2012 仙台遠征と東日本大震災の爪痕を見る【その４】石巻の街を歩く（その１）石巻街道沿い

2012/04/21 - 2012/04/22

J1に復帰して2つめのアウェイは仙台でした。
仙台と言えば2011年に発生した東日本大震災の影響を受けた場所。その爪痕は未だに至る所に残っているという話です。物見遊山的に被災地を回るのは気が引けるなぁと思っていたのですが、たまたまTwitterで現地のベガルタ仙台のサポーターの方が、テレビの画面ではない自分の目で被災地を見て，何かを感じ、そしてそれを自分の口で周りの人に伝え、そしてできる事が何かを考えて欲しい、という話があったので、実際に被災地も回ってみる事にしました。

いよいよ石巻の街中を歩いてみました。
3.11、テレビの画面で見たあの光景がまさに目の前に広がっています。テレビの中ではない、現実が広がっています。
カメラを向けるのが憚られるところもありましたができるだけ記録に残してみました。
亡くなった方のご冥福をお祈りするとともに、いち早い復興をお祈りしております。
写真が多いので２回に分けて。今回は駅から石巻街道、そして石ﾉ森萬画館周辺を歩いた記録です。

エリア 石巻(宮城)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 高速・路線バス JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

石巻の駅舎。駅のガラス戸を見ると津波がここまで来たという線が書かれていました。
さすがに駅のあたりだと腰の下くらいだったようです。

駅の建物には「がんばろう！石巻」の文字が描かれていました。

駅から商店街へと向かう歩道。かなりの段差ができています。

沿道にあるサイボウグ００９のキャラクター像は大丈夫だったようです。

ここの角を左に曲がると商店街に入ります。

地震で窓が割れたようです。その時のままで残っている感じでした。
壊れたシャッターも応急措置が施されています。

郵便ポスト。ポストの上にもサイボーグ００９のキャラクター増

こちらの建物もシャッターが壊れていてこのようにベニヤ板が張られていました。

このように寄せ書きも建物の壁に貼られていました。

さらに進んでいくとゴレンジャーの像がありました。

こちらの歴史を感じる建物は旧観慶丸商店。１階部分が壊れてしまっているのか応急措置が行われていますが、建物自体は健在のようです。こういう歴史ある建物は残っていて欲しいですね。

さらに歩いて行くと座頭市の像。

歩道はすでに路面の舗装がダメになってしまったのか、砂利で修復されていました。

やはり地盤が少し沈んでしまった感じです。

この通りにも像がありました。こちらは無事だったようです。

こちらの像も無事でした。このキャラクターはなんのキャラクターでしょう。

さらに進んでいきます。海の方、川の方に近づくにつれて建物の損傷も大きいようです。
こちらの建物はかなり損傷が激しく、そのままになっていました。

アーケードの屋根も崩れかかっていました。
崩れずになんとか残っていました。

アーケードの先にある建物。津波が押し寄せたのか１階部分がきれいになくなっていました。

こちらは川にかかっている橋。
この橋は津波が押し寄せてきたのでしょう、鉄骨などがひん曲がっていました。津波の威力を感じます。

ちょっとアップで。かなり被害が大きい、すごい力が加わっているようです。

川の河口付近にある石ノ森萬画館。津波の影響で建物が破損し、現在は休館になっています。

建物にある駐車禁止の看板。なかなかおもしろいです。

建物の入口はガラスが割れてしまったのでしょう、板で補修されていますが、その板にはここに訪れた人たちのメッセージが書かれていました。

仮面ライダーと言えば藤岡弘、ということで藤岡弘のメッセージもありました。

その近くにある、石巻ハリストス正教会。１８８０年に建てられた建物ですが、倒壊は免れたものの大きな被害を受けて修復中でした。

さらに川に沿って歩いて行きました。だんだんと被害が大きくなっている感じです。

さらに進んでいくとこのように更地も増えてきます。
被害を受けた建物がすでに撤去されているようです。

このあたりは壊れた建物と壊れずに残った建物とが共存していました。その差はなんだったのでしょうか。

道路もかなり凸凹になって破損していました。

こちらの建物は以前はスナックだったのでしょうか。しかし、かなり被害を受けているようです。