ベルリンの休暇～イーストサイドギャラリーへ～

2012/10/06 - 2012/10/16

今年の旅行はベルリン１か所滞在。航空券とホテルを決めたらあとは行ってから決めよう。という感じのざっくりな感じの「旅行」というよりは「休暇」という感じの滞在にしました。

10月10日（水）
今日はイーストサイドギャラリーへ行くことにしました。なんだか、本当にベルリン観光の王道ですな～。
というのも、実は前日テレビで「Goodbye DDR」という番組を見たからなんです。　
ベルリン統一から22年、以前東ドイツでスポーツ選手として活躍していた人たちへのインタビューなどを通して、いったい東ドイツというのはどういうものだったのか、というのを検証しているような、すごく真面目な番組です。フィギュアスケートの「カタリナ・ビット」は東ドイツの選手として1984年サラエボ、1988年カルガリーオリンピックで金メダルを獲得した。しかし、東西の世界を自由に往来できる彼女は秘密警察に行動を全て把握されていたということを後年告白している。その他の男性のやり投げ（？）だったかの銀メダリストもとにかく東ドイツが勝つことを強要され、筋肉増強剤などのドーピングは日常茶飯事で、精神的にも肉体的にも追い詰められていた状況を話していました。（ま、ドイツ語なんで、そこら辺は雰囲気で）。こんなことをテレビでやるということは、やっぱり今の統一ドイツにとっても東ドイツ時代の暗い記憶は忘れてはいけない、というような雰囲気があるのかな～と思ったりしました。過去の暗い記憶を忘れないで、きっちりと検証するというのはとてもドイツらしいと思いました。
それならば、やっぱりベルリンに旅行にやってきた私は「壁」を見に行かなくてはいけないんだ。という気分になり、それまで、そういうことをあえて避けて、楽しいところだけを見てきた私への反省も込めて、「ベルリンの壁」を見に行くことにしました。
まあ、それでまずは「イーストサイドギャラリー」です。

エリア ベルリン(ドイツ)

• 旅行の満足度: 4.0

次に来る電車の途中駅の表示があるのはありがたいです。

写真を撮ってから、乗り込む。この余裕〜（？）。

ベルリン東駅に着きました。

駅の表示に従って出口を出ると、見えました。「壁」ですね。

まず、行ってみたのは壁の内側。壁一枚を越えたとしても、まだこれだけの広さがあります。

テレビ朝日の「桜プロジェクト」で桜の木を植樹したそうです。

それって、これかな？

ギャラリーの方よりも先にその裏側から見てしまうところが私らしい。

さて、ここからが「イーストサイドギャラリー」

これだけの長さの壁の「圧迫感」。
やっぱりかなりなものです。

トラバントで打ち破った・・・のね。

壁の向こうは空しか見えないんですよ〜。

これもトラバントでしたよね。

O2 Worldという、多目的アリーナがあります。MTVヨーロッパ アワード等がここで開催されるそうです。収容人数は16000人あまり。そんなに大きくはないんですね。

大きなスクリーンが建っています。
これもO2 Waldの関連の施設でしょうね。

オーバーバウム橋を渡ります。

対岸は西側か・・・なんて思いながら眺めて。

何やら向こうに人の形をしたオブジェが・・・。
ジョナサン・ボロフスキーによる巨大なアート「分子の人」だそうです。

橋を渡ったこちらがわは旧西ベルリン？
このビル、なんだかちょっと懐かしい雰囲気。

観光地ではない、普通の街の雰囲気。

地下鉄シュレージッシェス駅

ちょっと中庭を覗いて見たりして。

ケーペニッカー通りを歩きます。
この通りには Trippen のアウトレットショップもあります。
なんというか、飾らない街ですなあ。
ある意味、潔い！
お天気が悪くなって来たので、ここからバスに乗ってクーダム地区へ行って買い物でもすることにします…。