2013/06/25 - 2013/06/28
780位(同エリア2961件中)
いさをさん
プライベートで関西から出たことがずっとなかったんですが、ついに仙台へもPeachが就航。そんでは、軽くひとっ飛びして1泊2日で行きますか、と。
しかし、最後のトラブルで、旅は思わぬオチを迎えるのでした…。
旅のお供は、前回の台湾旅行より引き続き、ダンボーちゃんです。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 5.0
- 交通手段
- Peach
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
海外には数回だけ行ってますが、実は仕事以外で関西から出たことがないんです。
でも、ここのところ関西空港から出発するPeachの便が増えてきたので、どこか行ってみようと思い立ったのです。ちょうど4月から仙台便が就航したので、ここにしようと。
一泊二日なので、朝便で行って夜便で帰る、時間をフルに使える計画。ちょうどセールで取ったので、値段は往復で7,920円! いやぁ、ホント安くなったものですねぇ。たかが1時間少しの旅。シート狭くても機内食がなくてもまったく問題ない。こうして気軽に行けるのは素晴らしいです。
出発は朝7時台なので、前日から関空入り。前回、台湾旅行のときは空港ホテル取ったのですが、今回はわざわざ取るほどでもないと思い、関空のラウンジで仮眠を取ることに。 -
ラウンジと言うか、まぁ漫画喫茶みたいなもんですね。個室ブース取ったけど、こんな感じ。
パソコンや、携帯が充電できるようなコンセント、セーフティボックスもあるし、リクライニングもできるので、仮眠するには十分かな。 -
夜のおやつに『メゾン・デュ・ショコラ』のエクレア。いや、エクレール・オ・ショコラか(笑) おいしいけど、やっぱ高いってのが本音だなぁ...。
-
ラウンジにはシャワーボックスもあります。KIXカードの会員は300円で、15分間使えるというシステム。15分と言うと短く聞こえますが、ボタンを押して出している間のことで、止めるボタン押したらタイマーもちゃんと止まるので、意外とゆっくり浴びられます。
ただ、タオルはないので持って行ったほうが良い(200円でも販売してますが)のと、エコボトルに入った備え付けのシャンプーやリンスの質はイマイチなのでトラベル用のを持って行った方が良いですね。
しばらく漫画読んで、少し仮眠。翌日の長い一日に備えます・・・。 -
さて、仙台出発当日。朝7時台の飛行機なので、搭乗前に軽く朝ごはん。
前も行った『プロント』はなぜか行列ができてたので、手前の『Departure』へ。しかし、第2ターミナルももう少し発展してくれればなー。全日空と提携解消したエアアジアの誘致を狙っているらしいけど、それが実現すれば、第2ターミナルも少し拡大されるかな? -
早めに搭乗手続きを済ませ、中へ。
時台の便が多いので、かなり混んでますね〜。でも、朝便は1日の行動時間が長くなるので、僕のようなショートトリッパーには嬉しい♪ -
この日はあいにくの豪雨だったので、搭乗口までは傘をさして行かなくてはなりません。傘はもちろん貸してくれるのですが、やっぱり面倒ですね〜。まぁ、安いし我慢。
しかし、さすがに国内はあっという間に着いてしまいますね。イマイチ寝てるヒマもありませんでした。前日ほとんど寝てないのにね(笑) -
仙台空港駅のホーム。何か新幹線みたいでいいなぁ。
関空の駅はどうにも暗くて好きになれません。 -
空港から30分弱で、中心地・仙台駅へ到着!
駅にいた人形。ダースベイダーと伊達正宗のコラボ...?(笑) -
しかし、仙台駅に着いて驚いたのはコレ!
奥に見えるのが駅なのですが、歩道橋が長くてずっと続いてる!何だか、このままどこまでも空中散歩できるんじゃないかと錯覚。 -
駅に着いたのがまだ10時前ということで、2回目の朝ごはんを食べに、駅のすぐ近くにある朝市へ。
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少しうろついていたのですが、関西から来ると見慣れない産地の野菜が並んでて不思議ですね。大阪でもレタスなんかは群馬だったりすることも多いのですが、淡路の玉葱なんかは見かけないですし。当たり前ではあるのですが、何だか新鮮。
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さて、朝ご飯は軽くしか食べていないので、二度目の朝ご飯。朝市の中にある『食べ処 庄家』というお店。ちょっと奥まったところにあるので、分かり辛かった。
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500円のワンコインで海鮮丼♪ なぜか熟れ熟れのトマト(笑)朝というヘンな時間に食べられるし、リーズナブルな割に満足でした。
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二度目の朝ご飯の後は、仙台市内の観光へ。観光にはこちらのバスを使います。
1日乗車券は600円で、仙台の有名観光スポットをグルッと周る、「るーぷる仙台」。レトロな車体がなかなか良いですね。観光気分を盛り上げてくれます。 -
こちらに乗って15分ほど。瑞鳳殿へ。
バス停降りたトコ。Oh...山...(当たり前)
平地暮らしの身には、久々の坂上り。帰り道に気付いたけど、坂上る用の杖が入り口にありました。 -
-
ん〜でも、緑に包まれるのはなかなか心地よいものですね。
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順路に沿って歩いていくと、瑞鳳殿があります。
仙台でもっとも有名な人物、伊達政宗のお墓がこちら。やはり、戦国ファンとしては来ておかねば、と思うんですよね。
さすが、「伊達者」というだけあり、絢爛さと渋さのコントラストが素晴らしい。平日で静かなこともあり、鳥のさえずる声が響き渡る中、しばしボーっとしてました。 -
やがて元のバス停に戻り、「るーぷる仙台」に乗って、次の目的地へ。なお、瑞鳳殿前は毎時15分・45分発なので、観光もそれに合わせると良いですよ。
仙台城跡。日本の城ってけっこう好きなんですよね〜。特に石垣。規則正しいようで規則正しくない、あの並びに人の手というか、ぬくもりを感じるんです。それでいて、完成した形はぴっちりと並んでて美しい。城壁萌え♪ -
そして、やっぱり仙台といえばコレですよね!
政宗公の銅像。雑誌とかだと、まずこの写真、って感じです。みんなこの前で写真撮ってて、東京から来たという女性たちにシャッター押してと言われたので撮ってあげたのですが、僕は一人なのでやめておきました(笑) ← 根性ナシ -
それにしても、ここからの景色は良い!
ちょっとした殿様気分になれるので、仙台城跡はぜひ行くべきです♪ -
そろそろお昼になってきたので、ここから仙台駅に戻り、お昼ご飯。やっぱり仙台に来たら牛タン食べなくっちゃね!ということで。グランフロントが出来て、有名な『利久』は大阪にもあるので、他がいいよね〜と。
ランチタイムがギリギリ終わるくらいだったので、仙台エスパルという、駅前の商業施設のチカ1Fにある『青葉亭』へ。 -
おっきな牛タンが食べたかったので、牛タンステーキセット(1,575円)。おおー憧れの薄くない牛タン!ってほど大げさなものでもないんだけど(笑)
ちなみに、仙台牛ってほとんどアメリカ産なんですね。有名なブランド牛、米沢牛あたりのタンは、料理に向いてないそうで。せっかく良い牛があるのに勿体ないな〜と思ってたのですが、肉牛と乳牛があるように、肉用とタン用があると思えばいいのかな?
さ〜て、お昼ご飯も食べたし、ここからが食旅の本番ですよ!(笑) -
仙台駅で牛タン食べた後は、地下鉄に乗って勾当台公園駅へ。知らない町の地下鉄って何か新鮮だわ(笑)
ここに来た理由。それは牛タン以外に、仙台に来た以上、もう1個食べておきたいモノ、ずんだ餅を食べに来たのです。
趣きある外観の『彦いち』という甘味処。店内もなかなか味があって良いですねぇ。人気店らしいのですが、平日の昼間なので、少し混んではいましたが、待ち時間はナシ。こういうのこそ、この仕事のメリットですな。 -
もちろん、食べるのはずんだ餅。いや、メニュー名は「づんだ餅」ですが。枝豆と砂糖のずんだ餡を餅にかけたスイーツ。
ずんだ味って和菓子とかでたまに食べるんですが、あの甘味と青さのある苦味の交じり合う感じが結構好きなんです。
...が、食べてみて気付いた!
僕、ずんだ味が好きなだけで、食感あんまり好きじゃなかった...。うん、今度からはずんだソフトクリームにでもしよう(笑) -
次の目的地に向けて商店街をフラフラ。
初めての国内旅行で驚いたのが、当たり前ですがiphoneの3Gが使えるんですよねw そもそもiphoneに変えたのも海外旅行のためだったので、旅行時に普通にマップで現在地を確認しているのが不思議な感じ(笑) -
次の目的地がコチラ。
パティスリー『カズノリ イケダ アンディヴィデュエル』。
2011年にオープンした、仙台で話題のお店。以前、お土産をいただいて、とても美味しかったもので、自分でも行こう!と決めていたのです。 -
『サダハル・アオキ』で修業したということで、白を基調としたインテリアの中、カラフルなケーキがケースに並びます。
スペシャリテも、やはりエクレアらしい。けど、あんまりエクレア好きじゃないので、生ケーキ2点をチョイス。イートインもあるけど、ちょっとゆっくりしたいので、宿泊するホテルでいただきます。 -
ミルフィーユ(フランスぶってミルフォイユとか言わないよ。だって片仮名だもの)は、パリッとした皮の食感が良い。薄いんだけど、薄すぎず。確かに薄いフィユタージュは心地よいけど、適度な食感が欲しい派なので、これくらいが好き。そして、クリームの風味が良い。しっかりとフランス風味を感じます。
-
こちらは、仙台の雑誌か何かとのコラボ商品だったと思います。酸味の利いた、鮮やかな味のムースと、粉の風味も豊かなタルト生地が美味い。
どちらのケーキも『サダハル・アオキ』譲りの、しっかりした甘味なんだけど、一本の線が通っているような、もたっとしたところがない甘さなんですよね。だから、強い甘味なんだけど、重くはない。
あと、個人的には値段もかなりリーズナブルなのが嬉しい。おかげでけっこう買い込んでしまいました(笑) -
さて、おやつも食べた&買ったので、本日宿泊するホテルへと参りましょう。
仙台で最新の高級ホテル、「ウェスティンホテル仙台」です。仙台トラストシティという施設の中にあり、3年前にオープンした、東北唯一の外資系都市型高級ブランド(※外資系ホテルではない)ホテル。
オープンから半年後に起こった東日本大震災の際には、地域住民にホテルを開放し、地域の人たちにはとても感謝されたと、タクシーの運転手が言ってました。仙台でも随一の高さを誇る37F建ては、仙台城跡からもひときわ目立ってます。 -
正面玄関を入るとベルデスクがポツンとあって、フロントへはエレベーターで26Fへ。
何となくですが、インテリアは大阪だとインターコンチネンタルっぽい? 同じスターウッドの新しいホテルでも、セントレジスとはちょっと違う、モダンな感じ。 -
こちらがフロント(右側)と、エグゼクティブラウンジ、そしてロビーラウンジ。天井は高くて気持ちいいですし、今っぽい高級感ですね。
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部屋は30Fくらいだったかのスーペリアツインルーム。一人だからダブルでも良かったんだけど、禁煙がなかったそう。42?あるので、大きなヘブンリーベッドが二つ入っても広い!インテリアも落ち着いた色使いで、質感も良いですね。
テレビの下の収納にポットやミニバーが入ってるのですが、天板がスッキリしてるのがいいですね〜。コンプウォーターが2本あり、これまたコンプのフレンチプレスコーヒーが意外とおいしかった。 -
デスクはちょっと変わった、丸いもの。大きさ的にはやや小さめかな。仕事をするには、ちょっと辛いかも。椅子は見た目よりだいぶ座り心地が良いです。
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窓際のソファとミニデスク。ビミョーに右側の壁が邪魔ですが、こうして大きな窓から景色を眺めるには、やっぱりこういうソファが良いですね。
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その景色がこちら。ちょうど真ん中が仙台駅です。このホテル、ほんの少しだけ駅から歩きますが、じゅうぶん徒歩圏内。個人的には駅前の騒がしいホテルより落ち着いたホテルが好きなので、これくらいの距離がベストだと思います。
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バスルーム。すべてのタオルが4セットも置いてあるのには驚いた。一人だけど(笑) シンクは一つですが、バスタブも広いですし、シャワーブースもある。また、シャワーブースのシャワーヘッドはレインシャワーにもなるくらいのサイズ。ただ、この部屋との仕切りが、本来は透明のガラスなのに、
わざわざ見えないようにするシートを貼ったのはなぜだろう?せっかく外まで見えて明るいのになぁ...。仙台では受けないのかな?
さて、一通り部屋を探検した後は、ホテルに着くと必ずやる、アイロンがけ(笑)ディナー用の服...ってもカジュアルなものですが、やっぱりかけておきたいもので。アイロンは部屋に備えつけ、しかもコードレスの新しいものだったのでかけやすかった。
そして先ほどの『カズノリ・イケダ』のミルフィーユをおやつ(二度目)に食べて、昼寝でもしようかなーとベッドに横たわってみたが、目がさえて眠れない。まあ、そもそも旅行に来て昼寝してるってのもどうかと、よくツッコまれるんですが...。 -
というわけで、せっかく地方唯一の高級ホテルに泊まってるんだし、ホテルライフを満喫しよう!と思い立って、館内のスパへ。一度、勉強にこういうホテルステイもしておかなくちゃね、と思ってたもので。
スパはロビーと同じ26Fにあります。施術前のリラクゼーションルーム。雄大な景色とハーブティーをいただきます。 -
ディナーは一か月ほど前から19時に予約してるので、その時間に合わせて短めのボディトリートメントを受けることに。
こちらがトリートメントルーム。一つ一つの部屋にシンクやシャワーまであるのね。日本のホテルでこういうところには来たことないので驚きです。
アロマオイルのトリートメントを受けたのですが、いやいやコレがとても気持ち良かった。前後のゆったりした時間といい、ホテルでのスパに嵌る人の気持ちがわかりますw いい勉強になりました。
あと、ホテル全体のスタッフは若い人も多いのですが、東北唯一の外資系ブランドホテルということもあり、いい意味でプライドがありますね。「ここで働いている自分、イケてる」的な(笑) そのおかげで、ホテル全体としてサービスと客の関係が上手くいってる気がします。こういうホテルを見てると、同じ仕事をしている身として羨ましく思います。 -
さて、続いてはディナーへ。仙台でいま話題のフレンチ?イノベーション?レストランです。
仙台行くと決めたとき、当然まず考えるのは「ご飯なに食べよう?」。一泊二日の旅程で、昼と夜がおよそ3食。1回は牛タン食べるとして、残り2回。海外なら当然フレンチ食べるけど、国内地方ってそれほど興味わかないしなぁ...なんて思ってたんです。でも、牛タンばっかり3回食べるわけにもいかんし、かと言って他に食べたいものはナシ。
んじゃ、フレンチにしますか!ということで選んだお店が、この『ナクレ』。仙台にできた新星フレンチで、マニア(笑)からは注目の的のお店です。
ウェスティンホテルでのスパ後に、ちょい急ぎ目で。ホテルからは徒歩10分とかからず、住宅街のような一角の2Fに灯りがひときわ。傘はホテルで借りたのですが、なかなか大きくて使いやすかった。 -
店内は15席もない、小ぢんまりとした空間。サービスは2名体制でしたが、この日は2卓のみの稼働でしたので、まぁ、ほぼ付きっきりです(笑) お一人ぼっち様なのに(笑)
-
いやぁ、広いテーブルにお一人ぼっち様のショウプレート。シャガールの「めぐり合い」が描かれてるけど、誰にもめぐり合ってません(笑)
さて、こちらのシェフはパリの「アストランス」等で修業したということで、料理はいわゆるモダンフレンチ...というか、ミシュラン的に言えばイノベーション? 皿数多めの、昼・夜ともおまかせコース1本という仕様です。苦手なものや来店履歴を電話の際に聞かれるのも、最近の仕様ですね。夜だしホテルも近いので、安心してシャンパンでスタート。 -
料理は掻い摘んでご紹介。詳しくはブログで⇒ http://oishiikansai.com/2013/08/130626nacree.html
・公魚のフリット
シャンパンのアテにと置かれた一皿。途中、これをちょくちょくつまみながら。どうでもいい話なんですけど、小学校のころからワカサギ好きでした。
たぶん、面倒くさがりだから、骨の食べられる魚が好きだったんでしょうね(笑) -
・鯖の低温調理、ラルドと春菊のソース
鯖アレルギー持ちの相方といるときは絶対に食べられない料理。そんな理由で、鯖食べたの何年ぶりだろう...? 少なくとも10年以上。久しく食べてないけど、味は覚えてるもんですね。火入れも良く、なにより鯖の青さに、思いのほかラードが合う。違う方向性の旨味を、うまく一本化するシェフの腕に驚きです。加えて、ソースのおいしさも。 -
・時鮭と九条葱
これが一番印象に残っている料理。時鮭の美味しさはもちろん、素材が持つ力なのですが、それが霞む...といっては語弊があるかもしれませんが、忘れてしまうくらい、葱がおいしかった。その甘味、そして旨味は、魚や肉の旨みとはまた違う、包み込むようなもの。フレンチのようでもあり、和食のようでもあり。素晴らしい一皿でした。 -
デザートは一気に5品が出てくるスタイル。
フロマージュブランのアイス、チョコタルト、エスプレッソのソルベ、蜂蜜のマドレーヌ、フルーツ。
どれもレベル高いです。そして、フルーツもとても良いもの使ってます。
贅沢というものをよく知っているシェフですね。
皿数が多いので、満腹感はハンパない。
料理も僕の好みとは違うけれども、本当に素晴らしいと思います。
素材はもちろん、調理技術、そしてその背後にあるしっかりした考え方。
まして、東京の1/10とも言われる大阪より、さらに商業スケールの小さい(失礼)仙台で、
こういうモダンな料理を、安くない価格で貫くところには大きな敬意を払いますね。
ぜひ頑張ってほしい1軒です。
また、サービスについても、若いけど柔和で適度にフランク、いい感じの方でした。
この辺りも、好みと違う料理にも関わらず、高い満足度に影響してると思います。
また仙台に行くことがあったら、行ってみたいと思います。 -
1日目の最後はウェスティンホテル仙台からの夜景で。
繁華街も夜景を作る高いビルもないけれど、むしろそれが街を見下ろす感覚につながってて良いものです。
観光⇒牛タン⇒スイーツ⇒ホテルのスパ⇒フレンチ⇒高級ホテルに宿泊と、仙台のラグジュアリーを満喫した感じのする1日でした。
一人だけどwww -
翌朝、朝食は宿泊しているウェスティンホテル仙台のレストラン『シンフォニー』で。
26Fなので遮るものもなく、天井も高くて朝陽が燦々と入る開放的な空間。建物やソリッドなところはモダンな雰囲気ですが、料理の並べ方やインテリア自体はWホテルのようなチープさがなく、いわゆる高級ホテル、といった印象です。客層も意外に外国人の方が多かったですね。 -
パンのゾーン。種類も多く、味も良かったので、帰りに1Fにあるショップで少しパンを買って帰りました。
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料理はコレ!っていうのは正直ないんだけど、種類も多く、それぞれの質はちゃんとしてますね。もちろん、目の前のオープンキッチンで焼いてくれるオムレツもあり。蒸し野菜などもあって、肉・魚系より野菜が割と充実してる印象。
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仙台名物、笹かまなんかも、もちろんあります。あと、リンゴジュースが同じ東北地方の青森県のもので、すっきりした甘さが朝の目覚めにぴったり。
動き出す仙台の街を見下ろしながらの朝食、オススメです。 -
さて、2日目の行動を開始です。
ホテルはいったんチェックアウト、荷物だけベルデスクに預けて仙台駅へ。松島に行くということは決めていたものの、実は何駅かよく調べていなかった(笑)というのも、JRの駅に「松島」と「松島海岸」とあるんですよね。よくわからんので、駅員さんに「観光地はどっちが近いですか?」と聞いて、
仙石線の松島海岸駅の方が近いということなので、こちらへ。
いや、なぜこの看板を撮ったのかって、このズラッと並んでる駅でどこに止まるのかが一発で分かるのが便利タだなーと。コレ、旅行者にとって、とてもありがたいですね。まぁ、あっても間違えるときは間違えるんですけどね...(前フリw) -
30分強で、松島海岸駅に到着。小さな駅ですが、駅からもう海が見えてていい感じです。響くセミの声も心地よく感じます。
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さて、まずは円通院へ。伊達政宗の嫡孫、光宗の菩提寺だそう。
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いろいろ見るべきものはありますが、まずはこの石庭、「雲外天地の庭」。
外国人の方なら歓喜しそうな、「禅(ZEN)」の空間。松島湾の七福神の島を表現したという美しい庭園は、季節が変わるとまた違う美しさがあるんでしょうね。
この「雲外天地の庭」自体は大きくないのですが、深遠さを感じます。 -
もう一つ、僕的に面白かったのがこちら。
よくフランスの宮殿などで見るようなバロック式庭園が、こんな寺の中に!このミスマッチでもあり、美しくフュージョンしているようでもあり。何ともいえないバランス感がたまりません。
なんでも、日本にバラを初めて持ち帰ったのが、伊達政宗の命でヨーロッパまで行った支倉常長だそうで。それを記念して、このバラ園が作られたとのこと。
しかも、この写真の奥はごく普通の、日本式墓地があるというのがスゴイ。
みなさま、どうぞ安らかにお休みください
この後、予定では瑞巌寺⇒伊達政宗歴史館の予定だったのですが、瑞巌寺は本堂改装中でイマイチ入る気がせず、歴史館は何かビミョーに1,000円が高いなーと思って入らず(笑) -
海岸沿いを歩き、松島といえばココ、駅の表示にもあった五大堂へ。海にポンポンと飛び出した島を三つほど渡って行きます。
この端、渡るべからず、って感じの橋。「五大堂へ行く際に、足元を見て気を引き締めるために造られた」のだそう。確かに、油断してると落ちそう。 -
そしてこれが五大堂。
瑞巌寺、行かなかったけど、ココも瑞巌寺の一部らしいので、行ったことにしよう(笑) -
ここから反対に向くとこの景色。松島や ああ松島や 松島や
この松島らしい風景見ると、あなたもきっと詠みたくなります(笑)
ちなみに、松尾芭蕉ではないですよ。この句。もう少し人が少なければ、ちょっとココでボーっとしたかったんですけど、平日の昼間にも限らずけっこう人多かったので駅方面へ移動。 -
観瀾亭。
-
ココから見る松島もなかなか乙なもんですね。
こちらでお茶なんかもいただけるらしいのですが、暑かったのでパス。 -
この左にある「御座の間」は、国宝の画があって撮影禁止なのですが、なかなか絢爛で見ごたえがありました。
しかし、こうして振り返ってみると、適当な観光してますねぇ(笑) さて、そろそろお腹も減ってきたので、お昼ご飯へ。 -
お昼も回り、お腹も減ってきたのでお昼ご飯...と思ったのですが、松島は観光地ということもあって、イマイチ惹かれるお店もなく。さりとて、昨日に名物(牛タン)も好物(フレンチ)も食べたし...。それに、もう松島で見るべきものもないし、ということで、電車に乗って少し戻り、本塩釜駅へ。
-
ここには、駅からすぐ近くに、「寿司街道」と呼ばれる通りがあるらしく。そもそも、塩竈市は、人口あたりの寿司店舗数が日本一らしい。っていうか世界一か。
いくつかある中から選んだのがこちら『鮨 しらはた』。
ほっそ長いビルがまるごとの模様。1Fがカウンターになっているのですが、平日お昼にも関わらず飲んだくれている親父たち(笑) あとは観光客が半分って感じでしたね。 -
上にぎりくらいだったかな? 安くもないけど、高くもない。寿司のことは正直よくわからないけど、一つだけ確実に言えるのは山葵が強い。というか、多い?
白身や海老なんかはちょっと強すぎて、うーんでした。逆に、中トロはこれくらいでも問題ないかなぁ。赤味と共に、確かにマグロは美味しかった。でも、一番おいしかったのは鉄火巻き。これだけは、いままで食べたものより、格段に美味しかったな。(そもそも外であんまり鉄火巻き食べた覚えないけどw)
あと、デザートのシャーベットも、寿司屋とは思えない美味しさでした。 -
さて、別に寿司を食べるためだけに、わざわざ塩釜まで来た訳ではありません。先ほど陸側から見た松島の風景を、今度は海側から見てみようと思ったのです。
というワケで、駅から約1km、途中で見つけたお店で笹かま買いつつ、テクテクと歩いてこちらまで。
船っぽい形をしたマリンゲート塩釜。 -
よく考えたら、船乗るのって、2009年の東南アジア旅行以来? とにかく久々に乗るので、何かテンション上がります(笑)
ん〜それにしても、やっぱり港というか、海はやっぱ気持ちいいですね〜! 天気も良く、青い海が心まで染みわたるかのよう。やっぱ神戸育ちだからですかね?(実家は山の中だけどw) -
今回乗ったのは「芭蕉コース」というもので、松尾芭蕉が見た松島の風景を間近で見られるというもの。大人1,400円(2等)で、約1時間弱の遊覧コースです。
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船の中はこんな感じ。見所は左右に分かれてるので、どっち側に座るか悩みます。
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出発するとすぐに、船内でかっぱえびせんを売り出し、これは船についてくるウミネコに餌としてあげることができます。
怖いんでやらないですけどね(笑) -
キャッチの瞬間を激写!w
いや、すごいですね、見事に餌だけをかっさらっていくその飛行技術。 -
やがて船は湾を出て、少しの間だけ外洋へ。これ、出た途端に、こんなに波が違うのかと驚きます。ぜんぜん揺れ方が違いますから。湾ではふわふわ浮いてたのが、いきなり揺らされる感じ。
俗に808個あるという松島(実際は260くらい)でも、もっとも有名で写真などでもよく使われる鐘島。4つの穴が見えるのは本当に一瞬だけだそうで、その瞬間を激写。
しかし、このように穴があいている島はかなりあるのですが、東日本大震災の際、かなりの島の穴が崩れてしまったそう。本当に、自然の力というのは恐ろしいものです・・・。 -
そして、海側から見る五大堂。ウミネコが出迎えてくれるかのように飛んでます。(実際は乗船者が餌をくれるのを待っているだけw)
1時間ほどの遊覧で、松島港へ戻ってきました。この港のあたりは震災でも特に大きな被害はなかったらしいのですが、途中に通った外洋側の島には、やはり津波がすごかったそうで・・・。いまだに島ごと避難しているところもあるそうです。まだ余震がときどきありますが、収まることを祈ります。 -
さて、瑞巌寺の参道にある、伊達政宗の有名な言葉を貼っておきましょう。「馳走とは旬の品をさり気なく出し、主人自ら調理して、もてなす事である」など、料理についていろいろな言葉を残した政宗が、遺訓として残した言葉。
「朝夕の食事はうまからずともほめて食うべし」
まぁ、実際には「元来客の身なれば、好き嫌いは申されまじ」という続きがあるんですが、自分自身も含め、食べ物ブログ書いてる人は肝に銘じておくべき言葉なので、あえてココだけを抜き出しておきましょう。
母親に毒盛られた政宗に言われても・・・って気もしますが(苦笑)(※創作説あり) -
松島から電車で30分ほどかけて、仙台へと帰還したのは17時過ぎ。飛行機は行きと同じPeachで、20:45仙台発。まだ時間はあるので、少し早めの晩御飯を食べることに。せっかくだし、もう一度ローカルフードをと、牛タン。
仙台駅から何かないかな〜とウロウロしてて通りすがりに入ったお店なのですが、この『東山』というお店が、なかなか美味かった。 -
「牛タンと仙台牛を贅沢に味わう」と題された、定食1,880円。テールスープももちろん付いてます。前日に食べた『青葉亭』と違ってこちらは切られたものですが、その柔らかさに驚きます!
もちろん、柔らかければ良い訳ではないのですが、肌理が細かいというのでしょうか。とにかく、牛タンのイメージがちょっと変わりました。米沢牛ももちろん美味。霜降り肉はこれくらいの少なさがちょうど良いですわ・・・。 -
さて、晩御飯も食べたし、そろそろ荷物を受け取りにウェスティン仙台へ・・・と思っていたのですが、仙台であと一個だけ寄りたい店があったので、行くことに。
ウェスティン仙台も入ったトラストシティの中にある、ショコラティエの『ジャック・トーレス』ショップ。ショップというか、なぜかフォトスタジオにちょこっと併設されてるという不思議なお店。数年前に、阪急のイベントか何かで来てて、とてもおいしかったので覚えていたのです。
しかし、意外とというか、商品の値段が高い...。 -
とりあえず、ショコリキサーを。うん、確かに某ゴ○ディバより美味しいな。でも、冷たいとイマイチ味がわらかないってのが正直なところ。ジャンポールエヴァンのアイスくらい濃いと別だけれども。
-
まぁ、せっかく来たしと、タブレット的なチョコレートも購入。これが意外に美味い。なにせ、普通のタブチョコと口どけが全然違う。そして、カカオの風味と、迫り来るような旨味、ミルクのなめらかさ。ピュアな食後感のチョコでした。
-
さて、ウェスティンホテルに寄って、チェックアウト時に預けておいた荷物を受け取って空港へ向かいます。飛行機は夜、20:45に仙台を出発。この飛行機に乗って帰るわけですね・・・
って、あれ...?
外が・・・明るい・・・よ・・・?
飛行機の時間は20:45じゃ・・・?
そうなんです。
実は
飛行機に乗り遅れました!wwwww
いやですね。仙台駅から空港に向かう電車でですね、寝てたんですよ。どうせ空港線で終点まで行くしね〜と。
ところが、その電車、乗り間違えてたんですよ・・・。関空みたいな感じで、仙台空港への電車は空港へ向かう路線が途中で分かれてるんですね。それで、見事に乗り間違えてしまった。
起きたら亘理(わたり)って駅で、「ココどこ・・・?こんな駅あったっけ・・・?」ってなったんです。とりあえず降りて、駅員さんに「ココどこですか?」と聞いて、ようやく事態を把握。時間がないのでタクシーでぶっ飛ばしてもらったんですが、あと5分。そう、あと5分間に合わなかったんです。
大阪行きの最終便のため、カウンターに人もいないので、交渉の余地なんてない。とりあえず、翌日の便で帰らなきゃいけないので、急いで電車で仙台駅まで戻り、漫画喫茶を見つけて、翌日の便を予約。これがしかも朝イチの便しか空いてやがらない(笑)夜便だったらもう1日遊んだつもりでホテル取ろうかな〜と思ってたけど、もうわざわざ動くのも面倒だし、泊まりたいホテルもなかったので、そのまま漫画喫茶で数時間を過ごし(「キングダム」全巻読んだw)て、翌朝の便で帰ってきたというわけです。
いやぁ、なかなか乗り遅れる体験ってのもできないので、貴重な経験をしましたwww
しかし、Peachって前日でも12,000円ちょいで仙台⇒大阪間の片道取れるんですね。思ったより安かったのは幸いでした(ちなみに、行きはセールで取ったので4,000円)。便を取るときにANAやJALも見たのですが、これが一番安かった。何だかんだ言っても、LCCは安いんですね。
さて、そんなこんなで、最後にオチがついた仙台旅行もこれで終了です。たくさん美味しいものも食べたし、仙台らしい観光もした。高級ホテルにも泊まって、スパも最高に気持ちよかった。最後に失敗をしてしまいましたが、まぁ、オチもついたし(笑)、仙台はとても楽しかったです!
まだまだ復興が進んでいないところもありますが、こうして魅力的な街だと訴えることで、少しでも力になれればと、観光業界に身を置いている人間として思います。
仙台、ありがとう!
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この旅行記へのコメント (2)
-
- ぴぴまるさん 2013/09/09 08:02:06
- 楽しく拝見しました☆
- いさを様
おはようございます。
いつもご投票いただきありがとうございます。
いさをさんの写真はマカオの天主堂ですよね、先日マカオに行ったのですがとても楽しい街で好きな街となりました。
さて、仙台旅行記とても楽しく拝見しました。
ピーチでかなりお安く行けて羨ましいです。
そして、お料理がどれも美味しそうですね。
コメントもとても詳細で。
ウェスティン仙台、とてもきれいでいいホテルですね。
仙台へはなかなか行くチャンスがないのですが、そういえば福岡からはスカイマークが就航していることを知り、私も一度行ってウェスティンに泊まってみたいです。
*私も飛行機に乗り遅れたことがあります。
最終便だったので振り替できず、翌日便で帰ったことがあります。
あの時は悲しかったです〜。
それではぴぴまるでした。
- いさをさん からの返信 2013/09/10 22:38:10
- RE: 楽しく拝見しました☆
- こちらこそ、いつも楽しく拝見させていただき、有難うございます。
マカオはいい街ですね。まだまだ大きな可能性もあって、また行ってみたい街です。
仙台、とても楽しかったです。ホテルステイを楽しむにも良かったですよ。ぜひ行ってみてください☆
そして飛行機に乗り遅れないように(笑)
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