2013/03/24 - 2013/04/01
669位(同エリア1806件中)
funasanさん
- funasanさんTOP
- 旅行記678冊
- クチコミ18件
- Q&A回答38件
- 4,369,772アクセス
- フォロワー201人
今日は世界遺産「カッパドキア」を1日かけて観光する。カッパドキアは中央アナトリア高原に広がる大奇岩地帯で、多数のキノコ状の岩をはじめ、不思議な景色が広がる。さらに、奇岩の中には多数の洞窟があり、膨大なキリスト教壁画まで残っている。数万人もの人が暮らした地下都市もミステリーである。
写真:カッパドキアのバルーン
私のホームページ『第二の人生を豊かに―ライター舟橋栄二のホームページ―』に旅行記多数あり。
http://www.e-funahashi.jp/
-
目覚めの朝、分厚いバスローブに身を包み、さっそく客室の前の広いバルコニー(写真)に出てみる。残念ながら天気は曇り……。
-
生憎の天気であるが、ここからは正面にローズバレーの山、眼下にはギヨレメの谷(写真)が一望できる。さすが、ウチヒサールの丘の上に建つ最高級ホテル『カッパドキア・ケイブ・リゾート』である。部屋で持参のコーヒーを煎れ、熱々のモーニングコーヒーをバルコニー席で飲む。最高に幸せ!
-
寒さをこらえて熱いコーヒーを飲んでいると、ギヨレメの谷のあちこちからカッパドキア名物「バルーン」(写真)が上がりはじめる。赤い炎も見える。
-
エジプト・ルクソールのバルーン事故も無関係に、おびただしい数のバルーン(写真)がカッパドキアの空に舞い上がる。我々夫婦以外のツアー客4名もバルーン上である。彼らの勇気と冒険心に拍手!
-
我々夫婦は早朝出発のバルーンツアーには参加せず、ホテルでひときわ優雅な朝食にする。朝7時、一番乗りでレストラン(写真)に行く。
-
ビュッフェ・カウンターから好きな料理を選んで今朝の朝食メニュー(写真)を作る。気分がいいのか、素材が良いのか、シンプルな朝食であるがどれも美味しい。
-
イスタンブールのエアポートホテルの朝食にもあったが、「蜂蜜の巣」(写真)がそのまま提供されている。やや堅めの巣を取り分けて焼きたてのパンに塗って食べてみる。これが抜群にうまい。
-
レストランの窓側の席からは空に舞うバルーンが見える。妻(写真)とお喋りしながら(ツアーではあり得ないほど)ゆったりとした優雅な朝食タイムを過ごす。
-
朝食後はホテル内を散歩する。我々の客室のすぐ下にガーデンプール(写真)があり、夏場であればギヨレメの奇岩地帯を見下ろしながら水泳が楽しめる。
-
参考までに、カッパドキア・バルーンツアーはオプションで代金は1人2万円である。小心者の我々は経費節約と高級ホテル(写真)の朝をゆっくり過ごすためにバルーンには乗らなかった。
-
カッパドキア最初の訪問地は「パシャバー」(写真)である。「妖精の煙突」との愛称を持つキノコ状の奇岩が林立している。
-
それぞれの妖精に個性があり、しかも、その1つ1つが予想以上に大きい。周囲の人間と比較すると分かるが高さは20〜30mはありそうである。
-
次にパシャバーから近い「ゼルヴェ野外博物館」(写真)に入場する。散策路を進むにつれて奇岩・巨岩の中に無数の穴が見えてくる。
-
深い渓谷の壁面に掘られた無数の穴(写真)は、多数のキリスト教徒達が、紀元4世紀頃から20世紀のはじめまで隠棲生活を続けてきた住居や教会の跡である。何と30年ほど前まで村人がここに住んでいたという。
-
次に、ユニークな形の「ラクダ岩」(写真)を訪れる。自然の芸術!
-
さらに場所を変えて「3人姉妹の岩」(写真)を見学する。まさに巨大な“しめじ”である。しめじの中は洞窟になっている。
-
遠くに雪を頂いたエルジェス山(写真)が見える。今から数100万年前にエルジェス山とハサン山が噴火し、カッパドキアに火山灰や溶岩が数100mも積み上がった。そしてその後の長い浸食により今日の奇岩・巨岩が出現したという。
-
駆け足であるがカッパドキア最大の観光地「ギヨレメ野外博物館」(写真)に入場する。眼前には迫力に満ちた巨岩・奇岩が広がり、そのどれにも穴があいている。
-
ギヨレメもゼルヴェと同じく早い時期からキリスト教徒が移り住み隠棲生活を送っていた場所である。「ギヨレメ」とは「見てはならないもの」という意味らしい。その秘密の洞穴(写真)の中には……。
-
ギヨレメ谷には30以上の岩窟教会(写真)があり、保存状態のよい教会では色鮮やかなフレスコ画を見ることができる。教会の壁画は12〜13世紀にかけて描かれたという。
-
ここで少し歴史のお勉強を……。パレスチナで新しい宗教「キリスト教」を興したイエスは、ローマに背いて新しい国家を造ろうとした罪で十字架にかけられ処刑されてしまう。イエスの弟子達はパレスチナを逃れ各地にその教えを広めていく。パレスチナから近いトルコ(アナトリア)各地ではキリストの弟子達によって急速にキリスト教が広まっていく。
写真:ギヨレメ野外博物館 -
ローマ帝国は3世紀後半から4世紀初頭にかけてキリスト教の大弾圧を行う。よって、初期キリスト教時代には熱心な信徒は(ローマ帝国にばれぬよう)谷間や洞窟など人目に付かない場所に教会を建て、信仰に埋没した暮しをした。ところが、ローマ帝国のコンスタンティヌス帝は、313年、キリスト教を公認する。
写真:伸びるアイスクリーム(ドンドゥルマ)の実演販売 -
その後、アナトリアを支配したセルジューク・トルコも、オスマン・トルコもキリスト教には寛容であった。隠れる必要もないキリスト教徒達は、その後なぜ長らく洞穴に住み続けたのか?それは私が泊まった洞窟ホテルに秘密の鍵があった。
写真:ギヨレメ国立公園の北を流れるトルコ最長の「クズル川」 -
実際に洞窟ホテルに泊まってみると冬でも実に暖かくその保温効果に驚く。恐らく岩の断熱効果により「夏涼しく、冬暖かい」のであろう。過酷な自然環境の中央アナトリアの人々にとって洞窟は実に住みやすい。
写真:本日のランチ会場はクズル川に近い「洞窟レストラン」 -
人類の祖先が動物と同じく穴倉で生活したのには合理的理由があった。これは私にとって新発見であった。
写真:いかにも洞窟らしい通路を通ってレストランに入る。 -
洞窟をくり抜いた広い空間に長いテーブル席が作られている。洞窟ランチのはじまり…。
-
最初にスープ、次に「クル・ファスルエ(白インゲン豆の煮込み)」(写真)。これは食べやすくてうまい。
-
本日のメインは「マス料理」(写真)。テーブルに日本のしょう油も置いてあり、日本のマスの塩焼きと同じ味でGood.はらわたが全部取り除かれているのもよい。
-
デザートは「ギュルラッチ」(写真)。牛乳とバラ水で作ったお菓子。適度な甘さで食べやすい。
-
昼食後は絨毯の店に行く。私は買い物には全く興味はないが結構勉強になった。まずは、蚕の繭(マユ)から絹糸をほぐす実演(写真)を見学する。数十本のマユ糸から1本の絹糸に仕上がっていく様子は新鮮な驚きであった。
-
その隣の大広間では織子さん達(写真)が手作業で絨毯を織り上げていく。手が細くて器用な織り子さんは細かな作品を仕上げるという。よって、絨毯の値段は大きさに比例しない。
-
次に、別の大広間でコーヒー、チャイ(紅茶)、ジュース等をサービスしてもらって、日本語で絨毯説明(写真)を聞く。絹の絨毯は触り心地満点で見る方向によって色が変わる。まさに芸術品である。また、いい品は織り子さんが何年もかけて1枚の絨毯を織るという。そして、最後に「買わんかね?」とくる。
-
次に場所を移動して「カイマルクの地下都市」に行く。地下都市入り口までドーム屋根の土産物売り場(写真)が軒を連ねている。
-
カイマルクの地下都市はまさに蟻の巣のように細い迷路(写真)が地下に延びている。そして通路の先に大小様々な「部屋」が設けられている。その用途は寝室は当然ながら台所、食堂、貯蔵庫(ワインセラーを含む)、集会場、さらに、学校や教会、墓地まであるという。
-
現在カッパドキア地方には36カ所の地下都市が確認されており、デリンクユでは4万人、カイマルクでは2万人が暮らしていたという。デリンクユの地下都市は地下8階建てである。ローマ帝国によるキリスト教大弾圧の時代にはこの地下都市群はキリスト教徒の絶好の隠れ家になったに違いない。
-
本日の最後は「ローズバレー」(写真)に入場してシャンペンを飲みながら夕陽を鑑賞する。さすが「ワンランク上の〜」らしく最高に贅沢な企画だと思った。
-
しかし、ローズバレーの展望台(駐車場)には洒落たレストラン・カフェはまるでなく、屋台の(移動式)土産物屋のみ。日本人添乗員がホテルから借りてきたグラスにシャンパン(写真)を注ぎ、曇って見えない夕陽に向かって“乾杯”となった。添乗員さんの努力に乾杯!
-
夕陽に赤く染まる「ローズバレー」(写真)を想像しても、現実はくすんだ土色にしか見えない。真に残念。
-
予想より早く、夕方5時過ぎにはホテル『カッパドキア・ケイブ・リゾート』に帰ってくる。夕食まで3時間くらい時間があるので、ホテルロビー(写真)でスパハウスの利用料金等を確認する。
-
ホテルロビーからエレベータで1階下りると、秘密の地下トンネル(写真)があり、我々の客室棟に行ける。ホテル正面玄関前の道路の下にこのトンネルが通っている。
-
スパハウスを訪れ、スタッフに案内してもらって施設見学をする。洞窟内にはマッサージルーム(写真)が沢山あり、しかも全部部屋の種類が違う。よって、見学だけでも楽しい。
-
スパの案内嬢は綺麗な英語を話し施設内容を熱心に説明してくれる。分かったふりをして適当に聞き流す。トルコ風スチームサウナ(写真)。マッサージで体をほぐしてもらって、ここで、汗を流し…。
-
最後に室内(洞窟)温水プール(写真)で泳げば、最高のホテル滞在となる。しかし、マッサージは高いので、私は「ドライサウナとプール」のみ利用した。これでも40ユーロの料金がかかる。プールを独り占めにしてカッパドキアの夕暮れを楽しむ。Very,Very,Good.
-
午後8時、ツアー一同バスに乗って、本日の夕食会場に行く。今夜は雰囲気あふれる洞窟レストラン(写真)での「ベリーダンス・ディナーショー」である。
-
各テーブルにオードブル多数が既に配膳されており、ビール・ワイン・ジュースで乾杯し宴がはじまる。メインはマトン料理(写真)で、アルコールを含めて飲み放題となっている。
-
食事の途中からダンスがはじまり、トルコの民族舞踊(写真)が多数繰り広げられる。しかし、大音響で音楽が鳴らされてうるさい……。音楽に繊細さがない。
-
本日のハイライト「ベリーダンス」の主役(写真)が実に魅力的で可愛いい。私は嬉しくなって最前列に陣取って写真を取りまくる。
-
美しくも妖艶な彼女のベリーダンス(写真)に酔いしれる。Wonderful!
-
服装は違うが、メヴレヴィー教団の旋舞(写真)に拍手喝采をする。
-
最後に、コスチュームの凄い、ややおば様?の「ベリーダンス」(写真)が演じられ終了となる。食事はともかく、ベリーダンス・ディナーショーは結構楽しめた。
-
夜遅く、ホテルに帰ってくる。ライトアップされた「カッパドキア・ケイブ・リゾート」(写真)が闇夜に浮かぶ。2泊では惜しい。「できればここに1週間くらいロングステイしたい…」と、私はすぐに盛り上がる。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
funasanさんの関連旅行記
カッパドキア(トルコ) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
51