親子旅第四弾 チュニジア 12カルタゴ

2012/11/23 - 2012/11/30

七日目。
カルタゴ遺跡見学。
紀元前9世紀フェニキア人により建造された丘の上の都市だが、ポエニ戦争により前2世紀にローマ帝国に滅ぼされ、フェニキア時代の資料文献等が殆ど残されていないそうだ。
個人的には昨日のドゥッガ遺跡の方が印象強い。
先ずはビュルサの丘。ここはフェニキア人によるカタルゴ発祥の地。
続いてトフェの丘。子供や動物を生贄に捧げ、バラモン・タニトを信仰をしていたフェニキア時代のモニュメント。
軍港跡見学。
アントニウスの大浴場跡見学。
丁度、映画「テルマエロマエ」が上映された後の旅だった為、若者達がしきりに「これってテルマエじゃ〜ん」とはしゃぐのを見てマクレム氏が？？の困惑顔。それに気付いた河野氏が日本でこんな映画が上映されて・・・みたいな説明をしているのが面白かった。

エリア カルタゴ(チュニジア)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 観光バス
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

今日は8時に出発。

ビュルサの丘。

フェニキア人によるカルタゴ発祥の地。

三度のポエニ戦争に敗北し没落したカルタゴ。
更に追討ちをかけるように、ローマ軍は建物を破壊し塩を撒き、作物が育たない大地にした。
100年後にはローマ人の植民地として復興、再び繁栄を遂げたと言うが・・・
全く酷い事しやがる。

7世紀アラブ侵入、中心都市がケロアンに移され廃墟となったカルタゴ遺跡の建材を利用して各都市を建造。
その為、他の遺跡に比べ現存率が低い。

ポエニ時代の住居跡。

紀元前2世紀には5階層・木造屋根の住居を建てる建築技術を持っていたそうだ。

すぐ隣にはサンルイ教会。
13世紀に亡くなったサンルイ氏の名を付けフランスにより建てられた大聖堂。

隣接するカルタゴ博物館も見学。

出土品の数々が展示。

NIKE像。
勝利の女神。

タニト。
カルタゴで崇拝されていた女神。

ローマ時代のモザイク。

2階には資料や模型が展示されている。

ローマ時代の都市は、平地に碁盤の目状に建設するのが基本。
その為カルタゴは、丘を削りある程度平地にしてから建造されたとの事。

ツアーの為、滞在時間は1時間位。
この博物館、ガッツリ見学しようと思ったら最低2時間は必要だと思う。

駐車場脇の売店に掲げられてたコーラン。
アラベスクのデザインに見惚れていたら、売店の爺様が話し掛けて来た。
「あなたの元にもアラーの神があらん事を」的な感じで英単語の羅列とジェスチャーでコミュニケーション。

バスで数分移動しトフェへ。

フェニキア時代、神へのいけにえとして捧げられた幼児達のモニュメント。
ただ、実際は子供より動物の方が圧倒的に多いらしい。

上部の三日月と丸が火の神バラモン。フェニキアの古代宗教神。
下部がタニト。

トフェから軍港跡までは道一つ。

古代カルタゴ軍港跡。

丘の上にサンルイ教会が見える。

バスで少し移動したら円形港の感じがつかめた。

カルティエマゴンを通過。

カルタゴ初期の王の名マゴから付けられた。
紀元前5世紀の住居跡。

地中海はすぐそこ。

アントニヌスの浴場跡。
ユネスコの協力で修復・復元された。

風呂有りプール有りサウナ有り談話室有り。
当時の一大娯楽施設。
言うならば流行りの日帰り温泉施設？
温泉好きな日本人とは相通じるものがあるのか(笑)

巨大な大理石はボン岬から運ばれて来た。

あんまり自分は撮らないんですが。