2012年10月　ＷＥＣ（世界耐久選手権）・富士６時間耐久レース

2012/10/14 - 2012/10/14

富士スピードウェイに、ＷＥＣ（世界耐久選手権）第７戦・富士６時間耐久レースを見に行ってきました。

初めて目の当たりにするルマン・プロトタイプカーの迫力に、大興奮です！

（表紙写真は、ホーム富士で見事に総合優勝を果たした「トヨタＴＳ０３０ハイブリット」です！）

エリア 静岡

• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車 徒歩

富士スピードウェイに来ました！

取りあえず、富士のやわらかシロホルモン丼で乾杯！

ＷＥＣ（世界耐久選手権）第７戦・富士６時間耐久レースの観戦です！

ＷＥＣは、Ｆ１、ＷＲＣ（世界ラリー選手権）、ＷＴＣＣ（世界ツーリングカー選手権）と並ぶＦＩＡ主催の世界選手権です。
栄光のルマン２４時間レースも、ＷＥＣシリーズの中の１戦なのです。
まさに「ル・マンの猛者たちが富士にやって来た」！

土曜日の予選は仕事で見に来れなかったので、日曜日の決勝のみの日帰り観戦です。

現在、耐久レースのトップクラスはアウディの独壇場であり（最近１３年間のルマン２４時間のうち１１回優勝）、場内もアウディ色が濃いです。
本格参戦を始めたトヨタが、ホームサーキットの富士で、アウディにどのように立ち向かうかが見所です！

メインストレート終盤から富士名物・第１コーナーを望む。
久しぶりの富士も良いものだ！

７時５５分からウォームアップ走行が始まります。
ＬＭＰ１クラス（４クラスのうちの最上級クラス）のトヨタ。
ドライバーは、Ｆ１でおなじみだったブルツ、ラピエール、そして中嶋一貴です。
土曜日の予選でＰＰを獲得しています！

ＬＭＰ１クラスの１５号車。
佐藤琢磨が特別参戦します！

ＬＭＧＴＥプロ・クラスの５１号車フェラーリ。
あのフィジケラとブルーニがドライブします。
ジャンカルロ・フィジケラは、私の大好きなドライバーです！

ウォームアップ走行が始まりました！
ＬＭＰ１クラスの２１号車。
ホンダエンジンを搭載する英国チームです。

ルマン２４時間のテレビ中継などはたくさん見ていますが、こうしてサーキットでプロトタイプカーの走行を目の当たりにするのは初めてです。
地を這うような走り、重厚な音、全てに圧倒され、いきなり大興奮です！

市販車ベースのＬＭＧＴＥクラス（さらにプロとアマの２クラスに分かれる）のポルシェ２台。
一昔前は、ルマン２４時間でポルシェが何回も優勝しており、「栄光のルマン」でスティーブ・マックイーンがドライブしていたのもポルシェでした。

ＬＭＰ２クラスの２９号車。
ニッサンエンジン搭載。
日本女性（元レースクイーン！？）の井原慶子選手が参戦します。

ＬＭＰ２クラスの２５号車。
ニッサンエンジン搭載。
元Ｆ１ドライバーの中野信治選手が特別参戦します。

ＬＭＰ２クラスのロータス。
さすが、格好良いですね！
Ｆ１でおなじみだったリウッツィが参戦します。

王者アウディの２号車（ＬＭＰ１クラス）。
ルマン２４時間マイスター（８度優勝）のクリステンセンとトヨタＦ１にいたこともあるマクニッシュがドライブします。
１号車を抑えて、ここまでのポイントリーダーです。

王者アウディの１号車（ＬＭＰ１クラス）。
日本でおなじみアンドレ・ロッテラー、ブノワ・トレルイエとファスラーがドライブします。
同じメンツでルマン２４時間も２連覇中です。
日本のレースファンとして、ロッテラーとトレルイエの活躍は、ちょっと誇らしいです！

ＰＰのトヨタがトップタイムをマークし、アウディの２台が続きます。
決勝が楽しみです！

トヨタ（奥）とニッサンの往年のグループＣカーが並ぶ。

１９９１年のルマン２４時間で優勝したマツダ・７８７Ｂ。
ルマン２４時間を制した唯一の日本車です！
もう一度、がんばろう日本。

９時１５分からピットウォークが始まりました！
オフィシャルカーもアウディですね。

ＬＭＰ２クラスのロータス。

フィジケラ（左）とブルーニ！
レース前でナーバスになっているのか、フィジコはかなり恐い顔でした。。。

紳士的な中野信治選手。

トヨタのラピエール、アレックス・ブルツ、中嶋一貴選手。

大人気の佐藤琢磨選手！

ＬＭＧＴＥプロ・クラスのアストンマーチン。

アウディ１号車は、この人垣で何も見えず、あきらめる。。。

２号車アウディのトム・クリステンセン。
ルマン２４時間、８度優勝の猛者です。

日本期待のトヨタ。

コックピットはこんな感じ。

スパ・フランコルシャン、シルバーストーン、インテルラゴスなど、世界で年間８戦を戦うＷＥＣ（ＷｏｒｌｄＥｎｄｕｒａｎｃｅＣｈａｍｐｉｏｎｓｈｉｐ：世界耐久選手権）。
第７戦が、この富士６時間耐久レース！

第３戦が、栄光のルマン２４時間レース！
一度観戦したいものです。
飛行機が苦手なので、船と鉄道で行かなければ。

ルマン２４時間。
Ｆ１モナコＧＰ、インディ５００マイルと並ぶ世界三大レースの一つです！

トヨタ・ドライバーの脇坂寿一選手のトークショー。
モニターに映っているのは、中嶋親子３人ですね。

気がつけば、富士山がそこに！

１１時の決勝開始が近づきます。

おなじみ富士宮焼きそばで乾杯！

グリッドにそろった各車。

フォーメーション・ラップ！

次のコントロールラインからローリングスタートです。
この迫力、すごいです！

２・３番手スタートのアウディ２台。

ＰＰのトヨタを先頭に、いよいよレース・スタート！

トップを守ったトヨタ。

２番手のアウディ１号車（左）。
この後、トヨタとの間で、ピットストップの度にトップが入れ替わる激しい争いが続きます。

何しろ６時間の長丁場なので、あまり気張らずに観戦しましょう。

ＬＭＰ２クラスの２３号車。
ニッサン（２３）ナンバーのニッサン・セミワークス的なチームです。

１時間少し経過したところで、メインストレートからヘアピンコーナーに移動してきました。

アウディ２号車。

ＬＭＰ１クラスの２２号車。
ホンダエンジン搭載。

アウディ１号車。

ＬＭＧＴＥプロクラスの５１号車フェラーリをかわしていくＬＭＰ１クラスのアウディ。
クラス間のスピード差は大きく、他クラスの車を上手く抜くこと（抜かれること）が重要なポイントになります。
この点はスーパーＧＴと同じで、ロッテラー、トレルイエ、中嶋一貴など慣れたものでしょう。

ヘアピンカーブ。
奥がメインスタンド。

少しずつ観戦ポイントを移動していきます。
６時間レースならではの観戦方法です！

３００Ｒを駆け抜けるマシン。

ロータス３２号車。
格好良い！

スピード差がはっきりわかりますね。

シケインに来ました。

ＬＭＰ２クラスの４９号車。
ニッサンエンジン搭載。

つづら折りセクション。

プリウス・コーナー。

状況はよくわからなかったのですが、セーフティーカーが入りました。

最終コーナーに入るフェラーリ７１号車。

アウディ２号車。

アウディ１号車。

メインスタンドに戻ってきました。
松田選手、平手選手、ロニー・クインタレッリ選手のトークショー。

残り１時間２０分。
トヨタとアウディの激しい争いが続きます。

夕闇に各車のライトが映えます。
美しい光景です！

スタートからとうとう６時間が経過し、ファイナルラップに入ります。
トヨタがアウディを抑えてトップです！

フィニッシュ！
トヨタが総合優勝です。

凱旋する各車。

ＬＭＰ１クラスの表彰式。
両脇にドイツ国旗を従え、真ん中に日の丸が揚がり、君が代が流れます！

大興奮のレースでした！
来年以降もこのレースが定着することを強く望みます。