横浜・関内～山手の教会巡り

2012/11/18 - 2012/11/27

　横浜市中区の関内から山手にかけては教会が点在している。
　尾上町6にある横浜指路教会（よこはましろきょうかい）は、明治７年（1874年）にアメリカ長老教会の宣教師により設立された。現在の建物は関東大震災（大正12年（1923年））後の大正15年（1926年）に再建されたものであり、横浜市認定歴史的建造物になっている。
　大桟橋通に面した開港広場隣にある横浜海岸教会は、日本人のために建てられた我が国で最初のプロテスタント教会で、日本キリスト教会に属している。現在の会堂は昭和8年（1933年）に建てられ、横浜市の歴史的建造物の認定を受けている。
　丘の上の山手本通りには3つの教会が点在している。
　山手地区の中心に日本聖公会横浜教区横浜山手聖公会がある。横浜山手聖公会は幕末の文久3年（1863年）に、山手の外国人居留地に住む英国人の礼拝所として建てられた横浜クライスト・チャーチの教会が起源である。大谷石を用いた重厚なデザインの横浜山手聖公会聖堂は、横浜市の歴史的建造物に指定されている。
　末日聖徒イエス・キリスト教会（まつじつせいとイエスキリストきょうと）は1830年アメリカ合衆国にてジョセフ・ スミス・ジュニアによって立ち上げられたキリスト教系の新宗教であり、通称モルモン教といわれる。
　カトリック山手教会は、文久2年（1862年）にフランス人神父ジェラールが居留地88 番地に建てた開港後の日本で初めてのキリスト教会堂の横浜天主堂（木造）が前身である。昭和8年（1933年）に鉄筋コンクリートで再建された教会聖堂は、横浜市認定歴史的建造物になっている。
　また、山手には外国人墓地もあり、西洋館も建ち並んでいる。横浜の散策がてらに巡れるのがこうした教会である。
（表紙写真はカトリック山手教会）

エリア 横浜(神奈川)

横浜指路教会。《「鉄筋コンクリート造教会建築」［近代建築8］》。大正15年（1926年）に建築。横浜市認定歴史的建造物。

「横浜指路教会（横浜市中区尾上町5）」（http://4travel.jp/traveler/dr-kimur/album/10731617/）参照。

横浜海岸教会。《「鉄筋コンクリート造教会建築」［近代建築10］》。昭和8年（1933年）に建築。横浜市認定歴史的建造物。

「横浜海岸教会」（http://4travel.jp/traveler/dr-kimur/album/10729534/）参照。

横浜山手聖公会。《「鉄筋コンクリート造教会建築」［近代建築11］》。昭和6年（1931年）に建築。横浜市認定歴史的建造物。外観は大谷石を用いた石造。

「横浜山手聖公会教会」（http://4travel.jp/traveler/dr-kimur/album/10729430/）参照。

マリアの宣教者フランシスコ修道会。《「鉄筋コンクリート造教会建築」》。

「マリアの宣教者フランシスコ修道会（横浜山手）」（http://4travel.jp/traveler/dr-kimur/album/10733410/）参照。

末日聖徒イエス・キリスト教会。《「鉄筋コンクリート造教会建築」》。

「末日聖徒イエス・キリスト教会 （横浜山手）」（http://4travel.jp/traveler/dr-kimur/album/10729909/）参照。

カトリック山手教会。《「鉄筋コンクリート造教会建築」［近代建築9］》。昭和8年（1933年）に建築。横浜市認定歴史的建造物。

「カトリック山手教会（横浜山手）」（http://4travel.jp/traveler/dr-kimur/album/10729912/）参照。

横浜ユニオン教会。《「鉄筋コンクリート造教会建築」》。平成15年（2003年）に建築。

「横浜ユニオン教会（横浜山手）」（http://4travel.jp/traveler/dr-kimur/album/10733404/）参照。

山手ヘレン記念教会。《「鉄筋コンクリート造教会建築」》。平成5年（1993年）に建築。


「横浜山手ヘレン記念教会」（http://4travel.jp/traveler/dr-kimur/album/10739729/）参照。