2012/10/09 - 2012/10/17
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ciao66さん
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ロンドン塔(Tower of London)の城壁に有ったオブジェです。
ここはただの史跡ではなく、歴史を楽しめるスポットでも有りました。
London Passを持っていれば、
ここでは切符売り場に並ぶ必要もなく、入場口で係員にカードを見せるだけ♪
これから世界遺産をご案内いたします。
この旅行記は「ペンギンの足跡2」に、さらに詳しく掲載しています。
こちらもどうぞご覧下さい。
http://ciao66.exblog.jp/18124654/
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- ヴァージン アトランティック航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
ところで、ここはイギリスの国家財産?・・・答えはノーです。
意外なことに現在でも、ロンドン塔は英王室の所有不動産のままで、
正式名称は「女王陛下の宮殿にして要塞」。
(Her Majesty's Royal Palace and Fortress)
今潜っている門がMiddle Tower、向こうに見えるの丸い塔はByward Tower。
その間でビーフイーター(Beefeater)と呼ばれる、護衛兵が、観光客を前にお話をしています。
名調子の解説で有名ですが、スッと理解できるほどの英語力は持ち合わせなく、
残念ながら猫に小判の状態でした。 -
ロンドン塔の出来たのは約1000年前のこと。
案内図です。これから逆時計回りにぐるっと回ります。 -
Byward Towerを潜ると、裏側は、表と違ってハーフ・ティンバーの建物になっています。
美しいテューダー様式。 -
左手は丸い曲線が美しいWakefield Tower。
右側のハーフティンバーの建物やアーチになった通路とマッチして絵になっています。
右下部分にアーチが有りますが、別の角度から見ると、 -
外に門が有って、テムズ川に繋がっています。船も入れるようです。
どんな船が来たかというと、貴人の囚人達を載せた船です。
ここはトレーターズ・ゲート(Traitor's Gate;反逆者の門)。
エリザベス1世は、まだ女王になる前、反逆の疑いで、この門から入ってロンドン塔に幽閉されたのですが、潔白だったので無実を証明して、無事に脱出しています。
ここから入って出てこれた方はほとんど無いとか。
出てこられたエリザベス1世の波乱に満ちた生涯は興味が尽きません。
この幽閉と脱出は、異母姉妹のブラディ・メアリー Bloody Maryが女王だった時期で、
1554年のこと、宿敵の2人の異母姉妹の父はヘンリー8世。 -
これから城壁歩きをします。Wall Walk!こういうの好きなんです。ワクワク♪
木の生えている所まで行きます。 -
オーディオガイドを聞きながら歩いているのですが、面白いオブジェも楽しませてくれます。
-
黒っぽい石が独特なLanthorn Towerです。13世紀の建物。
少しづつ違うのが面白いのですが、とにかくタワーの数は20個くらい有るのです。 -
城壁から降りて、今度はメインタワーのWhite Towerに入ります。
ここは、ロンドン塔では一番歴史が古く、1000年前から有るところ。
ウィリアム1世(征服王)の時代です。
当時、ルマンディーの地方領主だったウィリアムが攻めてきて、勝ってイングランド国王に!
(ノルマン・コンクエスト)
-
ホワイトタワーの「木の階段」に注目です。
すぐ下まで来ました。
ここは、臨時の階段のように、見えますが、
もともと、こんな階段だったそうです!敵がもしここまで攻めてきたら、サッとこの階段をはずして、絶対入れないようにするのだとか・・・。
オーディオガイドの話です。時々は覚えています。大部分はスルーですが(笑)。 -
ホワイトタワーに入場しました。日本のお城と同じで、中は展示スペースになっていて、
目を引く展示物もいくつか有りました。
注目は何といっても、ヘンリー8世です!!この甲冑、独特です。恰幅が良い身体ですね。
ところで、足の付け根のでっぱりは何!やっぱり王は偉大!
解説版によると、KING HENRY8世は1491年グリニッジ生まれ、在位1509〜1547年。
その間に、6人の御妃を取り換えたので有名。
6人のうち2人は離婚、
2人は処刑、
1人は王子出産後死亡し、
最後の一人が彼を看取りました。 -
写真の馬は、黒いのが ヘンリー8世の愛馬。
馬の銅像までちゃんと有る、しかも各王様の分が・・・。
1人目を離婚するときに、ローマの許可が出ないため、
イングランドをローマカトリックから宗教的に独立させて、イングランド国教会を設立。
その際、修道院などのカトリックの財産はちゃっかり没収して、
イギリスの財政基盤を作ったという英雄です。
弱小国だった国が、ヘンリー8世の絶対王政を通じて、次第に覇権国家へ変貌していく! -
ホワイトタワーの見学を終えて出てきました。
じっくりオーディオガイド付きで回ると、面白いのですが、時間がかかります。
時計を見るともう午後5時少し前。
すっと終わるつもりが、ロンドン塔にすっかりはまってしまいました。
ロンドン塔の衛兵です!すっと立っている姿はそれだけで演技しているよう!
おもちゃの兵隊を演じている、というイメージ♪ -
あっ、動き出しました!!衛兵交代です♪
あわててカメラを取り出す観光客。皆さん注目はココへ!! -
暫くすると、また衛兵がやって来て、皆さん大喜び♪
新たに任務に就いた衛兵です。歩くのは、まさにおもちゃの兵隊が歩くかのよう!
ぴちっと決まって、演技をしているようです。 -
あっ、行ってしまいました。でも、とっても面白かった♪
型にピタッとはまっているのは、意外ですが、歌舞伎や狂言のスタイルにも通じるでしょう。 -
ずっと向こう、時計塔の下に、任務に就いた衛兵が立っているのが判るでしょうか。
立っているだけで絵になる♪ この演技力はきっと日ごろの訓練の成果なのでしょう。
誇り高い女王陛下の衛兵です。
・・・・上の写真の説明の続きです。 同時にいろんなことが写っていたのです。
(続き1) 時計塔のある建物は、女王陛下の宝石や歴代の王冠が保管され、公開されている所です。でも、ここは撮影禁止。
かわりに公式サイトの画像http://www.hrp.org.uk/TowerOfLondon/stories/crownjewelsでどうぞ。左手下の “View our Crown Jewels slideshow”を探してクリックすると王冠のスライドショーが現れます。
印象的だったのは、エリザベス1世の姿の、当時の衣装を身につけて、顔までそっくりな、等身大の人形です。歴史教科書で見た肖像画の姿!
(記録なく、サイトにも見当たらず、多分そのはずと思うものの、その記憶は不確か。)
(続き2) 手前のガラスの丸いオブジェは・・・ここで絞首刑になった人たちの記念碑です。
(上に乗っているのは、透明な座布団の様な不思議なオブジェ!)
(続き3) 左手の教会は・・・内部は撮影禁止でしたが、
セント・ピーター・アド・ヴィンキュラ教会 The chapel Royal of St. Peter ad Vincula で、
ここで処刑された王妃のアン・ブーリンやキャサリン・ハワードの他に、
有名なトマス・モアもここに眠っています。 -
ロンドン塔からのタワーブリッジを望む素敵な眺めです。
年代は全然違うのですが、不思議とマッチしていますね。
アーチが連なっている上は、先ほどWall Walkをした城壁です。
5時30分の閉門時間を前にして、名残惜しく去ります。
(入・退場時間は時期により変動)
来る前は、歴史上の殺人や幽閉などのイメージの強かったロンドン塔でしたが、
来てみると、歴史好きにとっては面白く、エンタテイメントで、興味が尽きないスポットでした。
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この旅行記へのコメント (2)
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- オカンカンさん 2017/08/15 11:46:53
- 初めまして
- ciao66さん 初めまして
ciao66さん、こんにちは。オカンカンと申します。
ロンドン旅行を終えて、ロンドン塔の旅行記を書こうと、皆さんの旅行記を参考にしていたところciao66さんの旅行記に出会いました。
とても素晴らしい旅行記だと思いました。ロンドン塔に対する知識の高さ、説明の分かり易さ、自分がいかに無知な観光客か恥ずかしくなりました。
他のロンドン旅行記もこれから読ませていただきます。
ありがとうございました。
オカンカン
- ciao66さん からの返信 2017/08/16 17:52:12
- オカンカンさんへ
- ロンドン塔の記事に投票ありがとうございました。
ちょっと褒められ過ぎかなという感もありますが、
王家の歴史などは前もって読んでから行き、
のこり半分は帰国後調べたものすが、
それも旅の楽しみのひとつでした。
また行けたら行きたいロンドンですが、
さていつのことになるやら・・・。
オカンカンさんのロンドン旅行記
楽しみに拝見させていただきます。
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