2012年10月　戦国浪漫　桶狭間古戦場跡、掛川城、高天神城跡

2012/10/05 - 2012/10/08

東海地方の戦国時代の史跡を巡ってきました！

織田信長がメジャーデビューを飾った桶狭間古戦場跡、美しい木造再現天守閣と貴重な現存御殿の掛川城、武田軍と徳川軍の激しい攻防の舞台・高天神城跡を訪ねます。

エリア 静岡

• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス 新幹線 JR特急 JRローカル 私鉄 自家用車 徒歩

３日間のＦ１観戦を終え、日曜夜に鈴鹿から名古屋方面に戻ります。
「みそかつ＆えびふりゃ?」弁当で乾杯！

濃密なレース観戦でくたびれたので、車を置いていた岐阜羽島駅近くのホテルに急きょ泊まることにしました。

美味しい朝食！

ノープランだった月曜（祝日）ですが、新田次郎の「武田信玄」を読み終えたばかりで、引き続き「武田勝頼」を読んでいるところなので、東海地方の戦国時代の史跡を訪ねてみましょう！
まずは、名古屋西郊（訂正：東郊です。）の桶狭間古戦場跡に来ました。

尾張の小名織田信長が、駿河・遠江・三河の太守・今川義元を討ち果たし、鮮烈なメジャーデビューを飾った桶狭間の合戦。
ここは、今川義元が首を討ち取られた場所と伝えられているそうです。

公園として整備され、いくつもの石碑があります。

江戸時代に建てられたという桶狭弔古碑。

上洛目指す今川義元の大軍に対し、少数精鋭で奇襲をかけた織田信長。
天才の鮮烈な登場です！

桶狭間から、遠江の掛川に来ました。
ちょうどお祭り中で、駐車場を探すのに一苦労。。。

３年に一度の掛川大祭だそうです！

掛川城に来ました。

美しい天守閣が見えてきました！

十露盤（そろばん）堀という堀の遺構だそうです。

掛川城は今川氏が築き、今川氏没落後は徳川家康が支配し、家康の江戸転封の後には、山内一豊が入りました。

天守閣は、平成５年に木造で再建されたものです。
日本で初めて木造天守閣を復元した例だそうです。

山内一豊。

天守閣の最上階に来ました。

掛川の街を望む。

美しい天守閣でした！

掛川城御殿。
現存建造物です。
御殿が現存している城は、川越城、二条城、高知城とこの掛川城の４箇所しかないそうです！

御殿内部の様子。

御殿から望む天守閣。

城下のお祭り。

大獅子が名物だそうです。

掛川城から遠くない高天神城跡に来ました！
向こうの山に築かれた山城です。

高天神城の入口。

高天神城の想像図。
戦国浪漫を駆り立てられます！
遠江支配の極めて重要な拠点であり、武田軍と徳川軍との間で、激しい争奪戦が繰り返されました。
今読んでいる新田次郎の「武田勝頼」でも詳しく語られており、興味深いです。

搦手門側から登城します！

本格的な山城です。

武田軍が掘った三日月井戸。

山頂部分が見えてきました。

縄張りの概略図。

縄張り図。
東側の本丸方面と西側の二の丸方面に分けられますす。

本丸跡。

土塁跡。

「高天神城址」の石碑。

御前曲輪跡。

大河内政局石窟。
天正２年、武田勝頼の包囲攻撃により高天神城が武田方に開城した際、武田方への恭順を拒んだ大河内政局がここに幽閉されたそうです。
天正９年、徳川家康が高天神城を奪還し、大河内政局は無事に救出されたそうです。

かな井戸。

本間・丸尾兄弟戦死の址。
天正２年の戦いで戦死した徳川方の武将だそうです。

天正二年戦死者の碑。
天正２年の戦いでは、武田勝頼が徳川方から高天神城を奪い取りました。

城の西側の二の丸跡。

西の丸址の高天神社。

西の丸から馬場平へ向かう道。

馬場平。

馬場平からさらに先へ抜ける甚五郎抜け道。
天正９年に徳川軍の攻撃により武田方が陥落する際、武田方の横田甚五郎がこの道から抜け出して、甲府に危急を知らせたそうです。

馬場平からは遠州灘が見渡せます。
天正９年に徳川家康が奪還した後、高天神城は棄却され廃城となります。
まさに戦国浪漫の舞台でした！