2012/02/02 - 2012/02/02
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滝山氏照さん
京浜急行線神奈川駅から3分ほど歩きますと樹木に囲まれた洲崎大神(すさきだいじん、神奈川県横浜市神奈川区青木)があります。
洲崎大神は源頼朝が建久2年(1191)創設、以降鎌倉幕府直轄の神社として祀られたそうです。
石山橋の戦いで敗れた頼朝は平氏討伐軍を避けるため、神奈川県真鶴付近から一時的に安房に逃れます。
逃れた頼朝は安房洲崎の安房神社を参拝し再起を祈願、やがて源氏恩顧の周辺豪族の支持を得て、平氏の反撃を打ち破りながら上総から下総、武蔵を経て鎌倉の地に武士を棟梁とする拠点を開きます。
幕府を開いた頼朝はかつて安房に逃れた時の苦難の事態を忘れておらず、神恩に報いるためこの地に安房神社の御分霊を勧請したそうです。
どちらかと言えば手入れの行届かない殺風景なありさま、社務所も見当たらず由緒説明板も磨り減って判読できない状況で参拝をためらうような佇まいでありますが、説明を読みますと意外にも源頼朝にゆかりのある神社を発見したことで自分自身喜んでいます。
2022年7月11日追記
「洲崎大神」と題した御由緒略記には下記の通り紹介されています。
『 武蔵国神奈川宿青木町
洲 崎 大 神
御由緒略記
畏れ多くも御祭神天太玉命は高天原にて祭祀を司られた御神 天比理刀売命はその御妃神に坐します
時を遡ること八百有余年 源頼朝公は相州石橋山合戦に敗れ真鶴より海路を渡り安房洲崎なる安房神社に参観し再起を祈願されたのち無事天下を平定し鎌倉幕府を開くや神恩に報いるため安房神社に幣めんを献ると共に神奈川湊を望むこの地を選定し御分霊を勧請し幕府直轄の神社として創建されたと云ふ
六月の例祭の折は海上にて安房御本霊と御会合遊ばされる御浜下りの神事が今に伝はる
明治元年十月明治天皇御東幸の際には当宮が浄地として内侍所に当てられ神鏡を奉安した
明治十六年八月郷社に列せられ同四十年四月神せん幣めん料供進社に指定された
大正十二年九月震災 昭和二十年五月戦災など氏子と共に悉く灰墟と化したが その度に氏子崇敬者の協力奉仕により再建復興され 昭和五年六月竣工の大御輿と昭和三十一年六月竣工の御社殿が現存する
昭和十五年御鎮座七百五十年祭 平成二年同八百年祭を盛大に挙行した
令和三年五月
宮 司 吉田 錦之
氏子代表 上野 健彦 』
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
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この旅行記へのコメント (1)
-
- 横浜臨海公園さん 2012/04/15 02:45:36
- 本当に殺風景な神社です
- 滝山氏照さま、こんばんは。
何時も博学な旅行記を楽しみに拝見させて頂いております。
さて、武蔵國洲崎大神の旅行記を拝見させて頂きました。
あそこは、関東大震災で全焼し、地元の氏子たちの手で再建されたのですが、昭和20年(1945年)5月29日の横浜大空襲で又も丸焼けとなり、完全再建もままならぬまま今日に至っているようです。
小生もクチコミ投稿に記述しておりますが、歴史的には海の祭神であり、源頼朝ゆかりの神社だけに残念に思っております。
横浜臨海公園
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