2013.02 冬のスイス鉄道の旅　羽田⇒ジュネーブ編

2013/02/08 - 2013/02/16

冬の鉄道の旅が趣味な私たちは思い切って、冬のスイス鉄道の旅をしました。
なるべく休暇取得を少なくし、かつ比較的リーズナブルに行ける２月の３連休を使って、２月８日夜中発～１６日午後着のスケジュールでスイス鉄道＆パリ買い物の旅を計画しました。

スイスは日本のように、鉄道ダイヤが正確で、また治安もよいことからフリーパスを使うと１８きっぷで旅する感覚で鉄道の旅が楽しめます。
特急列車や普通列車いう概念がなく、一部の観光列車を除く、ほぼすべての列車が乗車券またはフリーパスでの乗車が可能です。

フリーパスなら見せるだけです。確認する人によってはパスポートも必要です。

自分たちの記録のため、また同じような鉄道の旅を多くの方にもしてほしいので、旅行手配や今回の旅で感じたワンポイントアドバイス、２０１３年２月時点での費用などできるだけ詳細に残したいと思います。

スモーカーなので、喫煙情報や喫煙所、喫煙可能な場所についても書いておきます。意外とネットで検索しても出てこないので…。

なお、今回の旅行は基本的に個人手配で、代理店を使ったのは、スイスセイバーパスの手配と、パリのレストランの予約のみ利用しました。

-----ここから----
１日目（2/8金）
自宅
↓電車
羽田空港

２日目（2/9土）
羽根空港
↓飛行機
シャルルドゴール空港
↓飛行機
ジュネーブ空港
↓電車
-----ここまで----
ジュネーブ
↓電車
ベルン

３日目（2/10日）
ベルン
↓電車
ツェルマット
↓電車
ゴルナーグラード

４日目（2/11月）
ゴルナーグラード
↓電車
サンモリッツ

５日目（2/12火）
サンモリッツ
↓電車
ティラーノ
↓電車
ミラノ
↓バス
リナーテ空港
↓飛行機
シャルルドゴール空港
↓バス
パリ

６日目（2/13水）
終日パリ市内

７日目（2/14木）
終日パリ市内

８日目（2/15金）
パリ市内
↓バス
シャルルドゴール空港
↓飛行機

９日目（2/16土）
成田空港
↓電車
自宅

エリア ジュネーブ(スイス)

• 旅行の満足度: 3.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 観光バス 徒歩 飛行機
• 航空会社: エールフランス JAL
• 旅行の手配内容: 個別手配

羽田空港０１：３０のＪＡＬ４１便で行く事にしました。遅くとも１時間１５分くらい前には、チェックインしようと思っていましたが、ことのほか準備が早く済みましたので、浜松町にこの時間に到着。この時間には最寄駅からのバスが終了しているので、ＪＲとモノレールを使ってアクセス。

こういう休暇前ってトラブルが発生しがち。あいにく夕方にトラブルが発生し、引継ぎを行っていたら会社を出たのが、２１時ちょっと前で余裕ないなぁ〜と思っていましたが、前日までに珍しく荷物の準備をしていたので、余裕をもって到着できました。

東京モノレール

揺れに揺れます。

連休前なので多くの人が東京にやってきます。

しかしながら山手線はガラガラ程度に空いていて座れました。金曜日のこの時間だし、荷物があって迷惑かなぁと思っていましたが、ラッキーでした。モノレールもガラガラです。

おそらく、京急でしたら金曜の帰宅ラッシュとかぶっていたと思います。

羽田空港国際線ターミナル駅

ほとんど降りません…。

ちょっと早めに到着しました。

がら〜ん＆がら〜ん

チェックインカウンターを目指します。

探す間もなく見つかりました。

初めて来ましたが、駅を降りて徒歩１〜２分でＪＡＬカウンター到着です。

カウンターはたくさんありますが、このこじんまり度合いは伊丹空港のＪＡＬターミナル並みでしょうか。

この時間だと、手荷物検査場も誰もいません

出国審査も誰もいません

出国手続きを終えるとそこは免税エリアです。

メイン売店にはタバコが売っております。

ＭＥＶＩＵＳ（メビウス）がまだ、マイルドセブンのパッケージで大量に余っております(笑)

価格は２５００円で市価４１００円の約４０％引きの免税価格で購入できます。
※航空券の提示が必要です。

なお、ＷＡＯＮが利用できるので便利♪

https://duty-free-japan.jp/haneda/jp/
↑免税価格が掲載されております

今日乗る飛行機は『ＪＬ４１』ですので、どうやら本日の最終便？のようです。

正確に言うと、この便のあとは早朝の大韓航空までありません。

中央付近にあるカフェでビールで乾杯。
奥に喫煙所があります。

羽田空港出発ロビーには数カ所喫煙所がありますが、やや端の方あるのでＪＡＬ便で出発する方には若干歩きます。


また午前０時を過ぎるとほとんどのお店が閉まります。

なお、午前０時半までＡＮＡ側にあるお店でちょっとしたおやつは買えますが、コンビニで売っているようなおやつはありません。

事前にコンビニで購入することをオススメします。

http://www.haneda-airport.jp/inter/premises/tenant/df000000_000000.html
↑営業時間はこちらで確認

空港に着いてからおよそ１時間５０分…。

待ち時間は長かった。冬の深夜のためかもしれませんが、予定通りくれば十分でした。

チェックインの手続き上、１時間１５分前には空港に着いていた方が無難です。

本日乗る７７７−２００

航空券はＪＡＬのホームページで購入。

往復航空券　 80,000円
サーチャージ 64,730円
合計　　　　144,730円

エコノミークラスでこの値段でした。
高いか安いかはわかりませんが、ＪＡＬのサービスを受けられるのは確かです。
なお、今回４回飛行機に乗りますが、すべて上記含まれます。
手配も一度なので便利です。

パリからＪＡＬに電話して、座席の変更をお願いしました。

羽田⇒パリで7,063マイルたまりました♪

離陸後約１３時間夜間飛行

機内もほとんどの時間消灯しておりました。

羽田０１：３０⇒パリ０６：２０
ぐっすり眠れれば、一日を有効に使えるフライトですが、よく眠れずにぐったりでした。

飛行機に乗って、ちょっとしたら飲み物と蒸しパンが配給されました。

おやきも配給されましたが、むしゃむしゃ食べても、寝れませんでした。

離陸後６時間３０分

日本時間は８時ですが、パリは深夜０時です。

ってことで、ここから頑張って寝ることにします。

着陸３時間前、朝食の配給がありました。

パリ時間で午前２時ごろ
日本時間で午前１０時ごろ

お腹空いた感はありませんが、むしゃむしゃ食べる事にしてみます。

多くの搭乗客が日本を名残惜しんで、和食を選ぶ中、これからの洋食生活に供えて、洋食をチョイス♪

意外とうまいＪＡＬの機内食

彼女は名残惜しいらしく、和食をチョイスしておりました(笑)

周りもほとんど和食でした。

朝食後はさらに眠れず、リアルスコープハイパーの潜入羽田空港を見ておりました。

が、残り２０分でしぶしぶ降りる羽目になりました。

もっと早めに見よう！

到着時刻はちょうど午前６時でした。


ふと見ると、どうやらパリは大雪のようです。
見た感じ積雪５センチ。
今日パリ観光をする人はちょっとかわいそうです。

パリＣＤＧに到着。

パリではＲｏｉｓｓｙ（ロワシー）と呼ばれております。

イミグレーションの通過前の通路。

ターミナル２Ｅのサテライトに到着したようです。

モノレールみたいなものに乗って移動します。

成田みたいな感じです。

このあとイミグレーションを通過しますが、５分待ち位でした。

ヨーロッパの人は並ぶのが好きなのか、多量の旅行客が並べるように待機列の準備がしてありました。

シャルルドゴール空港の喫煙所は、屋外すべてです。

ターミナル２Ｆから２Ｅに行く途中にエアーフランスバス乗場があります。そこには何か所か灰皿があるので、移動しながら喫煙可能です。

ジュネーブ行のＡＦ１６４２はターミナル２Ｅですので、歩いて移動します。

ターミナル２Ｅにのエスカレーター

寝不足加減が、怪しく光るライトをフランスチックに見せます。

スペインに行くお姉さま方に手荷物検査場の入り口を聞かれましたが、どうやら早朝の時間は中央のゲートしか空いていないようです。

世界有数の空港です

ターミナル２Ｅの４９番スポットから飛び立ちます。

フランス人がぼそぼそフランス語で案内していますが、どうやら遅れるっぽいです。

大雪の影響なのか、なんなのかわりませんが…。

昔はこのターミナルにも喫煙所があった気がしますが、この日は探して見当たらず、ずっと我慢です。

０７：４５になんちゃら会員の機内への案内が始まりました。

ジュネーブまでおよそ１時間１０分

やっぱり海外では荷物をポンポン捨ててます。

雨だろうが雪だろうが、関係ありません♪

汚れたくない人は、空港でまきまきサービスをしております。

パリやミラノの空港で見ました。パリでは１０ユーロ。

ジュネーブ行のＡＦ１６４２

機材はＡ３２０

エアーフランスの中距離路線の主力です。

日本でもスターフライヤーで活躍しております。

ＡＦ社はコーポレートカラーの青のため、機内が明るく見えます。

羽田空港からスルーでしたので、チェックインがめっちゃ早い。

このチケットもＪＡＬでまとめて購入です。

ちなみにエールフランスのＨＰで料金を調べたところ、
パリ⇔ジュネーブ間の安値は3,000円からで、だいたい10,000円くらい。
朝夕の時間帯は10,000円ちょっとでした。

ちなみに別途サーチャージが8,000円程度かかります。

このフライトでは１７５マイルたまりました。
距離的には羽田⇔伊丹よりも若干近いのかな。

窓越しのエアーフランス

上から雪が落ちてきます。

機内はほぼ満席。

スイスへスキーに行く旅行客がほとんどです。

離陸前に何やらマシーンにが近づいてきました。

その瞬間、融雪剤を吹きかけられました…。

かなり念入りに、融雪しております。

いい加減なお国柄ですが、安全配慮はきちんとしているようです。

おかげで素敵な雲の写真が撮れました。

上空は快晴です♪

機内で配給が始まりました。

エールフランスは比較的男性ＣＡが多いですね。

この日も２名乗っておりました。


おっちゃんの持っている水を見ると
「ＲＯＸＡＮＥ（ロクサーヌ）」でした。

コストコで売っているアメリカの激安ミネラルウォーターです。

フランス産の水を使わないで、こんなところでコスト削減しているのですね。

ここでの配給品は、クロワッサンでした。

エールフランスのコーヒーは、カップに粉が入っているインスタントコーヒー。

お湯はコーヒーと紅茶に兼用できるようです。

雲が切れて、スイスに近づいてきました。

ジュネーブ空港到着♪

ターミナルを抜けて、ずいぶん走るなぁと思ったら、ボーディングブリッジではなく、バスでの輸送になりました。

ジュネーブ空港ではなかなか荷物が出てこなくて困りました。

スイスの鉄道サービスである『ライゼゲッペク』で荷物を１つ預けようと思っておりまして、スイスで使わない物たちを片方のバッグにまとめました。

そして、空港のＡＴＭで「３００ＣＨＦ（スイスフラン）」を引きだし、駅に向かいます。

ちなみにスイスは屋内全面禁煙ですが、屋外は全面喫煙可能な喫煙大国です。

到着ロビーが１階で、荷物受取所からすぐところに、空港の入り口があり、灰皿のまわりでみなさんもくもくしてました。

そして、ジュネーブ空港駅で日本から持ち込んだスイスセイバーパスにバリデーショーンをしてもらうことに。

窓口で並んでいると観光案内のおじさんが「どこまでいくんだい？」と聞かれたので、「ベルン」だよと答えましたが、全く通じず…。

そこで、綴りを「びーいーあーるえぬ」と伝えるも伝わらず。

どうやら、発音が悪いか、フランス語で「べーうーえーるえんぬ」とでも言わなかったら伝わらないのでしょうか？

「べるん♪べるん♪べるん♪」を連呼したら、やっと伝わりました。

またまたご親切に「きっぷはどうするんだい？」と聞かれたので、パスを見せると「ここであっている。バリデーションしてもらいな」と…。

まぁそのつもりで並んでおります。

なかなか進まない窓口でやっと順番が来まして、「ぼんじゅーる、ばりでーしょーんすぃるぶぷれぇ」と言ったら、「パスポート、プリーズ」と英語で返ってきました。

おっちゃんはかなりヤル気ありません。

そしてこの後、大事件が起こります。

なんとジュネーブ空港駅の荷物預り所に「ライゼゲペック」のお願いをしに行ったところ、うまく言葉が伝わらず、預かってくれませんでした。

送り先が、イタリアにある「Tirano（ティラーノ）」と言う駅ですが、この駅はスイスの鉄道の駅です。

ＳＢＢのＨＰでは送れるはずなのですが、「ティラーノはイタリアだから送れない」と言われます。「ここは？」と聞くも「荷物の一時預かりだ」とのような回答。やむなくあきらめました。

ここ数年英語を使っていないのに、スイス人と英語で会話することはできません。

http://www.sbb.ch/content/sbb/en/desktop/bahnhof-services/am-bahnhof/standort/bahnhoffinder.html?_charset_=utf-8&stationname=tirano&possearchsubmit=Search

しゃーないので、気を取り直して、11:54のBrig(ブリーグ)行きの列車に乗ることにします。

結局ジュネーブの空港に２時間近くいたことになります。

初のスイスの鉄道の車内。
今回は節約のため２等にしました。

空港で疲れてしまったので、電車の写真はほとんどありません。

というわけで、気を取り直して、ジュネーブに向けて出発です。

ジュネーブまではたぶん２．５ＣＨＦ

そしてこちらが、今回利用したスイスセイバーパス。

急激な円安が展開しておりましたので、急遽年末に購入。

Rail Europeの日本サイトで購入しました。
決済も円で決済ができ、発送元も東京でセキュリティー宅急便で届きますので、安心です。
手数料1,500円と送料1,500円かかりますが、お店に行って頼む時間と電車賃を考えると割高ではないし、海外からの送付が面倒でしたので、便利なところだと思います。

額面には３７６ユーロと記載があります。パスは手数料込で44,000円でした。
旅行時の為替を考えると現地購入よりはお得でした。

なお、主要駅では窓口での購入も可能なようです。

http://www.raileurope-japan.com/



次の旅行記
『ジュネーブ〜ベルン編』
http://4travel.jp/travelogue/10752527