2013/07/10 - 2013/07/14
1814位(同エリア3789件中)
ゆうさん
ヨーロッパへの旅は学生時代以来。
出発前から心ときめかせていた今回の旅では、「美しい」と感じるものにたくさん出会うことができました。
短い夏を謳歌するように太陽の光を浴びる人々や、高く鳴いては青空に舞い上がるカモメたちと一緒に、私も北欧の夏をすこしだけ体験してきました。
石畳にトラム、甘い甘いイチゴ。海渡る風に吹かれながらヘルシンキの街を堪能した、旅の二日目の記録です。
◎旅程
7月10日(水)
中部国際空港 10:30 AY080便
ヴァンター国際空港 14:40
7月11日(木)
終日:フリー
7月12日(金)
終日:OP「タリンショートトリップ」
7月13日(土)
終日:フリー
7月14日(日)
ヴァンター国際空港 17:15 AY079便
中部国際空港 (15日)08:50
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道 船 徒歩
- 航空会社
- フィンランド航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
PR
-
7月11日(木)
時差のせいかあまり眠れず、3時頃空が白み、4時前に明るくなっていく空を見ながらの起床。
昨夜のヨーグルトを朝食にし、8:50にホテル出発。
ホテル前のテラス席には、誰かが残していったコーヒーカップがひとつ。 -
中央駅隣の国立劇場をバックに、どなたかの像。
この街には至る所に銅像があるが、私の知る人は一人もいなかった。
いかにこの国にの歴史に触れてこなかったかを思い知らされ、一人ひそかに反省。 -
ヘルシンキ中央駅のツーリストセンターで、11時からのパノラマツアーの予約を済ませ、観光開始。
中央駅は改修工事中で、名物(?)の巨人像は見られず。残念。 -
中央駅からカイサニエミ駅方面を望む。
この時の気温は18度!吹き渡る風は冷たいくらい。 -
9:15
元老院広場に到着。
ヘルシンキのシンボル、ヘルシンキ大聖堂とロシア皇帝アレクサンドル2世像。
隣国ロシアの皇帝アレクサンドル2世は横暴な支配者ではなく、フィンランドの発展に貢献した名君として称えられているそうだ。
支配するとかされるとか、日本に生まれ育った私には理解が難しい。
大国スウェーデンとロシアに挟まれたフィンランドが、長年両国の支配下に置かれながらも民族意識を失うことなく、今現在独立国として存在しているというのは、もしかしたらとてもすごいことなのかもしれない。 -
青い空をバックにしたヘルシンキ大聖堂。
福音ルター派の総本山として機能する、白亜の聖堂。
ドイツ人建築家カルル・エンゲルによって建てられ、後に小ドームが追加されるなどやや姿を変えている。 -
ヘルシンキ大聖堂の中のパイプオルガン。
-
ヘルシンキ大聖堂の祭壇。
聖堂の外観に比べ、小さな印象を受ける。 -
豪奢なシャンデリアの吊られた聖堂内は観光客でいっぱいだったけれど、宗教行事や結婚式も執り行われる、現役の聖堂。
そんなときにはきっと雰囲気も一変、荘厳な空気に包まれるのだろう。 -
9:40
エトラ港のマーケット広場。
オレンジ色のテントの下にひしめくように屋台が並んでいる。
定番は、いちご、ブルーベリー、スグリ(写真左端の黄色と、その右横の赤)、スナップエンドウ。
スナップエンドウは生のまま食べるようで、空になった鞘を捨てるための紙袋が屋台に取り付けられている。
もちろんイチゴのヘタもそこに捨てる。 -
こちらもベリーの屋台。
カップ1杯いくら、という売り方。どの屋台もほぼ同じ値段。
日本語のできるお姉さんの屋台でイチゴを1杯買ってみたところ、おまけして多めにいれてくれた。キートス(フィンランド語でありがとう)!!
イチゴ1杯 3.5E(約470円) -
野菜の屋台。
トマト、じゃがいも、葉物野菜、アンズ茸が定番。 -
港の端の石段に座って、海風に吹かれながら買ったばかりのイチゴを味わう。
日本のものよりかなり小ぶりで、完熟状態。
ここまで熟れていると、おそらく日本のスーパーでは廃棄対象だろう。
おかげで手はべとべと、服にも果汁が飛んで始末が悪いけれど、甘い!
フィンランドではイチゴは「甘酸っぱい」ものではなく「激甘」だ。 -
マーケット広場のカモメは人を恐れない。
恐れないどころか、隙あらばおこぼれを頂こうと狙っている。
石段には私たち以外にも人がいて、誰かがサンドイッチでも持っていたのだろう。
あっという間にカモメが降り立つ。目が合うと寄ってくる!! -
港のすぐ側にも建物がひしめく。
ヘルシンキは小さな街。 -
ほらほら、こんなところにも白い鳥が。
パンやクッキーを食べ歩くときには、頭上にもご用心。 -
簡単な食事を出す屋台も多い。
テーブル・椅子を完備した、ちょっとしたオープンテラス・レストランだ。
マリメッコのクロスを使う屋台もたくさん。 -
11時にエスプラナーディ公園を出発のパノラマツアーに参加。
ヘルシンキカードを持っていると、29Eの参加料金が無料になる。
ヘッドホンで観光案内を聞きながら、バスで市内の主な観光地を回ってくれる。もちろん日本語にも対応しています。
このときはほぼ満席だったので、予約はしておいたほうがよさそう。(中央駅ツーリストセンターや、エスプラナーディ通りのインフォメーションでできる)
季節によって出発時間が異なるので要確認。 -
座席前部。
これだけの言語に対応している。
ただし、ガイドのおねえさんは英語とフィンランド語のみ。 -
このパノラマツアーがよかったのは、ヘルシンキの中心からやや離れる「テンペリアウキオ教会」と「シベリウス公園」で下車観光できるところ。
どちらも5分という短い時間ながら、写真は充分撮れます。
観光地だからとりあえず行ってみたい、という人にお勧め。ゆっくり見ていきたい人には全然時間が足りないと思われる。
(パノラマツアーは途中離脱不可)
テンペリアウキオ教会内部は、天井から差し込む光で幻想的。 -
岩をくりぬいて作られた半地下の教会。
観光客が多くざわめいていた。
途中、オルガンに合わせて男性が宗教曲を歌い始めた。何かのリハーサルだったようだ。
素晴らしい音響で、しばし聴き入ってしまう。 -
岩がむき出しの壁。
-
テンペリアウキオ教会外観。
-
シベリウス公園のシベリウスモニュメント。
-
シベリウスモニュメントの真下から。
ステンレスのパイプには細かな彫刻がある。 -
シベリウスの肖像のオブジェ。
パノラマツアーは1時間30分〜45分で終了。出発地点近くのエスプラナーディ通りに戻ってきて解散となる。
由緒ある建物はもちろん、今の人々のことや人気のお店など、プチ情報を教えてもらえて面白かった。 -
昼食は、エスプラナーディ通りにあるアカデミア書店の2階、カフェ・アアルトにて。
-
生ニシンのオープンサンド。 10.7E(約1430円)
ライ麦のパンに、トマト、チーズ、レタス、ゆで卵、塩漬けニシンが乗っているのだが、盛り盛りでパンが見えない。
ナイフで解体しながら、ほとんどの具を単独で食べることになる。
ディル(香草)がよく効いた、とてもおいしいサンドイッチ。 -
食後にはコーヒーとナポレオンケーキを。
ナポレオンケーキは、固めのカスタードとパイが層になっていて、上にアイシングがかかった、いわゆるミルフィーユ。
ただ、日本で食べるミルフィーユほど軽くなく、どっしりずっしりした食べごたえ。
アイシングが激甘だけど、クリームがあっさりしているせいか、最後まで美味しくいただけました。
ポットコーヒー(2杯分) 3.9E(約520円)
ナポレオンケーキ 6.9E(約920円) -
カフェ・アアルトが入っているアカデミア書店は、フロアの真ん中が吹き抜けになった面白い作り。
吹き抜け部分の天井には、三角形のこれまた面白い形の窓がある。
この形によって、効率よく太陽光を店内に引き入れているのだそうだ。
日本の書店と違い、多くの本が面を向けて並べられている。
当然、店舗面積の割に在庫が少なくなるだろうが、本自体がこちらに訴えてくるような雰囲気だ。
陳列もゆったりめで、落ち着いた雰囲気の書店だった。 -
昼下がりのエスプラナーディ公園。
フィンランドの人は、いかにも北欧なイメージの「金髪・碧眼・長身」の人が多い。男性も女性も実に美形(に見えるのは日本人の僻みか?)。
そんなフィン人、日光浴が大好きなようだ。
公園の芝生に寝転んで、ひたすら太陽を浴びている。
日焼けや紫外線を気にする日本とは全然違う感覚。せっかくの白い肌が赤くなってしまいそうで、こちらがドキドキ… -
バルト海の乙女ハヴィス・アマンダ像。
つやっぽい乙女像だが、やたらと頭にカモメがとまる。いない時は貴重なシャッターチャンス。 -
15:30
北欧最大のロシア正教の教会、ウスペンスキー寺院。
赤いレンガの壁も、青い空によく映える。
内部の宗教画が素晴らしく美しかった。 -
これまで徒歩で移動してきたが、ここでヘルシンキカードの出番。
ヘルシンキの街を走るトラムに乗る。
駅にはこんな表示板が出ている。
左から路線番号(3B、6など)、行先、次に来るまでの時間、さらにその次に来るまでの時間、が表示されている。
例えば一番上は、3Bの電車が10分後に来て、その次の3Bの電車が15分後に来ますよ、ということ。 -
トラム。
車幅が狭い。 -
なんでもない建物がどれもこれも素敵だ。
ヨーロッパにいるんだなぁと実感する。 -
スウェーデン劇場。
このあとはトラムを駆使し、デザインフォーラムやピノなど、インテリア・雑貨のお店を見て回る。
ちょっとした小物がすべて可愛かったけれど、残念ながら自分の部屋に欲しいと思うものには出会えず。
見るだけでも十分に楽しいので、デザイン・ディストリクトはおススメのエリアだ。 -
21:00
ホテル帰着。
1階のレストランで夕食。 -
北欧名物マッシュルームスープ。
きのこ特有の香りは少ないけれど、塩と香草がしっかりと効いていて、小サイズでもボリュームたっぷり。
パテを塗ったパンと一緒に食べれば、十分おなかいっぱいになった。
もし「大」を頼んでいたら、どんなボウルで出てきたんだろう…
マッシュルームスープ(パン付) 小 7E(約940円)
部屋に戻って寛ぎ、0:30に就寝。
明日はタリンへのワンデイトリップだ!
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この旅行記へのコメント (2)
-
- TSUNEさん 2013/07/21 00:32:06
- 北欧デザイン
- つづけてお邪魔します(笑)
テーブルにマリメッコ柄なんてさすが北欧ですね!
それにテンペリアウキオ教会の内部もいいですね。
どこかで見たような気がするなぁとおもっていたら
軽井沢の石の教会に似ているんですね(笑)
- ゆうさん からの返信 2013/07/21 23:13:48
- RE: 北欧デザイン
- そうなんです、マリメッコが普通にあるんですよ!
屋台のお姉さんのエプロンだったり、道行くおばさんのエコバッグだったり、女の子のTシャツだったり。
マリメッコは至る所で使われているんです。
ヘルシンキの人にとっては、「ここ一番」のおしゃれブランドではないんですね。
テンペリアウキオ教会もよかったですよ!
観光客のいない時間に行けるともっといいのでしょうが、それは運ですよね(笑)。
軽井沢の教会は行ったことがないですが、同じようなつくりなんですか??
そういえば軽井沢も何年も行っていません。
行きたいところばっかりで困ってしまいます。。。
ゆう
> つづけてお邪魔します(笑)
>
> テーブルにマリメッコ柄なんてさすが北欧ですね!
> それにテンペリアウキオ教会の内部もいいですね。
> どこかで見たような気がするなぁとおもっていたら
> 軽井沢の石の教会に似ているんですね(笑)
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