段、前方部2段で前方部と後円部の落差が大きい。周濠を持っており、葺石や埴輪は確認されていない。

  •  黒塚古墳。

     黒塚古墳。

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