2013/07/09 - 2013/07/21
878位(同エリア1804件中)
Puさん
7月14日(日) クルーズ5日目。
サンクトペテルブルク滞在2日目です。
この日は前日とは違い現地ガイドさんは付きません。
ふたりだけのロシア観光は少し緊張しましたが、前日にガイドさんからいろいろ話も聞いていたし、カナルクルーズを予約して頂いていたので心強かったです。
この日はサンクトペテルブルクの市街を散策。
エルミタージュ美術館に結構時間を取られてしまって、他の場所を回る時間があまりなかった事が少し残念でした。
今回は私たちだけだったので市街までの足をどうするのか・・・
タクシーは高いので、港のターミナルビル前から出るバスで市街まで行くことに決めたのですが。
いろいろありまして、珍道中になりました。
なかなか楽しかったです。
サンクトペテルブルクは街全体が美術館のように美しい建物が並び、素敵な街でした。
エルミタージュ美術館は冬の宮殿でしたので、宮殿の高さよりも高い建物は建てることができなかったそうです。
建物の高さがみんな揃っていて、パステルカラーと青い空とのコントラストが美しい。
この風景を見ながらのカナルクルーズもとてもよかったです。
また機会があればぜひもっとゆっくり回りたい街でした。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 50万円 - 100万円
- 交通手段
- 船 徒歩
- 航空会社
- JAL
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
朝食後、昨日と同じように8時には下船しました。
今日もほとんどの人が船のエクスカーションに参加する中、私たちは単独でサンクトペテルブルク観光です。
入国審査は昨日経験済みなのでそれほど緊張せず通れました。
港のターミナルビルで市街までの足をどうするか?
いろいろ悩みましたが、タクシーは高くつくし不安なのでターミナルビル目の前から出ているバスにしようということに。
停留所を探しに行った彼が「もうすぐバスが来るから」と呼んでいるのでそちらに駆けて行こうとしていたら突然誰かに呼び止められました。
彼が心配して走ってきます。 -
私を呼びとめたのは、今朝着岸したばかりの同じホーランドアメリカラインのロッテルダム号の乗客夫妻。
話を聞いてみると、自分たちもサンクトペテルブルク市街に行きたいのだがタクシーは高いので乗り合わせて行かないかということでした。
私たちにとっても悪くはない話ではありましたが、このご夫妻が信用できるのかがちょっと確信持てず・・・少し話してみて悪い人たちではなさそうということで乗り合いでタクシーに乗っていくことになりました。
ご夫妻は体の大きいイスラエルからいらした方たち。日本にも2度来たことがあって京都や広島に行ってとてもよかったと言ってくれました。
彼が入国審査の出口にいる手配係りの女性に言ってタクシーを呼びました。料金は決まっていてここから市の中心までで25ユーロだそうです。
4人で乗り込んで、彼は助手席、私とご夫妻が後部座席に。
あまりにも窮屈すぎました。ご夫妻はとっても大きい。横にも縦にも。
私はあまりの圧力で冗談抜きで息が苦しくなるほどでした。
運転手はピアスをしている今どきの若者くん。
大丈夫か?心配になりましたが、この彼、とってもいい子でした!
私たちは美術館やクルーズを終えてだいたい16時過ぎにまたタクシーで戻りたかったので、帰りもピックアップしてもらえないかとダメ元で運転手の彼にお願いしてみました。
で、運転手くんは承諾。イスラエルからのご主人もこの話に乗りたいと言ったのですが、奥様は「16時過ぎまでなんてそんなに長い時間待てるはずないじゃない。まだ9時過ぎなのよ!」とご主人にキレ気味。
そんなこんなで、待てないようなら先に帰るという事をお互い確認し合い、ご夫妻とは16時半に一応落ち合う約束をして別れました。
写真は宮殿広場の西側で、ご夫妻とタクシーの運転手くんとの待ち合わせ場所です。 -
タクシーを降りご夫妻とは別行動に。
私たちはまず宮殿広場へ。
まだ朝が早いのか、人が居ません。
アレクサンドル円柱。 -
宮殿広場。
広いです。
革命時には、革命兵士たちがここからエルミタージュ美術館(当時の冬宮殿)に進撃していったとのこと。そんなことを想像すると、なんとなく違って見えますね。
今はガランとしていて数えるくらいしか人は見当たりませんが、午後にはものすごい人数の観光客と馬車、宮廷衣装を着た写真モデルなどで溢れていました。 -
宮殿広場前のエルミタージュ美術館。
入場は10時半からなのでまだ時間があります。
先に血の上の救世主教会に向かうことにしました。 -
スパース・ナ・クラヴィー大聖堂(血の上の救世主教会)です。
サンクトペテルブルクでは、ぜひ来たかった場所なので実現してうれしかったです。
玉ねぎのクーポラはモザイクで色もかわいらしく。素敵です。
こちらは10時からの入場。
それまでに写真を撮り、チケット売り場に並びました。
観光客とは明らかに違う地元の信者の方たちも大勢並んでいました。 -
運河に架かる橋からの教会。
昨日案内してくださったエレーナさんのお話では、ソビエト連邦時代には人々は教会に礼拝することが禁じられ、教会は他の施設として使用されたとか。
どこの教会も修復して今の姿になるまで大変だったということでした。
市街には、まだ修復されず窓ガラスも割れたままの教会が残っていました。
この美しい教会が、再び人々が信仰できる教会として元通りになって本当によかったと感じました。 -
教会内部は眩いばかりの金とモザイク画で装飾されていました。
圧巻です。
クーポラの真下です。
多くの信者の方たちが礼拝しているので、写真は数枚だけにして遠慮しました。 -
モザイク画です。
とっても細かく作られています。 -
11時、いよいよエルミタージュ美術館に入場です。
あらかじめオンラインチケットを取っていたので、通常入口には並ばずにアーチの下のオンラインチケット専用窓口でバウチャーをチケットに替えます。
通常入口はすでに長蛇の列ができていたので、これに並ばずにするっと入ることができてよかったです。 -
まず入ってすぐの大使の階段。
白い大理石の階段に真っ赤な絨毯が映えます。
中はやはり人が多いですね。 -
大使の階段の吹き抜けです。
この階段だけ見ても、当時のロマノフ王朝の繁栄を物語っていますね。 -
階段の天井画「オリンポスの山」。
天地創造に似ているような・・・
エカテリーナ宮殿と同じようにまばゆいくらいの金装飾です。 -
部屋の名前は分かりませんが、たくさんの絵画がありとても一枚一枚見ていく時間がありませんでした。
ガイドさんが付いているグループはだいたい大まかに説明しもらっていましたが、全室見ていくには時間がかかるでしょうねえ。 -
小イタリア天窓の間。
天窓があって明るいホール。天井や壁も美しい。
絵には全く詳しくない私。
1枚1枚見ていく時間もないのでさらっと流して見ていったのですが、絵よりもどうしても天井やテーブルなど装飾品に目が行ってしまいます。
写真にはありませんが、大イタリア天窓の間には孔雀石の壺が置いてあり本当に綺麗でした。 -
図書室。
他の部屋とは趣が違いました。
どういうわけか、ハリーポッターの魔法学校を思い出してしまいました。 -
レオナルド・ダ・ヴィンチの部屋。
「リッタの聖母」と「ベヌアの聖母」の絵画の前はいつも人だかりが。
見ているとすぐ後ろに列ができてしまって、ゆっくり鑑賞する時間はありませんでした。残念。 -
中階段。
エルミタージュ美術館と言えば。
昔、ネズミ退治のためにネコを飼ったとか。
今、何十匹にもなったネコたちは地下で大切に飼われ、日々、地下をパトロールしているという話も。
3月には地下のネコの住処を見学するツアーもあるとか。
私は特にネコ好きではありませんが、機会があればネコたちに会ってみたかった気もします。 -
パヴィリオンの間から中庭を見ます。
空中庭園はとても美しかったです。 -
パヴィリオンの間の床。
ギリシャ神話のモザイク画。
どこまでも凝っています。 -
14時前。
美術館を出てランチに向かいます。
美術館はまだまだゆっくり見たいところもあったのですが、かなりお疲れ。
とても時間が足りません。
集中力も持続しません。
ひと通りは見たので良しとします。
ランチは昨日ガイドのエレーナさんに教えて頂いたピローグお店「Stolle シュトーレ」。
ピローグは、ピロシキよりも大きなパイで、店員さんが大きなナイフでザクザクと切り分けてくれます。
調べてみるとなかなか有名なお店だったのですね。
最初、お店の看板を見つけてもどこが入り口なのか分からず少しウロウロ。
やっとお店に入ってもカウンターには長い列。
おまけにエアコンが付いていない?と思うくらい暑かったので断念しようかとも思いましたが頑張って並びました。
カウンターで注文、受け取って奥のテーブルを探します。
ラッキーなことにテーブルも空いていて、それほど時間もかからずテーブルに付けました。
奥の席はエアコンもばっちり効いていました。
サーモンのピローグとサラダとビール。これで450ルーブル(約1200円)くらい。
パイはサクサクで中はずっしりと食べ応えありました。
レストランは高いと聞いていたサンクトペテルブルクなのでやっぱりうれしいです。
地元の人たちが多く通うレストランだそうで、今回のランチ選びも大正解でした。 -
食後、まだクルーズまで時間があったのでカザン大聖堂に向かいました。
サクッと中を見学させて頂こうと思って写真を撮ってから建物裏の入口に回ってみてびっくり。
ものすごい人が並んでいて、その列はほとんど進んでいない様子。
観光客ではなくてみなさん地元の信者の方たちのようでした。
日曜礼拝なのかな。
とても並んでいる時間はないので断念しました。 -
15時前。
いよいよカナルクルーズに向かいます。
場所はケンピンスキーホテル前。
いい席をとるために少し早めに行った方がいいとのことだったので、20分前には到着。
ガイドのエレーナさんが昨日のうちに予約の電話を入れてくださったので、船着き場で名前を言うとすぐに船に乗せてくれました。
それにしても日差しが容赦なく照りつけているので、屋根のない船の上で待つのは耐えられず日陰に避難。
しばらくすると他の方たちもが次々にやってきて乗船。
満員です。
日本語の音声ガイド機械とイヤホンを受けとって出発です。 -
途中、シャンパンかお水が配られました。
船はネヴァ川に出て雰囲気が変わりました。
川幅が広くなってスピードが上がります。
風を受けてとっても涼しく気持ちがいい!
川から見るエルミタージュの建物は、また違った趣でよかったです。 -
このクルーズはモイカ運河から出発して、フォンタンカ運河を経てネヴァ川にペトロパヴロフスク要塞を見て大ネヴァ川まで行き、Uターンしてまた運河に戻ります。
運河ではいくつもの橋をくぐり、橋から眺めている人たちに手を振って。
大きなネヴァ川では川から街の建物を見ながら。街が少し違って見えます。
一人1時間のクルーズで600ルーブルはちょっと高めですが、日本語での音声ガイドがあるので建物の説明も聞きながらのクルーズでしたし、いい経験ができましたでの本当に乗って良かったです。 -
イサーク大聖堂の頭が少しだけ見えました。
金色のクーポラと緑、青い空と白い雲のコントラストが素敵でした。
クルーズの旅行で、今度は寄港地でカナルクルーズ。
船に縁がある旅行です。 -
船は夏の庭園横を通り、またモイカ運河に戻りスタート地点へ帰ってきました。
緑が美しく、川風が涼しく、とてもいいクルーズでした。 -
カナルクルーズを終えタクシーとあのご夫妻との待ち合わせ場所に急ぎました。
時間より少し早い16時15分。
ご夫妻とは会えなくても、タクシーが来てくれないのは困ります。
半信半疑の面持ちでタクシーくんを待っていると、ちゃんと約束の時間5分前には彼のタクシーが。
「本当に来てくれたんだ」とすっごくうれしくなりました。
二人で後部座席に乗り込み、ご夫妻とは会えなかったけれど仕方ないから港まで帰ろうと思っていると、窓ガラスを叩く音が。
ご夫妻も来てくれました。
奥さんはあまりにも長い時間を持て余したのがかなりご不満なご様子。
一方、ご主人は運転手くんに向かって「You're a nice guy」とサインを送ってました。
タクシーは無事にターミナルの建物に到着し、タクシーくんともお別れ。
私が降り際に「スパシーバ」と言うと満面の笑顔で「サンキュー」と言ってくれました。
そして料金を渡してからチップを渡した夫にこれまた満面の笑みで「Oh, my friend」と。
ご夫妻とは運賃の精算をしてからお別れしました。お互いに「Bon voyage」と言って。
朝起きた時には想像もしていなかった出来事でしたが結果的に料金的にも助かったし、帰りの足の事を考えると一番いい方法だった気がします。
思いがけない出会いもあって楽しかったですし。 -
今日は本当に疲れました。
なんとなくロシアということで緊張していたし、思いがけずイスラエルからのご夫妻と合流したりで。
食後にまったりとまたCrow's Nestに行って、Drink of the Dayを頂きました。
今日はロシアらしく、モスコーミュールです。
17時42分 フィンランドもヘルシンキに向けて出港です。
Cruise Logより
本日の天気 西から微風。晴れ。25度でした。
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