2018年10月　ＷＥＣ富士６時間耐久レース

2018/10/13 - 2018/10/14

富士スピードウェイにＷＥＣ（世界耐久選手権）第４戦・富士６時間耐久レースを観に行ってきました！

土曜日：予選－ドライバーズ・トークショー－小林香織ミニライブ－沼津泊

日曜日：ピットウォーク－決勝－表彰式

（表紙写真は総合優勝したトヨタ７号車）

エリア 静岡

• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車 徒歩

土曜日、午前中の用事を済ませてから出発したので、午後の予選にぎりぎり間に合うかどうかという時間に富士スピードウェイに到着。

こ、これは・・・恐竜の足跡？

駐車場から第１コーナーまで歩いて来たところで、ちょうど予選開始。

まずはＧＴマシンのＧＴＥクラスの予選。

ＧＴＥクラスはさらに緑色ゼッケンのプロクラスとオレンジ色ゼッケンのアマクラスに分かれる。

メインスタンドに到着。

やっぱりレース場はいいなぁ！

格好いいフェラーリ。

続いてプロトタイプマシンのＬＭＰクラスの予選。

ＬＭＰクラスはさらに赤色ゼッケンのＬＭＰ１クラスと青色ゼッケンのＬＭＰ２クラスに分かれます。

各車２～３名のドライバーがチームを組み、予選はドライバー２名の最速タイムの平均で争います。

トヨタ８号車のセバスチャン・ブエミ選手を送り出すフェルナンド・アロンソ選手。

もう１名の中嶋一貴選手は予選はお休み。

最速のＬＭＰ１クラスでは、トヨタ７号車がペナルティでタイム抹消され、トヨタ８号車がポールポジション獲得。

まぁ、６時間の耐久レースで、スタート順はそれほど大きな意味は持たないかもしれないけど。

予選が終わり、場内を散策してみます。

さっきの足跡の恐竜か？！

遅い昼食はかつ榮バーガー！

今年のルマン２４時間で８号車（中嶋一貴、アロンソ、ブエミ）が悲願の総合優勝を果たしたトヨタ。

優勝トロフィーです。

ルマン２４時間で中嶋一貴選手が着用したヘルメット。

現行のトヨタ車。

ＴＳ０１０。

１９９０年代初めのルマン２４時間参戦車両。

さらに前のルマン２４時間参戦マシン。

ＷＥＣ（World Endurance Championship＝世界耐久選手権）はＦ１やＷＲＣと並ぶＦＩＡ（国際自動車連盟）主催の世界選手権です。

今シーズンは変則シーズンで、第１戦がルマン２４時間、この富士が第４戦、来年のルマン２４時間が最終戦で、１シーズンにルマン２４時間が２回含まれるそうだ。

自動車メーカーのワークス参戦がトヨタだけになってしまった状況で、今年のルマン２４時間で間違いなく勝つであろう（実際に勝った）トヨタに、勝ち逃げせずに来年のルマン２４時間にも参戦してもらうための政治的処置？

オフィシャルステージ。

ドライバース・トークショーです。

トヨタ７号車の小林可夢偉選手と、ＬＭＰ１クラスに参戦のジェンソン・バトン選手！

なお、出席予定だったアンドレ・ロッテラー選手とマシアス・ベシェ選手は遅刻。

続いて、トヨタ８号車のブエミ選手、中嶋一貴選手、アロンソ選手！

今年のルマン２４時間を制した３人です。

アロンソ選手は先週のＦ１日本ＧＰに続いてですが、Ｆ１よりも距離が近い！

遅刻してきたロッテラー選手とベシェ選手も急きょ登場。

Ｆ１からは今シーズン限りで引退だが、ＷＥＣやインディで走り続けてもらいたい。

インディ５００マイルで勝てば、世界３大レース（ルマン２４時間、Ｆ１モナコＧＰ）制覇だからね。

それから、ジェンソン・バトンのように日本のスーパーＧＴにでも！

最後に、サックス奏者・小林香織さんのミニライブです！

お父さんが有名なレースカメラマンで、数年前のＷＥＣ富士でミニライブを観て、もともとジャズも美人も大好きなので、すっかりファンになった小林香織さんです。

今回のＷＥＣ富士も天気予報がすっきりしないので参戦を迷ったのですが、小林香織さんのミニライブがあると知って参戦を決断したのでした。

素敵なミニライブでした！

暗くなった富士スピードウェイ。

明日の決勝が楽しみだ！

今夜は沼津に泊まります。

日曜日の朝、晴れ間もあるが黒い雲もあり、雨模様のすっきりしない天気。

今日はピットウォークに参加します。

ポルシェ。

フェラーリ。

サイン会の一番人気は、やはりトヨタ８号車の中嶋一貴選手、ブエミ選手、アロンソ選手。

トヨタ７号車の小林可夢偉選手、マイク・コンウェイ選手、ホセ・マリア・ロペス選手。

ＬＭＰ１クラスの１号車のニール・ジャニ選手、ロッテラー選手、ブルーノ・セナ選手。

ＬＭＰ２クラスの３１号車のロベルト・ゴンザレス選手、パストール・マルドナド選手、アンソニー・デヴィッドソン選手。

元気そうなマルドナド師匠！

ＬＭＧＴＥアマクラスの５４号車のジャンカルロ・フィジケラ選手（右）。

Ｆ１時代、好きなドライバーでした！

ＬＭＰ１クラスの１１号車のバトン選手！

日本ぽい。

バトン選手らが乗るＬＭＰ１クラスの１１号車。

プロトタイプマシンは、非日常的で格好良い！

いかにもアメリカン。

ドロンパ（アメリカのおばけ）もこんな模様じゃなかったけ？

アストンマーチン。

決勝スタート前の朝食兼昼食は、御殿場こしひかり・しょうが焼き丼ぶり！

スタート進行です。

太鼓ドンドコ。

そうか、ルマン式スタートだから、こういう風に並ぶのですね。

にぎやかなスターティンググリッド。

国歌斉唱。

起立、脱帽、脱ヅラ。

すごい男性ソプラノさんの国歌斉唱だった。

なんか変な人が空飛んできた。

せっかくのイベントに惨事を起こすなよ、と冷や冷や見守る（笑）。

これがまたけっこう長く飛び回るのだよな（笑）。

ＰＰのトヨタ８号車からフォーメーションラップに発車していく。

グリーンフラッグを振るのは伊達公子さん。

元夫がレーサー（ミハエル・クルム）ですものね。

ＷＥＣはローリングスタートです。

隊列を整えて、次のコントロールラインからレース開始！

スタート！

長い６時間のレースなので、のんびり観ていきましょう。

ピットクルーもこういう様子。

トヨタ８号車。

ポルシェやアウディが撤退し、ＬＭＰ１クラスの中でさらに速いハイブリッド車はトヨタの２台だけで、競争という点では物足りないが、迫力ある走りを楽しもう。

メインストレートでタイヤがバーストしたマシンがあり、デブリが散乱し、セーフティカーが入る。

迅速な撤収作業。

レース再開。

３ワイドの攻防。

何しろ６時間のレースなので、息抜きも必要です。

・・・みんな可愛いなぁ！

ぼちぼち色々な観戦ポイントを回ってみます。

・・・恐竜だ？！

長いメインストレート（左上）から、ほぼヘアピンの第１コーナーを回ったマシンが駆け下りてくるコカコーラコーナー。

迫力ある観戦ポイントです。

コカコーラコーナーを攻めるＢＭＷ。

コカコーラコーナーから１００Ｒに向かうフォード。

ＧＴマシンをプロトタイプマシンが追い抜いていく。

１００Ｒを高速で旋回していくＬＭＰ１クラスの１７号車。

芝生に座って、周囲を旋回していくマシンを観ることができる１００Ｒ。

総合トップに立っているトヨタ７号車。

ゼッケンの左の赤いライト１個点灯が、ＬＭＰ１クラスの１位という目印で、わかりやすい。

１００Ｒの次はアドバンコーナー。

アドバンコーナー。

いったんメインスタンドに戻ります。

半分の３時間経過で、トヨタ７号車がトヨタ８号車をリードする展開。

それに続くのは、ＬＭＰ１クラス３位（赤いライト３個）の１号車。

息抜きタイム。

なんか物騒な物を売っている。

いいなぁ、和服は！

またアドバンコーナーの続きから遠征してみます。

アドバンコーナーを立ち上がり、３００Ｒに入っていくＬＭＰ２クラスの５０号車。

ＬＭＧＴＥプロクラスでトップ（緑のライト１個）のフェラーリ７１号車。

ＬＭＰ２クラスのトップ（青いライト１個）の３７号車。

ＬＭＧＴＥアマクラスのトップ（オレンジのライト１個）のポルシェ８８号車。

全開の３００Ｒから、ミシュランを目印に急減速してシケインに入っていく。

シケイン。

シケイン。

シケインを抜け、１３コーナーへ。

激写するカメラマンを激写。

レクサスコーナーを回るトヨタ８号車。

現在２位。

レクサスコーナー。

レクサスコーナーから最終コーナーに向かうトヨタ７号車。

現在トップ。

メインスタンドに戻ってきました。

残り１時間。

順当にトヨタの１－２。

６時間のレース終了！

総合優勝はトヨタ７号車。

完走車両への称賛の紙吹雪。

表彰式です。

ＬＭＰ１クラスの優勝（＝総合優勝）はトヨタ７号車（小林可夢偉、コンウェイ、ロペス）、２位はトヨタ８号車（中嶋一貴、ブエミ、アロンソ）、３位は１号車（ジャニ、ロッテラー、ブルーノ・セナ）。

日の丸が揚がり、君が代が流れる。

シャンパンファイト！

ＬＭＧＴＥプロクラスは、優勝が９２号車ポルシェ、２位が８２号車ＢＭＷ、３位が６７号車フォード。

ＬＭＰ２クラスは、３７号車、３８号車、３６号車が表彰台。

ＬＭＧＴＥアマクラスは、５６号車、８８号車、９０号車が表彰台。

耐久レースも面白いなぁ！

いつかルマン２４時間を現地で観てみたい。

レース万歳！