インド　ラジャスタン地方旅行記 4日目　ジョドプール観光

2013/08/19 - 2013/08/26

8月22日（木）朝からジョドプール観光。ジャスワント・タダ、メヘランガール砦、旧市街を見て回りました。城から見渡す街は確かにブルーシティでした。

エリア ジョドプール(インド)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 5.0
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 航空会社: エアインディア
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

ホテルレストランで朝食。バイキングでした。オムレツ、フルーツ、トースト、カレー、ナンetc.
　貸切状態でした。私たち2人に対して従業員4人くらい、もう至れり尽くせりで居心地悪いったらありゃしない。

　朝食はどれも美味しかったです。
　
　今朝から2人ともひどく下痢をしてしまいました。大しておなかが痛いわけではないのですが、出発まで数回トイレにいきました。

　

　9：00ホテル出発。今日は現地の解説ガイドさんも最初から同乗してきました。ジョシュアさんという、ちょっと芸人さんのマエダケンに似ているひとでした。

　陽気に英語で話しかけてきましたが、私たちはほとんど英語がわからないので、適当にやり過ごしました。
　インド人の英語は特にわかりにくい、と良く言われますが、確かに発音が独特だし、みんな早口ですね。
　
　とは言っても私はまだ英語圏の国へ行ったことがないので、ネイティヴ英語は聞いたことがありません。インド人がなまっているかどうか、実は良くわからないです。


　まず最初はジャスワント・タダの見学です。カメラ代30ルピー（受付の看板には25ルピーと書いてありました。）
　すでにメヘランガール砦は目と鼻の先でその姿も良く見えています。テンションはかなり上がってきてていますが、まずは落ち着いて美しい墓廟を見学します。ここも階段の下で靴を脱いで上がります。
　外壁の彫刻がとても美しいですね。こじんまりとしているのですが、見ごたえは十分あります。

　朝日を浴びてとてもきれいでした。

　確かお妃さまのお墓だったと思います。こちらは小さな廟でした。

　墓廟のそばには必ず池があるそうです。清めのために利用されていたらしいです。

　いよいよメヘランガール砦見学。カメラ代100ルピー。エレベーターで上まであがりました。

　とにかくでかいです。1日かけて隅々まで探検したいものですが、ツアー日程が決まっているのでそれは無理ですね。こういう時はフリーで来たかったなぁとつくづく思います。
　でも個人旅行でデリーの空港からここまで辿り着く自身はないですね。

ガイドさんが入場手続きをしている間に見上げて撮影。

　高さ１３０ｍの岩山の上にさらに３６メートルにもなる城壁を積み上げたそうな。

　エレベーターで上まで上がると砲台がいっぱいある城壁に出ます。ここからはジョドプールの街が一望できます。青い壁の家々が並んでました。

　ここはターセム・シン監督、「落下の王国」という映画で舞台として使われていました。
　この映画には他にもウダイプールのレイクパレスホテルや、ファテーブル・シークリーなどインドの名建築が沢山出てきます。インド旅行に行きたいと思うきっかけの一つになった映画でした。
　まだ行っていない「アーバーネリーの階段井戸」というところも出てきます。ちょっと離れたところにあってなかなか行けないのですが、いつか必ず行かねばならぬ場所なのであります。

　赤砂岩の壁に細かい透かし彫りが施されています。とてもきれいで感動しました。
　前回のインド旅行でみたアンベール城やアグラ城ともまた違ったゴージャス感があります。

　建物の中には王様たちのお宝が展示してあります。ちょっとユーモラスな顔のライオン。

　名前は忘れてしまいましたが、鏡が張り付けてある小さな部屋。とてもきれいでした。

　ガイドさんは色々説明してくれるのですが、正直言って覚えきれません。まぁ目に焼き付けておけばいいかな、と思っています。カメラの腕もヘボいので実物の良さの半分も記録できていません。

フール・マハル（花の宮殿）
　もうキラキラです。きゃりーぱみゅぱみゅとかと趣味が合いそうな王様だったのでしょう。

　

モーティー・マハル（真珠の宮殿）
　名前は合っているかどうか、自身はないのですが、ここは天井がすごくきれいでした。壁のステンドグラスは素朴な感じ。

　今回のツアーで訪れた場所はいずれも世界遺産に登録されていないスポットです。未だに個人の所有部分があったりするので申請できないのでしょう。

　「別にユネスコ様のお墨付きなんかいらねぇよ」ってことなんでしょうか？
　
　

　若いインド人の団体さんなど、現地の人も結構見学に来ていました。インド人もびっくりなゴージャス砦でした。

　旧市街のサダル・バザールの入口。最初に車で門の中に入って時計塔を１周して出てきました。
　「時間もあるのでスパイスのお店を観に行きませんか？」とガイドさんが進めてきたので行ってみることにしました。
　
　１階は通りに面したあけっぴろげなお店でしたが、案内された地下の狭い部屋は四方の壁がすべてスパイスとお茶の棚になっていて、なかなか本格的でした。
色々香りをかがせてもらって、結局フルーツティー（300ルピー）、ガーリックマサラ（200ルピー）、ベジカレー用マサラ（180ルピー）,合計680ルピーお買い上げ。

　マージンをもらうためにガイドさんが案内する店にしては商品単価が安かったような気がするんですが、あれでちゃんとマージンもらえたのでしょうか？

　そういえば最後に店員がサフランかなんかを勧めてきたのですが、ちょっと高かったので即座に断りました。

　店員さんもガイドさんも、本当はあれを買ってほしかったのかもしれません。空気読めない旅行客で申し訳なく思います。

　広々としたバザールの真ん中に時計塔があります。

　スパイス屋でお土産を買った後30分ほど自由行動になりました。

　地元も人々が買い物してます。このあたりの人は旅行者に対してほとんど声をかけてきませんでした。
　リクシャーの運ちゃんも一応声掛けして見るか、といった程度で、首を振るとすぐにあきらめてくれます。
デリーなどに比べて対人のプレッシャーは弱くなって良いです。

　そのかわり、牛のウンチ地雷は1.5割増しで仕掛けられています。油断できません。

　時計塔が斜塔のように傾いています。撮影ミスでしょう。興奮して歩きまわっているときは大抵こうなりますね。
　

　

　旧市街観光終了後、あわただしくジョドプールを後にします。宿泊したホテルの前で現地解説のジョシュアさんは下車してサヨナラ。

　近くのマーケットで水を1本（20ルピー）購入。ガイドさんは箱で買ってました。
　
　準備完了で我々は一路ジャイサルメールを目指します。

途中の道で牛の群れに何度も道をふさがれました。もう慣れっこになっていて別になんとも思わなくなってしまいました。

　今後インドの経済的発展の足かせになるのは案外この牛さんたちなんじゃないか？とふと思いました。国内流通の効率が著しく低下させられているように思うのですが、どうなんでしょう？

　インド旅行をするとかなり交通量の多い道路の真ん中に牛が悠然と座っていたりするのをよく見かけます。
　道路には車が起こす風のせいで、ハエなどの虫が少ないのだそうです。牛たちはそれをちゃんと知っているらしいのです。ガイドさんが説明してくれました。

　そこまで賢い牛たちなら、自分たちがそこらじゅうでウンコするからハエが多くなるんだってことも、いつか気づいてくれるかも知れません。日本じゃ犬猫だってちゃんとトイレでするんだから。

　途中のレストランでお昼御飯です。インド料理か中華料理か、好きな方を選べるということだったので、二人のお腹の調子から考えて、中華にしました。

　ビール400ルピー、水60ルピー　サービス料23ルピー（もらった伝票にちゃんと記載されていた）483ルピー。

　お土産やチップ、夕飯までケチって貧乏旅行をしてきました。挙句に夕飯代わりの安売りポテチで下痢までしました。

　それなのに昼食でビールを毎回飲んでいました（300〜400ルピー）。インドの他の物価に比べてかなり割高です。

　この矛盾に気付いた私は、これを最後にお酒は飲まないことにしました。ちなみに妻は最初から気づいていたらしいです。

酒飲みである私はこの手の計算が苦手なのでありました。

料理はインド風中華料理で、ヤキソバとチャーハンと揚げた肉にあんをかけたものが出ました。どれもとても美味しかったです。