2013/01/18 - 2013/01/25
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mistralさん
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南フランスからロワール地方、モンサンミッシェルを回り、最後はパリで一日自由行動というスケジュールのツアーに友人と参加しました。
友人は初めてのパリなので、ベルサイユ宮殿のツアーに参加。
mistral は一人、地下鉄にのって16区に出かけました。
16区オトゥイユ地区にはパリの地下鉄入口のデザインをした建築家・エクトール・ギマール設計の建物が集中して見られるということで、かねてから街歩きをしたいと思っていました。
1月23日(水)、地図とカメラを片手に、観光客はあまり行かないような通りや路地を歩きました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 徒歩
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ギマールの名前と共に思い浮かぶのはメトロの入口のデザインです。
1900年の万博にむけて開通したパリの地下鉄。
その駅のデザインは当初コンペで決定されることになっていました。ところが応募作に納得がいかなかったメトロ側が、カステル・べランジェで賞を得たギマールに白羽の矢を立てたということです。
Pont Neuf ポン・ヌフ 駅。 -
これは Bourse ブルス駅、証券取引所前にある地下鉄入口。
文字の字体が変わっていますので、これは新しいもの? -
ここはCite シテ島のメトロ入口です。
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ワラビのような曲線の先端に赤いつぼみのような灯りがともっています。
ギマールの特徴的な地下鉄入口のデザインです。 -
入口の壁。
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16区、Jasmin 駅入口。
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ここから当日は歩き始めました。
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Fontaine 通り60番地にある Hotel Mezzara (1911年作)
現在は高校の所有物になっているようです。 -
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Fontaine 通りを進み、Francois Millet 通り11番地にある建物。
(1909〜1910年作) -
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これは?
雨樋です。 -
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更に先のAgar 通り、8〜10番地の住宅。
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La Fontaine 通り、17〜21番地にある集合住宅。
(1909〜1910年作) -
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1階には Antoine という小さなカフェが入っています。
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La Fontaine 通り14番地にある Castel Beranger.
(1894〜98年作)
一番有名なようですが、この中では一番若いころの作品なんですね。 -
もともとは低家賃住宅だったそうです。
画家ポール・シニャックも住んでいたとのこと。
まわりの住宅と比べても、一際目立っています。 -
有名なスパゲッティの門(本当はタツノオトシゴ)。
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第一回のパリの街のファサード・コンクールで賞をとったようです。
それでも当初はあまりに奇抜すぎて、一般の人々からは批判的にみられていたとのこと。
ベランジェではなく、デランンジェ(錯乱した)と呼ばれていたようです。 -
さまざまな色の材料、レンガ、ガラス細工、セラミック、ステンドグラスの窓、そして鉄製細工の数々!
扉の中のデザインも凝っているようです。
中に入れて欲しかったな〜。 -
こんな換気口にもこだわりが。
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手摺のデザインが仮面?
すごすぎる!! -
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向かって左側面を見ようと路地へ入り込みます。
門柱の上で睨みをきかせているのは異星人?
向い合せにいるのは魚(?)のオブジェ。 -
横からの外観。
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タツノオトシゴが壁面に。
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???
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あちこちにいます。
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La Fontaine 通りを引き返し、Mozart 通りにぶつかったところで右に曲がります。まもなく左に見えてくるのが Hotel Guimard.
Mozard 通り122番地(1913年作) -
結婚を機に設計、内装から家具に至るまで彼が手がけた自邸です。
地上階はギマールの設計スタジオ、上階は画家であったギマール夫人のアトリエ、更に上が居住空間だったようです。 -
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5年前に見た時よりも、建物全体が傷んできているような印象を受けました。
アール・ヌーヴォーのスタイルは1920年代以降衰退するようですが、それとともにギマールの名前も忘れ去られたようです。
1942年に彼が没したとき、この自邸を美術館にという遺族の申し出があったそうですが、受け入られることはありませんでした。
しかし60年代後半になって、7つのメトロの入口が歴史的建造物に指定、今では現存する86か所のメトロが指定を受けているそうです。 -
玄関上部にある Hector Guimard の頭文字。
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1938年までここで暮らした彼は、ナチの迫害を逃れるためにニューヨークに渡りますが、二度とこの家に戻ることはなかったようです。
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隣のMozard 通り120番地にある Villa Flore (1924年作)
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Immeuble Guimard
Henri-Heine 18番地 (1926年作) -
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Hotel Particulier
Square Jasmin 3番地 (1922年作)
真っ白な塗装のせいか、つい最近の建築物のように見えます。 -
小さな建物ですが、1920年代初期のブロック建築です。
ギマールは早くから建築部材の規格化に取り組んでいたそうで、メトロ駅の看板などもすべて、規格されたプレファブ製品で構成されているようです。 -
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2007年1月、パリ滞在中に撮影した Porte Dauphine駅。
屋根、壁もあるタイプはとても珍しいものです。
今回は行けませんでしたので、ついでにアップしました。
草むらにひっそりと隠れている昆虫をイメージさせます。 -
後ろ姿。
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この旅行記へのコメント (2)
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- わんぱく大将さん 2014/03/21 10:03:32
- カタルニアは別もん
- mistralさん
パリの街自体は興味はありませんが建物には大いに関心あり。しかし、そう思うと、バルセロナって街のアールヌーボ、モデルニズムはもっと凄いというか、町中、特にエシャンプラという地区には宝石がごろごろしてますでえ。
大将
- mistralさん からの返信 2014/03/21 10:12:35
- RE: カタルニアは別もん
- 大将さん
コメントをありがとうございます。
バルセロナ!
いいですね〜
駆け足では何度か訪れているんですが
いつか、じっくり行ってみたいです。
もちろん、建物探訪です。
それまで、大将さんの旅行記で
楽しませていただきます。
mistral
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