2012 仙台遠征と東日本大震災の爪痕を見る【その６】一部不通の仙石線で松島まで

2012/04/21 - 2012/04/22

J1に復帰して2つめのアウェイは仙台でした。
仙台と言えば2011年に発生した東日本大震災の影響を受けた場所。その爪痕は未だに至る所に残っているという話です。物見遊山的に被災地を回るのは気が引けるなぁと思っていたのですが、たまたまTwitterで現地のベガルタ仙台のサポーターの方が、テレビの画面ではない自分の目で被災地を見て，何かを感じ、そしてそれを自分の口で周りの人に伝え、そしてできる事が何かを考えて欲しい、という話があったので、実際に被災地も回ってみる事にしました。

続いては石巻から仙石線に乗って松島へと向かいました。
途中、東日本大震災の津波の被害で不通になっている区間もありバス代行での移動となりました。この時点では石巻〜矢本間が列車、矢本〜松島海岸間がバス代行になっていました。バスは仙石線の不通になっている駅を経由しましたが、そこで目にしたのは破壊された駅舎などでした。

エリア 松島・奥松島(宮城)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 高速・路線バス JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

石巻駅から仙石線に乗車します。本来、仙石線は電車ですが、津波の被害のため、ディーゼルカーでの運転になります。
この時点では矢本まで運転されていました。

矢本駅に到着しました。ここで、列車を降ります。
駅舎にはこのようにでかでかと代行バスへの乗り場の案内が。

矢本駅 駅

こんな機会じゃないとなかなか降りない、矢本駅の駅舎をパチリ井。

矢本駅 駅

ここからは代行バスに乗車します。２台止まっていて乗り切れない，と言うことはなさそうでした。

出発して仙石線の高架をくぐります。このあたりはまだ大きな被害がなかったようです。

だんだんとバスの車窓には地震の被害の様子を見て取ることができました。

これは地滑りの後でしょうか・・・。

だんだんと被害の様子が・・・手前に花が捧げられていました。
こういう献花が石巻でもけっこう見受けられました。

仙石線の線路。踏切が完全に倒れてしまっていました。

このあたりは線路にもかなりのダメージを受けているようです。

野蒜駅の駅前まで来ました。駅前の商店もかなりダメージを受けているようです。確か津波が押し寄せた地域だったと記憶しています。

野蒜駅 駅

野蒜駅です。駅舎は1階部分は破壊されていますが、大きな損傷はないようにも見えました。

野蒜駅 駅

野蒜駅のホーム。架線の電柱が曲がってしまっています。

野蒜駅 駅

道路沿いにある住宅。窓が破損しているようです。

奧の住宅は形をとどめています。手前側は更地になっていますが、かつては建物があったのでしょうか？

これは元コンビニか携帯ショップでしょうか。建物の外観だけ残っていました。

仙石線の線路をまたぎます。ふと線路を見ると、土砂で線路が埋まっていました。

海の方はこんな感じ、すっかり更地になってしまいました。

松島の海岸沿いの道にさしかかりました。このあたりは大きな被害もなく通常通りの生活がされていました。

松島海岸駅に到着しました。ここから再び、仙石線に乗車、ここからは電車になります。

松島海岸駅 駅

電車の出発まで時間が結構あったので、松島のメイン通りまで。小腹が空いたので牡蠣入りのカレーパンを買いました。この9割というキャッチフレーズ、1割はどういう感想だったのか気になります。

カレーパン。ちゃんと牡蠣が入っているのが嬉しいカレーパンです。

松島海岸駅のホームに上がります。松島の駅前を一望。このあたりは、本当に震災の影響はほとんど見られませんでした。

松島海岸駅 駅

そろそろ列車が入って来るようです。ここから仙台に向かい、そこから東京へと戻ることにします。