2011/08/04 - 2011/08/05
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たびたびさん
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下北半島から、青森・仙台への旅。恐山、仏が浦のインパクトある観光地に、ねぶたや七夕に花火大会のイベントも織り込んで、ずいぶんと充実の三日間。魂が揺さぶられるような感動の連続でした。
さて、一日目の下北半島は、恐山とねぶたに花火。あの世に思いをはせる夢うつつの世界から、現実世界のスカッと爽快感ある熱い祭りへ。それぞれに印象的な、ある意味では真反対の性格のものなのですが、それはまったく違和感なく一つになっている。生きるも死ぬも紙一重。下北半島で育まれたたくましい人間観のようなものを感じました。
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新幹線で八戸到着。下北半島は遠いので、夜のうちに出きるだけ近くまで行って、前泊します。
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予約していた水明温泉旅館は、上北駅から歩いて30分。駅に着いたのは夜9時だったので、不安でしたが、途中の道は、田舎なのにスナックがポツポツ点在して、ちょっとした夜の社交場といった雰囲気。明かりがあるので、私は助かったのですが、やはり、一般にはタクシーの利用になるでしょう。到着して、さっそくに風呂へ。基本は透明なようですが、少しどろんとした感じ。熱い湯で、すぐに、肌がツルツルするのが分かりました。部屋も必要最低限の機能ですが、スペースも十分。申し分ありませんでした。
なお、翌朝、小川原湖を観光したいと話したら、ご主人が、朝食の準備をするまでの早い時間だったらいいよと、小川原公園まで車で送ってくれることになりました。 -
朝、起きて、やっとこんな宿に泊まっていたんだなあと気づきます。
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宿のおじさんが車で送ってくれた小川原湖。まだ朝もやの中です。
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この像は、玉世・勝代の伝説にちなむもの。小川原湖と隣りの大沼湖の主になったという二人の姫は、行方の知れなくなった父を捜して、都からはるばるこの最果ての地まで訪ねてきたといいます。
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イチオシ
ただの伝説ではなく、何かの事実に基づいているようでもあります。都から、下北半島。かつては、決死の旅だったことでしょう。
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こちらも玉世・勝代の伝説絡み。キャンプ場のゲートになってます。
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さて、駅までは歩いて向かいます。ちょっと距離がありますね。
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途中の道の駅。
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上北駅ではさらに待ち合わせの時間があったので。
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朝6時からやっている温泉で時間つぶし。
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さっぱりと気持ちのいいお湯です。
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上北駅からへのじ駅に到着。
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駅前の常夜灯。ここはかつては港町だったようです。
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この駅から、下北半島へ。車窓は緑の間に、時々海が見えてきます。
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下北駅に到着。恐山へのバスもここから出発です。
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終着駅は大湊駅なのですが、むつ観光の玄関はこちら。
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駅前から、さっそくバスで恐山に向かいます。
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恐山への途中の冷え水。1杯飲むと10年寿命が延びるというありがたい清水です。路線バスなのに、ここで一時停止してくれます。しばし、休憩。
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30分くらいで恐山に到着。しかし、手前の宇曽利湖の景色が気になって、少し歩いて戻ります。
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ここが、歩いて戻った恐山のひとつ前のバス停「極楽橋」。
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イチオシ
この橋で、三途の川を渡るという設定です。なお、むこうが宇曽利湖(うぞりこ)。強酸性の水で、なんとも怪しい美しさです。
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傍らには、三途の川を渡る死人から銭をとり、銭がないと服をはぐという鬼婆です。
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昔は桟橋でもあったのでしょうか。
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橋げたが少し残って、これも怪しい雰囲気です。
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極楽橋から山門へ。
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霊場恐山の山門前に並んだ六体のお地蔵さまです。
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少し不安も入り混じって、
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イチオシ
門を入ったところ。さてどんな展開になるのでしょうか。緊張感が高まります。
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これはけっこう殺風景というかシンプルな造りですね。
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境内にある温泉場。
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中はこんな具合。こちらもお湯の青さがきれいです。
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さらに、順路に従い、本堂脇から地獄のエリアに。
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ところどころで、シューシューと硫黄臭のある水蒸気が噴き出して。
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至る所に、小石を積み上げた小山も。
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長い年月を掛けてできたものでしょう。
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イチオシ
参詣者の思いがこもっています。
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岩場と
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背景の山の緑。
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硫黄が噴出してできた地形であることは分かっても、やっぱりそれ以上の何かを感じてしまいます。
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イチオシ
小石を積んだ陰には小さな地蔵と風車。地獄に仏?
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さらに進んでいくと、
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さっきの宇曽利湖が見えてきました。
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地獄から、極楽へといった設定でしょう。
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で、これが極楽浜。
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イチオシ
怪しい青には違いありませんが、確かに、地獄のエリアから出ると明るい風景にほっとします。
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イチオシ
真っ白な砂浜で、風車がカラ、カラ、カラ。湖の青さも際立ちます。
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よく見ると、これも小石がしっかり積み上げられています。
どんな思いで、こんなことするんでしょうか。例えば、亡くなった肉親への思いとか。そんな思いを何か形にしたいという素直な気持ちが現れています。 -
さらに進むと
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境内に戻るようです。
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振り返ると、こんな具合です。
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イチオシ
せっかくなので、最後は境内にある温泉へ。自由に入れるのですが、無遠慮に、他の観光客に覗かれたりもします。
ところで、湯は硫黄分が強いので、長湯はできません。目にも入らないように気をつけます。 -
恐山からむつ市内に戻ってきました。これは、まさかりプラザ。改めて、むつの観光情報を仕入れます。
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ちょうどお昼時で、紹介された地元の名物料理「みそ貝焼き」を。
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イチオシ
ここは元祖の店ということ。まずは目で楽しませる料理ですね。
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しかし、貝が浅いので、実際は食べにくい。卵と海草の組み合わせもどうでしょうか。微妙です。
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市街にも温泉が。こちらは無色透明の湯でした。恐山の濃い硫黄を洗い流したような気分です。
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市街から下北駅まで歩きましたが、途中にあったお菓子屋さん。
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あんこの入った揚げまんです。
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下北駅から今夜の宿大湊駅までは電車のはずだったのですが、待ち時間があまりにもあるようで。思い切って、これも歩くことにしました。途中にあった克雪ドーム。
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内部見学をしてみましたが、スポーツ施設としても一流です。
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岸壁に留まっている軍艦。
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遠くにも何隻か、影が見えます。
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ほたてセンター。
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温暖化で、被害を受けたのですが、かなり回復したとのことでした。
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JR大湊駅に近い辺りの史跡です。
斗南藩(となみはん)の上陸の碑。 -
斗南藩は、明治になって再興を許された会津藩のこと。はるばるこの地に渡ってきました。多分、島流しみたいな仕打ちだったのでしょう。不思議な感じです。
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あれ、ねぶたの準備をしています。
これは後で、理由が分かります。 -
やっと、大湊駅に到着。2時間くらい歩いたかも。知っていたら、とても歩かなかったと思います。
ところで、この大湊駅前のモニュメントは恐山の百鬼図。現地では見れるようなところはありませんでしたが、あったんでしょうか・・。気がつきませんでした。 -
今夜の宿は、駅の隣りのホテル「フォルクローロ大湊」。
フロントで聞けば、今日はたまたま、むつ市の花火大会だそうで。かなり歩いて疲れてはいたのですが、それなら行くしかないでしょう。 -
一旦チェックインして、夜まで一時休みます。
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日も暮れたところで、ホテルを出発。
さっきの軍艦もライトアップしていました。 -
会場は、克雪ドームの辺りです。
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さて、会場にはねぶたが何台も並んで、待機中。花火が始まる前の雰囲気を盛り上げます。
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ところで、これらは地元の町内会が作ったもの。
そういう意味ではアマチュアの作品ですが、どれも迫力があって、完成度高いです。 -
実は、私は本番のねぶたを見るのはこれがはじめて。
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どこかの施設で見るのと違って、
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野外だと何か生き生きしていて、
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一つ一つの
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作品に
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息使いまでもが
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感じられるような。
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イチオシ
祭りのもうひとつの主役は花火です。
会場に並んだねぶたの上に、しょっぱなから、ガンガン上がりはじめました。 -
バックの音楽も、AKB48の歌とかのノリノリ系。
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まったく予期せぬ組み合わせもあって、
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これは大興奮。
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大会は復活して6年目だそうですが、
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ねぶたと花火の組み合わせなんて
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もしかしたら、これ以上ない贅沢でしょう。
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見物人は、多分、ほとんど地元の人。もう少し広く有名になってもいいかもしれませんね。
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翌日もあるので、少し早めに帰りましたが、
振り返ってみたら、克雪ドームが花火に照らされて幻想的。あるいは怪獣映画の一シーンのような。この景色もなかなかないでしょう。 -
今度こそ大湊駅に帰ってきました。駅前には、例の百鬼図。
夜は灯が入って、これも一興。明日は、仏が浦に向かいます。
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